マジンカイザー

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マジンカイザー』とは、永井豪の漫画、およびTVアニメ『マジンガーZ』『グレートマジンガー』などをベースとしたOVA作品。ならび作中に登場する架空のスーパーロボットの名称。元はTVゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」からのスピンオフである。

東映動画のマジンガーシリーズとは別の世界観を舞台とした作品である。

解説

1997年に発売されたTVゲームソフト『スーパーロボット大戦F完結編』において、ゲッターロボシリーズでの真ゲッターロボに位置づけられるゲームオリジナルロボットとして初登場した。基本的なデザインは永井豪自身によって提供されており、マジンガーZ・グレートマジンガーを踏襲、発展させたデザインである。なお、最強のマジンガーというアイディアそのものはグレートマジンガーの後番組として企画されていたゴッド・マジンガーがあり、その理念を受け継いだのがマジンカイザーである。

ゲームオリジナルロボットであったが、2001年にOVA版『マジンカイザー』全7巻が、2003年には続編である『マジンカイザー 死闘! 暗黒大将軍』がリリースされた。また、幾つかのテーマソングも作曲されており、過去にマジンガーシリーズの歌を担当した水木一郎が担当。

当初の設定では、ゴッド・マジンガーの設定をベースに、強力なゲッター線を浴びたことでマジンガーZがマジンカイザーに進化したことになっていたが、後に発売された『スーパーロボット大戦α』では設定を変更。マジンガーZよりも以前に開発されたプロト・マジンガーZが自己修復と自己進化でマジンカイザーに生まれ変わったとされた。

「カイザー」とはドイツ語皇帝のことであり、そのために「魔神皇帝」との別名がある。

双葉社刊『スーパーロボット大戦F完結編コミック』に掲載された漫画(ストーリー原案:団龍彦(ダイナミックプロ)、作画:丸山功一)やゲームとは異なる小説『スーパーロボット大戦』ではライバルとして、あまりの邪悪さに兜十蔵博士が封印した禁断のマジンガー「デビルマジンガー」が登場しているが、こちらはOVAシリーズやゲームのスーパーロボット大戦シリーズには未登場。なお、「デビルマジンガー」の名前は『スーパーロボット大戦F完結編』ではマジンカイザー自体の別名として設定されていた。

武装

主武装は以下の通り。

光子力ビーム
マジンガーZのものと同様に目から発射するビームだが、機体の出力の差を反映して威力は段違いで、並みの機械獣相手なら一撃で溶解させてしまう。OVA『マジンカイザー』では、飛行要塞グールを一撃で破壊していた。
冷凍ビーム
マジンガーZのものと同様に耳の位置にある角から発射される。発射する際は角を前へ傾ける。『死闘! 暗黒大将軍』でのみ使用されているが、ミケーネの将軍をも氷漬けにし、一瞬で粉々にする威力を見せた。
ルストトルネード
マジンガーZのルストハリケーンにあたる武器で、口のスリット部分から複数の竜巻を発射する。出力はルストハリケーンよりも段違いに高く、下手をするとカイザー自身が大きく後退、あるいは転倒してしまう程である。
OVA版では戦闘中、ダイアナンAとボスボロットに体を支えてもらった状態で発射していた。さらに『死闘! 暗黒大将軍』では、ミケーネの将軍を消滅させたが、有り余る威力で富士山の山肌をも抉り取った。
ターボスマッシャーパンチ
Zのロケットパンチにあたる武器。側面にある螺旋状の刃を回転させて発射することによって貫通力もさらに増し、威力はグレンダイザーのスクリュークラッシャーパンチをも凌駕する。OVA以前のマジンカイザーでは、腕の刃は収納式になっていた。
カイザーナックル
腕側面の回転機構のみを作動させ、その状態で殴りつける拳撃。威力については、理論上は宇宙合金グレンをも粉砕可能とされる。
ショルダースライサー / カイザーブレード(肩)
グレートマジンガーのマジンガーブレードにあたる武器で、両肩に一本ずつ収納される。超合金ニューZをも容易に切り裂く威力を持つ。
『F完結編』・『α』ではショルダースライサーであったが、『スーパーロボット大戦α外伝』以降名称がカイザーブレードに変更された。
OVAシリーズ1作目では使用されないものの、『死闘! 暗黒大将軍』にて再び使用される。
デザインは、『F完結編』・『α』および『α外伝』・『死闘! 暗黒大将軍』でそれぞれ異なる。
カイザーブレード(胸)
OVAシリーズ1作目にて使用されるカイザーブレード。胸のZマーク部分から出現するカイザーの身の丈ほどもある両刃の剣で、マジンカイザーの真の操縦者の証であるとされる。
スーパーロボット大戦J』以降のゲームでは、胸から出るものをファイナルカイザーブレード、肩から出るものをカイザーブレードと名称を分けることで区別されている。また、そのどちらかを便宜上「カイザーソード」という名称にすることで区別している玩具も存在する。
ファイヤーブラスター
マジンガーZのブレストファイヤーにあたり、威力はブレストファイヤーの数十倍。決め技として多用される。
OVAでは超合金Zすらまともに食らえば溶解する威力で、耐えられる装甲はカイザー自身の超合金ニューZαか、オリジナル・グレートの超合金ニューZの2種類のみらしい。OVA『マジンカイザー』では、当たらなくとも、遠距離からの放射がかすめただけで、機械獣が溶けてしまうだけの威力を持つ。
『α外伝』では放熱板からではなく、胸部中央のZマーク部分から高エネルギーを放出する演出になっている。
ダイナマイトタックル
『F完結編』および『α』の武装として登場。強靭な装甲と馬力の強さを活かし、敵集団へ一直線に体当たり攻撃する。
ギガントミサイル / ギガスミサイル
マジンガーZのミサイルパンチにあたるが、ミサイルのサイズが非常に大きいため、使用する時は腹部から一発のみ発射する。
カイザースクランダー
マジンガーZのジェットスクランダーにあたる飛行ユニット。OVA以前のカイザースクランダーは、グレートマジンガーのスクランブルダッシュのように体内へ収納できた。OVA版のカイザースクランダーは、背面にあるコネクターを介して合体する。
OVA版のカイザースクランダーには使用目的に合わせて最適な形に変形する機構があり、投げつける際にはブーメランのような形状に、飛行時には翼を伸ばすことで飛行性能を上昇させ、カイザーノヴァ使用時には悪魔の羽根を思わせる形状にそれぞれ変形する。耐久力はカイザー本体並みで、『死闘! 暗黒大将軍』では地面に激突しそのまま地中を突破してカイザーと合流、合体するという荒技を見せている。
ジェットブーメラン
カイザースクランダーを切り放し、そのままの形で目標に突撃させる攻撃。TV版グレートマジンガーのグレートブースターに近い攻撃法である。
OVA以前のマジンカイザーが使用。
スクランダーブーメラン
カイザースクランダーを切り放し、ブーメラン状に変形させて振り回したり、目標に投げつける攻撃。
OVAのマジンカイザーが使用。
スクランダーカッター乱舞
マジンガーZのスクランダーカッターにあたる技で、相手とのすれ違いざまに切り裂く攻撃。こちらは『スーパーロボットマガジン』に掲載された、津島直人によるコミカライズ版でスクランダーを装着したマジンカイザーが使用した。その威力は飛行要塞グールの大編隊を一瞬であしゅら機を残して全滅させた。
カイザーノヴァ
丸山功一版コミックが初出。マジンカイザーの最強攻撃とされ、光子力反応炉を最大出力にすることで、全身から莫大なエネルギーを一気に放出する。一説によれば、真ゲッターの必殺技である「ストナーサンシャイン」や近年では「真・シャインスパーク」に匹敵する威力とされる。なお、上記の津島直人によるコミカライズ版最終決戦でも技名の発声こそ無いが同様の技を使用しているが、この際にカイザースクランダーと胸部の装甲が変形している。ゲームでは、『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』より使用可能となった。
なお初出の漫画での名称は「カイザーノバ」であった。

