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'''ピサ教会会議'''(ピサきょうかいかいぎ)または'''ピサ公会議'''(ピサこうかいぎ)は、[[ローマ]]・[[アヴィニョン]]の[[教皇]]が並び立つ[[教会大分裂]]という事態収拾のため、[[1409年]]に[[ピサ]]で開かれた[[カトリック教会]]の会議。現在のローマ・カトリック教会の立場としては正式な[[公会議]]ではない。 ローマ・アヴィニョン双方の[[枢機卿]]が招集し、[[グレゴリウス12世 (ローマ教皇)|グレゴリウス12世]]と[[ベネディクトゥス13世 (対立教皇)|ベネディクトゥス13世]]の廃位を決め、全会一致で[[アレクサンデル5世 (対立教皇)|アレクサンデル5世]]の選出を決める。しかし、2人の教皇(会議は欠席)は納得せず、ついに3人の教皇が鼎立する事態になった。この会議自体は失敗に終わったが、以後[[公会議主義]]への流れが強くなり、[[1414年]]からの[[コンスタンツ公会議]]につながっていく。 == 参考 == 1511年、[[ユリウス2世 (ローマ教皇)|ユリウス2世]]の代に、反教皇派であるフランスの枢機卿らがフランス王と[[神聖ローマ皇帝]]の支持のもとに、ピサにおける公会議の開催を宣言したことがある。ユリウスはこれを認めず、翌年教皇が招集する[[第5ラテラン公会議]]を開催している。 {{デフォルトソート:ひさきようかいかいき}} [[category:中世ヨーロッパ]] [[Category:教皇権の歴史]] [[Category:1409年]] [[Category:ピサ]]
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