キリンチャレンジカップ

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テンプレート:混同 キリンチャレンジカップは、サッカー日本代表日本女子代表が行なう国際親善試合で、日本サッカー協会が主催する試合の名称。キリングループのサッカー日本代表支援プログラムの一環として行われている。2003年(平成15年)からフル代表(A代表)の試合についてはサブタイトルとして「GO FOR 2006!」(2006 FIFAワールドカップドイツ大会へ向けて)、2007年(平成19年)からは「ALL FOR 2010!」(2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会へ向けて)がサブタイトルとして付けられた。

歴史

これまでも日本代表各世代の強化試合を数多く開催してきたが、1998年(平成10年)から麒麟麦酒キリンビバレッジが日本代表チームのオフィシャルスポンサーとなったことから、これまでのキリンカップサッカーとは別に、日本国内で開かれる国際親善試合のシリーズもキリングループの冠スポンサーをつけてこのシリーズが誕生した[1]

第1回は「キリンチャレンジ」と銘打って、1998年(平成10年)10月にフィリップ・トルシエ監督就任後最初の国際試合となった、日本代表vsエジプト代表の試合を開催。それ以後2000年(平成12年)まで「キリンチャレンジ」、もしくは「キリンビバレッジ・サッカー」と題して開催されてきたが、2001年(平成13年)からA代表の全ての試合において「キリンチャレンジカップ」と題して開催するようになり[2]、A代表はもとより、オリンピック(U-23)・ユース・女子代表(なでしこジャパン)の強化・親善試合もカバーして開催している。

2010年代以後は、国際Aマッチの日程の都合上キリンカップサッカーが開催できない年があり、5-6月の本来キリンカップの行われる時期に、その振替大会として本大会が行われる年がある。

なお、勝利チーム(引き分けの場合は双方)にはキリンカップサッカーと同様に、勝利者杯(キリンチャレンジカップ)と、副賞の麒麟麦酒のアルコール飲料(ビール焼酎)とキリンビバレッジのスポーツドリンクがそれぞれ1年分贈られる。以前はキリンディスティラリー(旧・キリンシーグラム)より、シャンパンが贈呈されたことがあった。但し、イスラム教の国(中近東アフリカ東部・北部の一部)では宗教戒律の関係でアルコールが規制されているため、勝利した場合の副賞はスポーツドリンクのみである。

試合日程・結果

1998年(平成10年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
10月28日 A ○ 1-0 テンプレート:EGYf 大阪長居スタジアム

1999年(平成11年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
9月8日 A △ 1-1 テンプレート:IRNf 横浜国際総合競技場

2000年(平成12年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
8月16日 A ○ 3-1 テンプレート:AREf 広島ビッグアーチ

2001年(平成13年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
11月7日 A △ 1-1 テンプレート:ITAf 埼玉スタジアム2002

2002年(平成14年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
3月21日 A ○ 1-0 テンプレート:UKRf 大阪長居スタジアム
4月17日 A △ 1-1 テンプレート:CRCf 横浜国際総合競技場
5月25日 A △ 1-1 テンプレート:SWEf 国立霞ヶ丘競技場
10月16日 A △ 1-1 テンプレート:JAMf 国立霞ヶ丘競技場
11月20日 A ● 0-2 テンプレート:ARGf 埼玉スタジアム2002

2003年(平成15年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
8月20日 A ○ 3-0 テンプレート:NGAf 国立霞ヶ丘競技場
9月10日 A ● 0-1 テンプレート:SENf 新潟スタジアム
11月19日 A △ 0-0 テンプレート:CMRf 大分ビッグアイ

2004年(平成16年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場 備考
2月7日 A ○ 4-0 テンプレート:MASf カシマサッカースタジアム
2月8日 U-23 △ 1-1 テンプレート:Fbu 埼玉スタジアム2002
2月21日 U-23 ○ 2-0 テンプレート:Fbu 大阪長居スタジアム
7月25日 U-23 ● 0-1 テンプレート:Fbu 大阪長居スタジアム
7月30日 女子 ○ 3-0 テンプレート:Fbw 国立霞ヶ丘競技場 U-23代表の前座扱い
7月30日 U-23 ○ 4-0 テンプレート:VEN1930f(A代表) 国立霞ヶ丘競技場
8月18日 A ● 1-2 テンプレート:ARGf エコパスタジアム
12月16日 A ● 0-3 テンプレート:GERf 横浜国際総合競技場
12月18日 女子 ○ 11-0 テンプレート:Fbw 西が丘サッカー場

