エンタープライズ (スタートレック)

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U.S.S.エンタープライズテンプレート:Lang-en-short)は、アメリカのSFテレビドラマスタートレック』シリーズに登場する架空の恒星間宇宙船である。

概要

宇宙大作戦』の主役艦として登場し、その多大な功績から宇宙艦隊の象徴的な艦と位置づけられた。また、以後の時代でもその名を受け継ぐという形で、同名の宇宙船が多数登場している。これは、最近まで現役であったアメリカの原子力航空母艦エンタープライズが、第二次世界大戦中の航空母艦エンタープライズから名を代襲しているのと同様である。エンタープライズ以外にも同名で別世代の艦は存在するが、登録番号「NCC-1701」まで受け継いでいるのはエンタープライズのみである[1][2]。なお、「U.S.S.」とは「United Federation of Planets Starship」(惑星連邦宇宙艦)を略した艦船接頭辞である[3]

『宇宙大作戦』の主役艦は、円盤状の「第1船体」(円盤部)と紡錘状の「第2船体」(機関部)を「ドーサルネック」で繋ぎ、第2船体後部から左右に広がる2本の「パイロン」の先端にそれぞれ円筒状の「ワープナセル」(推進部)がついた、航空機を思わせるデザインである。このデザインは、後のシリーズの主役艦でも多少のアレンジを加えつつも継承され、惑星連邦宇宙船の基本デザインとなっている。ブリッジが第1船体の中央最上部に、デフレクター盤が第2船体の先端にある。

なお、以下では各艦の区別のため、『宇宙大作戦』の主役艦を「初代エンタープライズ」、その登録番号を受け継いだ艦をアルファベットで「○型艦」と呼ぶものとする。

エンタープライズ XCV-330

劇場版第1作に、歴代エンタープライズを記念した絵の一つとして登場。スペースシャトルオービタと初代エンタープライズの間に展示されている。他のエンタープライズとは異なり、航行する様子が描かれたことはない。劇場版第1作の公開時に出版された設定集によれば、核融合推進を採用した、初の恒星間宇宙船ということになっている。同じ絵が『エンタープライズ』にも登場することから、NX-01よりは古い時代の船のようである。劇場版第12作では、宇宙飛行の発展を記念した模型の一つとして登場している。

紡錘状の主船体を円環状の推進部が取り囲んでおり、これはマット・ジェフリーズによる初代エンタープライズの没デザインを流用したものである。

エンタープライズ NX-01

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『エンタープライズ』の主役艦。惑星連邦設立前の地球連合宇宙艦隊所属船であるため、「U.S.S.」はつかない。地球の宇宙船として初めてワープ5エンジンを搭載している。初期と後期では操作パネルの色調が変更されているが、これは後の『宇宙大作戦』との繋がりを意識したものである。

ワープ速度に関しては、第23話「追放された者への祈り」でマザール人の追跡から逃れるために初めてワープ5.0を記録、第88話「バベル1号星」では、ロミュラン人から逃れるために、ワープ5.0の壁を越えワープ5.06に達した。そして、第91話「クリンゴンの苦境」と第92話「優生クリンゴン」では、クリンゴン人による破壊工作のため速度を落とせなくなり、ワープ5.2を記録している。

デザインはダグ・ドレクスラー、CGIはエデンFXによる。円盤状の第1船体から紡錘状の構造物が左右に伸び、その後端から左右を繋ぐ構造物とワープナセルを支えるパイロンが伸びている。デフレクター盤は第1船体の先端にある。

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701

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『宇宙大作戦』の主役艦。カーク船長指揮の下、5年間に及ぶ深宇宙探査任務を成し遂げる。ワープの性能を向上させるためにダイリチウム結晶を利用しており、フェイザー砲、光子魚雷等で武装している。映画版第1作では、大々的な改装作業を経て、地球に接近する謎の物体を迎え撃つ。劇場版第2作では、連邦士官学校の練習艦として就役していた。劇場版第3作にて、クリンゴン・バード・オブ・プレイとの戦闘で著しく損傷したため、クリンゴン人乗組員を艦内におびき寄せた上で自爆する。

改装前のデザインはマット・ジェフリーズ、模型はリチャード・C・デイティンによる。改装後のデザインはマット・ジェフリーズが手掛けた『フェイズII』のデザインを元に、ラルフ・マクウォーリーケン・アダムの手を得て完成した。模型はマジキャム社が手掛けた模型を元に、ダグラス・トランブルの改造を経て完成した[6]

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701(新時間軸版)