ゲーム

前述の通り、マジンカイザーはゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」内のオリジナルロボットとして初登場した。その登場の理由は作品内のマジンガーZの立場上の問題が大きい。

「スーパーロボット大戦シリーズ」において、マジンガーZはゲーム開始後まもなく登場することが大半であった。そのため、敵の弱い序盤に登場することを前提とした性能になっており、多少の強化が施される場合があっても、終盤に登場する強力な敵に対して運用していくことが難しかった。マジンガーシリーズは、ガンダムシリーズゲッターロボシリーズと並びほとんどの作品内で序盤から登場する顔役であるが、ガンダム・ゲッターロボは後継機の登場により強化がなされるのに対し、マジンガーZは後継機が存在しないため、強化の要素が皆無であった[1]。またゲッターロボGに代わる、第三にして最強のゲッターロボである真ゲッターロボがゲームに登場したこと、さらに最強のマジンガーの位置づけであった『UFOロボ グレンダイザー』が主役声優の富山敬の死去により登場が難しくなった事も重なり[2]、マジンガーチームの戦力は他のシリーズ作品に比べてダウンする一方であった。

これらの状況を解決するため、「マジンガーZの後継機」として生みだされた機体がマジンカイザーである。同シリーズ内においては、真ゲッターロボと並び、究極のスーパーロボットとして扱われることが多い。

『UFOロボ グレンダイザー』とのゲーム内での共演は実現したことがないが、これについて同シリーズのプロデューサーである寺田貴信は偶々であると語っているテンプレート:要出典

『スーパーロボット大戦F完結編』

スーパーロボット大戦F完結編』でのマジンカイザーは、ゲッター線を浴びたマジンガーZが変質した機体と設定されている。結果、マジンガーZはおろかグレートマジンガーの性能すら凌駕する機体へと変化・進化した。

元のマジンガーZが良いというユーザーのために、外見はそのままで基本性能や武器に強化が施された「強化版マジンガーZ」との二択となっており、どちらか一方しか入手することが出来ない。この強化版は基本性能などにおいてマジンカイザーに劣るが、長距離攻撃可能な武器・大車輪ロケットパンチの追加など異なる特性を持っている。

テーマ曲「マジンカイザー」および「マジンカイザーのバラード」が製作されシングルCDも発売されたが、作中で使用されることはなかった。初使用はその後発売された『スーパーロボット大戦α』。

『スーパーロボット大戦α』シリーズ

別名「魔神皇帝」。装甲材は超合金ニューZα。『スーパーロボット大戦α』からの一連のシリーズにおけるマジンカイザーは、マジンガーZのプロトタイプが進化した姿である。あまりにも高性能ゆえに制御が困難であること、起動試験の際に動力である光子力反応炉が暴走した、などの理由と「マジンガーを悪用する者」「人類に仇なす敵」を倒すことを目的とした最強のマジンガーとして、光子力研究所の第7格納庫に封印されていた。この反応炉の暴走事故によって兜剣造は重傷を負い、甲児達の母は死亡している。初回起動時はBF団に盗まれたグレートの設計図を元にDr.ヘルが作り出した量産型グレートの群れが光子力研究所に迫った際、すなわちDr.ヘルが「グレートマジンガーを悪用し、人類に仇なす敵となっている」際であった。

