さらば、わが愛/覇王別姫のソースを表示

{{Infobox 中華圏の映画
| 作品名 = さらば、わが愛/覇王別姫
| 画像 = 
| 画像サイズ = 
| 画像解説 = 
| 繁体字 = 霸王別姬
| 簡体字 = 霸王别姬
| ピン音 = Bàwáng bié jī
| 注音 = 
| 粤語ピン音 = 
| 英語題 = Farewell My Concubine
| 監督 = [[チェン・カイコー|陳凱歌]]
| 製作総指揮 = 湯君年<br />徐楓
| 製作 = 徐楓<br />徐杰<br />陳凱歌<br />孫慧婢
| 脚本 = 李碧華
| 出演者 = [[レスリー・チャン|張國榮]]<br />[[張豊毅]]<br />[[コン・リー|鞏俐]]
| 音楽 = [[趙季平]] 
| 撮影 = [[顧長衛]]
| 編集 = 裴小南
| 衣装 = 陳昌敏
| 美術 = 楊予和<br />楊占家
| 製作会社 = 
| 配給会社 = {{flagicon|JPN}} [[アスミック・エースエンタテインメント|ヘラルド・エース]]/[[角川ヘラルド・ピクチャーズ|日本ヘラルド映画]]
| 公開日 = {{flagicon|HKG1959}} 1993年1月1日<br />{{Nowrap|{{flagicon|FRA}} 1993年5月20日<small>（[[第46回カンヌ国際映画祭|CIFF]]）</small>}}<br />{{flagicon|JPN}} 1994年2月11日
| 上映時間 = 172分
| 製作国 = {{CHN}}<br />{{HKG1959}}
| 言語 = [[中国語]]
| 製作費 = 
| 興行収入 = 
| 前作 = 
| 次作 = 
}}

『'''さらば、わが愛/覇王別姫'''』（さらば、わがあい/はおうべっき、{{small|原題}}: 覇王別姫）は、1993年の[[香港]]・[[中華人民共和国|中国]]の合作映画である。[[日中戦争]]や[[文化大革命]]などを背景として時代に翻弄される[[京劇]]役者の小楼や蝶衣の目を通して近代[[中国]]の50年を描く。

「覇王別姫」とは、劇中に登場する[[垓下の戦い#四面楚歌|四面楚歌]]で有名な[[項籍|項羽]]と[[虞美人]]を描いた京劇作品。[[1993年]][[第46回カンヌ国際映画祭]]で[[パルム・ドール]]受賞。[[2008年]]に日本で舞台化された。

== あらすじ ==
[[1930年代]]の中国・北京。娼婦の[[非嫡出子|私生児]]である小豆子は、半ば捨てられるように京劇俳優養成所に預けられる。[[娼婦]]の子といじめられる小豆子をことあるごとに助けてくれたのは、先輩の石頭。やがて小豆子は、石頭に[[同性愛]]的な思慕を抱くようになる。

成長した2人は、それぞれ程蝶衣（小豆子）と段小楼（石頭）という芸名を名乗り、『覇王別姫』 で共演しトップスターになる。蝶衣は少年時代と変わらず小楼を想っていたが、[[日中戦争]]が激化し始めた頃、小楼は娼婦の菊仙と結婚。深く傷ついた蝶衣は同性愛者である京劇界の重鎮・袁四爺の庇護を求め、小楼との共演を拒絶する。

再び時代は変わり、[[1960年代]]。中国全土に[[文化大革命]]の嵐が吹き荒れる。京劇は堕落の象徴として禁止され、[[俳優]]である蝶衣と小楼も世間から虐げられるようになり、蝶衣、小楼、菊仙の3人は、精神的に極限まで追い詰められる。彼らの互いへの愛憎と裏切りの連鎖の果てには、大きな悲劇が待ち受けていた。