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未来からタイムスリップしてきたネロによる歴史改変の影響で、旧時間軸(『宇宙大作戦』の世界)と異なる姿となった初代エンタープライズ。就役は旧時間軸より13年遅い2258年となった。建造も衛星軌道上のサンフランシスコ造船所ではなく、地球上のリバーサイド造船所で行われ、地上から宇宙に進宙している。就役当時は宇宙艦隊の最新鋭艦であり、惑星連邦の旗艦となる予定だったが、ヴァルカン星の救難信号により処女航海を前倒しにして実戦配備された。現在のところ、同型艦の存在は描写されていない。セットの就航記念版には「コンスティテューション級」ではなく「スターシップ級」と書かれているが、これは後述の設定変更を意識したものと考えられる。

艦体は旧時間軸のD・E型艦を超える大型艦となり、転送装置を持つ惑星連邦の艦としては異例の大気圏突破・再突入、及び水中を含む惑星表面での行動能力も持っている(旧時間軸ではイントレピッド級ディファイアント級など一部が所持)。本艦や劇場版第12作のドレッドノート級が旧時間軸の同時期の艦に比べてオーバースペックになったのは、ケルヴィン号が圧倒的な戦力を持つナラーダ号と遭遇したことにより、危機感を感じた惑星連邦が技術の開発を急いだことと、ケルヴィン号の生存者がボーグの技術を取り入れ改造されたナラーダ号をスキャンし(元が掘削船であるためスキャン対策が不十分だった)、先進的なデータを持ち帰ったことによる。

デザインはライアン・チャーチ、CGIはILMによる。

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-A

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劇場版第4作において、提督から大佐に降格となったカークの乗艦として、自爆した初代エンタープライズの艦籍を同型艦であるヨークタウンが引き継いだ[7]。劇場版第6作では、惑星連邦クリンゴンが和平条約を締結するうえで、重要な役割を果たすことになる。

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-B

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劇場版第7作に登場。装備が不十分な状態で行った処女航海にて、謎のエネルギーリボンに遭遇。付近に居たエル・オーリアン人の難民を乗せた輸送船を救助するが、エネルギーリボンから逃れる際、ゲストで乗船していたカークが行方不明になる。その後、退役までの間に142もの星系の探索と星図の作成を行い、さらに17の文明とのファーストコンタクトを成し遂げたとされている[8]

デザインはビル・ジョージが手掛けたエクセルシオールのデザインを元に、ジョン・イーブスハーマン・ジマーマンの手を得て完成した。模型はILMが手掛けたエクセルシオールの模型を改造したもの[6]

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-C

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『新スタートレック』第62話「亡霊戦艦エンタープライズ"C"」に登場。ロミュラン人クリンゴン人の紛争で、ナレンドラ3号星のクリンゴン基地がロミュランの攻撃を受けた際に、単艦でクリンゴンの援助に向かうが、複数のロミュラン艦に撃沈される。名誉を重んじるクリンゴン人は同艦の犠牲により、惑星連邦を「名誉ある者」、防衛手段を持たない基地を襲撃したロミュランを「恥ずべき者」とした。これは、クリンゴンと惑星連邦の友好関係を決定的とし、クリンゴンとロミュランの決裂も決定的とした。

デザインはアンドリュー・プロバートが手掛けたD型艦のコンセプト画を元に、リック・スターンバックの手を得て完成した。模型はグレッグ・ジーンによる[6]

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-D

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第1船体はやや横に長い楕円形であり、第2船体は偏平でリフティングボディのようになっている。パイロンは滑らかに上へ湾曲し、先端部は前進角が付いている。第1船体とドーサルネックの分離機能を備えており、第1船体を分離した際には残った部分を、ドーサルネック上部にある戦闘用のブリッジから指揮することができる。しかし、この分離機能は劇中ではあまり活用されなかった。

『新スタートレック』の主役艦。ギャラクシーとヤマトに次ぐ、ギャラクシー級の3番艦として就航した。劇場版第7作では、ヴェリディアン3号星の衛星軌道上で、デュラス家のルーサとベトールが指揮するクリンゴン・バード・オブ・プレイと交戦。辛勝したものの、冷却システムを損傷したことによりワープコアが崩壊し、第2船体は爆発する。直前に緊急分離した第1船体は、ヴェリディアン3号星の大気圏に突入して不時着した[9]。人的被害は最小限に留まった模様。歴代エンタープライズの中では最も長く劇中に登場した同艦であるが、意外にも活動期間が最も短いエンタープライズである。

デザインはアンドリュー・プロバートが手掛けた『フェイズII』のコンセプト画を元に、ハーマン・ジマーマンとリチャード・ジェームスの手を得て完成した。最初の模型はILMによって制作されたが、壊れやすく撮影スタッフの評判が悪かったため、第4シーズンから主にグレッグ・ジーンの模型が使われている[6]