真ゲッターロボと同様に強い自我を持っているような描写もあり、マジンガーZが絶体絶命の危機に瀕した際に、自らの意志で起動した。この事について『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」内で『新世紀エヴァンゲリオン』の冬月コウゾウが「兜十蔵博士がどうやって機械に魂を宿らせたのか」と語っている。『α』で甲児が「おじいさんが呼んでいる」と発言している事から兜十蔵の魂とみられるが詳細は不明。

「魔」「神」「Z」の3モードを搭載。コックピット部分になる小型戦闘機「カイザーパイルダー」とのドッキング(パイルダー・オン)により「Z」モードに移行し、通常戦闘にはこのモードで臨む。「魔」モードは悪のマジンガーの存在を感知した際自動で起動し、カイザーパイルダー無しでも自動操縦で戦うことができるが、最悪の場合、カイザー自身が破壊の権化と化す危険性もはらむ。「神」モードは詳細不明であるが一種のオーバーブースト機能とされており、マジンパワーの一種として扱われている最強必殺技であるカイザーノヴァ発動時もこのモードになる。

『α』ではマジンカイザーと強化版マジンガーZは『F』と同様に二択であったが、シリーズ2作目の『スーパーロボット大戦α外伝』以降では同時使用が可能になった。また『第2次スーパーロボット大戦α』以降、マジンカイザーのデザインはOVA版のものに差し替えられている。その際『α外伝』までは付いていたカイザースクランダーがなくなり空を飛べなくなった。その後『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』でマジンカイザーのパワーアップイベントとしてカイザースクランダーが取り付けられ、その際に最強の必殺技であるカイザーノヴァも解禁される。

αシリーズまでのマジンカイザーは自己修復機能を有していた。

OVA版を原作とする作品

スーパーロボット大戦オリジナルロボットとして誕生したマジンカイザーであるが、OVA版発売以降に発売されたスーパーロボット大戦ではOVA版を原作としてゲームに逆輸入した作品も登場した。詳細な設定はOVA版の項を参照のこと。

スーパーロボット大戦W』では同時期に開発された真ゲッターロボとはお互いにカウンター的存在となっており、どちらかが起動して暴走した場合、もう片方の封印が解けるようになっているが、カイザーは後述のようにマジンガーZが危機に陥ると封印が解けるようになっている。ゲーム中ではカイザーの暴走に呼応して真ゲッターの封印が解けた。

該当する作品は以下の通り(発売順)。

OVA

以下の2作品がバンダイビジュアルにより制作されている。

マジンカイザー

2001年に発表された作品。世界征服を企むDr.ヘル率いる機械獣軍団とマジンカイザーの戦いを描く。全7話、DVD、VHSビデオ共に全7巻。また、2010年9月24日には続編『死闘!暗黒大将軍』とセットになった廉価版DVD-BOX『EMOTION the Best マジンカイザー complete collection』が発売されたが、こちらではレンタル版同様前後編の2枚構成に全7話を収録している(前編は4話まで、後編に残り3話を収録)。

