忍風戦隊ハリケンジャー
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第25作 | 百獣戦隊 ガオレンジャー |
2001年2月 - 2002年2月 |
第26作 | 忍風戦隊 ハリケンジャー |
2002年2月 - 2003年2月 |
第27作 | 爆竜戦隊 アバレンジャー |
2003年2月 - 2004年2月 |
『忍風戦隊ハリケンジャー』(にんぷうせんたいハリケンジャー)は、2002年(平成14年)2月17日から2003年(平成15年)2月9日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に全51話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第26作目に当たる。
キャッチコピーは「人も知らず 世も知らず 影となりて悪を討つ!」[1]。
目次
概要
本作品ではこれまでのシリーズ作品にて多く用いられてきた「-マン」「-レンジャー」というネーミングではなく[注 1]、「-レンジャー」からの派生ネーミングである「-ジャー」が用いられており、2012年発表のネットムービー「スーパーヒーロー大変」内では「ハリー・ポッターと賢者の石」からインスパイアを受けたと言うことが示唆されている。モチーフは『忍者戦隊カクレンジャー』と同じく「忍者」。またメンバー構成は3人となっているが、プロデューサーの日笠淳や脚本家の宮下隼一によれば、従来のような5人戦隊ではなく3人戦隊にすることで、キャラクター1人1人の描写に重点を置くことが狙いと語っている[2]。
本作品の大きな特徴として、装備も組織も互いに独立した複数の戦隊チームが並立し、途中から共闘するという設定が挙げられる。ただし共闘する者たちはあくまでも別チームであり、ハリケンジャーは最後まで3人である。これは、過去作と同じモチーフを用いていても発明を加えることで新しいヒーロー像を描けるようになるだろうという発想から、『カクレンジャー』にはなかった流派という要素を取り入れたものである[3]。また、1話限りの悪役キャラにも愛着を持てるようにという塚田英明サブプロデューサーの意向により、テレビ朝日公式サイトに「怪人プロフィール」が設けられた他、EDの前にも毎回「宇宙忍者ファイル」という、その回の怪人(ゲスト怪人のいない回は、レギュラー幹部のうち一人)をナレーターが紹介するミニコーナーが設置されており、同様のミニコーナーは『炎神戦隊ゴーオンジャー』まで続いた[注 2]。
演出面ではマスクが開いて顔が見えるという設定から、普段から主演の3人は高頻度でスーツを着用していたことも特徴として挙げられる。なお、このマスクが開く設定はメイン監督の渡辺勝也の考案であり、『超新星フラッシュマン』のシャットゴーグルからインスパイアされたものであることをインタビューにて公言しているテンプレート:要出典。この他、スーパー戦隊シリーズとしては初めて巻之三十五よりアバンタイトルが挿入され、また同様に最終話では通常のフォーマットによるオープニングが流れない形となった。さらに番組終了時の提供バックでは次回エピソードの映像を流すようになり、以降の作品においてもこのフォーマットは踏襲されている。
作中に登場するロボットはガシャポンをコンセプトとしており、メダルを入れてレバーをひねると武器の入ったカプセル「カラクリボール」が出てくるという発想を基本としている。バンダイの玩具開発担当は同社内のベンダー事業部との連動も意識しており、武器の中には「ピタットヒトデ」のようにベンダー供給専用として考案されたものもある。カラクリボールは前年の『ガオレンジャー』のパワーアニマルや『仮面ライダー龍騎』のアドベントカードのような成功を収められなかったが、その原因のひとつはカードほど取り回しのよくない成型品であるため、雑誌への付録などが困難であったことが挙げられる[3]。
メカニック描写は前作『ガオレンジャー』で培われたコンピュータグラフィクスを多用する一方で、ミニチュア特撮にも注力している[4]。
2013年4月、番組終了から10周年記念として、Vシネマによる続編『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』の制作が発表された。これを記念して『10 YEAES AFTER』の8月9日リリースを前にニコニコ動画で2013年6月8日から8月3日にかけて、毎週土曜夜10時に5-6話ずつのペースで「ニコニコ生放送」(ニコ生)で無料配信し、8月9日には全51話の一挙配信を行った。ただし、8月3日の配信も一挙配信も最終話のみプレミアム会員だけが見られるというものだった。
備考
従来のシリーズのコピーライト表記は東映とテレビ朝日のみ表記されていたが、本作品より広告代理店である東映エージェンシーもそれに加わる形となった。
長年スポンサーの一社としてソーセージなどを生産、販売していた雪印食品が牛肉偽装事件で解散したことにより、本作品以降はプリマハムが受け継いだ。
2002年度の日本オタク大賞で『『忍風戦隊ハリケンジャー』のウェンディーヌ』が鶴岡法斎賞を受賞している[5]。
あらすじ
戦国時代からの伝統を持ち、各界にOB・OGを大量に送り込んでいる忍者集団・疾風流(はやてりゅう)。ライバルである迅雷流(いかづちりゅう)との対抗戦を控えたある朝、流派の拠点である養成学校・忍風館は「宇宙忍群ジャカンジャ」を名乗る集団の襲撃を受け、学生も校舎も謎の忍法で消されてしまう。館長の日向無限斎は強敵に善戦するが、形勢不利となりハムスターに変身して脱出。娘で各種アイテム開発のプロである「からくり博士」おぼろの下に逃れた。
全滅してしまったかと思われた学生達だったが、朝礼をサボっていた椎名鷹介・野乃七海・尾藤吼太の落ちこぼれ3人組が無事だった。忍風館での3人の大先輩であるおぼろは、ハムスターから戻る呪文を失念し行動に制約が生じてしまった無限斎の意を受けて、彼ら3人に強化スーツを与え、200年間後継者が途絶えている疾風流伝説の忍者「ハリケンジャー」として、ジャカンジャと戦うことを命じた。
だが、生き残ったのは疾風流の3人だけではなかった。迅雷流忍者でありながら、アウトサイダー的立場に置かれていた霞一甲・一鍬の兄弟もまた、ジャカンジャの襲撃から逃れていたのだ。共闘を呼びかける鷹介たちだが、霞兄弟はそれを拒む。亡き父・一鬼が探求し、ジャカンジャも狙っているという「アレ」を追うために。
それぞれの流派の思惑が絡み合う中、地球の忍者と宇宙の忍者たちによる壮絶な戦いの火蓋は切られた。
登場人物
地球忍者
忍風戦隊ハリケンジャー、電光石火ゴウライジャー、天空忍者シュリケンジャーの総称。
忍風戦隊ハリケンジャー
本作品の主人公たち。「忍風館」第507期生である疾風流の忍者。登場名乗りは、「人も知らず、」 「世も知らず、」「影となりて悪を討つ。」「忍風戦隊ハリケンジャー!」「あ、参〜上〜!」。敵を倒した際の決め台詞は、「せい、バイバイ!」である。
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- 分類:空忍 / 口上:「風が哭き、空が怒る。」 / スーツ特性:タカ
- 19歳で日向無限斎が直々に忍風館へスカウトした。運動神経とスタミナに優れており潜在能力は抜群なのだが、本人はその能力を自覚しておらず、一応リーダーの割には、いささか考えなしで猪突猛進気味。吼太と張り合ったこともあった。
- ジャカンジャによる忍風館消滅後は、人材派遣会社に登録して各所で働きながら戦う。ふたご座[注 3]のB型。
- ハリケンジャーとしての自覚は三人の中で最も強く、「伝説の後継者」として世を忍ぶ仮の姿の時でもハリケンジャイロを常に装着していた。ラーメンが好物。色々なところで「伝説の後継者」という言葉を使っていた。
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- 分類:水忍 / 口上:「水が舞い、波が踊る。」 / スーツ特性:イルカ
- 18歳の勝気でプライドの高く、どこか飄々とした紅一点。やる気はあるが、鷹介同様に考えなしで行動しがちなのでヘマを連発している。
- 忍風館消滅後、ひょんなことから芸能界にスカウトされ、演歌歌手「野乃ナナ」として営業しながらジャカンジャと戦う羽目になってしまう。戦いが終わった後は演歌歌手からアイドル歌手活動をしている。
- 料理の腕前もそれなりにある事が巻之四十六で判明するが、御前様こと覚羅が自分の作ったおせち料理に全く手を着けなかった事(覚羅の項も併せて参照の事)にショックを受け、戦闘を放棄してアジトに様子を見に帰るなど、メンバーの足を引っ張りまくる一幕を見せた。
- その後を描いた『海賊戦隊ゴーカイジャー』及び『10 YEARS AFTER』では女優業に転向している。
- また、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のゴーイエローのようにVシネマ4作品連続登場した訳ではないが、『ハリケンジャーVSガオレンジャー』、『アバレンジャーVSハリケンジャー』、『ボウケンジャーVSスーパー戦隊』、『10 YEARS AFTER』などのゴーイエローと同じVシネマ4作品に登場した。
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- 分類:陸(おか)忍 / 口上:「大地が震え、花が歌う。」 / スーツ特性:ライオン
- 20歳の元訪問介護士。両親を事故で亡くして妹・鳴子と共に養護施設で育った。
- 肉体派である半面、一番年上ということもあり、冷静沈着に他の2人の猪突猛進振りを止めるまとめ役。設定上は鷹介がリーダーということになっているが、実質的には彼がリーダー、というような状態になっており、実際無限斎から一時的にリーダーに任命されたことがある。巻之六と巻之二十九では鷹介と対立するが[注 4]、互いを刺激したことで良いコンビぶりを見せた。無限斎の物まねが得意。忍風館消滅後、訪問介護士の仕事を再開しながらジャカンジャと戦う。
電光石火ゴウライジャー
第7話から正式に登場(変身後の姿は謎の戦士2人として第1話と第5話にも登場しており、後者では台詞もある)。迅雷流きっての手練にして跳ね返り者と言われた霞兄弟。ゴウライジャー自体も「闇に生まれ、闇に生きる、迅雷流伝説の覇者にして、暗黒の忍。」と伝承される存在。その戦闘力はハリケンジャーを遥かに上回り、初登場時にはハリケンジャーを完膚なきまでに叩きのめして圧勝している。当初はアレのためにジャカンジャと手を組んでいたが、利用されていたこととアレを手に入れるためには兄弟が争わなければならないことに気づき離脱。ハリケンジャーと手を組んだ。一見は頼りない面もある。巻之五十で消息不明になったが、最終巻で復活した。
一時は暗黒七本槍のメンバーであると思われていた時期もあり、他の七本槍と同格の悪の幹部扱いでOP映像に登場していたこともある。一戦隊が丸ごと敵の幹部として迎え入れられたのはスーパー戦隊シリーズ初である。
企画時の仮題は「カゲレンジャー」で新番組予告記事ではこの名称で紹介された。
スーパー戦隊シリーズ初のライバルチーム。男性のみで構成されたスーパー戦隊は『太陽戦隊サンバルカン』以来である。「兄弟による2番目の戦隊」という設定は『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンウイングス / 須塔兄妹にも受け継がれた。
名乗りの際の決め口上は「影に向かいて影を斬り、光に向かいて光を斬る。電光石火ゴウライジャー、見参!」
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- 分類:角忍 / 異名:「深紅の稲妻」 / スーツ特性:カブトムシ
- 霞兄弟の兄である24歳。臙脂色の忍者に変身する。弟の一鍬からは「兄者」と呼ばれている。やや気障で傲岸不遜ではあるが、弟や仲間には優しさも見せる。パワーファイター。普段は工事現場でアルバイトをしており、たまたま派遣でやってきた鷹介と一緒に働いたこともあった。ジャカンジャ加入の際の経緯から、マンマルバとの間には浅からぬ因縁があり、中盤ではその対立が物語の軸の一つとなった。
- 本編終了後の『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』ではそれまでの黒髪から茶髪に変わっていた。また、爆竜たちに怪我を負わせてしまったことをアスカに詫びると、アスカからは「謝ったりしない」人物と思われていたために驚かれた。
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- 分類:牙忍 / 異名:「蒼天の霹靂」 / スーツ特性:クワガタムシ
- 霞兄弟の弟である21歳。紺色の忍者に変身する。迅雷流に誇りを持つ熱い男で、気性が激しいところもあり精神面には劣る面が見られる。技に優れた技巧派。普段は兄と一緒に工事現場で働いたり、子供たちに剣道を教えたりもしている。チューピッドの矢に当たったことがきっかけで七海に片想いするというエピソードで恋愛にうといところを見せる。バナナが大好物。
- 本編終了後の『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』ではすっかり性格が軽くなり、交際中であり同じ任務についている七海を任務中にデートに誘っていたりした。
天空忍者シュリケンジャー
分類:翼忍 / 口上:「アイ・アム・ニンジャ・オブ・ニンジャ」 / 異名:「緑の光弾」
巻之二十一から登場。スーツカラーはグリーン。「御前様」直属の緑色の忍者で、疾風流・迅雷流双方の忍術を極めている「宇宙統一忍者流」の天空忍者。英語交じりの変な口調でしゃべるが、「ニンジャ・オブ・ニンジャ」の自称通り、その実力は作中最強でハリケンジャー、ゴウライジャーを軽く凌ぐ。また、ここ一番ではプロテクターを脱ぎ捨てマスクの上部を回転(大逆転・フェイスチェンジ)させることで「ファイヤーモード」というパワーアップモードとなり、野球をベースにした攻撃スタイルで戦う。その際、なぜか口調も江戸っ子風に変化する。
