バター茶

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ドンモを用いてジャを淹れるチベットの僧

バター茶(バターちゃ テンプレート:Lang-en-shortテンプレート:Lang-zh(スーヨウチャ、[sūyóuchá]))は、主にチベットを中心としたアジア遊牧民族の間で飲まれる飲料の総称。塩バター茶とも言われる。チベット語ではジャラダックインドジャンムー・カシミール州)ではグルグル・チャブータンではスージャ(suja)と呼ばれる。モンゴルではツァイと呼ばれる乳茶にバターを入れて飲む。

遊牧民族の住む草原では茶は育たないため、全量を中国から輸入している。遊牧に際して携行するために、可搬性に優れた黒茶を固めた磚茶(団茶[1]を濃く淹れ、固形化したヤクから作られたギー[2]であるテンプレート:日本語版にない記事リンク岩塩を加え、ドンモと呼ばれる専用の攪拌器具を使って、脂肪分を分散させて供する。主に女性が行ってきたドンモでの肉体労働を嫌って、ラサなどの都市部では、電動ミキサーを使うこともある。

乾燥した気候で失われがちな脂肪分と塩分を効率的に補給することができ、暖もとれるため、チベットでは良く飲まれている。また、チベット人の主食であるツァンパを練るのにも使う。

チベット人で英国に渡ったリンチェン・ハモは著書「私のチベット」で、バターは油分の多い紅茶用のクリームと同じと書いている。

  1. テンプレート:Cite journal
  2. テンプレート:Cite journal

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