TVシリーズや漫画版とは繋がらない物語であり、『UFOロボ グレンダイザー』はロボット・人物共に登場しない。また、キャストも大半が変更されている。

登場メカ

マジンガーZ
第1話で兜甲児が搭乗。デザインはTV版よりも漫画版に近い。ホバーパイルダーの色は白。ジェットパイルダーおよびジェットスクランダーの登場は無い。作中においては、第1話冒頭で機械獣軍団を率いるあしゅら男爵らによってパイルダーを引き剥がされて無力化したところを捕獲され、Dr.ヘルの手に落ちてしまう。その後のZの経緯はあしゅらマジンガーを参照。
あしゅらマジンガー奪還後に修復されたかは不明だが、『スーパーロボット大戦W』では修復され、再び戦列に復帰したが、暗黒大将軍に破壊された(条件次第ではこの後再び修理される)。スーパーロボットマガジン版では敵の手に落ちた事から敵の罠が仕掛けられている可能性を考慮に入れ、修理と同時に調査の為に封印され最終話エピローグで修理と調査をほぼ終えた姿を見られる。
なお、本作では兜十蔵博士は失踪したらしく存命している為、甲児がいかなる経緯でマジンガーZに乗ったかの説明は無い。
グレートマジンガー(プロトタイプ)
第1、2話に登場。兜十蔵の残した設計図を元に光子力研究所で作られたマジンガーZの後継機。原作とは違い装甲が超合金Z製であり、身長も20.5mと小型。マジンガーZ同様原作寄りのデザインだが、頭部の形状は独特のものになっている。第1話で中破した後は整備・補給が不完全な状態で戦い続けたため、機械獣軍団に対し苦戦が目立った。第2話で負傷した鉄也と共に戦線を離脱し、以後は真のグレートマジンガーに取って代わられた。
グレートブースターはTV版より巨大になり、背面装着式ではなく上に乗って使用する方式に変更になった。
グレートマジンガー(オリジナル)
7話に登場。カイザーの封じられていた格納庫で発見された兜十蔵自らの手で作られた真のグレートマジンガー。装甲は原作と同じく超合金ニューZ製で、機体サイズはマジンカイザーと同等の大きさ(23m程度)になっている。プロトタイプとの外見上の差は手足の色で、プロトタイプは黒いが、オリジナルは原作と同様に青い。
武装はプロトタイプより改良されている模様で、アトミックパンチではなくドリルプレッシャーパンチを用いていた。また、グレートブーメランも使用している。
プロトタイプでは苦戦した機械獣よりさらに強力な妖機械獣軍団を単機で壊滅させる活躍をし、両機の性能の差を見せている。
「スーパーロボット大戦シリーズ」では「グレートマジンガー(真)」と表記される。
マジンカイザー
兜十蔵博士がZやグレートを越えるマジンガーとして建造した究極の魔神。Zが「神にも悪魔にもなれる」と言われていたのに対し、カイザーは「神をも越え、悪魔すら倒せる」と称される。OVA以前のマジンカイザーとは胸部・腕部のデザインとカラーリングが異なっており、以前は青かった手足の色が黒く、間接部は金色になっている。秘密の格納庫に秘匿されており、マジンガーZが絶体絶命のピンチに陥った際、自動でカイザーの元へパイルダーが飛んでいくようになっていた。ただし、その絶大なパワーは、操縦を誤ると暴走し、搭乗者の肉体へもダメージを与えてしまう。Zの扱いに慣れた甲児ですら、初搭乗時は暴走させ、彼自身も気を失ってしまったほどである。
その性能は凄まじく、内蔵された数々の武装の攻撃力は今までのマジンガーの全てを上回る。パワーも単純なパンチで超合金Zを粉砕できる程に強力で、劇中ではあしゅらマジンガーを一蹴し、プロトタイプグレートをも圧倒した。防御面ではあしゅらマジンガーやプロトタイプグレートの攻撃はおろか、溶岩に落とされようとも無傷で耐えられる強度を誇る超合金ニューZαで守られている。相手の攻撃で吹き飛ばされたり、電撃によって内部メカがショートするシーンはあるが、装甲が傷付いたことは無い。カイザーブレードを出す際にマジンカイザーの意思らしきものがコクピット内甲児の目の前に出現している。
単体での飛行能力は無いが、第7話でカイザーの封じられていた格納庫で発見された翼「カイザースクランダー」を装備することで飛行可能になった。ただし、地上戦ではスクランダー・オフで分離してから戦っている。
津島直人による漫画版では地獄王ゴードンを倒した後にカイザーノヴァでDr.ヘルを島ごと葬り、その後パイルダーを分離した後日本海溝に沈んでいる。
あしゅら・マジンガー
第1話でDr.ヘルの手に落ちたマジンガーZを修理すると共に改造したもの。その名の通りあしゅら男爵の乗機となり、光子力研究所を襲撃して整備が終わっていないプロトタイプグレートを痛めつけたが、その場に姿を現したマジンカイザーに一蹴された。なお、搭乗メカであるパイルダーが失われたため、あしゅら男爵の専用車と合体しコントロールするようになっている。破壊された部分の修理は完全ではなく、光子力ビームが1門潰れたままで、装甲にもひびが入ったままになっている。さらにあしゅら男爵の他鉄仮面も乗り込んでいるため、複数人操縦である。
スーパーロボット大戦シリーズでは正気の甲児との戦闘が実現。『スーパーロボット大戦W』では、あしゅらマジンガーになる経緯が若干変更されているほか、Dr.ヘルにより量産されているが装甲・動力炉など、どこまでコピーできているかは不明。甲児曰く「イボイボのマジンガーZ」。前述の『W』では撃破後に回収されて元通りに修理され、再びマジンガーZとして戦線復帰した。
アフロダイA
弓さやかの乗るロボット。TV版とはデザインや配色が異なり、原作版に近い。第2話であしゅら男爵により破壊される。
ビューナスA
破壊されたアフロダイAにかわり弓さやかが搭乗。『グレートマジンガー』に登場した同名の機体とはデザイン、設定共に異なり、原作『マジンガーZ』でのビューナスAに近い設定を採用し、モデルはさやか自身となっている。後、妖機械獣ドラゴΩ1に取り憑かれて暴走、ヘビのような形態に変形。マジンカイザーを発進不能に陥れるも、復活した鉄也と真グレートマジンガーとの対決の末、破壊された。なお、本作にはTV版『マジンガーZ』に登場したダイアナンAは未登場。
『スーパーロボット大戦W』では、憑依・破壊されるものの動力部分は無事で、修理されて戦線に復帰した。
ボスボロット
ボスが光子力研究所の3博士を脅して作らせたロボット。パワーのみであればマジンガーZに匹敵する。相変わらず頭が取れたり、表情が変わったりする。コクピットには畳とちゃぶ台があり、腹の中にカイザーパイルダーを隠せるほどの空間がある。原作やTV版同様のコメディリリーフ的存在だが、ビューナスA暴走時には発進できないカイザーに代わり孤軍奮闘し活躍。頭部を残し多大な損傷を受けたが、『死闘!暗黒大将軍』では完璧に修復されていた。機密性は皆無であり、水中ではコクピットは浸水してしまう。
機械獣・妖機械獣・合体機械獣
ドクターヘルが世界征服の為にバードス島に残されたミケーネの超科学技術を用いて製造した戦闘兵器。
  • TV版『マジンガーZ』で登場した機械獣
    • ガラダK7
    • ダブラスM2
    • ガイアQ5
    • キングダンX10
    • ダンチェル
    • アブドラU6
    • ダイアンN4
    • ゴロンゴS2
    • チグルE7
    • バルカンP5
    • グロッサムX2
    • ストロンガーT4
    • バランガM2
    • ダムダムL2
    • ジンライS1
    • エアロスB2
    • バラスK9
    • ジェノサイダーF9
    • カジモフT7
    • ユーバリンT9
    • ジェノバM9
    • グシオスβIII
    • ドラゴΩ1
    • エレファンスγ3
    • トリプルL5
    • ボルグΥ2
    • パーラスΔ5
  • 劇場版『マジンガーZ対デビルマン』で登場した機械獣
    • マンテスK9
    • トロスD7
  • OVAオリジナル、もしくは漫画版『マジンガーZ』で登場した機械獣
    • あしゅらマジンガー
    • バマラスY1
    • バジンB9
    • ゴーストファイアV9
    • クロコダイバーO1
    • ガラダブラMKO1
    • 地獄王ゴードン
    • ガミアQ
      • あしゅら男爵が兜甲児暗殺の為差し向けた3体の女性型アンドロイド。
  • 漫画版オリジナルの機械獣
    • 機械獣グール
      • 津島直人の漫画版(後述)に登場。飛行要塞グールが変形して機械獣になる。

