タイガーマスク (4代目)
テンプレート:Infobox プロレスラー タイガーマスク(男性、1970年10月20日 - )は、日本の覆面レスラー。タイガーマスクの4代目であり、現行のタイガーマスクである。通称は「黄金の虎」。
人物
2代目(三沢光晴)、3代目(金本浩二)と違い、純粋な初代(佐山聡)の弟子であり、歴代タイガーでは唯一、デビュー時から現在まで一貫してタイガーマスクを名乗っている。したがってタイガーマスクとしての活動期間は歴代で最も長い。また、歴代のタイガーマスクの中では最も小柄である。立ち場的には完全にベビーフェイスだが、反則攻撃を繰り返してくるヒールには非常に過激な技で制裁を加えることもあるため「黄色い悪魔」と呼ばれることもある。
全くの無名時代に素顔でエンセン井上の似顔絵に馬乗りのエンセンに許しを請うというやられ役のモデルを務めたことがある。格闘技通信掲載時に、すでにタイガーマスクだったので、目のところを隠されている。
2005年に結婚したが正体は明かしていない[1]。
プライベートではパチンコ好きで、怪我の治療のため欠場中の天山広吉に代わり、2009年10月から2010年3月にかけてスポーツ報知でコラム『タイガーマスクの激録!!玉取ったる』(月1回連載)を担当していた。
2010年に『カルビーポテトチップス』のCMに単独出演している[2]。
2012年にフジテレビのバラエティ番組「ほこ×たて」の企画「何でも潰せるロードローラーvs絶対に潰れないポール」で特別出演し、保安道路企画株式会社が開発した絶対に潰れないポール「ポストフレックス」を折り曲げようとしたが、ポストフレックスが元の形状に戻り続けた為、失敗に終わった。
AKB48メンバーの武藤十夢の父親とは友人で[3]、2013年4月2日放送の「もうすぐAKBINGO!」で武藤は家族ぐるみで交友があると語った。
経歴
佐山聡の勧めで虎のマスクを被り、1995年7月15日、後楽園ホールのザ・グレート・サスケ戦にてデビューを飾り、数々の虎殺法を披露した。敗北を喫するが、試合後サスケにみちのくプロレス(以後みちプロ)入りを志願。サスケとこの日観戦に来ていた佐山がこれを了承。8月12日にみちプロの巡業に帯同し、9月14日にデビュー戦を飾る。また、同所属していたTAKAみちのくとは幾度となく対戦しており“名勝負数え唄”としても知られる。
1996年9月23日にUWA世界ミドル級王座決定リーグ戦に参戦。これに優勝し第29代王者となった。自身初のタイトル獲得となったが、1997年2月25日、左膝を痛め長期欠場に伴う防衛戦期限切れにより王座返上。結局1度も防衛戦を組まれることはなかった。その後、光が当たることが無くなったが1999年4月11日に短期英国遠征へ出発。王座復活後第14代(通算第50代)英連邦ミッドヘビー級王者となった。
2002年に新日本プロレスの東京ドーム大会に初参戦。獣神サンダー・ライガー、サスケと組み邪道、外道、ディック東郷組に快勝。この年はみちのくに籍を置きながらほぼ1年を通してシリーズに帯同し、9月22日には金本浩二が保持するIWGPジュニアヘビー級王座に初挑戦。敗れはしたものの健闘を見せつけた。同年12月にみちプロと契約満了に伴い、新日本へ正式に移籍。
2005年6月19日に決勝戦で外道を破り、2004年、2005年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝、2連覇という大会史上初の偉業を達成した。
2009年、1月4日に当時ロウ・キーが保持していたIWGPジュニアのベルトを奪取し、8月にミスティコに敗れるまで4度の防衛に成功。11月にリマッチ権を使ってミスティコからベルトを奪取する。
2010年、1月4日にノアの丸藤正道のタイガーフロウジョンに敗れ、ベルト流出を許してしまう。
5月8日にリマッチ権を使い、既にプリンス・デヴィット、金本浩二、獣神サンダー・ライガー、田口隆祐を撃破し4度の防衛を果たした丸藤に再挑戦。試合前に「オタクみたいなプロレス」「えぐい技で潰す」と公言していたが、試合中は丸藤が痛めていた腰を攻め切れず、逆にマットにねじ伏せられた形で腕固めを極められドクターストップで敗北。「まだ負けてない」とマイクアピールを行い、更には自身へのブーイングを丸藤へのブーイングと勘違いしたかのような発言、態度があったことから外敵であるはずの丸藤に賛辞の歓声が沸き起こった。一方、新日所属のベビーフェイスであるはずのタイガーマスクに対してはそれまでの我が儘な挑戦や、前回の防衛戦後に一緒に挑発された吉橋伸雄の存在を軽視した発言もあったことで観客の不満が最高潮に達し、自分と新日本プロレスへの応援を頼んだ際に会場中からブーイングと「帰れ」コールが飛び交い、「最低だ!」とまで叫ばれてしまう。