特技は変装で、その辺にいた人間に早変わりするなど朝飯前。別名「千の顔を持つ男」。後述の様々な変装態のほか、鷹介・吼太・一甲にも化けたこともある。
劇中最後まで素顔は見せることはなかったが、ハリケンレッド同様に空忍科特有の技も使うことから、無限斎はその正体を、10年前に突如失踪した忍風館・空忍科の「ハリケンジャーに一番近かった男」ではないかと推測しており、おぼろと顔見知りの可能性が示唆されている。第49話で自分の命を代償にしながら天空神に乗り巨大サタラクラと共に自爆。第50話では遺影が飾られている。
『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』では邪忍イーガに苦戦する二大戦隊を助けに現れたが、実は脱出して生きていたのか、一時的に蘇ったのかは触れられていない。
『10 YEAES AFTER』では天界がシュリケンジャーに変身し、戦った。査問官がシノビメダルを所持していた。
6人目の地球忍者であるため、従来の6人目の戦士としてカウントされることが多いが、素顔を明かさないため、キャスト上では番外戦士の扱いを受ける。
関係者
忍風館
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- 疾風流の忍者学校「忍風館」館長。ジャカンジャによる忍風館襲撃の際、ゴールデンハムスターに変身して難を逃れたが、呪文を一字間違えてしまい、劇場版で一時的に人間の姿に戻れた以外は外見はハムスターのまま(なお、この状態でも人語を話せる)。厳格だが心配性のところもある。最終決戦の混乱の最中に正しい呪文を思い出したため、最終回で元の姿に戻ることができた。おぼろからは「お父ちゃん」と呼ばれている。娘おぼろのウェディングドレス姿を見るのが夢、と劇中で語られる。『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではハムスターの姿で獅子走にキスされたことがある。なお、『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』では恐竜やに忍び込んで笑里達からネズミだと勘違いされて、退治されそうになったが、瞬間移動をした後、人間に戻った。
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- 「忍風館」特忍課・第487期卒業生。無限斎の一人娘(年齢は30代の設定)で、鷹介達の20代前の先輩。忍風館始まって以来の天才と言われ、疾風流に伝承されてきた風神エネルギーを用いた各種メカ・アイテムを開発したエンジニアであり、ハリケンジャーの軍師的存在。標準語でしゃべる父と違い、関西弁を話す[注 5]。ちなみにハリケンジャーが登場するVシネマ2作品でのロボのオリジナル武装について、いずれも「まぁ、私はこうなると思うとったよ。スペシャルやしな」と述べている。また、彼女が使うパソコンのコンソール画面はハリケンジャーのエンブレムが分解するCG(レッド→ブルー→イエローの順に変化)になっている[注 6]。キャストクレジットは原則最後である[注 7]。
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- ハリケンジャーたちや日向親子の活動を影からサポートする黒装束と黒頭巾を身に纏った人型ロボットで、金と銀の2体がいる。ハリケンジャーたちとジャカンジャの存在を知ってしまった人々の記憶消去や、おぼろの補助といった雑務等をこなす。歌舞伎などに登場する黒子と同様に会話をすることはないが、人間らしいリアクションを多々見せている。巻之四十六では量産型天空神の操縦も行っている。
ハリケンジャーの関係者
- 田井 章一郎(たい しょういちろう)
- 鷹介の忍風館時代の同級生で、鷹介とは下位争いをしていた。鷹介たちからは第一印象のイメージと名前からとった『タイショー』というあだ名で呼ばれている。忍風館を中退した後は、結婚し焼き鳥屋を経営しており、嫁の尻にかなり敷かれている様子。鷹介がハリケンジャーになったことを知り、危険に巻き込ませないためにハリケンジャーを辞めさせようとした。ちなみに、抜け忍は黒子ロボットによって記憶を消されるはずであるが、彼はそれを殴り飛ばして追っ払ったらしい。そのため忍風館時代の記憶を持ち、迅雷流やゴウライジャーの事も知っている。
- 尾藤 鳴子(びとう めいこ)
- 吼太の妹。吼太と共に生まれ育った養護施設で保育士をしている。第41話にて兄がハリケンジャーであることを知った[注 8]。
- 尾藤 あやめ(びとう あやめ)
- 今は亡き吼太の祖母。サタラクラが過去の中忍を蘇らせる作戦を行った際、その影響で復活。しかも女子高生の姿になって、天国から吼太に会いに来た。自称「あやや」。蚊が刺したくなる体質の持ち主。
- 馳 太(はせ ふとし)
- 七海のマネージャー。
迅雷義塾
- 霞 一鬼(かすみ いっき)
- 霞兄弟の父。迅雷流の規律に従わずに無益な殺戮を行うなど、危険人物と見なされており、過酷な任務ばかり与えられた末に死亡した。「アレ」を出現させる方法の一つが「息子たちに殺し合いをさせること」だと知り、彼らに対し怒りと憎しみばかり教えていたほか、迅雷忍者が使用する情報ナビゲーションツールにその情報を残していた。武器の製作も行っていたが、その製作思想はサタラクラでさえも狂気と言わしめるほどであった。
御前様
- 覚羅(かぐら)
- 疾風流、迅雷流を統べる「宇宙統一忍者流」の領導者。終盤にてその姿を現した。自らの存在を固く秘し、その存在は無限斎ら両流派の高位の忍者と、彼女に従うシュリケンジャーにしか知られていなかったが(無限斎は「御前様」が若い女性の姿であることを知らず、シュリケンジャーの正体も当初は「御前様」と推測していた)、無限斎が口を滑らせたので鷹介らにもその存在が知れ渡り、「アレ」を出現させる手がかりとされる「怒りの矢」を封じたメダルがジャカンジャの手に落ちたことから、ハリケンジャー・ゴウライジャーの前に姿を現す。悲しみに触れると解けてしまう封印で「嘆きの弓」のメダルを自らの体内に封じたため、500年もの長きに渡って孤独に生きてきた。メダルの力があるため、食料による栄養補給を必要としない[注 9]。サンダールにメダルを奪われ息を引き取る。
宇宙忍群ジャカンジャ
宇宙をさすらう邪悪な宇宙忍者の集団。忍者の究極奥義とされる「アレ」を探し求め多くの星を荒らし、500年前に宇宙中にばら撒いた発信機の一つが作動した為、発信源の地球にやって来た。「アレ」を見つけるために謎の流星群のメッセージに従い、地球を腐らせようとする。宇宙船として乗ってきた寄生要塞センティピードを基地にしている。
組織内部で使う書面は『ジャカンジャ文字』と呼ばれ、主だった忍術に使われている(古代ジャカンジャ語という表現もある事からかなりの歴史がある模様)。この文字に関しては小学館刊の『忍風戦隊ハリケンジャー超百科』に一覧が載っている。
- 首領タウ・ザント
- 千の顔と千の手を持つ大ムカデのような姿をしたジャカンジャの首領。センティピードの謁見の間(司令室)の中央に座り、上忍達に指示を出す。見えている部分は本体の一部に過ぎず、謁見の間に収まりきれずにセンティピードに幾重にも巻きつくほど巨大である。優秀な人材に対してはどこの宇宙の生まれでも気にしない豪快さを持つ一方、「アレ」を手に入れるためには部下をも捨て駒にする非情さを持つ。
- 人間を封印した無数の札を、気合で一気に消滅させたり、遠方へ雷撃を発するなどの凄まじい能力を持つ。
- デザインモチーフは節足動物のムカデで[6]テンプレート:Sfn、「センティピード」も日本語に訳せばムカデ(漢字で書くと「百足」)。キャラクターの名前自体も「脚がたくさんある」ことからの連想でドイツ語で1000を表す"Tausend"から来ている。
- タウ・ザント究極体
- タウ・ザントがジャキュームガンのタンクに蓄積された人々の生体エネルギーから怒りや嘆きを抽出・吸収し、巨人化した姿。両腕に備わった鉤爪や、顔面から放つ電撃などを武器とする。怒りと嘆きの弓矢を地球の海に撃ち込み、アレを発生させることに成功したが、直後にサンダールに弱点の眉間を不意打ちされて致命傷を負い、本格的に活発化したアレに吸い込まれてしまう。そして、邪悪なる意志に憑依され、ハリケンジャーの旋風神を追い詰めるが、一瞬の隙を突かれて、ソードスラッシャーで再び眉間を刺されて旋風神を巻き込み、爆死した。
上忍(暗黒七本槍)
タウ・ザントの命令を直接聞く立場にいる、組織内No.2の集団。「○の槍〜」と番号が割り振られているが、明確なリーダーはいない(七本槍最強はサンダール)。また、六・七の槍はタウ・ザント以外面識一切無し。全員が異なる分野のエキスパートであり、作戦内容から来る組み合わせによって多彩な連携を見せる。全員の名の由来は曜日の英語名+モチーフ。
『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』では、チュウズーボとサンダールを除く5人が奪ったガオレンジャーのGフォンを利用して「偽ガオレンジャー」に変身した。
- 一の槍フラビージョ
- キャピキャピした元「宇宙コギャル」。宇宙忍者学校の落ちこぼれだったが、宇宙センター街でタウ・ザントにスカウトされた。当初はウェンディーヌとは仲が悪く、宇宙一のくノ一を決めるために張り合ったこともあったが、チュウズーボの死後は次第に仲良くなっていき、「ウェンディ」・「フラビー」と呼び合うようになる。
- 上忍・中忍の任務達成状況などの報告・査定担当がメインだが、ハリケンジャーによって毎回作戦が失敗するため、「落第!」または「バツ!」と言いながら0点をつけるのがお約束。しかし、敗れたとはいえ見事な最期を遂げたチュウズーボに花丸をつけたこともある。一度は自分が査定され、マイナス300点をつけられてしまったことも。
- 飛行能力を持ち、単体で戦ってもそこそこ強いが、他の七本槍と異なり巨大化しての戦闘描写は無かった。可愛い外見とは裏腹に、やることはかなりえげつない。また、幹部で唯一ハリケンジャーの基地に立ち入ったことがある。
- 槍状の2本の針を武器とし、顔前で掌を開いて放つ衝撃波「ドカン」や、相手の周囲を数字の8を描きながら飛び回り連続で刺す「8の字殺法」という宇宙忍法を駆使する。また、ドライガジェットとダブルガジェットの同時撃ちを跳ね返す力がある「エレガントバリヤー」という防御技も使用する。
- 最終決戦で五重連ビクトリーガジェットによりウェンディーヌと共に絶命したかに思われたが、実はダイノアースに飛ばされており、『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』にウェンディーヌと共にエヴォリアンの幹部として登場している。
- 『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではガオホワイトに変身した。
- 『10yearsafter』でも生存しており、ハチのような小さな姿になってゴウライジャーのシノビメダルを奪ったが、最終決戦では何故かウェンディーヌ共々ほとんど実況に回っており、バット・ゼ・ルンバが倒されるとウェンディーヌ共々何処かへ飛び去っていった。
- デザインモチーフは昆虫の蜂で[6][7]、名前の由来は金曜日=Fridayとハチ=bee。
- 二の槍チュウズーボ
- 大入道のような姿をした宇宙忍者。生物忍者たちを配下に持つ。古文書解読などを行い、自身は知的な力押しの作戦を好む。
- 棍棒を武器とし、巨大な棍棒に攻撃される幻を敵に見せる精神攻撃技「巨大二の槍」や背中のつづらに敵を閉じ込める「箱次元」、両手の指から放つ糸状の光で対象を操る「人操り」などの多彩な宇宙忍法を駆使する。
- ゴウライジャーを利用して「アレ」を手に入れようと目論んだが失敗。その後ハリケンジャーとゴウライジャーに最後の決戦を挑み、命を削る禁断の呪文「闇魔人魂召喚の術」で巨大化を遂げたが初合体を遂げた轟雷旋風神に敗れ去り、七本槍最初の戦死者となる。
- 死後のエピソードである『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』では弟のチュウボウズが登場し、ハリケンジャー・ガオレンジャーと対決している。また、彼の忍術により幻影として登場した。
- デザインモチーフは人間の入道とムカデ[7]テンプレート:Refnest。名前の由来は火曜日=Tuesday。
- 三の槍マンマルバ
- 予言・占いなど、不確かな未来へ対する事柄を視る予言者。語尾に「ら」をつけて話すことが多い。当初はサッカーボールほどの大きさしかない幼体としてセンティピード内に浮かびながら様々な予言を行っていた。後に成体として前線へ出ると同時期に流星群から「アレ」のメッセージを読み取る。ムエタイ選手風の筋肉質的な体格で肉弾戦を好み、バイクの運転技術も高い。更に炎で包んだかつての幼体の姿となって体当たりをしかける「火炎球」という宇宙忍法を放つ。普段は預言者風のローブを着用。幼児期の人懐っこい台詞からクールかつ物騒な物言いに変化したが、時折幼さを垣間見せる。
- 自らの誤った予知により自身がセンティピードへ招き入れ、そしてジャカンジャを裏切ったゴウライジャーに固執していた。一度はハイテンプル星を滅ぼした宇宙サソリを使い、カブトライジャーを死の寸前まで追い詰めたが、結局は失敗に終わった。自身も一度はカブトライジャーに倒されるが、予知により自分のクローンを作っており、後に逆襲を仕掛ける。しかし再び飛来した流星群のメッセージの情報量に耐え切れず、巨大化し醜悪な暴走体となってしまい、天雷旋風神に倒された。
- 『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではガオブラックに変身。