キャスト

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「FIRE WARS」
歌 - JAM Project featuring 影山ヒロノブ / 作詞 - 影山ヒロノブ / 作曲 - 坂下正俊 / 編曲 - 河野陽吾
エンディングテーマ「TORNADO」
歌 - JAM Project featuring 水木一郎 / 作詞 - 工藤哲雄 / 作・編曲 - 河野陽吾 / ストリングスアレンジ - 須藤賢一
挿入歌「マジンカイザーのテーマ」
歌 - 水木一郎 / 作詞 - 工藤哲雄 / 作曲 - 坂下正俊 / 編曲 - 須藤賢一

各話リスト

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督
1 激闘! ダブルマジンガー むらた雅彦 羽山賢二(キャラクター)
山田起生(メカ)
2 魔神降臨 西森章 雄谷将仁 鈴木藤雄(キャラクター)
田中良(メカ)
3 甲児暗殺指令! 西森章
むらた雅彦
むらた雅彦 羽山賢二(キャラクター)
山田起生(メカ)
4 さやか救出作戦 むらた雅彦 雄谷将仁 鈴木藤雄(キャラクター)
田中良(メカ)
5 危機一髪! 光子力研究所 むらた雅彦 羽山賢二(キャラクター)
山田起生(メカ)
6 兜甲児、マグマに死す! 雄谷将仁
むらた雅彦
雄谷将仁 鈴木藤雄(キャラクター)
田中良(メカ)
7 決戦!! 炎の地獄城! むらた雅彦 羽山賢二(キャラクター)
山田起生(メカ)

マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍

2003年7月25日に発売された作品。地球征服を企む暗黒大将軍、ミケーネ帝国とマジンカイザーの戦いを描く。原作に登場した「マジンガー軍団」も登場する。全1話、DVD、VHSビデオ(レンタルのみ)共に全1巻。

永井豪他作品からのゲストキャラが多く、『電送人バルバー』『バイオレンスジャック』などに出演したリッキーが出演している他、欧州連合軍の隊長は『キューティハニー』の如月博士、欧州連合の操縦士は『あばしり一家』の直次郎とそれぞれ顔のデザインが同じである。また、パリにいた群衆の中に、これまた永井作品の常連である炎天下冷奴、イボ痔小五郎、コヤヤシ少年が混じっている。

登場メカ(死闘!暗黒大将軍)