2005年(平成17年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
1月29日 A ○ 4-0 テンプレート:KAZf 横浜国際総合競技場
2月2日 A ○ 3-0 テンプレート:SYRf 埼玉スタジアム2002
5月21日 女子 ○ 6-0 テンプレート:Fbw 西が丘サッカー場
9月7日 A ○ 5-4 テンプレート:HONf 宮城スタジアム
11月16日 A ○ 1-0 テンプレート:ANGf 国立霞ヶ丘競技場

2006年(平成18年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
2月18日 A ○ 2-0 テンプレート:FINf エコパスタジアム
3月30日 A ○ 1-0 テンプレート:ECUf 大分ビッグアイ
8月9日 A ○ 2-0 テンプレート:TRIf 国立霞ヶ丘競技場
10月4日 A ● 0-1 テンプレート:GHAf 日産スタジアム

2007年(平成19年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場 備考
2月21日 U-23 △ 0-0 テンプレート:Fbu 熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)
3月24日 A ○ 2-0 テンプレート:PERf 日産スタジアム
8月22日 A ○ 2-0 テンプレート:CMRf 九州石油ドーム
8月30日 女子 △ 0-0 テンプレート:Fbw 国立霞ヶ丘競技場 2007 FIFA女子ワールドカップ
壮行試合として実施
9月2日 女子 ○ 2-1 テンプレート:Fbw フクダ電子アリーナ

2008年(平成20年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
1月26日 A △ 0-0 テンプレート:CHIf 国立霞ヶ丘競技場
1月30日 A ○ 3-0 テンプレート:BIHf 国立霞ヶ丘競技場
8月20日 A ● 1-3 テンプレート:URUf 札幌ドーム
10月9日 A △ 1-1 テンプレート:AREf 東北電力ビッグスワン
11月13日 A ○ 3-1 テンプレート:SYRf ホームズスタジアム神戸

2009年(平成21年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
2月4日 A ○ 5-1 テンプレート:FINf 国立霞ヶ丘競技場
10月10日 A ○ 2-0 テンプレート:SCOf 日産スタジアム
10月14日 A ○ 5-0 テンプレート:TOGf 宮城スタジアム

2010年(平成22年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
2月2日 A △ 0-0 テンプレート:VENf 九州石油ドーム
4月7日 A ● 0-3 テンプレート:SRBf 大阪長居スタジアム
5月24日 A ● 0-2 テンプレート:KORf 埼玉スタジアム2002
9月4日 A ○ 1-0 テンプレート:PARf 日産スタジアム
9月7日 A ○ 2-1 テンプレート:GUAf 大阪長居スタジアム
10月8日 A ○ 1-0 テンプレート:ARGf 埼玉スタジアム2002

2011年(平成23年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
3月25日 A (中止)[3] テンプレート:MNEf エコパスタジアム
3月29日 A (中止)[3] [4] テンプレート:NZLf 国立霞ヶ丘競技場
8月10日 A ○ 3-0 テンプレート:KORf 札幌ドーム
10月7日 A ○ 1-0 テンプレート:VIEf ホームズスタジアム神戸

2012年(平成24年)

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
2月24日 A ○ 3-1 テンプレート:ISLf 長居スタジアム
4月1日 女子 △ 1-1 テンプレート:Fbw ユアテックスタジアム仙台
4月3日 女子 テンプレート:Fbw-rt○ 3-0 ●テンプレート:Fbw フクダ電子アリーナ
4月5日 女子 ○ 4-1 テンプレート:Fbw ホームズスタジアム神戸
5月23日[5] A ○ 2-0 テンプレート:AZEf エコパスタジアム
7月11日 女子 ○ 3-0 テンプレート:Fbw[6] 国立霞ヶ丘競技場
7月11日 U-23 △ 1-1 テンプレート:Fbu[6] 国立霞ヶ丘競技場
8月15日 A △ 1-1 テンプレート:VENf 札幌ドーム
9月6日[7] A ○ 1-0 テンプレート:AREf 東北電力ビッグスワン

4月の女子の試合は、日本、ブラジル、アメリカ女子代表3ヶ国総当りという男子のキリンカップと同様の方式で行われ、順位も3チーム間で付けられた。結果は以下の通りで、日本が優勝となった[8]テンプレート:Fb cl header テンプレート:Fb cl2 team テンプレート:Fb cl2 team テンプレート:Fb cl2 team |}