- デザインモチーフは節足動物の蠍(さそり)[6]。名前の由来は月曜日=Monday。
- 四の槍ウェンディーヌ
- フラビージョとコンビである、グラマーで大人の雰囲気を持つ美女。錬金術師であり、四軍団中・三軍団の宇宙忍者の巨大化を受け持つ。
- 戦闘では、細身の剣を武器とし、敵に指鉄砲を向けながら放つ衝撃波「ドキュン」や、念力で剣を浮かばせて敵にぶつける「自在剣」という宇宙忍法を駆使する。ストレスが頂点に達すると巨大化してしまう体質(星一つ滅ぼしたことがある)の持ち主[注 10]で、その際には口から火を吐いたり、地球を揺さぶるほどの足踏みをするなどの凄まじい力を見せた。
- サーガインの死後、彼が創り残していたカラクリ巨人で敵を討とうとするなど、サーガインとは友人としてもかなり親しかったようである。
- 『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではガオブルーに変身。唯一本物と性別が異なるが、スーツは変わっていない。
- 『10yearsafter』でも生存しているが、フラビージョ以上に活躍が少ない。天界のことを気に入っており、去り際に「また10年後にね~。」と語っていた。
- デザインモチーフは蛇[6]。名前の由来は水曜日=Wednesday。
- 五の槍サーガイン
- 全身黒甲冑の武人にして科学者。
- 本来の姿は地球の蟻に類似した極小の生命体であり、普段はメカニックで構成されたクグツの頭部の中にある操縦席で体にチューブをつないだ状態で操縦している。
- 七本槍の中で唯一人宇宙忍者でないが、武人としての戦闘能力が非常に高く、両肩の二本の刀「暗黒二刀流・巌流剣」で敵を切り裂く傍ら、様々なカラクリ巨人を作り出すと共に宇宙各地の自立型ロボットを部下とし、また自身でも配下となる傀儡を造り出す。七本槍の中で彼とフラビージョのみ巨大化していない。
- 生真面目な性格で、犬猿の仲だったにも関わらず、最後の決戦に敗れたチュウズーボには敬意を表し[注 11]、また、暴走体と化したマンマルバを不憫に思うなど、仲間内ではそこそこ情に厚い。それ故、サンダールの本性を組織内でもいち早く見抜いていた。終盤でカラクリメダルの技術を解析し「アレ」の力を一部解放することに成功したものの、最後はサンダールによって「(サーガインの存在が)邪魔だ」と暗殺されてしまう。真っ二つにされた遺体は回収され、ウェンディーヌたちによって一応弔われている。
- 『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではガオイエローに変身。
- 本体のデザインモチーフは昆虫の蟻[6][8]。ただし匂いも含め甘いものは大嫌い。名前の由来は木曜日=Thursday。
- 六の槍サタラクラ
- 巻之二十一より登場。センティピードに常住しない中忍とのパイプ役でもあり、単独で複数の星を腐らせてきた。
- 実力としては申し分ないのだが、ダジャレやいたずらが大好きで、首領を「タザやん」呼ばわりしたり、ふざけているとしか思えない態度や作戦などが多いお調子者[注 12]であるため、タウ・ザントも最初から前線に加えることをなんとなく躊躇っていたが、チュウズーボが倒されたことを受けて、戦力強化のために呼び寄せられる。シュリケンジャーと戦うことが多く、彼のことを嫌っている。
- だがお調子者の側面は陰気かつ冷酷な本質を隠すためのものであった。自分の顔を忌み嫌っており常に仮面をつけているが、終盤で素顔が明らかになる。
- 刺又を武器とし、巨大な自らの頭部に攻撃される幻を敵に見せる精神攻撃技「デビろんぱ」、分身の術「サタやん影分身」などの宇宙忍法で、ハリケンジャーたちを何度も苦しめた。
- タウ・ザントを究極体にするための作戦行動に立候補し、多くの人々から生体エネルギーを吸収したが、タウ・ザントに捨て駒扱いされた挙句、サンダールに仮面ごと斬られ負傷してしまう。怒って巨大化し、ハリケンジャーたちに遅いかかるも、シュリケンジャーが操縦する天空神と組み合い、爆死した。
- デザインモチーフはクジャクと人間の京劇役者[6][8]。名前の由来は土曜日=Saturdayとサクラ。
- 『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではリーダーに当たるガオレッドに変身した。また、キャッチフレーズである「灼熱の獅子!」をダジャレで使われた(「灼熱の4×4=16!」)。
- 七の槍サンダール
- 巻之三十九より登場した、左目に眼帯をかける策士風の幹部。「アレ」についての何らかの情報を元に単独での探索任務に当たっていた。
- 物事を幾手先まで見通し、情況に適応した甘言で人を操ることに長ける。本作品における敵組織内紛の中心人物で表向きにはタウ・ザントに忠誠を誓いつつ、密かに「アレ」を手に入れる機会を伺っていた面従腹背の幹部。口では協力を謳いながら内心では他人を一切信用せず利用することしか考えない冷酷にして冷徹な性格の持ち主で、配下として従えている扇忍獣(せんにんじゅう)以外は部下を一人も持っていない。作戦は緻密で成功率が高く、「怒りの矢」と「嘆きの弓」のメダルを手に入れ、「アレ」の誕生にこぎづける。タウ・ザントの「アレ」を手に入れるためなら自分をも見捨てようとする本意を聞き、土壇場で反旗を翻した。
- 武器は身長の半分以上もある大刀「赫悪彗星刀(シャークすいせいとう)」と手から放つ「鮫手裏剣」。また、普段は閉じた扇を手にしているが、それ自体が武器であり内部には配下の扇忍獣が住み着いている一種の携帯亜空間となっている。更に左拳から高い破壊力の光線も発射する。
- 単独の戦闘能力は七本槍随一。光のロープで相手をまとめて拘束する「自在縄」、隠れた敵を探す「凶ザ目」、巨大鮫の形をしたエネルギー体を利用する「縄頭蓋(ジョーズガイ)」と「地中鮫」[注 13]、巨大化する「巨大身の術」など、数々の強力な宇宙忍法を使いこなす。
- タウ・ザント究極体に不意打ちした後、フラビージョとウェンディーヌと共闘し、ハリケンジャーとゴウライジャーを倒そうとするが返り討ちに遭い、巨大身の術で巨大化。旋風神と轟雷神を圧倒するが、刺し違えることを決意したゴウライジャーによって轟雷神と共にソードスラッシャーで胴体を貫かれて爆死した。
- デザインモチーフは魚類の鮫と武士[6][8]。名前の由来は日曜日=Sunday。
- 持している刀「赦悪彗星刀」の名前は、デザインモチーフの鮫(シャーク)に加え、担当声優の池田が演じたキャラクター「シャア・アズナブル」とそのニックネーム「赤い彗星」からとったもの(「シャア」+「彗星」)。またシャアの台詞をアレンジ、または流用した台詞が多数登場しており、担当声優に池田が選ばれた理由と言われている。
- 終盤から登場したため、『ハリケンジャーVSガオレンジャー』には(撮影時期の関係で)一切登場していない。
中忍
敵怪人として各話に登場する忍者。ありとあらゆる銀河系出身者で構成され、以下の四つの組織に分かれている。
- 宇宙人忍者群団テンプレート:Refnest
- チュウズーボが率いる、様々な星のエリート宇宙人忍者たち。生物モチーフが主で和風の出で立ちに身を包んでおり、名前も最後に漢字が入っている。再生・巨大化の術を書いた巻物の力で巨大化する。
- クグツ忍者群団テンプレート:Refnest
- サーガインが設計・製作したロボット忍者と各宇宙の自立型ロボットまたはロボット生命体で構成。容姿は生物・無機質からそれの混成など多々。ロケットから変形し、巨大ロボット「コピージャイアント」によって巨大化する。
- 仮面忍者群団テンプレート:Refnest
- サタラクラが率いる、仮面をつけた宇宙人忍者。普段はセンティピードの外で暮らし、必要に応じてサタラクラが電話・「サタラクフォン」で呼びつけるアルバイト又はパート感覚。なので普段は別の仕事をしている(香水師や配達員)。総じて(既往分らしい戦隊怪人風に)人体の一部が配されている。名前は「○○・××」で統一されている。体の再生・巨大化をする「デッ仮面」で巨大化。
- 扇忍獣群団テンプレート:Refnest
- サンダールが自ら忍術を教え込んだ宇宙生物による軍団。東洋の空想獣がモチーフ。厳密には忍者ではなく忍獣。名前は「○○ーギ」となっている。元から巨大な体格もあれば、人間と大差ない体格の獣もいる。
下忍
- マゲラッパ
- ジャカンジャの戦闘員。武器はカマのような忍者刀。「ゲラッパゲラッパ、マゲマゲ」と言いながら、ラップのステップを踏んで登場する。本体はマゲであり、服の中にはある虫がたくさん詰まっている。
- デザインモチーフは『忍者キャプター』[8]。テンプレート:要出典範囲
地球忍者の装備・戦力
共通装備・技
- 忍者刀
- 変身前に使用する刀。使用回数は少なかったが、主にマゲラッパとの戦いで使用した。シュリケンジャーは使用していない。
- シノビメダル
- 忍術や奥義など、さまざまな忍者に関する情報を記録したメダル。「闇石」と呼ばれる、嘆きの弓のメダルを基に作られた。
- シノビスーツ
- ハリケンジャーやゴウライジャーが変身ブレスを起動させて装着する忍び装束型強化スーツ。ハリケンジャーのものはハリケンファイバー製、ゴウライジャーのものはゴウライファイバー製で、マシンガンの連射にもビクともしない強度と布のようなしなやかさを持ち、装着した者の身体能力を10〜20倍に引き上げる。ハリケンジャーのものはヘルメットのフェイス部分を展開することも出来る。
- ゴウライジャーのスーツは肩当てと手甲、膝当てが付いている為、ハリケンジャーのものより防御力、性能が1.5倍高く、装着した者の身体能力が15〜30倍までアップする。
- シュリケンジャーのスーツは、どんなに強力な攻撃を受けても変身解除しないほど強靭で、スーツの上にはプロテクターのシュリケンズアーマーを装着している。シュリケンズアーマーは重量があり、シュリケンジャーの背丈位の高さから落とすだけで地面がめり込むほどである。
- 超忍法・消え身の術
- 煙玉を投げて身を隠す。ハリケン、ゴウライ、シュリケン全員共通の技。
- 変わり身の術
- やられたと思わせてスーツを着せたわら人形だけ残す。ハリケン、ゴウライ、シュリケン全員共通の技。
- 抜け身の術
- やられたと思わせてスーツだけ残す。そこから奇襲攻撃を仕掛けることが多い。変わり身の術と基本的に同じだが、こちらの方が使用回数は多い。ハリケン、ゴウライ、シュリケン全員共通の技。
- ニンジャミセン
- 宇宙統一忍者流の楽器で、衝撃波を放つ他、リボルバーマンモスを呼び出すのに使う。当初はシュリケンジャー専用という様な形で出てきたが、ハリケンジャーらも使用することができる。劇中都合1棹だけが確認されている。それぞれの武器(シュリケンズバット、ハヤテ丸、イカヅチ丸)と合体させて使い、ハヤテ丸ガンモードの10倍の威力を誇る銃としても使える他、音色でリボルバーマンモスをコントロールすることができる。シュリケンジャーはシノビメダルをピック代わりに使いエレキギターのような音を発生させるが、ハリケンジャーらが使う時には専用のバチを用い、三味線のような音を出す。1度だけだが6人一斉に弾く事で衝撃波を発する「衝撃波六重奏」、ビクトリーガジェットと同時にガンモードで撃つ最強奥義「天風雷撃波」といった必殺技にも使える。
ハリケンジャー
- ハリケンジャイロ
- ハリケンジャーの3人が左腕に装着している変身ブレス。本来は疾風流忍者の中でも伝説の後継者と認められる程の実力を持つ特に優れた忍者にのみ与えられるものだが、地球に襲来したジャカンジャに対抗するためおぼろから鷹介達3人に託された。「忍風・シノビチェンジ!」の掛け声と共に、セットされている各人に対応したシノビメダルを回転させることで生じた「揺らぎ」の働きにより、おぼろ研究室からシノビスーツが転送・装着され、変身が完了するテンプレート:Sfn。ジャイロ同士やおぼろ研究室との通信機能も備え、ジャイロ手裏剣を飛ばすことも可能。変身後も左腕に残っている。
- ハヤテ丸
- ハリケンジャーが背中に背負った忍者刀。鋭い切れ味を誇る刀剣としてだけでなく、鞘に収めた状態で風神エネルギー弾を発射するライフル状の銃としても使える(ガンモードテンプレート:Refnest)上に、柄には携帯電話の様な通信機が内蔵されている。これでお互いに連絡をとることも出来る。更に携帯と同じダウンロード機能を備え、新しい技が開発されると、そのデータが剣自体に転送される。技自体はダウンロードすれば持つ者が誰でも基本的には使用可能(後述)。
- 忍ロープ
- 各人に対応した配色の鉤縄。敵を捉える際や高所へ登る際に使用する。繊維化チタン製テンプレート:Sfn。
- 超忍法・乱舞三重衝
- ハヤテ丸に「乱」モードをダウンロードして刀身にエネルギーを込め、超高速で連続斬りを繰り出す。本編ではレッドとブルーが使用している。
- 台風 (タイフーン) 斬り
- 「ハー・リー・ケーン」の発声とともに空中で前方回転しながら3人同時に斬りつける。1人でも使用可能。基本の技であるため、怪人が3人の刀を受け止めてしまうことも少なからずあった。本編での技名の発声は無い。
- 超忍法・影の舞
- ハリケンジャー全員で使う合体技。手前に障子が出現し、その裏で影となってそれぞれが様々な攻撃を繰り出す。ゴウライジャーやシュリケンジャーが加わることもある。VS戦隊シリーズでは変身前でも使用している。この技を破ったのはサンダールのみである。基本的に3人で使うが人数が増えると、そのつど「4人影の舞」や「5人影の舞」となることもある。
- 三身一体トリプルハリケーン
- 3人が手を組み合った状態で回転し、猛烈な勢いで風を巻き起こす。
ゴウライジャー
- ゴウライチェンジャー