マジンカイザー
弓教授らにより衛星軌道上の巨大宇宙ステーションでオーバーホールと強化が行われており、宇宙空間の工房で超合金ニューZαを再精錬したことでより完成度が高まっている。この超合金ニューZαの強度は宇宙からの自由落下の衝撃にさえも耐えられる防御力をマジンカイザーに与えていた。他にもコクピットはマジンガーZ同様のものに変更、新兵器として冷凍ビームや両肩のカイザーブレードが装備される。
グレートマジンガー
詳しくは前作の項を参照。原典である『グレートマジンガー』の敵ミケーネ帝国に挑むが、魔魚将軍アンゴラスと大昆虫将軍スカラベスの二体を倒した所で大破し行動不能となる。本作では手足が黒色(EDの最後にマジンカイザーが、同じく大破したビューナスAと本機を担いでいるシーンを見る限り、カイザーより小型であるため、修理したプロトタイプと思われる)。また、初めてネーブルミサイルを使用した。
ビューナスA
前作のものとは別の機体。炎ジュンが搭乗し、デザイン・設定共にTVアニメ版に近いものとなっている。ビューナススクランダーは登場しない。
最後は悪霊将軍ハーディアスの鎌に滅多打ちにされて破壊されるが、操縦席への攻撃時にクィーンスターが抜けたことでジュンは深い傷を負ったものの九死に一生を得る。
『スーパーロボット大戦J』では前作のビューナスAの後継機として登場、『スーパーロボット大戦W』では「ビューナスA(新)」という別の機体として登場した。
ミリオンα
マジンガー軍団のうちの1機で、ローリィ&ロールが搭乗。電磁砲を装備。下半身がなく、常に浮遊している。
甲児達の乗る輸送機の護衛に向かい、万能要塞ミケロスと怪鳥将軍バーダラーを相手にする。操縦席を破壊されるも、直前の悪あがきに自動操縦で特攻、バーダラーを巻き込みつつミケロスごと相打ちとなりローリィとロールは戦死した。
『スーパーロボット大戦W』で「量産型マジンガー総攻撃」という武器が追加され、これまでスパロボに出ていなかったマジンガー軍団がこの武器限定ではあるが姿を見せる。なお量産型マジンガー軍団はスーパーロボットマガジンに連載された前作のコミカライズ版にて、作者の津島直人独自のリファインがされているが登場している(誰一人戦死する事は無かった)。
バイオンβ
マジンガー軍団のうちの1機で、東しゅんが搭乗。ルストハリケーンを装備。エジプトにて戦闘獣と戦っていたが、超人将軍ユリシーザーの原作でも使用した頭部の飾り投げにより首を切断され倒される。コックピットも首に存在したため、東も機体と同時に首を切断されて死亡した。
ダイオンγ
マジンガー軍団のうちの1機で、陸上自衛隊出身の大出政雄が搭乗。ブレストファイヤーを装備。中国、万里の長城付近で戦闘獣と戦っていた。妖爬虫将軍ドレイドゥにより機体を炎でドロドロにされ爆発し、倒された。
ボスボロット
詳しくは前作の項を参照。太い眉毛に風呂敷マントという出で立ちを披露。『スーパーロボット大戦J』『スーパーロボット大戦W』のボスボロットのグラフィックはこの姿に準じている。ゴーゴン大公を鎖でガソリンスタンドに投げ飛ばす、腹部内にカイザーパイルダーを収納し、甲児を迎えに行くなどの活躍を見せる。
また、エンディングにて無敵要塞デモニカの特攻やマジンカイザーのルストトルネードによって抉られた富士山の修復をロボットジュニアと共に行っていた。
ロボットジュニア
兜シローが搭乗するロボット。エンディングにのみ登場している。
暗黒大将軍
ミケーネ帝国の闇の帝王の側近でミケーネ七大将軍たちを従えるミケーネ地上制圧軍団の総指揮官。なお、本作では原典である『グレートマジンガー』での彼と異なり飛行する事は無く、カラーリングも紫であったTV版と異なり黒をメインにしたカラーとなっている。
公式サイトの紹介文には闇の帝王の名前はあるが登場せず『マジンガーZ対暗黒大将軍』と同様に彼がミケーネ帝国の支配者のような扱いを受けている。
マジンカイザーの攻撃をものともせず甲児を圧倒したが、人々の想いに後押しされた甲児の操るマジンカイザーの光子力ビームとカイザーナックルを腹部の顔に受け、膝をついたところを両腕で放ったターボスマッシャーパンチにより頭部を吹き飛ばされる。最後は宙に跳ね飛ばされた自らの剣が腹部の顔に突き刺さり死亡した。
ゴーゴン大公
虎と人間の上半身が合体した怪人。暗黒大将軍から兜甲児暗殺の使命を受け、光子力研究所を襲撃する。本作ではミケーネ帝国にアルゴス長官率いる、諜報軍が存在しないため、マジンガーZ対暗黒大将軍の彼同様に暗黒大将軍に忠誠心を見せる。
核ミサイルにも耐え、なおも甲児を狙うが、ボスボロットの手でガソリンスタンドに投げ込まれ、最期は怒りの甲児に光子銃で撃たれる。
怪鳥将軍バーダラー
鳥類型戦闘獣軍団を率いる指揮官。口からの超音波と翼から発生させる衝撃波が武器(劇中では未使用に終わる)。強気で自信過剰。原作ではまともに戦闘することはなかったが、他の将軍と同じく本作では自ら戦闘を行っている。プロローグで部下たちがミリオンαに全滅させられると、自らミケロスから出撃。ミリオンαを背後から強襲してコクピットを握りつぶし瞬殺したが、最期は辛うじて生き残ったロールの手で起動したミリオンαの特攻による自爆によりミケロスごと爆散する。
猛獣将軍ライガーン
猛獣型戦闘獣軍団の指揮官。ライオンがベースなだけに性格は凶暴。牙から電磁波を発する(劇中では未使用に終わる)。ロシアの空軍基地にて、日本へ帰還中の甲児たちを襲うが、捨て身のもりもり博士の撃った核ミサイルの直撃を受け部下の猛獣型戦闘獣共々死亡した。
魔魚将軍アンゴラス