2013年(平成25年)

2012年(平成24年)12月19日に、2013年(平成25年)のキリンチャレンジカップのスケジュールが発表された[9]

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
2月6日 A ○ 3-0 テンプレート:LVAf ホームズスタジアム神戸
5月30日 A ● 0-2 テンプレート:BULf 豊田スタジアム
6月20日[10] 女子 1-1 テンプレート:Fbw ベストアメニティスタジアム
8月14日 A ● 2-4 テンプレート:URUf 宮城スタジアム
9月6日[11] A ○ 3-0 テンプレート:GUAf 長居スタジアム
9月10日[11] A ○ 3-1 テンプレート:GHAf 日産スタジアム

2014年(平成26年)

2013年(平成25年)12月12日に、2014年(平成26年)のキリンチャレンジカップのスケジュールが発表された[12]。2014年8月7日には追加分としてジャマイカ戦の開催が発表された[13]

日付 カテゴリー 結果 対戦相手 試合会場
3月5日 A ○ 4-2 テンプレート:NZLf 国立霞ヶ丘競技場[14]
5月27日[15] A ○ 1-0 テンプレート:CYPf 埼玉スタジアム2002
9月5日 A テンプレート:URUf 札幌ドーム
9月9日 A テンプレート:VENf 横浜国際総合競技場
10月10日 A テンプレート:JAMf 新潟スタジアム
11月14日 A 未定 豊田スタジアム
11月18日 A 未定 長居スタジアム

試合中継

サッカー日本代表の試合中継は入札制により中継局が決定される。ただし、麒麟麦酒が冠スポンサーとなる関係上、公共放送局であるNHKでの放送は行われない。

ラジオではニッポン放送が「ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル」(プロ野球シーズンの夜開催分。日曜と月曜を除く)もしくは「ニッポン放送サッカースペシャル」(過去には「サッカーライブステーション」「ニッポン放送スポーツスペシャル」など)として特別放送されることがある(主としてAマッチの試合)。ただし、タイトルは、ただ「国際親善試合」となっている。

テレビでも中継されるが、キリンカップサッカーの場合と同じく、首都圏以外の地方都市で開催される場合も、在京キー局がメイン制作、地元局は技術協力として放送され、在京キー局からアナウンサー・解説者を派遣したり、中継の協賛スポンサー(キリンや三菱グループ以外の各社も含む)のネットセールスを行う。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:日本のサッカー

テンプレート:キリンホールディングス
  1. かつては、同じグループ企業のキリン・シーグラムやナガノトマトも、オフィシャルスポンサーに加わっていたことがある。
  2. 2003年(平成15年)5月31日に行われた対韓国戦は東アジアサッカー選手権2003SARSの影響で開催が延期したことに伴い急遽試合が組まれたため、2004年(平成16年)2月12日に行われた対イラク戦についてはイラク復興支援サッカー国際親善試合として行われたため、この2試合についてはキリンチャレンジカップとして開催されていない(なお、この2試合とも国立霞ヶ丘陸上競技場で開催された)。
  3. 3.0 3.1 当初、3月11日東日本大震災の影響は残るものの、大会は予定通り行う方針だった。しかし、東京電力計画停電処置での電力不足への懸念のため当初予定していた「キリンチャレンジカップ」としての開催は2試合とも断念した。
  4. その後、ニュージーランド戦については「キリンチャレンジカップ」としての開催を断念する代わりに、長居スタジアムで「大震災復興支援チャリティー試合」に変更する形で開催することに一度は決定したが、ニュージーランド代表が「震災の影響や、東京電力の原発事故による健康被害などを考慮すると来日は困難」として出場を辞退。代替国の調整も時間的に難しいため、国際Aマッチの開催は完全に断念し、チャリティー試合は代わってJリーグ選抜チームとの練習試合「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」に変更された
  5. テンプレート:Cite web
  6. 6.0 6.1 テンプレート:Cite web
  7. テンプレート:Cite web当初は9月7日の開催予定だったが、開催が1日前倒しとなった。
  8. テンプレート:Cite web
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. 11.0 11.1 テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. 国立競技場建て替え工事前最後のA代表の試合となるため、〜ありがとう国立競技場〜のサブタイトルを付けて開催。
  15. テンプレート:Cite web