セヴェルナヤ・ゼムリャ諸島
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セヴェルナヤ・ゼムリャ諸島(セヴェルナヤ・ゼムリャしょとう、ロシア語:Северная Земля;ラテン文字表記:Severnaya Zemlya)は北極海に位置するロシア連邦領の諸島。総面積は約37,000km2。クラスノヤルスク地方に属するタイミル自治管区に含まれる。セーヴェルナヤ・ゼムリャ、セーヴェルナヤ・ゼムリャーとも。中国語では、北地群島と意訳される。
遠隔地かつ北極圏内にあり、ロシアの中でもとりわけ厳しい環境にさらされるため、先住民や定住者は存在しない。ただし諸島南端のボリシェヴィク島に極地観測用のプリマと呼ばれる基地が置かれており、ロシア政府により派遣される研究員が一時的に滞在し、基地での勤務に当たっている。
概略
北緯78度から81度、東経90度から106度の範囲に広がる島々で、十月革命島、ボリシェヴィク島、コムソモレツ島、ピオネール島の4つが主要な島である。 南に幅約60kmのヴィリキツキー海峡を隔ててタイミル半島がある。西はカラ海、東はラプテフ海である。
地球上でもっとも新しく発見された諸島である。1913年4月にB.ヴィリキツキーによって発見され、ニコライ2世島と名づけられたときには一つの大きな島だと考えられていたが、その後、より多くの島から成ることが次第に明らかにされていった。1930年から1932年にかけてのG.ウシャコフの調査で詳しく調査され、セヴェルナヤ・ゼムリャ(「北の地」の意)と命名された。
標準時
この地域は、クラスノヤルスク時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+8時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+7で夏時間がUTC+8であった)