魚類型戦闘獣軍団の指揮官。アンコウのチョウチンの部分に本体の顔がある。巨大な耳で津波を起こす。スカラベスと共にニューヨークでグレートマジンガーを追い詰めるがグレートタイフーンによって軌道を変えられたグレートブーメランに切り裂かれ、同じくグレートブーメランで大ダメージを受けたスカラベス共々ブレストバーンを受け爆死した。
大昆虫将軍スカラベス
昆虫型戦闘獣軍団の指揮官。先走りの傾向がある猪突猛進な性格。原作と違い、剣は装備しておらず、代わりに、頭部の口から鋼鉄の強度を誇る粘着糸を吐く能力と飛行能力に変更されている。ニューヨークにて、アンゴラスと共にグレートを活動不能にまで追い詰めるものの起死回生のグレートブーメランにより真っ二つにされ、同じくグレートブーメランで大ダメージを受けたアンゴラス共々ブレストバーンを受け爆死した。
悪霊将軍ハーディアス
悪霊型戦闘獣軍団の指揮官。本作では、デザインがかなりアレンジされ、死神を思わせる姿から一変し、文字通り悪霊を彷彿とさせるようなデザインとなっている。また、本体の顔が、原作では胸部だったのが、左手の顔が本体になっている。更に、オカマ口調で話す。さまざまな魔術や妖術を操り、頭から五万度の火の玉を吐き出す(劇中では未使用に終わる)。シドニーにて、ビューナスAと戦うが女性型のせいか目の敵にし、執拗に痛めつけていた。最期は、ドレイドゥ、ユリシーザーと共に光子力研究所を壊滅に追い込むが、マジンカイザーの冷凍ビームにより氷漬けにされ、そのまま粉々に砕け散った。
妖爬虫将軍ドレイドゥ
爬虫類型戦闘獣軍団の指揮官。原作と比べてデザインのアレンジは他の将軍たちより控えめで、細部や鎧などのアレンジが見られる程度で、全体のイメージはほぼ同じである。原作では設定のみで終わった、放射能を含む火炎を使用している。中国にてダイオンγをパイロットの大出ごと撃破し、ユリシーザーやハーディアスと共に光子力研究所を襲撃するも一瞬にして引き連れていた戦闘獣軍団、ユリシーザーとハーディアスまでも全滅させたマジンカイザーに恐怖し逃亡する。カイザースクランダーと合体して追ってくるマジンカイザーを火炎で攻撃するも、真っ向からファイヤーブラスターに撃ち負け、最期はデモニカの特攻に巻き込まれ死亡した。
超人将軍ユリシーザー
人間型戦闘獣軍団の指揮官で、その実力は暗黒大将軍に信頼されている。ハーディアス同様、本作ではデザインがかなりアレンジされており、全身の色が原作では紫だったのが白になっており、永井豪版同様、髪飾り部分が炎上していて、本体の顔の位置も胸部から髪飾り部分に変更されている。尚、原作ではパワーアップしていたとはいえ、マジンガーZに軽くあしわれていたが、本作ではエジプトにて、原作でも使用した頭部飾り投げでバイオンβをパイロットの東ごと瞬殺するなど、強さはTV版を超えている。最期は、ドレイドゥ、ハーディアスと共に光子力研究所を壊滅に追い込むが、起動したマジンカイザーのルストトルネードにより消滅した。
万能要塞ミケロス
怪鳥将軍バーダラーが甲児らの乗った輸送機を襲撃する際に用いた飛行要塞。顔のような部分から鳥類型戦闘獣を出撃させる。ミリオンαがバーダラーごとブリッジに特攻したことで破壊される。OPにも別の機体が登場し、人間型戦闘獣を多数送り込んだ。
無敵要塞デモニカ
暗黒大将軍が乗り込んでいる飛行要塞。原作であるグレートマジンガーの物とは違い、灰色のカラーリングをしている。
ドレイドゥを巻き込んで、マジンカイザーに特攻するが逆に受け止められた上に投げ飛ばされ、スクランダーブーメランで両断される。
戦闘獣
ミケーネ帝国が地上制圧のために派遣した。ほとんどの個体は腹部や額などにもうひとつの顔を持っており、その戦闘力は機械獣を上回る。なお暗黒大将軍や七大将軍らも戦闘獣である。
  • TV版『マジンガーZ』最終話および『グレートマジンガー』で登場した戦闘獣
    • 人間型戦闘獣・グラトニオス
    • 魚類型戦闘獣・ビラニアス
    • 猛獣型戦闘獣・バルバリ
    • 鳥類型戦闘獣・オベリウス
    • 悪霊型戦闘獣・ズガール
    • 昆虫型戦闘獣・ムガリッサ
    • 昆虫型戦闘獣・ラルゴス
    • 悪霊型戦闘獣・サイコベアー
    • 昆虫型戦闘獣・ブルートン
    • 人間型戦闘獣・ギロニアン
    • 人間型戦闘獣・ハーキュリーズ
    • 人間型戦闘獣・ケルビニウス
    • 爬虫類型戦闘獣・イグアナス
    • 猛獣型戦闘獣・グラバール
    • 人間型戦闘獣・マーバラス
    • 人間型戦闘獣・ダンダロス
    • 人間型戦闘獣・ファラボス
    • 人間型戦闘獣・イスカリオス
    • 昆虫型戦闘獣・タラントス
    • 魚類型戦闘獣・ギラギンガ
    • 人間型戦闘獣・ダンザニア
    • 猛獣型戦闘獣・ドルマン
    • 鳥類型戦闘獣・グレーニアス
    • 鳥類型戦闘獣・トルケーン
    • 猛獣型戦闘獣・テオドラス
  • 劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』で登場した戦闘獣
    • 魚類型戦闘獣・スラバ
    • 爬虫類型戦闘獣・ジャラガ
    • 鳥類型戦闘獣・バーディアン
    • 昆虫型戦闘獣・ライゴーン
    • 猛獣型戦闘獣・マモスドン
    • 悪霊型戦闘獣・ダンテ
    • 人間型戦闘獣・バルマン
    • 人間型戦闘獣・アルソス
    • 爬虫類型戦闘獣・グロスデン