- ゴウライジャーの変身ブレス。左腕に装着されている。本来は迅雷流忍者の中でも特に優れた忍者にのみ与えられる、迅雷流伝説の覇者の証である。500年前にゴウライジャーの名と共に封印されていたが、密かに改良が重ねられ、迅雷義塾が壊滅した直後に難を逃れた霞兄弟が迅雷の谷の洞窟で発見して手に入れた。「迅雷(じんらい)・シノビチェンジ」の掛け声と共に変身する。それぞれカブトムシ、クワガタ型をしており、変身時にはスイッチを押して翼が開き現れた中のシノビメダルがイオンを吸収し、霞兄弟の身体にシノビスーツを生成・装着させ変身が完了する。チェンジャー同士や、おぼろ研究室との通信機能も備え、さらに結界をこじ開ける能力も持ち、巻之四十五で使用された。作中において「ゴウライチェンジャー」という名は一度も出ておらず、一甲が一度だけ、「チェンジャー」と呼んだのみである。
- イカヅチ丸
- ゴウライジャーが武器として使用している変幻自在棍。背中にさして携行する。両端と中央部に分厚い鉄板も切り裂く程の鋭い切れ味を持つ小型の刃が備わっており、ジョイントの組み換えによって自在に形を変える。通常形態の他、本体を長く伸張させた手槍の手槍モード、十字の雷神エネルギー光弾を放つ十字手裏剣の十字の型、中心部に電磁バリアを張って敵の攻撃を反射する盾の円月の型として使える。
- イカヅチ手裏剣
- 巻之九のみに使用した、迅雷流の紋章がプリントされた手裏剣。
- 鎖
- 巻之三十六の冒頭の特訓シーンのみで使用した、攻撃用のチェーン。
- 迅雷流情報ナビゲーションツールテンプレート:Refnest
- 霞一鬼がゴウライジャーに関する情報と、流星群から解読したアレの発生方法を記録して残したグリップ型情報端末。青い透明の鉱物・『シノビニウム』がエネルギー源。高密度のシノビニウムを取り込むことで、記録された情報を告げる一鬼のホログラフを次々に投影できる。
- 最後は一鍬に投げつけられて壊れた。
シュリケンジャー
- シュリケンボール
- 片手でつかめる程度のボール状をしたシュリケンジャーの変身アイテムにして武器。劇中ではさまざまな変装態から「天空・シノビチェンジ!」の掛け声と共に変身するが、その際は変身前の役者がかつて演じていた各戦隊での変身ポーズをアレンジしたポーズをとる。ただし、バトルケニアとデンジブルーを演じた大葉健二のみそれらではなく、宇宙刑事ギャバンの「蒸着!」のポーズをとっている。藤敏也と和泉宗兵は変身ポーズがなかった。
- 劇中で描写されていないが、シュリケンジャーの千本ノックや分身魔球で放たれる黄色いボールはシュリケンボールから生み出されている。この黄色いボールは、最終決戦時にセンティピードの重力結界を消滅させることにも成功しており、この機能は鷹介がシュリケンジャーから受け取ったシュリケンボールのスイッチを押して発動させた。
- シュリケンズバット
- シュリケンジャーの武器。普段はバット部の鞘から引き抜いた厚さ10cmの鉄板も簡単に切り裂いてしまうほどの切れ味を持ち、鞘の部分のマイクに音声入力して様々な剣技を放つ忍者刀の剣モードとして使用する。また必殺技を放つ際には鞘に収めバットモードとし、無数のボールを打つ。柄の石突部分にはマイクが付けられており、通信機としても使える。
- 冷凍剣
- 鞘の部分のマイクに音声入力して、刀身から冷凍エネルギーを放つ。解凍剣との併用で、ハリケンジャーとゴウライジャーの体内の毒サソリを摘出した。
- プラズマ剣
- 鞘の部分のマイクに音声入力して、刀身からプラズマエネルギーを発生させる。
- ファイヤー剣/火炎剣
- 鞘の部分のマイクに音声入力して、刀身から火炎を放射する。ノーマルのシュリケンジャー時にはファイヤー剣、ファイヤーモード時には火炎剣と呼称する。
ガジェット
ハリケンガジェット
- ドライガン
- ハリケンレッド専用のハリケンガジェット。500度の熱風弾や火炎を発射し、半径20m以内を焼き尽くす。鷹の頭部のイメージをあしらったハンドガンで、モチーフはドライヤー。
- ソニックメガホン
- ハリケンブルー専用のハリケンガジェット。言霊を風神エネルギーで増幅し、「回れ」「地面に潜れ」など、マイクで喋ったとおりに相手(複数でも可)を操ることができる。衝撃波の発射も可能。イルカの尾のイメージをあしらっており、モチーフは(電動)メガホン。
- 2008年10月にCDデビューした長澤奈央ボーカル担当のガールズロックバンド「SONIC MEGAPHONE[9]」は、この武器が名称の由来となっている[注 14]。
- クエイクハンマー
- ハリケンイエロー専用のハリケンガジェット。風神エネルギーを集中させて叩くことで、地割れを起こすほどの一撃を生み出す。目にも止まらぬ速さで叩きつけるクエイクハンマー百連打や、野球の一本足打法の要領で敵を殴りつける超忍法869号といった技がある。ライオンの頭部をあしらっており、モチーフは(両手持ちの)ハンマー。
- 三重連トリプルガジェット
- ハリケンガジェットを連結させた必殺砲。合体の順番によって発射するエネルギーが変化する。
- ドライガジェット
- ドライガン、クエイクハンマー、ソニックメガホンの順に連結させた形態。「ファイヤー」の掛け声でドライガンの銃口から高熱波を発射する。
- ソニックガジェット
- ソニックメガホン、ドライガン、クエイクハンマーの順に連結させた形態。「ロールアップ」の掛け声で強力な超音波で敵をバラバラにする。
- クエイクガジェット
- クエイクハンマー、ソニックメガホン、ドライガンの順に連結させた形態。「ブレイクダウン」の掛け声で重さ100トンの重力弾で敵を押しつぶす。単体での出番は余り多くないものの、ビクトリーガジェットの時にはこの形態でダブルガジェットと連結させることから、意外にも一番多くの出番があることになる。
ゴウライガジェット
- ホーンブレイカー
- カブトムシを模した、カブトライジャー専用の銃型ゴウライガジェット。カブトムシの角の形をしたポインターで敵に狙いを定め、直径1mの鉄骨コンクリートの柱を切り裂くディスク状の光弾を発射する。角の二股に分かれた先端に装備された銃口からパルスビームを連射することも可能。
- スタッグブレイカー
- クワガタムシの顎を模した、クワガライジャー専用のハサミ状ゴウライガジェット。挟んだ相手に10万ボルトの高圧電流を流す。主に手に持って使うが、イカヅチ丸の先端に装着して槍の穂先のように使うこともでき、この形態をイカヅチブレイカーと呼ぶ。
- 二重連ダブルガジェット
- 2つのゴウライガジェットを合体させた、ゴウライジャーの必殺武器。雷神エネルギージェネレーターをフル回転させ、「サンダー」の掛け声で10万ボルトの高電圧エネルギー弾を発射する。
- 迅雷乱れ打ち
- 一甲と一鍬が迅雷太鼓を打ち鳴らし、迅雷印の旗を通じて太鼓に雷エネルギーを蓄積させて放つ。
- 五重連ビクトリーガジェット
- ハリケンジャーのトリプルガジェットとゴウライジャーのダブルガジェットを連結させた形態。「ビクトリー」の掛け声で風神・雷神エネルギーを同時に発射して敵を粉砕する。トリプルガジェットとダブルガジェットの同時撃ちも防ぐフラビージョのエレガントバリヤーを破り、尚且つサーガイン配下の傀儡忍者を倒し、フラビージョとウェンディーヌに攻撃した際は次元が歪んてしまう程[10]の威力である。
忍法
- 空忍法・飛雲雀
- 鷹介が使用する忍術。爆発的な跳躍により底なし沼や地中にめり込んだ状況から脱出する、疾風流空忍固有の忍法。
- 水柱
- 七海が使用する忍術。地面から巨大な水柱を発生させ、それに乗って高いところへ移動する、水忍の基本忍法。変身前でも使える。
- 木の葉返し
- 七海が使用する忍術。木の葉を巻き上げて、敵の目をくらます。
- 陸忍法・カメレオンの術
- 吼太が使用する忍術。保護色の布を利用して、壁等に隠れる。変身前でも使える。
- 疾風流忍法・犬の鼻テンプレート:Refnest
- 吼太が使用する忍術。黒い犬の鼻をつけ、犬並みに嗅覚を強化する。
- 迅雷流忍法・カブトうつし
- 一甲の忍術。念を込めたカブトムシを飲み込み、自分の体内をレントゲンのように調べる。
- 迅雷流忍法・カブト雷撃破
- 空中前転から両足キックを放ち、さらにイカヅチ丸で敵を縦に斬る連続攻撃技で、後にハリケンレッドにも伝授した。マンマルバを一度は倒した他、ウェンディーヌに使用したこともある。
疾風流奥義
- 大空斬り
- シュリケンジャーがレッドに授けた巻物に記されていた奥義。空駆けにより空中より敵に近づき、ハヤテ丸で相手を縦に斬る。
- 大地斬り
- シュリケンジャーがイエローに授けた巻物に記されていた奥義。獅子滑りにより敵に近づき、ハヤテ丸で相手を横に斬る。この技と上記の大空斬は実は1つの技であり、二つの技を合わせると疾風流奥義・大空大地斬になる。
剣技
- 疾風流剣技・疾風斬
- レッドの技。「斬」モードのハヤテ丸に風神エネルギーを込め、振りかざして敵を袈裟斬りにする。
- 疾風流剣技・激流斬
- ブルーの技。「斬」モードのハヤテ丸に風神エネルギーを込め、振りかざして敵を縦に斬る。
- 疾風流剣技・大地斬
- イエローの技。「斬」モードのハヤテ丸に風神エネルギーを込め、振りかざして左上から右下に振り下ろす。
- 迅雷流剣技・雷撃斬
- カブトライジャーの得意技で使用回数が最も多い。イカヅチ丸の先端の刃に雷神エネルギーを充填して、敵を何度も斬り裂く。
- 迅雷流剣技・雷牙一閃
- クワガライジャーの技。イカヅチ丸とスタッグブレイカーに雷神エネルギーを充填して、左右両方向から敵を横に斬る。
- 迅雷流剣技・雷牙一撃
- クワガライジャーの技。イカヅチブレイカーに雷神エネルギーを充填して斜め袈裟に振り下ろす。
- 翼忍剣技・天空斬
- シュリケンジャーの技。空中前転で勢いをつけて、シュリケンズバットで相手を縦一文字に斬る。
超忍法
- 雷撃斬
- レッドの技。迅雷流伝承の剣技を応用した技。ハヤテ丸に「雷」モードをダウンロードして、刀身に雷神エネルギーを込めて敵を何度も斬る。
- 空駆け
- ハリケンレッドが使用する忍術。空中を最高速度時速200kmで駆けながら攻撃する。
- 幻変化
- ハリケンレッドが使用する忍術。物体に変身した自身に攻撃される幻を見せる精神攻撃技。劇中ではハリケン戦闘機、ハリケン戦車に変身した。
- 水流破
- ハリケンブルーが使用する忍術。手から激しい水流を出す。
- 水変化
- ハリケンブルーが使用する忍術。地面を水に変えて、その中に敵を引きずり込む。
- 水面(みなも)走り
- ハリケンブルーが使用する忍術。水上を地上の如くに走り抜ける。
- 舞獅子
- ハリケンイエローが使用する忍術。最大8人に分身する。この状態で敵の周囲を動きながら次々と攻撃する「イエロー八方崩し」という技もある。
- 地雷撃
- ハリケンイエローが使用する忍術。地面にハヤテ丸を突き立て、地走りテンプレート:Refnestを起こす。
- 砂驀進
- ハリケンイエローが使用する忍術。地中を潜り、奇襲攻撃をかける。
- 獅子滑り
- ハリケンイエローが使用する忍術。地面にうつ伏せになった状態で敵に突っ込んでいく。
- 乱れ斬り
- ハリケンイエローが使用する忍術。垂直な壁を横に走りながら何度もハヤテ丸で斬りつける。
- 幻カブト
- カブトライジャーの忍術。巨大化した自分の幻影を作り出し、それで敵を踏み潰して精神的なダメージを与える。変身前でも使える。当時敵対していたハリケンイエローに2回、無限斎から卒業証書を奪うために一回(変身せずに)、アバレンジャーVSハリケンジャーでアバレキラーに、合計4回使用。
- 牙走り
- クワガライジャーの忍術。スタッグブレイカーで敵を挟んだまま、空中を自在に走る。
- 牙稲妻
- クワガライジャーの忍術。頭の牙から雷神エネルギーを発する技で、直接浴びせて攻撃したり、敵を捕縛する。
- 移り身
- クワガライジャーの忍術。敵の攻撃でやられたかのように見せかけて、思わぬところから奇襲攻撃をかける。
- 鬼雷丸
- 霞兄弟の父・霞一鬼の使用していた武器。本編では「刀」と言っていたが、実際は両刃の薙刀である。電撃を溜めて斬りつける迅雷流奥義・鬼雷爆撃破を使用可能。しかしこの技は電撃を放出して敵味方関係なく攻撃してしまうため、「味方斬りの魔剣」と呼ばれて封印されていた。迅雷流の再興にこだわった一鍬の心によって封印が解かれた。
- 秘打千本ノック
- シュリケンズバットでボールを無数に打ちまくる。強化版のミラクル千本ノックも後に登場している。
- 分身魔球
- その名の通り、ボールを分裂させて投げつける。
ハリケンウインガー
風神エネルギーエンジン付きのハンググライダー。最高速度500km/h。データ転送装置により、ベルトのバックル部分から必要な時だけ現れる。武器として小型ミサイルを搭載している。エンディングで毎回ハリケンジャーが操る姿は出てくるが、劇中ではあまり出番は無かった。劇場版では馬に騎乗して現場に駆けつけた。
- レッドウインガー
- ハリケンレッド専用のハリケンウインガー。
- ブルーウインガー
- ハリケンブルー専用のハリケンウインガー。
- イエローウインガー
- ハリケンイエロー専用のハリケンウインガー。
バリサンダー
全長:2.3m / 全高:1.255m / 重量:140kg / 最高速度:750km/h
ゴウライジャーがそれぞれのゴウライチェンジャーのシノビメダルから呼び出すバイク。摩擦で地面に火をおこすほどの高速で走行し、車体前部から雷神エネルギー波を放って攻撃することも可能。あまりに高性能なため、最初はハリケンジャーでも乗りこなせなかったが、特訓の末イエローとブルーは乗りこなすことに成功した[注 15]。
- カブトタイプ
- カブト専用のバリサンダー。巻之三十七では、イエローが運転した。
- クワガタイプ
- クワガ専用のバリサンダー。巻之三十七では、ブルーが運転した。
シノビマシン
ハリケンジャーのシノビマシンはおぼろ博士が新世代のハリケンジャーのために開発していた動物型カラクリメカ。内部の駆動機構にカラクリ技術が応用されており、現代のアクチュエーターよりも効率よく駆動する。構造材には超軽量・超硬質の特殊セラミックを使用。装甲はハリケンファイバー・特殊セラミック・チタン合金の積層型。コクピットには、おぼろ研究所から転送されたシノビメダルを受け取ったり[注 16]、シノビメダルを装填してカラクリボールを実体化させる装置が備わっている。