6月にはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出場するもラ・ソンブラとの試合で首を負傷、その後予定していた初代タイガーマスクとのドリームマッチが延期になるといった事態に見舞われた。
7月に5代目タイガーマスクがデビューするも、4代目タイガーマスクとしての活動継続を表明し、タイガーマスクがプロレス上で2人存在するという事態ともなってしまった。
11月からはCHAOSの石井智宏にマスクを剥がされる、破かれるといった屈辱を受け、石井との抗争を展開する。
2011年2月20日、仙台でブラックタイガーに化けた石井を相手にシングルマッチが組まれ、これに勝利。試合後、石井の被っていたブラックタイガーのマスクを剥がし、遺恨を清算する。
6月、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出場するも、今度は侵略ユニット鈴木軍(当時は「鈴木軍(仮)」)のタイチにマスクを剥がされ、鈴木軍との抗争に介入することとなる。
得意技
- タイガー・スープレックス・ホールド
- 歴代タイガーマスクが得意とするフィニッシュ・ホールド。
- デストロイ・スープレックス・ホールド
- 片腕のみタイガースープレックスの体勢で固めて、もう片方の腕で相手の足を抱えながら腕を通してリストクラッチして投げる変形のタイガースープレックス。タイガー曰くバックドロップホールドとタイガースープレックスをミックスさせた技であるとの事。
- ミレニアム・スープレックス
- 変形のタイガー・スープレックスで、チキンウィングフェイスロックからのスープレックス。
- ケブラドーラ・パイルドライバー
- 走ってくる相手に対しカウンターで行う。最初はケブラドーラ・コン・ヒーロと同じ要領で、途中で体勢を変えて、最終的にツームストーン・パイルドライバーの形で落とす技。
- バク宙キック
- バク宙して相手に蹴りを見舞う技。
- ムーンサルト・ダブル・ニー・ドロップ
- 寝ている相手の上に後方宙返りして両膝を落とす。宙返りする際に「よっ」と言うのが特徴。
- ダイビング・ヘッドバット
- 寝ている相手に対し、トップロープから飛んで、自らの頭部を相手の体にぶつける技。
- タイガードライバー
- 初代が使っているネックチャンスリー式と、二代目が使っていたパワーボム式のものを使用している。
- 使用頻度は二代目のパワーボム式の方が高い。
- タイガーブーメラン
- MIKAMIのミッキーブーメラン180と同型。
タイトル歴
- 新日本プロレス
- 第44、47、49、54、56、58代IWGPジュニアヘビー級王座
- 第32代IWGPジュニアタッグ王座(パートナーは獣神サンダー・ライガー)
- ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝(2004年、2005年)
- プロレスリング・ノア
- 第12、18代GHCジュニアヘビー級タッグ王座(パートナーは金本浩二→獣神サンダー・ライガー)
- 第7回日テレG+杯争奪ジュニアヘビー級タッグ・リーグ戦優勝(パートナーは獣神サンダー・ライガー)
- みちのくプロレス
- ふく面ワールドリーグ戦優勝(第2回大会、第4回大会)
- その他
入場テーマ曲
- おまえは虎になれ
- 燃えろ!吠えろ!タイガーマスク(WRESTLE LANDで使用)
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:新日本プロレス テンプレート:IWGPジュニアヘビー級王座
テンプレート:タイガーマスク- ↑ 二代目の三沢は結婚後正体を明かしたり、ザ・コブラが結婚後素顔に戻るなどの例もある。
- ↑ 新日本の選手との複数での出演は以前に有る。
- ↑ 武藤十夢 - Google+ - 今日は家族みんなで父親の友達のタイガーマスクの応援に行ってきたよ! 写真撮ってもらっちゃった(^^)♪