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-D(ドレッドノート型)

『新スタートレック』最終回「永遠への旅」に登場。高次元生命体のQが見せた「可能性の未来」でのD型艦。提督に昇進したライカーが、廃艦にされそうになっていたところを私物化したもの。ワープナセルが第2船体中央に増設され3基となったほか、第1船体上部にフェイザー砲2門、第1船体下部にクリンゴンの新型戦艦ネグヴァー級を一撃で爆砕する程の威力を持ったスーパー・フェイザーキャノン1門が増設されるなど、戦闘向きの大改修を施されているのが特徴。ワープ13(従来のファクターとは異なる)で航行可能で遮蔽装置も搭載されている。

デザイナーは不明。模型はグレッグ・ジーンが手掛けたD型艦の模型を改造したもの[6]

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-E

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詳細はU.S.S.エンタープライズEを参照。

デザインはジョン・イーブス、模型はILMによる。劇場版第9作からはCGIが使われている[6]

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-F

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第1船体と第2船体が左右2本のドーサルネックで繋がれているのが大きな特徴。詳細はU.S.S.エンタープライズFを参照。

U.S.S.エンタープライズ NCC-1701-J

『エンタープライズ』第70話「爬虫類族の攻撃」に登場。異次元宇宙からの侵略者である、球体創造者との戦闘(プロシオン5の戦い)に参加。

備考

宇宙大作戦』とそれ以降の作品とではワープ速度の表示方法が異なる。前者はワープ係数の3乗(例:ワープ10=光速の1000倍)なのに対し、後者はワープ9までは (10/3) 乗で計算しワープ10を無限速、つまり到達不能な速度と定義している為、数字が同じでも後者の方が速く、数字が大きくなるほどその差は急速に増大していく。

史実のエンタープライズ

セットの小道具として、歴代エンタープライズを記念した模型や絵が飾られていることがあり、その中に史実のエンタープライズのいくつかも登場する。

エンタープライズ(帆船)

テンプレート:Main テンプレート:See 劇場版第1作と『エンタープライズ』に、歴代エンタープライズを記念した絵の一つとして登場したほか、劇場版第7作ではウォーフ大尉の少佐昇進を祝うホロデッキでの式典に登場。実際の撮影にはレディ・ワシントンというブリッグが使用された。

史上初めて「エンタープライズ」の名をつけられた船は18世紀初頭のイギリス海軍の軍艦(帆船)である。もともとはラントルプリズ(L'Entreprise)というフランスの24門フリゲートで、1705年に鹵獲・改名された。また、史上初の「U.S.S.エンタープライズ」はアメリカ独立戦争に参加した大陸海軍スループで、1775年にイギリス船ジョージが鹵獲・改名されたものである。

U.S.S.エンタープライズ CV-6

テンプレート:Main 劇場版第1作に、歴代エンタープライズを記念した絵の一つとして登場。

アメリカ海軍所属の航空母艦。アメリカ海軍の伝統に従い、本艦も「U.S.S.エンタープライズ」と呼ばれる。第二次世界大戦太平洋戦争)では、姉妹艦のヨークタウンホーネットが日本海軍との戦闘で撃沈されたのに対し、本艦は、終戦時まで健在であり、戦争後期は、対日反攻作戦の主力空母として大量に建造されたエセックス級空母などとともに活躍した。ただし、終戦時は、沖縄戦アイスバーグ作戦)時の日本軍側の航空総攻撃作戦である「菊水作戦」において、1945年5月14日に日本海軍の神風特別攻撃隊爆装零戦1機)の体当たり攻撃により大破したため、アメリカ本国において修理中であった。

U.S.S.エンタープライズ CVN-65

テンプレート:Main新スタートレック』と『エンタープライズ』に、歴代エンタープライズを記念した模型や絵の一つとして登場したほか、劇場版第4作では舞台の一つとして登場。なお、同艦は撮影許可が下りていたにもかかわらず、急遽作戦行動に入ってしまったため、実際の撮影には航空母艦レンジャーが使用された。

アメリカ海軍所属の世界初の原子力航空母艦。CV-6と同じく、本艦も「U.S.S.エンタープライズ」と呼ばれる。原子炉からダイリチウム結晶の再結晶化に必要な放射線を得るため、チェコフウフーラが潜入した。

エンタープライズ OV-101

テンプレート:Main 劇場版第1作と『エンタープライズ』に、歴代エンタープライズを記念した絵の一つとして登場。劇場版第12作でも、宇宙飛行の発展を記念した模型の一つとして登場している。