ゴウライジャーのシノビマシンは迅雷の谷に封印されていた昆虫型カラクリメカで、具体的な設計・製作者は不明[注 17]。雷神エネルギー誘導装置を得て復活した。能力を特化させているため、地上戦では疾風流シノビマシンを凌ぐ戦闘力を発揮する。コクピットにはターゲットスコープを備え、疾風流シノビマシンと同様に、シノビメダルを受け取ったりシノビメダルを装填してカラクリボールを実体化させる装置が備わっている[注 18]。
いずれのシノビマシンも操縦自体はシノビチェンジしていない生身の状態でも行えるが、合体変形の衝撃には生身では耐えられないことが言明されている。
- ハリケンホーク
- 全長:15m / 翼長:22m / 重量:120t / 最高速度:マッハ8
- レッドが乗る空戦用のシノビマシン。タカのような形をしている。普段は旅客機に化けている。翼から烈火弾を放つ。また、特殊可燃ガスを噴射して敵を炎の渦で締め上げるカラクリ忍法・火炎鷹を持つ。旋風神の頭に変形する。
- ハリケンドルフィン
- 全長:32m / 重量:550t / 最高航行速度:200km/h
- ブルーが乗る水中戦用のシノビマシン。イルカのような形をしている。普段は豪華客船に化けている。地上を移動することもでき、飛行能力も持つ。津波のホログラムと共に敵を攻撃するカラクリ忍法・大津波で敵を押し流す。体当たりのドルフィンアタックや、噛み付き攻撃も得意。旋風神の右腕に変形する。
- ハリケンレオン
- 全長:45m / 重量:1250t / 最高速度:300km/h
- イエローが乗る陸戦用のシノビマシン。ライオンのような形をしている。普段は建設中の遊園地のジェットコースターのレールと観覧車に化けている。必殺技はタテガミを回転させて竜巻を起こし、敵に体当たりするカラクリ忍法・連獅子。旋風神の左腕・ボディ・両足・テイルロッドに変形する。
- ゴウライビートル
- 全長:38m / 全幅:22m / 全高:15m / 重量:1010t / 最高速度:270km/h
- カブトが乗る戦車(カブトムシ)型のシノビマシン。角の主砲・轟雷砲と胴体に装備された二門のガトリングガン・ゴウライキャノンによる一斉射撃は小さな山を7、8秒で消滅させる。機体上部には2門のパルスビーム砲も装備。溶岩弾の中に身を隠して敵に突撃するカラクリ忍法・角変化を使う。轟雷神の上半身に変形する。
- ゴウライスタッグ
- 全長:38.6m / 全幅:22.5m / 全高:11.5m / 重量:940t / 最高速度:285km/h
- クワガが乗る大型六輪車(クワガタムシ)型のシノビマシン。先端の牙・ダブルホーンカッターは自分の3倍近い重量の物を持ち上げられる他、ワイヤーで射出も可能で、角からスタッグサンダーテンプレート:Refnestという電撃を発射する事も可能。砂埃にまぎれて敵を攻撃するカラクリ忍法・牙がくれを使う。轟雷神の下半身に変形。ダブルホーンカッターは胸部装甲して接続されるが、スタッグブレイカーと同様に取り外して武器にしたり、プラントアックスと合体させる事ができる。
- リボルバーマンモス
- 全長:150m / 全幅:69m / 全高:85m / 重量:10000t / 最高速度:180km/h / 出力:5600万hp/t
- マンモスを模した超巨大カラクリマシン。その名の通り巨大なリボルバーが備わっており、巨大な敵を踏み潰せるほどの巨体を誇る。リボルバーに多数のカラクリボールを収納し、弾丸のように連続発射させることができる。武器は顔の両側のビーム砲から放つマンモスビーム、前足膝のビーム砲、風速100km以上の突風を噴射する鼻の大型ノズル。
- 巻之五十ではサンダールに破壊され大破したが、『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』では、生きていたシュリケンジャーと共に現れ、窮地に陥っていたアバレンオーを救い、姿を消した。
カラクリ巨人
- 旋風神
- 全高:55m / 重量:1920t / 出力:1000万hp/t
- ハリケンホーク、ハリケンドルフィン、ハリケンレオンが「忍風合体」したカラクリ巨人。
- ハリケンレオンの尻尾が変形した鞭型のテイルロッドを用いることで、左肩のハリケンレオンからは突風のタテガミハリケーン、右腕のハリケンドルフィンからは竜巻状のエネルギーを放つドルフィントルネードを使用することができる。ハリケンレオンの口からは煙幕を吐いたり、胸部の元素固定装置が開いてカラクリボールが飛び出し、そこから出現する各種武器により色々な技を使う。
- 主な必殺技はソードスラッシャーを装備して3人に分身、一斉に敵を切り裂く究極奥義「分身幻斬り」
- 最終回で、タウ・ザント究極体の体に乗り移った邪悪なる意思と共に完全大破したが、Vシネマ『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』では、修復されていた。しかし、ウェンディーヌに悪用された際にはアバレンオーの爆竜電撃ドリルスピンで戦闘不能になってしまった。
- 旋風神ハリアー
- 全高:50m / 重量:1000t / 最高速度:マッハ2 / 出力:750万hp/t
- 「旋風神・ハリーアップ!」の合図で60秒だけ変化できる旋風神の特殊モード。
- パワーは通常より劣るが、運動能力は格段に上昇するため、体が大きな旋風神が倒せないスピード豊かな敵に使用することが多かった。武器は両手に装備した刃のダブルハリアーソードと、胸から放つ破壊ビーム。得意技は、ダブルハリアーソードを円状の刃に変形させ、空中に出現したカタパルトを車輪のように転がって敵に突っ込むホイールクラッシュ、ダブルハリアーソードによる連続斬り疾風円月剣。
- 必殺技は空中から猛スピードで敵に突っ込み、すれ違いざまに2本のダブルハリアーソードで斬りつける「ハリアー弾丸斬り」
- 轟雷神
- 全高:56.5m / 重量:1950t / 出力:800万hp/t
- ゴウライビートル、ゴウライスタッグが「迅雷合体」したカラクリ巨人。
- 旋風神よりパワーは劣るが、装甲と機動力では勝る。両腰にはゴウライキャノン、胸には100万ボルトのエネルギーを込めて敵を切り裂くダブルホーンカッターを装備している。カラクリボール・システムは旋風神と同一。
- 主な必殺技はプラントアックスによる究極奥義「大回転轟斬り」
- ジャカンジャとの決戦時に、巨大化したサンダールと共にソードスラッシャーでボディを貫通し大破してしまった。Vシネマ『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』で修復されたものの、フラビージョに悪用された際にはマックスリューオーの爆竜必殺リューオーバスターを受けて戦闘不能になってしまった。
- 天空神
- 全長:55.5m(シノビマシン形態)、全高:52m(カラクリ巨人形態) / 重量:970t / 最高飛行速度:680km/h(シノビマシン形態) / 最高移動時速:500km/h(カラクリ巨人形態) / 出力:680万hp/t
- シュリケンジャーが搭乗するシノビマシン兼カラクリ巨人。コクピットにシュリケンズバットを差し込んで操縦する。ヘリコプター型のシノビマシン形態から「飛翔変形」の合図でスマートなボディが特徴のカラクリ巨人形態に変形。足のホバーにより空中を自由自在に移動可能であり、旋風神ハリアー以上に身軽。
- 製作者は不明だが、旋風神・轟雷神以上のカラクリ技術で製造されたらしく[11]、カラクリボールは旋風神や轟雷神と異なり、両手に搭載された元素固定装置により出現する。天空神が初登場した巻之二十二においてコクピットに蜘蛛の巣がかかっていた所を見ると開発されてからある程度の年月が経っていると思われる。
- シノビマシン形態時は9連装の天空ランチャー、手裏剣型プロペラで地面を切り裂いて地割れを起こす攻撃のカラクリ忍法天空裂破を使用し、分身の術も使える。カラクリ巨人形態時はプロペラが変形した胸の天空手裏剣と両腕の天空カッター、天空神用テイルロッド(正式名称不明)、カラクリボールのスピンビーとキャッチスパイダーを駆使し、必殺技はスピンビーによる究極奥義「暴れ独楽」
- 巻之四十六では、シュリケンジャーとおぼろによって同型で量産型の天空神が2機造られ、黒子ロボらが操縦しハリケンジャーたちを援護したが、黒子ロボの操縦が下手だったのか2機とも故障し、ハリケンジャーとゴウライジャーをパニックに巻き込んでしまった。
- 巻之四十九で、巨大化したサタラクラに対し、重傷を負ったシュリケンジャーが操縦して捨て身で組み合い、自爆してしまった。
合体式 | 合体形態名 |
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旋風神+轟雷神 +風雷丸-ハリケンドルフィン(頭) |
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旋風神-ハリケンドルフィン +天空神 |
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轟雷神+天空神 |
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旋風神+轟雷神 +風雷丸-ハリケンドルフィン(頭) +リボルバーマンモス |
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旋風神+轟雷神+天空神 +トライコンドル |
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旋風神+轟雷神+ 天空神+トライコンドル +リボルバーマンモス |
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カラクリボール
ハリケンジャーがシノビメダルをセットすることで、旋風神の胸部から射出される球。ゴウライジャーの場合は轟雷神から射出される。尚天空神のみは両手の間からカラクリボールを発生させる。球の中から必殺武器やカラクリ武者「風雷丸」(小型ロボ)のパーツなどが出現する。
「」内はメダルに書かれた文字、()内はメダル所有者と使用カラクリ巨人
- No.1 「鉾」・ソードスラッシャー(ハリケンジャー全員/旋風神、カブト→クワガ/轟雷神)
- 鳥の形をした、旋風神と同時開発されたと思しき剣。タンカーも切り裂く。後にゴウライジャーも轟雷神用のレプリカを開発している。
- 旋風神用は他のカラクリボールと違い、ハリケンジャー全員のハリケンジャイロのメダルで発動させる。また、轟雷神用は他のカラクリボール同様に単一メダルで発動させており、カブトがメダルを所有していたが、後にクワガに譲り渡されている[注 19]。3体に分身、一斉に敵を切り裂く究極奥義「分身幻斬り」が使える。
- No.2 「鎚」・ゴートクラッシャー(イエロー/旋風神)
- 山羊の形をした、槌状の武器。エネルギーを溜め、取っ手を伸ばして振り下ろす究極奥義「疾風豪快落とし」が使える。
- No.3 「甲」・トータスハンマー(ブルー/旋風神)
- 亀の形をした鎖鉄球。エネルギーを溜めて敵に放ち、敵を貫く究極奥義「ロックドバスター」が使える。
- ゴートハンマー(02+03)
- ゴートクラッシャーとトータスハンマーを合体させたけん玉状の武器。鉄球を撃ち飛ばして敵にぶつけるフィニッシュトリック「ゴートハンマーハリケン彗星」が使える。
- No.4 「車」・プラントアックス(カブト/轟雷神)
- 花の形をした、斧と回転鋸を合体させたような武器で、その威力は山も砕く。ダブルホーンカッターを合体させるとアックスカッターになる。刃を回転させながら放つ究極奥義「大回転轟斬り」は、分身幻斬りと同等の威力を持ち、一度は旋風神を大破に、ハリケンジャーを瀕死の重傷にそれぞれ追い込んだ。本来は旋風神用に開発されたが、敵対してた頃のカブトライジャーによって転送の瞬間にメダルを奪われて以後、轟雷神の武器となる。
- No.5 「銃」・ガトリングレオ(イエロー/旋風神)
- 白獅子の形をしたガトリング砲。左手に装備する。2m四方の鉄の塊を一瞬で蒸発させる威力。ガトリング砲を高速回転させてエネルギー弾を毎秒20発発射する究極奥義「大回転獅子爆裂弾」が使える。
- No.6 「錐」・スキッドアタッカー(ブルー/旋風神)
- イカの形をしたドリル。右膝に装着する。大きな山も一瞬で貫通する威力。ドリルを高速回転させながら敵に高速で突っ込んでいく究極奥義「スピンドドリル」が使える。
- ガトリングアタッカー(05+06)
- ガトリングレオとスキッドアタッカーを合体させた電動ドリル状ガトリング砲。ドリルとガトリング砲を連動させて高速回転させ、竜巻と無数のエネルギー弾を放つフィニッシュトリック「ハリケンスパイラル」が使える。
- No.7 「兜」・風雷ヘッド(レッド/旋風神)、No.8 「拳」・風雷ナックル(カブト/轟雷神)
- カラクリ武者・風雷丸(07+08)
- 全高:24m / 重量:250t / 出力:300万hp/t
- 風雷ヘッドと風雷ナックルが合体してできる、自意識を持つカラクリ武者。轟雷旋風神への合体機能を発動させる。
- 「各々方、合体でござる!」との合図の後、合体時の掛け声は、「風吹き荒れて嵐飛び、雲引き裂いて雷走る!風と雷一つとなりて、天下御免の三日月頭!」。合体後もハリケンジャー達にアドバイスする。
- No.9 「服」・カラクリマント(レッド/旋風神)
- 敵の攻撃から身を守ったり、自らの姿を消す事が可能な赤いマント。ただし気配を悟られた場合は効果が無効になる。
- No.10 「廻」・スピンビー(シュリケンジャー/天空神)
- 蜂の形をした独楽。高速回転させて投げつける究極奥義「暴れ独楽」が使える。
- No.11 「突」・カブトスピアー(カブト[注 20]/轟雷神)
- カブトガニの形をした槍。シュリケンジャーが授けたもの。先端から1000万ボルトの光の槍を伸ばして敵を貫き、そのまま空に投げ飛ばして爆破する究極奥義「突貫香車突き」が使える。
