モミ

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ファイル:モミ.JPG
モミの樹皮
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モミの樹形(2006年11月頃高尾山にて撮影)

モミ(樅、学名テンプレート:Snamei)は、マツ科モミ属常緑針葉樹である。日本に自生するモミ属で最も温暖地に分布し、その北端は秋田県、南端は屋久島に達する。

特徴

樹高は40mにも達するものもある。モミ属全般に樹皮が白っぽい灰色である樹種が多いが、モミの樹皮はかなり茶色がかっている。

日本に自生するモミ属では最も葉が大きくて硬い。若枝には軟毛が生える。葉は細くて固い針状で、先端は二叉して鋭く尖るが、老木では先の丸まった葉をつける。球果は10 - 15cmと大柄で、はじめ緑色、10月頃成熟すると灰褐色になる。成熟すると鱗片が脱落するので、松かさの様にそのままの姿で落下することはない。リスなどがその種子を好んで食うので、樹下に青い鱗片が集まって落ちているのを見ることがよくある。

分布

ツガとともに照葉樹林帯で広葉樹に混じって生育するが、照葉樹林帯と落葉広葉樹林帯の中間地帯には、往々にして高木にモミとツガが優占する森林が成立することがあり、これを中間温帯林と称する場合もある。東京近辺の高尾山には、モミの密生する地域があり、またケーブルカー高尾山駅の周辺でモミの大木を見ることができる。紀伊半島などではトガサワラも混成する。

脚注

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関連項目

外部リンク


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