アメリカ航空宇宙局 (NASA) が開発・運用したスペースシャトルオービタの初号機。当初は「コンスティテューション」と名付けられるはずであったが、トレッキーたちがエンタープライズと命名するように署名運動を行い、この名前となった。この返礼として、初代エンタープライズはスターシップ級宇宙船という設定から、コンスティテューション級宇宙船という設定に改められている。

初号機ではあるが、滑空その他の試験を目的としたプロトタイプであり、大気圏外には出ていない。『スタートレック』の世界では、大気圏外へ飛行可能なように改装されたことになっているが、実世界では実現しなかった[11]

平行宇宙のエンタープライズ

平行宇宙の一つである鏡像宇宙には、テラン帝国の軍艦として「I.S.S.エンタープライズ」が存在する。なお、「I.S.S.」とは「Imperial Starship」(帝国宇宙艦)を略した艦船接頭辞である。

宇宙大作戦』第39話「イオン嵐の恐怖」には初代エンタープライズが、『エンタープライズ』第94・95話「暗黒の地球帝国(前後編)」にはNX-01が登場。各種マーキングを除けば、外見はこちらの宇宙のエンタープライズと同じ。

パロディ

  • アニメ機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍の宇宙巡洋艦ムサイは、初代エンタープライズの裏表を逆さにしたものが原イメージになっている。
  • 漫画Dr.スランプ』に登場するスコップくん(スポックのパロディ)の自宅は初代エンタープライズの裏表を逆さにしたもの。ワープナセルが煙突になっている。
  • ビデオゲームギャラガ』のチャレンジングステージの最終ステージには、敵キャラとして「エンタープライズ」が登場する。名前だけではなく形まで初代エンタープライズそのままである。
  • アニメ映画うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』にて、メガネの部屋が爆風で吹き飛ばされた際に、初代エンタープライズらしきプラモデルの描写が見られた。
  • アニメ『機動戦艦ナデシコ』に登場するネルガル重工の宇宙戦艦ナデシコは、初代エンタープライズをモデルにしている。船体の一部が分離可能、後継艦が「B」「C」を名乗るなどの相似点もある。作中には、エンタープライズのプラモデルのものと思われる、「NCC-1701」と書かれた箱が映るカットがある。
  • SFテレビドラマスターゲイト SG-1』122話「レプリケーター人間」において、アメリカ合衆国空軍のジャック・オニール大佐が、搭乗していた宇宙戦艦X-303の艦名を「エンタープライズ」と命名しようとするが、ジョージ・ハモンド少将に却下されている。同乗していたサマンサ・カーター少佐も「エンタープライズはまずいです」と発言している。なお、そのときの会話から、既に艦名は「プロメテウス」に決定していたと思われる。

脚注

テンプレート:Reflist

テンプレート:スタートレック
  1. 新スタートレック』第28話「闇の住人」に登場したヤマトの登録番号は「NCC-1305-E」であり、登録番号の継承を示唆していたが、第37話「埋もれた文明」に再登場した際に「NCC-71807」に変更されている。『新スタートレック』の技術コンサルタントを務めたマイケル・オクダの著書『スタートレックエンサイクロペディア』によると、ヤマトの登録番号「NCC-1305-E」は誤りとされている。
  2. ヴォイジャー』第116話「過去に仕掛けられた罪」に登場したレラティヴィティの登録番号は「NCV-474439-G」であったが、レラティヴィティは宇宙船ではなく29世紀時間船である
  3. 登録番号の「NCC」が何の略であるかは公式に説明されたことがない。1975年発行の『Star Trek Blueprints』及び『Star Fleet Technical Manual』では「Naval Construction Code Number」(艦隊建造登録番号)の略ということになっている。
  4. 時代設定が『宇宙大作戦』より以前のため、原語の「Captain」は「艦長」ではなく「船長」と訳されている。
  5. 原語の「Captain」は劇場版では「艦長」と訳されている。
  6. 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 岸川靖(1999)、『スタートレック メカニクス』、ぶんか社
  7. 劇中では言及されていない。
  8. マイケル・オクダの著書『Star Trek: The Next Generation Technical Manual』内での記述であり、劇中では表現されていない。
  9. 第1船体の緊急分離から惑星の大気圏突入の避難プロセスも、マイケル・オクダの著書『Star Trek: The Next Generation Technical Manual』の記述に基づいたものであり、マニュアル通りに脱出手順を遂行した形である。
  10. Star Trek Online』ではF型艦の就航と同時期に退役している。
  11. 2号機チャレンジャーも地上試験機であったが、実世界ではそちらが改装されることとなった。その後、チャレンジャーの事故の後にも、エンタープライズを改装する案も出たが、エンデバーを新造する案が通り、実現しなかった。