- No.12 「糸」・キャッチスパイダー(シュリケンジャー/天空神)
- 蜘蛛の形をした鎖付きの鉤爪。カラクリボールをキャッチする事が可能で、さらにそのままハンマーのように振り回して敵を攻撃することもできる。
- No.13 「印」・カラクリスタンプ(レッド/旋風神)
- カラクリボールにスタンプが付いた物。敵にスタンプを投げ、それが敵に「消印無効」の印を押して力を封じる究極奥義「スタンプ百烈押し」が使える。
- No.14 「着」・ピタットヒトデ(ブルー/旋風神)
- ヒトデの形をした武器。左膝に装着して膝蹴りを放ち、尖らせた頂点のトゲを相手に突き立てる究極奥義「スターライトニードロップ」と、投げつけて途中で分裂させ、敵に張り付かせて電流を流す究極奥義「スターダストクラッカー」が使える。
- No.15 「角」・トライコンドル(角)(シュリケンジャー/天空神)、No.16 「冠」・トライコンドル(胴)(レッド/旋風神)、No.17 「爪」・トライコンドル(翼)(カブト/轟雷神)
- トライコンドル(15+16+17)
- 全長:24m / 重量:550t / 最高速度:マッハ12
- 宇宙伝来のカラクリジェット。2門のレーザー砲と、カッターにもなる尾翼が武器。天雷旋風神への合体を発動させる。カラクリ巨人を瞬間移動させる「カラクリ忍法・消身の術」も使用可能。テレビシリーズのものはおぼろとシュリケンジャーが共同開発したレプリカで、オリジナルは劇場版に登場したアストラム第四惑星で開発されたもの。ライーナ姫の持つペンダントから出現する3つの番号なしカラクリボールから出現する。
ジャカンジャの戦力
巨大化用アイテム
- 再生巨大化の術の巻物
- チュウズーボがサーガインのコピージャイアントに対抗して作り出した巻物。石版に書かれた古代ジャカンジャ呪文を宇宙忍法・呪文写しによって書き写す。ウェンディーヌがそれを忍者バズーカで発射し、倒された中忍に到達すると同時に巻物が展開。 巻物に書かれた呪文が発動する事により対象の生物忍者を再生巨大化させ、更に最大のパワーを発揮する事ができる。
- 時にはチュウズーボがその場で放り投げて使用する場合もある。
- 呪文はジャカンジャの忍文字で「Reborn Again Evolve Huge」と書いてある。
- 宇宙忍法・闇魔人魂召喚の術の巻物
- 度重なる任務の失敗で後がなくなったチュウズーボが自身の名誉と命をかけ、最後の決戦を挑む際に使用した術であり、それを封じ込めた黒い巻物。
- 出陣する際に犬猿の仲でもある筈のサーガインに託し、ハリケンジャーとゴウライジャーに敗れても立ち上がったチュウズーボが呼び掛け、サーガインが忍者バズーカで撃ち出すようにウェンディーヌに差し出した。
- この術は使用者を巨大化させた上に強大な闇の力を与えるが、その代償として寿命を削り減らす為に「禁断の術」でもある。その為、安易に使用出来ないよう鎖による封印がされていた。
- 呪文はジャカンジャの忍文字で「Forbiddon Growing Gigantic」[注 21]と書かれている。
- 『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』でチュウボウズが巨大化する際に放った巻物も外見が似ている。
- コピージャイアント
- サーガイン配下のクグツ忍者を再生巨大化させる巨大ロボット。ウェンディーヌが所有者で、コンパクト型携帯端末によってセンティピードからロケット型の飛行形態で発射され、現地に到着すると同時にロボット形態に変形する。クグツ忍者のデータを読み取り、吸収した破片を反映する事で再生巨大化させる。
- 1回使う度にサーガインはウェンディーヌにお金を払っているらしい。
- デッ仮面
- サタラクラ配下の仮面忍者を巨大化させるその名の通りの巨大な仮面。これをウェンディーヌがハンマー投げの要領で投げ、倒された仮面忍者の細胞を吸収し、仮面に合う大きさに再生巨大化させる。ウェンディーヌ曰く「肩がこる」らしい[注 22]。最小の中忍バンパ・イヤーンは二回に渡り、巨大化した。
カラクリ巨人・扇忍獣
諸元の『ムカデンチ』・『ムカデグラ』はジャカンジャ独自の単位で、地球の度量衡に換算すると1cm≒3ムカデンチ及び1kg≒3ムカデグラとなる。
- カラクリ巨人
- サーガインが建造したジャカンジャ版カラクリ巨人。巨大クグツとも呼ばれる。メガタガメシリーズを筆頭に数機、専用機として造り遺していた。
- メガタガメシリーズ
- タガメをモチーフにしたカラクリ巨人。マークIIIまではサーガイン自らが、セクシーはサーガインの死後、ウェンディーヌがそれぞれ操縦した。
- メガタガメ
- 全高:56m(16800ムカデンチ) / 重量:2000t(6000000ムカデグラ)
- 最初に製作されたカラクリ巨人で、緑色の機体。
- メガタガメ・マークII
- 全高:52m(15600ムカデンチ) / 重量:1050t(3150000ムカデグラ)
- 時間無制限のハリアーモードを搭載した橙色の機体。
- メガタガメ・マークIII
- 全高:55m(16500ムカデンチ) / 重量:1900t(5700000ムカデグラ)
- カラクリボールの調査と解析の為に防御力を徹底重視した群青色の機体。この機体で得たデータによってガインガインが完成した。
- メガタガメ・セクシー
- 全高:53m(15900ムカデンチ) / 重量:1060t(3180000ムカデグラ)
- ウェンディーヌ用に開発された紫色の機体。無制限ハリアーモード搭載により、初めからスリムな外見。
- 本来はメガタガメ・マークIVが正式名なのだが、ウェンディーヌが「名前がダサい」ことを理由に改名した。
- メガタガメ
- ガインガイン
- 全高:57m(17100ムカデンチ) / 重量:2100t(6300000ムカデグラ)
- サーガインのクグツを模して造られたカラクリ巨人。メガタガメ・マークIIIでの解析で得たカラクリボールシステムを搭載し、怒りの矢を武器に「暗黒究極奥義・厳流斬り」でハリケンジャー達を苦しめるが、最終的にリボルバー天雷旋風神によって倒される。この後、サーガインもサンダールに暗殺されてしまった。
- フラビジェンヌロボ
- 全高:50m(15000ムカデンチ)/ 重量:1000t(3000000ムカデグラ)
- フラビージョ専用機としてサーガインが作り遺していたカラクリ巨人。専用と言うだけあって、その外見はフラビージョを模したクグツ忍者・フラビジェンヌの改良・巨大化版である。
- ジャイアントムササビスタル
- 全高:54.5m(16350ムカデンチ)/ 重量:1980t(5940000ムカデグラ)
- ムササビを模したクグツ忍者のムササビスタルの改良版カラクリ巨人。本来はサーガイン専用機としてマークIV、フラビジェンヌロボとの三機で戦う予定だったがサーガインが死んだ為、サタラクラが搭乗した[注 23]。
- 扇忍獣
- サンダールが従える忍獣。普段はサンダールが持つ扇の亜空間に住んでおり、彼の呼びかけで現れる。数は3体と少ないが強大な力を持つ。
- 凶扇獣(きょうせんじゅう)バドーギ
- 身長:58m(17400ムカデンチ) / 体重:1800t (5400000ムカデグラ)
- 最初に登場した扇忍獣。初めから巨大で、炎を吐いて攻撃する。出身星は麒麟座近くの惑星ヒマラガン。モチーフは龍。
- 災扇獣(さいせんじゅう)デザーギ
- 身長:56.5m(16950ムカデンチ) / 体重:1700t(5100000ムカデグラ)
- バドーギが倒された直後に出現し、怒りの矢を奪い取った。バドーギと同じく巨大で、高速飛行を活かした戦法が得意。出身星はクロウガーデン星。カラスがモチーフ。
- 呪扇獣(じゅせんじゅう)マドーギ
- 身長:201cm(603ムカデンチ) / 体重:190kg(570ムカデグラ)
- 3体の中で唯一、人間大の扇忍獣で、偵察行動が得意なくノ一忍獣。相手の影に一体化できる能力を持ち、これで結界を易々と抜け、嘆きの弓の在り処を探り出した。敏捷力が高く格闘も得意。出身星はオセロット星。モチーフは猫。
その他
- 炎の騎馬
- 成体となったマンマルバが乗りこなす専用バイク。バリサンダーを駆使するカブトライジャーと3度ぶつかり合った[注 24]。
- ジャキュームガン
- タウ・ザントが究極体に変貌するのに必要な人間の生体エネルギーを得るため、立候補したサタラクラに持たせたエネルギー吸引装置。魚をモチーフにした本体とチューブで繋がるエネルギータンクで構成される。
- サタラクラはこれを使い、多くの人々から生体エネルギーを吸収したが、ハリケンジャーたちと交戦中にタウ・ザントによって本体を左腕に移植されてしまう。更に止むを得なかったとはいえ、吸収したエネルギーで反撃に使った為にタウ・ザントの怒りを買い、命を受けたサンダールによって、本体とタンクを切り離されてしまった。
設定
地球忍者関連
- 疾風流
- 人知れず、忍風館で伝説の後継者・ハリケンジャーを目指して厳しい修業を続ける忍者集団。風のゆらぎの風神エネルギーを応用した忍術を得意とする。ライバル関係にある忍者集団・迅雷流とは、507年前から毎年御前試合の対抗戦を行っている。その最初の御前試合で勝利を納めたため、疾風流忍者は歴史の表舞台を歩んだと言われている。
- 507回目の迅雷流との御前試合の日だった巻之一で、朝礼の最中に襲来した宇宙忍群ジャカンジャの中忍・ケッカイ坊とタウ・ザントによって多くの疾風流忍者が封印され、消されてしまった。
- 忍風館
- 疾風流忍者の養成学校。和風の城型の校舎で、忍びの谷の奥地に存在し、疾風流忍者を育成していた。館長は日向無限斎。鷹介所属の空忍科、七海所属の水忍科、吼太所属の陸忍科の他にも、黒い忍びジャケットの火忍科、灰色の忍びジャケットの草忍科、おぼろがかつて所属していた特忍科等の学科が存在する。
- 谷全体は結界で覆われていたが、巻之一でジャカンジャの攻撃を受けて結界を破られた後、多くの疾風流忍者とともに消滅してしまった。
- 忍風館校歌も存在し、巻之二十七のラストで鷹介達ハリケンジャーの3人と、忍風館を中退した田井章一郎らが歌っていた。
- 疾風流忍術研究室
- おぼろが室長を務める研究所で、通称『おぼろ研究所』。忍びの谷の洞窟内にあるといわれている。おぼろはこの研究所でハリケンジャーに関する武器や忍術、シノビマシンなどを開発する。ジャカンジャが襲来し、忍風館が消滅した後にハリケンジャー達の活動拠点となった。おぼろがここで使用しているパソコンには、具体的な原理は不明だが疾風流忍者をこの研究所へ緊急避難させるテレポート機能も備わっている(巻之一)。後に仲間となった霞兄弟やシュリケンジャー、覚羅も出入りするようになる。最終巻ではここで鷹介達5人の合同卒業式も行われた。
- 迅雷流
- 人知れず、迅雷義塾で厳しい修業を続ける忍者集団。空気中のイオンによる雷神エネルギーと、雷を応用した忍術を得意とする。疾風流忍者とは実力が互角で、507年前からの恒例行事である御前試合の対抗戦では、253勝253敗という成績を残しているが、最初の御前試合に負けたため、彼らは歴史の裏舞台を歩むこととなった。
- 疾風流とは時に対立しながら、時には協力しながら互いの流派を発展させていったが、伝説の覇者・ゴウライジャーの強大な力に恐れをなし、500年もの間封印してきた。
- また巻之九での一鍬の話によると、自分達霞兄弟が現れてから迅雷流忍者は、霞兄弟の天才的な力に心を奪われ、すさんでいったという。
- 疾風流と同様に、霞兄弟以外の迅雷流忍者がジャカンジャのケッカイ坊たちによって封印され、消滅してしまった。
- 迅雷義塾
- 迅雷流忍者の養成学校。忍風館同様に和風の城型の校舎で、迅雷の谷の奥深くに存在していた。劇中で確認できた学科は一甲所属の角忍科、一鍬所属の牙忍科のみである。
- 忍風館と同様にジャカンジャの襲撃によって消滅してしまった。
寄生要塞センティピード
ジャカンジャが本拠地としている移動要塞。外周に巻き付く巨大な百足はタウ・ザントの身体の一部であり、寺院のような建造物も複数散見される。ジャカンジャはこの要塞を宇宙船として使用し、アレを求めて数多くの星々を渡り歩いていた。地球の海底に根を下ろしてから、重力結界を張った為、長い間その所在は発見されなかった。内部には、タウ・ザントと部下達の謁見の間の他、サーガインのカラクリ巨人製造工場、道具の保管庫などが劇中で確認できる。また、ジャカンジャと手を組んでいた頃のゴウライジャーは、タウ・ザントから与えられた飛行球体に乗り込んでここに出入りしていたが、巻之十九においてこの球体はチュウズーボの攻撃で破壊された。終盤でサンダールが持ち帰ったジャーキュムガンのタンクに取り付けられた発信機によって場所を特定され、ハリケンジャーとゴウライジャーに乗り込まれるが、タウ・ザントの究極体への変貌と同時に崩壊した。
アレ
ジャカンジャが探し求めてきた、本作品の重要な存在である忍者の最終究極奥義。ジャカンジャ内部では既に周知の事実であった為、「アレ」の一言で事が通じたので終盤まで「アレ」とは巨大な力であるという以外説明が無く、名称もない。その正体は「邪悪なる意志」が潜む空間、厳密には惑星の死滅により発生するブラックホールだった。その規模は全宇宙を飲み込み、無に変えてしまうものらしい。発生させる星の水のエネルギーと地球を腐らせることが必要不可欠で、その上で特定の条件を揃えることで発生する。しかし、終盤で「地球を腐らせる」以外の方法(怒りと嘆きの弓矢を水中に撃ち込む)でついに発生。地球各地に甚大な被害をもたらすが、ブラックホール内に突入したハリケンジャーの旋風神ハリアーに怒りと嘆きの弓矢を撃ち込まれたことで消滅した。
- 怒りの矢
- 「アレ」を出現させる手がかりとされる、矢の形をした物体。とある惑星にてサンダールが入手していた。当初は封印の石に封じられていたが、サンダールはハリケンジャーたちの怒りの生体エネルギーを利用して解放する。通常はメダルに封じられており、カラクリボールと同様のプロセスで出現する。劇中では矢として以外にも、剣のような使い方をされており、ガインガインと旋風神が使用したが、そのパワーは使用する機体にも跳ね返ってくるため、暴走する危険もある。
