スズキ・ストリートマジック
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ストリートマジック(STREETMAGIC)は、スズキが製造していたオートバイ。排気量が50ccの「ストリートマジック50」と、110ccの「ストリートマジック110」が存在した。
ストリートマジック50 / 50II
ストリートマジック50は1997年2月に発売された。 ロードスポーツ車に似せた外観に、50cc2ストロークエンジンとVベルト式無段変速機を装備し、普通のオートバイとは異なったモデルとなっている。国産唯一のAT操作のオートバイであった。7.2psという原付最高の出力を誇る。
原付にしては大きめのタイヤを装備。ブレーキはフロントが油圧式ディスク、リアが機械式リーディングトレーリングとなっている。
1997年6月にはオフロード寄りの装備をしたストリートマジック50IIを追加発売。ライトが角目から丸目に変更され、ライトガードやリアキャリア等が新たに装備された。
発売以来外装や装備の変更などマイナーチェンジを繰り返し販売されたが、2006年11月に販売終了となった。
ストリートマジック110 / 110II
ストリートマジック110とストリートマジック110IIは共に1998年に発売された。 先に発売されていた50cc版とほぼ共通の車体をしているが、エンジンはアドレス110にも使われていたものを流用して搭載していた。
なお110は人気が芳しくなかったため販売期間は短かった。
車名の由来
「ストリート」で走り回る「イエローマジック」の意。(イエローマジックとはスズキのモトクロッサーのキャッチコピー)
ストリートで機敏に動きまわる新しいタイプの乗り物、という意味で命名された。