バヤモの歌
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バヤモの歌(スペイン語:La Bayamesa)とはキューバの国歌。1867年のバヤモ市において、ペドロ・フィゲレード(Pedro Figueredo)がフランスの国歌ラ・マルセイエーズを参考にしながら作詞、作曲した。1868年10月10日に始まる第一次キューバ独立戦争で独立派により歌われ、1869年に独立キューバの国歌とされた。なお、キューバの国旗と同様に、フィデル・カストロが実権を握ったキューバ革命後も変更されず、現在までこの国歌が使用されている。序奏部はアントニオ・ロドリゲス・フェレール(1864-1935)が作曲している。
歌詞
後半は繰り返す。
¡Al combate corred, bayameses,
que la Patria os contempla orgullosa;
no temáis una muerte gloriosa,
que morir por la Patria es vivir!
En cadenas vivir es vivir
En afrenta y oprobio sumido.
Del clarín escuchad el sonido;
¡a las armas, valientes, corred!
日本語訳
戦いへ、急げバヤモの者達よ!
祖国は君達を誇らしげに見つめている
名誉の死を恐れるな
祖国のために死ぬことは生きることなのだから
鎖に縛られ生きることは
屈辱と穢らわしい恥辱の中で生きること
喇叭の響きを聞け
武器を取れ、勇者達よ、走れ!