- 嘆きの弓
- 怒りの矢と対をなす、弓の形をした物体。これを封じたメダルを覚羅が自らの体内に封印していた。これを用いて怒りの矢を水中(海)に放つことで、「アレ」を発生させることが可能となる。劇中ではタウ・ザント究極体、旋風神ハリアーが使用。
- 邪悪なる意志
- アレに潜み、ジャカンジャを陰で操っていた存在で、世界を創り変えるほどの力を持つ異次元のエネルギー体。全てを無にした後に自身が支配する世界を創造することを目的とし、そのために流星群によるメッセージを数回に渡って地球に送っていた。アレ発生後、アレ内部に突入したハリケンジャーの旋風神ハリアーを攻撃する。しかし、怒りと嘆きの弓矢を撃ち込まれてアレが消滅した直後、タウ・ザントやジャカンジャ幹部達の体を甦らせ、それに憑依してハリケンジャーとゴウライジャーを苦しめた。しかし、決して挫けずに立ち上がったハリケンジャーとゴウライジャーの超忍法・五人影の舞と、五重連ビクトリーガジェットの一撃を喰らって大爆発し、最期を迎えた。
キャスト
ハリケンジャーの3人は、椎名鷹介役の塩谷瞬と尾藤吼太役の山本康平は本作品がデビュー作であり、また野乃七海役の長澤奈央も当時はまだキャリアが浅く知名度も低かったことから、彼らの役者としての成長がそのままハリケンジャーの戦士としての成熟を表現している。ゴウライジャーの霞兄弟には、元力士という異色の経歴をもつ白川裕二郎と、舞台俳優・姜暢雄を起用した。それ以外のキャラクターには、無限斎本人とハムスターの声の担当に西田健、おぼろに高田聖子を配し、三輪ひとみが、シュリケンジャーの主人にして疾風・迅雷両流派の源流を守る存在・御前様を演じた。敵役のフラビージョを演じた山本梓も本作品で注目され、これを契機に『獣拳戦隊ゲキレンジャー』まで顔出し女性敵幹部役にはグラビアアイドルやマルチタレントが採用されるようになった[注 25]。なお、前作まで顔出し女性幹部は1人だったが、本作品から『魔法戦隊マジレンジャー』まで[注 26]は2人となっている。
シュリケンジャーは変装の名手という設定から素顔を見せることはせず、仮の姿を演じる俳優、通称「シュリケンジャーゲスト」として、歴代の本シリーズで変身前を演じた俳優たちが友情出演し、変装態からシュリケンジャーに変身する際のポーズも当時彼らが演じた役を髣髴とさせるものとなっている[注 27]。彼らは一部を除き、最終話でも特別出演している。
声優面では、敵であるジャカンジャ側の梁田清之、郷里大輔、島田敏、池田秀一らのほか、変身時のシュリケンジャーの声の松野太紀など、ベテランや実力派が多数配されている。またナレーション担当の宮田浩徳は、物語中盤より風雷丸の声も兼任した。
なお、西田健はこれより10年前の1992年に、同じくテレビ朝日系で放映された時代劇「将軍家光忍び旅」パートIIにおいて無幻斎という、この無限斎によく似た姿の悪の忍者の頭領を演じている。
レギュラー・準レギュラー
- 椎名鷹介 / ハリケンレッド(声):塩谷瞬テンプレート:Refnest
- 野乃七海 / ハリケンブルー(声):長澤奈央[注 28]
- 尾藤吼太 / ハリケンイエロー(声):山本康平[注 28]
- 霞一甲 / カブトライジャー(声):白川裕二郎[注 28]
- 霞一鍬 / クワガライジャー(声):姜暢雄[注 28]
- 日向おぼろ:高田聖子
- 日向無限斎 / ハムスター館長(声):西田健
- 壱の槍フラビージョ:山本梓
- 四の槍ウェンディーヌ:福澄美緒
- 馳太:てるやひろし
- 覚羅:三輪ひとみ
声の出演
- 天空忍者シュリケンジャー:松野太紀
- 首領タウ・ザント:梁田清之
- 弐の槍チュウズーボ:郷里大輔
- 参の槍マンマルバ:今村卓博
- 五の槍サーガイン:岡本美登(兼スーツアクター)
- 六の槍サタラクラ:島田敏
- 七の槍サンダール:池田秀一
- 邪悪なる意志:加藤精三
- 下忍マゲラッパ:塩野勝美、大村亨、穴井勇輝
- 風雷丸、ナレーション:宮田浩徳
ゲスト出演者
- 九十九かなえ(第2話):川俣しのぶ
- 八木プロデューサー(第3話):杉作J太郎
- 尾藤鳴子(第4話、第41話):桂亜沙美
- 梨花(第11話):鉢嶺七奈
- 梨花の母親(第11話):中上ちか
- 医師(第11話):三田寛之
- 岡ユリ子(第12話):秋田きよ美
- 中田店長(第13話):小林すすむ
- チビ鷹介(第14話):高尾奏之介
- 霞一鬼(第15話 - 第18話、第38話):団時朗
- 茜(第17話、第18話):小林朝美
- 正平(第16話 - 第18話):須賀健太
- 尾藤あやめ(第25話):戸田比呂子
- 田井章一郎(第27話):脇知弘
- 高梨医師(第32話):井上高志
- 覚羅の父(第47話):岡本美登
- 家臣(第47話):甲斐道夫
- 幼少の覚羅(第47話):高田彩香
- キャスター(第50話):島田敏
シュリケンジャーゲスト
()内は過去の出演作。
- 柿生太郎(第23話):大柴邦彦(『電磁戦隊メガレンジャー』)
- 鼓六平(第24話):西岡竜一朗(『救急戦隊ゴーゴーファイブ』)
- 三崎和也(第26話):松風雅也(『電磁戦隊メガレンジャー』)
- 羅門勇作(第28話):藤敏也(『地球戦隊ファイブマン』)
- 橋本善成(第34話):増島愛浩(『激走戦隊カーレンジャー』)
- 滑川数馬(第35話):岸祐二(『激走戦隊カーレンジャー』)
- 坂木鉄平(第39話):和泉宗兵(『未来戦隊タイムレンジャー』)
- 浜田三平(第42話):能見達也(『五星戦隊ダイレンジャー』)
- 菊池丈(第44話):宍戸勝(『超力戦隊オーレンジャー』)
- 烈堂(第45話):大葉健二(『バトルフィーバーJ』、『電子戦隊デンジマン』)
スーツアクター
- ハリケンレッド[12][13]、轟雷神[12]:福沢博文
- ハリケンブルー[14]:小野友紀
- ハリケンイエロー[15]:竹内康博
- カブトライジャー[16]:日下秀昭
- クワガライジャー:今井靖彦
- シュリケンジャー[17]:三村幸司
- 弐の槍チュウズーボ[18]、三の槍マンマルバ成長体[18]、七の槍サンダール[19] : 蜂須賀祐一
- 六の槍サタラクラ[20]:魁将馬
- フラビジェンヌ[13]、下忍マゲラッパ[21]:神尾直子
スタッフ
メイン監督は戦隊シリーズでは初パイロットとなる渡辺勝也が担当。パイロットのみならず、劇場版や最終回などの主要回の演出を全て務め上げた。雑誌インタビューによると渡辺は本来、『爆竜戦隊アバレンジャー』のパイロットも依頼されていたものの、本作品の最終回を演出したいと強く希望したため次回作パイロットの依頼を蹴ってまで最後まで当番組に携わったという。また小中肇が1シリーズぶりに参加したり、戦隊初参加となる橋本一、大井利夫がメガホンを執るなどバラエティに富んだ演出陣となっている。
メタルヒーローシリーズでメイン実績のある宮下隼一が戦隊シリーズでは初めてメインライターで起用された。その他、前作より引き続き参加の酒井直行、久々の参加となる荒川稔久、本作品より新たに参加した前川淳などが脇を固めた。
デザインワーク面では、前作よりサブデザイナーとして参加し、アニメ作品で実績のあったさとうけいいちがメインデザイナーに昇格。ジャカンジャ側のデザインのみならずプロップ類やセットデザイン、ジャカンジャが用いる「宇虫文字」にいたるまでマーチャン関連を除いたデザイン全般を一手に手がけた。
- プロデューサー:松田佐栄子(テレビ朝日)、日笠淳・塚田英明(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん
- 脚本:宮下隼一、酒井直行、前川淳、荒川稔久、吉田伸
- 音楽:三宅一徳
- アクション監督:竹田道弘・石垣広文(ジャパンアクションクラブ)、新堀和男(レッドアクションクラブ)
- 撮影:菊池亘、上赤寿一、大沢信吾
- 撮影助手:大場弘司、佐藤真之、関根浩、澤井貴善、小森美佳、星山裕紀
- 照明:竹田勝三、高橋道夫、中川勇雄、高橋弘、小野幹雄
- 照明助手:森野茂樹、柴田守、本田純一、東海林毅、山本辰雄、稲嶺司、吉田政次郎、佐藤俊介、建部孝一、真崎良人、杉山栄、小林卓実、大野浩伸
- 美術:山下宏
- 美術助手:長谷川真弘
- 編集:須永弘志、阿部嘉之、洲崎千恵子
- 編集助手:今村章男、佐藤連、岡部由紀子、水野晴美、村木恵里、倉林若菜
- 記録:たなかなつき、坂本希代子、森みどり、國米美子、渋谷康子、斎藤能子
- 計測:相葉実、佐々木伸敏
- 助監督:中沢祥次郎、竹本昇、加藤弘之、近藤孔明、福島宏介、塩川純平、冨田卓、荒川史絵、中田博之、佐古純一郎、池田元気
- 進行主任:谷口正洋、納田長武、富田幸弘
- 進行助手:式守修、武中康裕、姜東睦
- 録音:谷山謙二、渡辺典夫
- 音響効果:阿部作二(大泉音映)
- 選曲:宮葉勝行
- MAオペレーター:錦織真里
- 装飾:山口康孝、澤史江、山中忍、菱沼廣士(装美社)、高津装飾美術
- 装置:紀和美建
- 操演:船越幹雄、寺門勇
- カースタント:タケシレーシング
- 美粧:小林裕恵、結城明(サン·メイク)
- 衣裳:星野裕美、宮本友紀子(東京衣裳)
- キャラクターデザイン:さとうけいいち
- 企画協力:企画者104
- デザイン協力:プレックス
- 資料担当:葛西おと
- 造型:前澤範、蟻川昌宏、山本誠一、浅野桂(レインボー造型企画)
- デジタル合成:柳原嘉宣、豊直康、上田茂(日本映像クリエイティブ)、道木伸隆(マリンポスト)、越智裕司、吉岡直生、照井一宏
- モニターグラフィックス:小林真吾
- 特撮研究所
- 装飾協力(小道具提供):アキレス
- 技術協力:東映化学TOVIC→東映ラボ・テック
- デジタル画像処理コーディネーター:大元克巳(東映化学デジタルテック)
- EED:田中泰晴
- プロデューサー補:宇都宮孝明
- 番組デスク:西口なおみ
- 広報:飯田爽、小出わかな(テレビ朝日)
- 制作デスク:荒井成介
- 制作担当:岩永恭一郎
- 制作協力:東映テレビ・プロダクション
- 特撮監督:佛田洋
- 監督:渡辺勝也、諸田敏、小中肇、橋本一、竹本昇、大井利夫、舞原賢三、中澤祥次郎
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
前作まで日本コロムビアの音楽ディレクターとして戦隊シリーズと同時期の仮面ライダーシリーズを担当していた本地大輔が引き続きライダーシリーズの楽曲を担当するのに伴いエイベックスに移籍。新たに戦隊担当音楽ディレクターに就任した八木仁の存在により、音楽面でも大きな変化が見られた。
八木はかつてコロムビアが子供向けサントラとして発売していた「アクションサウンド」を意識し、戦隊メンバーや悪役を演じる役者陣によるミニドラマをサントラの曲間に挿入したり、歌詞カードもライナーノーツを極力廃しビジュアルを重視するなど、子供に親しみ易いサントラ作りを心がけた。
またソングコレクションの作家陣も大幅に刷新、歌手では高取ヒデアキ、遠藤正明らが新たに参加、作曲家では池毅が復帰するなど新旧取り混ぜた布陣となった。サントラは前年比の約3倍、主題歌シングルは約2倍のセールス増となった。
また前作同様「てれびくん」誌上のふろくCDによるオリジナルドラマが制作され、さらにコロちゃんパックでその続編がリリースされるという形式がとられた。
- 主題歌
- オープニングテーマ「ハリケンジャー参上!」
- 作詞:及川眠子 / 作曲・編曲:池毅 / 歌:高取ヒデアキ
- 作詞にはWinkの楽曲や『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌を担当した及川が初の特撮主題歌を手掛けた。3段階構成のサビは池が当時嵌っていた歌舞伎の「様式美」にヒントを得たという。
- ボーカルの高取は、「高取ヒデアキ」名義で歌うのは本曲が初である。また、歌詞にある「忍者じゃん」は当初は「忍者じゃ」であったが、池のアイデアで「忍者じゃん」になったことを高取が後年語っている[22]。
- エンディングテーマ「いま 風のなかで」
- 作詞・作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:影山ヒロノブ
- 影山が戦隊シリーズのEDを歌うのは『鳥人戦隊ジェットマン』以来11年ぶり。高取は当初自分が歌う予定で本曲を制作していた。『アニぱら音楽館』では高取と影山のデュオで同曲を歌っている。
- なお最終回は戦隊シリーズとしては初めてOPなしで本編に突入し、EDには「ハリケンジャー参上!」[注 29]が使用された。また、本作品放送中の8月、関東地区での再放送の際にOPは通常のもので、EDはBGMを使用して締めくくっている[注 30]。
- 挿入歌
- 「忍風館校歌」(第27話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:池毅 / 歌:忍風館歌忍隊
- 「風よ、水よ、大地よ、」(第13、19、最終話)
- 作詞・作曲:高取ヒデアキ / 編曲:加藤稔二 / 歌:高取ヒデアキ
- 第19話ではインストゥルメンタル版と併用され、第16、18話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- 「旋風神、推参!」(第3、6、11、46話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:TOMONARI
- 第6話ではインストゥルメンタル版と併用され、第8、16話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- 「忍び恋」(第30話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:池毅 / 歌:野乃七海(長澤奈央)