キャスト(死闘!暗黒大将軍)

  • 兜甲児:石丸博也
  • 剣鉄也:家中宏
  • 弓さやか:内川藍維
  • 炎ジュン:斎賀みつき
  • ボス:立木文彦
  • ムチャ、せわし博士、猛獣将軍ライガーン:永野広一 ※ED表示ではせわし博士
  • ヌケ、のっそり博士:梅津秀行
  • もりもり博士、悪霊将軍ハーディアス:宇垣秀成 ※ED表示ではもりもり博士
  • 弓教授、魔魚将軍アンゴラス:八奈見乗児 ※ED表示では弓教授
  • ローリィ:平松晶子
  • ロール:菊池志穂
  • 暗黒大将軍:飯塚昭三
  • ゴーゴン大公:長克巳
  • 戦闘獣ダンテ、欧州連合軍隊長:中田和宏 ※ED表示ではダンテ
  • リッキー:唐沢潤
  • 東しゅん、怪鳥将軍バーダラー:中村大樹 ※ED表示では東しゅん
  • 大出政雄、大昆虫将軍スカラベス:三宅健太 ※ED表示では大出政雄
  • 輸送機機長、超人将軍ユリシーザー:坂口候一 ※ED表示では機長
  • 輸送機操縦士、妖爬虫将軍ドレイドゥ:梁田清之※ED表示では操縦士

スタッフ(死闘!暗黒大将軍)

  • 監督・絵コンテ・演出 - むらた雅彦
  • 脚本 - 西園悟
  • マジンガーデザイン - さとうけいいち
  • キャラクターデザイン - 羽山賢二
  • メカデザイン - 山田起生
  • 作画監督 - 羽山賢二、山田起生、戸部敦夫
  • 美術 - 宮前光春
  • 色彩設計 - 笛吹康二
  • 撮影 - 佐藤正人
  • 編集 - 関一彦
  • 音響監督 - 岩浪美和
  • 音楽 - 信田かずお
  • プロデューサー - 徳原八州、水野さつき、南喜長、小林辰与、森本浩二
  • 制作 - 光子力研究所
  • アニメーション制作 - ブレインズ・ベース
  • 製作 - バンダイビジュアル

主題歌(死闘!暗黒大将軍)

オープニングテーマ「The Gate of The Hell」
歌 - JAM Project featuring 福山芳樹 / 作詞 - 影山ヒロノブ / 作・編曲 - 河野陽吾
エンディングテーマ「戦士よ眠れ…」
歌 - JAM Project featuring 福山芳樹 / 作詞 - 影山ヒロノブ / 作曲 - 福山芳樹 / 編曲 - 河野陽吾
挿入歌「魔神見参!!」
歌 - JAM Project featuring 遠藤正明 / 作詞・作曲 - 影山ヒロノブ / 編曲 - 須藤賢一

漫画版

マジンカイザー(丸山功一版)
作画:丸山功一、ストーリー原案:団龍彦双葉社の『スーパーロボット大戦F完結編コミック』に掲載。『グレートマジンガー』のキャラクターは登場せず、漫画版『マジンガーZ』最終回から分岐したパラレルワールドとも取れる内容になっている。マジンカイザーのライバルに当る、悪のマジンガー「デビルマジンガー」に乗ったDr.ヘルが敵として登場する。
マジンカイザー対真ゲッターロボ
二見書房の『不滅のスーパーロボット大全』に掲載された。Moo.念平による漫画作品。作中に登場するゲッターロボシリーズおよびマジンガーシリーズの設定は東映まんがまつり版を継承しており、『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』より後の時期の物語となっている。また主人公も真ゲッターロボのメインパイロット流竜馬では無く兜甲児である。
マジンカイザー 新魔神伝説
2001年9月号『マガジンFRESH』に掲載された永井豪による読みきり作品。MEMORIAL BOOKに掲載のほか双葉社より津島版とのカップリングで単行本も発売。兜十蔵やDr.地獄(ヘル)、あしゅら男爵など新たな解釈が加えられている。また、本作の設定の幾つかはアニメ『真マジンガー 衝撃! Z編』に採用されている。
マジンカイザー(津島直人版)
スーパーロボットマガジン』Vol.5 - Vol.10(2002年4月 - 2003年2月)に掲載された。OVA版を原作としたコミカライズで、作画は津島直人。原作のギャグ色は殆ど描かれず、シリアスな内容になっており、一部展開が異なっている。

ラジオドラマ

ラジオ番組「ラジオ・スーパーロボット魂」(文化放送)内で放送された。『マジンカイザー傳』としてファーストスマイル・エンタテインメントからCD化されている。OVAとは設定が異なる。

主人公の真野晶役を鈴木真仁が勤めているが、これは番組のメインパーソナリティであること以外に彼女の愛称が「マジンちゃん」であることからも来ている。

サブタイトル

  1. 破滅!
  2. 出撃!
  3. 死刑囚24号
  4. カウンセリング
  5. 恋と嘘
  6. 暗殺計画
  7. 戦う理由
  8. 激戦
  9. 運命の再会
  10. 兄のロボット 鋼馬XX
  11. 家族の夢
  12. 優しさの意味
  13. 慟哭

キャスト(ラジオドラマ)

派生作品

マジンカイザーSKL(マジンカイザースカル)
OVA作品。2010年11月から2011年1月にかけて、全3話が全国5つの映画館で順次先行公開された。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:マジンガーシリーズ
  1. 正確には、『第2次スーパーロボット大戦』で兜甲児がマジンガーZからグレートマジンガーに乗り換えるイベントがあったが、批判が大きく、続編『第3次スーパーロボット大戦』内で「前作で俺がグレートに乗ったら文句を言われた」と兜甲児が愚痴るシーンがある
  2. 当時は代役は立てない方針だった