- 劇中歌として複数回使用された。
- 「くのいちイチイチ宇宙一」
- 作詞:斎藤謙策 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:ウェンディーヌ(福澄美緒)・フラビージョ(山本梓)
- 第34話の次回予告BGMとして使用された。
- 「ゴウライジャー 〜今、ふりかえるとき〜」(第24、26話)
- 作詞:宮下隼一 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:遠藤正明
- 「WIND & THUNDER」(第19、28話)
- 作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:串田アキラ
- 第33話、38話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「ハリケン音頭」
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:池毅 / 歌:朝川ひろこ
- 「Hi-Dee-Hoo! シュリケンジャー」(第23、33話)
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:高取ヒデアキ
- 第22、27、42、45話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「幸せSHAKING HANDS」(第30話)
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:池毅 / 歌:ビジョッ娘7(長澤奈央・山本梓)
- 最終話のEDでは、七海がライブ会場でアカペラで歌っていた。
放映リスト
サブタイトルの頭には必ず「巻之(漢数字の話数)」が付けられるほか、フォーマットはいずれも「○○と××」という形に統一されている(最終話のみ「○○と××と□□」)。※印の付記されたキャストはスーツアクターも兼任。
放送日 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|
2002年 2月17日 |
巻之一 風とニンジャ |
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 |
2月24日 | 巻之二 巨人とカラクリ |
| ||
3月3日 | 巻之三 ニセモノと60秒 |
|
諸田敏 | |
3月10日 | 巻之四 トンネルと兄妹 |
| ||
3月17日 | 巻之五 館長とお風呂 |
|
酒井直行 | 小中肇 |
3月24日 | 巻之六 ハサミとくノ一 |
| ||
3月31日 | 巻之七 雷とニンジャ |
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 |
4月7日 | 巻之八 疾風(はやて)と迅雷(いかづち) |
| ||
4月14日 | 巻之九 雷兄弟と砂時計 |
|
前川淳 | 諸田敏 |
4月21日 | 巻之十 雷神と滅びの谷 |
- | 酒井直行 | |
4月28日 | 巻之十一 夢喰いと再出発 |
|
宮下隼一 | 橋本一 |
5月5日 | 巻之十二 テッコツと父娘(おやこ) |
|
荒川稔久 | |
5月12日 | 巻之十三 ヒゲと婚約指輪 |
|
前川淳 | 小中肇 |
5月19日 | 巻之十四 泣き虫とあめ玉 |
|
酒井直行 | |
5月26日 | 巻之十五 タガメと争奪戦 |
|
荒川稔久 | 渡辺勝也 |
6月2日 | 巻之十六 霧と予言装置 |
|
宮下隼一 | |
6月9日 | 巻之十七 暗闇と死闘の島 |
|
諸田敏 | |
6月23日 | 巻之十八 父と兄弟の絆 | |||
6月30日 | 巻之十九 大箱と風雷巨人 |
|
前川淳 | 竹本昇 |
7月7日 | 巻之二十 パンチと好敵手(ライバル) |
|
酒井直行 | |
7月14日 | 巻之二十一 仮面とナゾナゾ |
|
荒川稔久 | 諸田敏 |
7月21日 | 巻之二十二 翼とニンジャ | |||
7月28日 | 巻之二十三 コロンと名探偵 |
|
宮下隼一 | 大井利夫 |
8月4日 | 巻之二十四 タイコと稲妻 |
| ||
8月11日 | 巻之二十五 オバケと女学生 |
|
荒川稔久 | 竹本昇 |
8月18日 | 巻之二十六 弓矢と海水浴 |
|
前川淳 | |
8月25日 | 巻之二十七 串焼きと無重力 |
|
酒井直行 | 諸田敏 |
9月1日 | 巻之二十八 ハリアーと逆襲 |
|
宮下隼一 | |
9月8日 | 巻之二十九 残暑とスタンプ |
|
吉田伸 | 渡辺勝也 |
9月15日 | 巻之三十 アイドルと友情 |
|
荒川稔久 | |
9月22日 | 巻之三十一 流星と三匹の狼 |
宮下隼一 | 大井利夫 | |
9月29日 | 巻之三十二 死神と最終奥義 |
| ||
10月6日 | 巻之三十三 マンモスと6人 |
|
前川淳 | 諸田敏 |
10月13日 | 巻之三十四 キノコと100点 |
| ||
10月20日 | 巻之三十五 キラリと三味線 |
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 |
10月27日 | 巻之三十六 リングと復讐 |
|
荒川稔久 | |
11月3日 | 巻之三十七 三の槍と大脱出 |
小中肇 | ||
11月10日 | 巻之三十八 魔剣とふうせん |
|
吉田伸 | |
11月17日 | 巻之三十九 七の槍と謎の石 |
|
宮下隼一 | 舞原賢三 |
11月24日 | 巻之四十 オトリと忍の掟 |
| ||
12月1日 | 巻之四十一 メダルと漫才 |
|
酒井直行 | 渡辺勝也 |
12月8日 | 巻之四十二 鎧と怒りの矢 |
|
前川淳 | |
12月15日 | 巻之四十三 超合体と大激突 |
|
宮下隼一 | 竹本昇 |
12月22日 | 巻之四十四 御前様と凶扇獣 |
| ||
12月29日 | 巻之四十五 隠れ家と大掃除 |
|
前川淳 | 中澤祥次郎 |
2003年 1月5日 |
巻之四十六 おせちと三巨人 |
| ||
1月12日 | 巻之四十七 封印と宇宙統一 |
|
吉田伸 | 諸田敏 |
1月19日 | 巻之四十八 罠と永遠の命 |
| ||
1月26日 | 巻之四十九 使命と天空忍者 |
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 |
2月2日 | 巻之五十 暗黒と新世界 |
| ||
2月9日 | 最終巻 風と水と大地 |
|
放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列局 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
鳥取県・島根県 | 山陰中央テレビ | フジテレビ系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列局 |
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列局 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列局 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
他媒体展開
他TVシリーズ
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』
- 第25・26話に鷹介 / ハリケンレッド 、七海 / ハリケンブルー、吼太 / ハリケンイエローの3人、下忍マゲラッパが、それ以降にハリケンジャーの大いなる力として風雷丸が登場。
- 『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』
- 第7話にゲストとして登場。
- 『獣電戦隊キョウリュウジャー』
- TVシリーズ本編24話にて、EDダンスの視聴者投稿企画にハリケンジャーの3人が登場(「シュシュっと忍者」さん名義)。
映画作品
- 『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』
- 本作品の映画作品。
- 『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』
- 『特捜戦隊デカレンジャー』の映画作品。ゲストとしてフラビージョとウェンディーヌが1シーンのみ登場。
- 『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』と『天装戦隊ゴセイジャー』の映画作品。旋風神が登場。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』の映画作品。下忍マゲラッパが登場。
Vシネマ
- 『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』
- 『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』
- 『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』 - 『轟轟戦隊ボウケンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、ゲストとして七海 / ハリケンブルーとフラビージョが登場。ボウケンレッドがハヤテ丸で影の舞を披露。
- 『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル、レンタル共通)は東映ビデオからリリースされている(全12巻)。
- 2002年12月7日から2003年11月21日にDVDが発売。全12巻で9巻までが4話、それ以降は5話収録。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが3巻リリースされている。
- テレビシリーズ全51話の名場面ダイジェスト集や、レギュラー・ゲストキャラクターの映像を70分に再構成した「忍風戦隊ハリケンジャー メモリアル」を発売(2013年7月12日)。本シリーズとしては1993年10月発売の「東映テレビヒーロー図鑑VOL.2 鳥人戦隊ジェットマン」以来となる。
- 『講談社スーパービデオ 忍風戦隊ハリケンジャー スーパー忍者とスーパー黒子』
ゲーム
- 『忍風戦隊ハリケンジャー』
- 前作『百獣戦隊ガオレンジャー』に引き続き、本作品でもプレイステーション専用ソフトがバンダイより2002年11月28日に発売されている。
- 戦闘員や怪人との戦い、ロボ戦があることは前作と同様だが、本作品では新たに戦いの前に指定されたキャラの中から好きな戦士を選び、操作することができるようになった。またある条件を満たすと特別編が追加され、ガオレンジャーのガオレッドやガオイカロスといったロボとハリケンジャーが協力して敵と戦うことが可能である。
小説版
- 『小説 忍風戦隊ハリケンジャー』
- 講談社キャラクター文庫から2014年6月28日発売。著者は宮下隼一。ISBN 978-4063148701
- 宮下が脚本を務めた『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』からの直接的な続編となっている。
関連項目
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
テンプレート:スーパー戦隊シリーズ- ↑ 東映公式サイトより。
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 3.0 3.1 『宇宙船』Vol.104、朝日ソノラマ、2003年1月、pp..70 - 71
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ 日本オタク大賞2002
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 テンプレート:Cite journal
- ↑ 7.0 7.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 テンプレート:Harvnb
- ↑ SONIC MEGAPHONE(2011年2月8日時点のアーカイブ)
- ↑ 『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』より。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 12.0 12.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 13.0 13.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 東映ヒーローネット「長澤奈央インタビュー[1]」
- ↑ 東映ヒーローネット「塩谷瞬インタビュー[2]」より。
- ↑ 東映公式 忍風戦隊ハリケンジャー・第27話「串焼きと無重力[3]」より。
- ↑ 東映ヒーローネット「シュリケンジャーの素顔に迫る!![4]」より。
- ↑ 18.0 18.1 東映公式 忍風戦隊ハリケンジャー・第21話「仮面とナゾナゾ[5]」より。
- ↑ 辰巳出版「東映ヒーローMAX Vol.33」p.68
- ↑ 東映ヒーローネット「福澄美緒&山本梓インタビュー[6]」
- ↑ 神尾直子インタビュー - 東映ヒーローネット
- ↑ 2010年5月放送のNHK『熱中スタジアム』より。
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