== キャスト ==
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
|-
! 役名
! 俳優
! 日本語吹替
|-
| 程蝶衣〈チェン・ディエイー〉 || [[レスリー・チャン|張國榮]]（レスリー・チャン） || [[山路和弘]]
|-
| 段小楼〈ドァン・シャオロウ〉 || [[張豊毅]]（チャン・フォンイー） || [[江原正士]]
|-
| 菊仙〈ジューシェン〉 || [[コン・リー|鞏俐]]（コン・リー） || [[山像かおり]]
|-
| 關師傳〈グアン師匠〉 || [[呂齊]]（リゥ・ツァイ） || [[村松康雄]]
|-
| 袁四爺〈イェンスーイエ〉 || [[葛優]]（グォ・ヨウ） || [[千田光男]]
|-
| 老師爺 || [[黄斐]]（ファン・フェイ） || [[家中宏]]
|-
| 張公公〈チャン〉 || [[童弟]]（トン・ディー） || [[幹本雄之]]
|-
| 戯園老門〈劇場主〉 || [[英達]]（イン・ダー） || 
|-
| 青木三郎 || [[智一桐]]（チー・イートン） || 
|-
| 小豆子〈シャオドウヅ〉（幼年） || 馬明威（マー・ミンウェイ） || 
|-
| 小豆子（少年） || 尹治（イン・チー） || 
|-
| 小石頭〈シャオシートウ〉（幼年） || 費洋（フェイ・ヤン） || 
|-
| 小石頭（少年） || 趙海龍（チャオ・ハイロン） || 
|-
| 小癩子〈シャオライヅー〉（幼年） || 楊永超（ヤン・ヨンチャオ） || 
|-
| 小癩子（少年） || 李丹（リー・ダン） || 
|-
| 小四〈シャオスー〉（少年） || 李春（リー・チュン） || 
|-
| 小四（青年） || [[雷漢]]（レイ・ハン） || 
|-
| 紅衛兵 || [[デヴィッド・ウー|呉大維]]（ウー・ダーウェイ） || 
|-
| 蝶衣の生母 || [[蒋雯麗]]（ジアン・ウェンリー） || 
|-
|}

== スタッフ ==
* 監督：[[チェン・カイコー|陳凱歌]]（チェン・カイコー）
* 製作総指揮：[[湯君年]]、[[徐楓]]
* 製作：[[徐淋]]、[[徐杰]]、陳凱歌、[[孫慧婢]]
* 原作：[[李碧華]]（リー・ビーファー）
* 脚本：[[李碧華]]、[[盧葦]]
* 美術：[[楊予和]]、[[楊占家]]
* 音楽：[[趙季平]]（チャオ・ジーピン）
* 撮影：[[顧長衛]]
* 編集：[[裴小南]]

== 日本版舞台 2008年 ==
'''『さらば、わが愛　覇王別姫』（さらば、わがあい　はおうべっき）'''は、[[京劇]]役者の愛憎を描いて世界中で大ヒットした[[中国映画]] 『[[さらば、わが愛/覇王別姫]]』 の、初の舞台化作品。
主演の[[東山紀之]]は本作で初の[[女形]]に挑戦した。

*[[2008年]][[3月9日]]～[[3月31日|31日]] - [[Bunkamura]] [[シアターコクーン]]
*[[4月4日]]～[[4月13日|13日]] - [[梅田芸術劇場|梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ]]

=== 出演 ===
*程蝶衣 - [[東山紀之]]　
*菊仙 - [[木村佳乃]]　
*段小楼 - [[遠藤憲一]]
*袁世卿 - [[西岡徳馬]]
*小四 - [[中村倫也|中村友也]]
*関師匠 - [[沢竜二]]
*那 - [[戸井田稔]]
ほか

=== スタッフ ===
*原作 - [[李碧華]]
*脚本 - [[岸田理生]]
*演出 - [[蜷川幸雄]]　
*音楽 - [[宮川彬良]]
*主催 - [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]、[[Bunkamura]]

== 外部リンク ==
* {{Movielink|allcinema|9156|さらば、わが愛/覇王別姫}}
* {{Movielink|kinejun|16621|さらば、わが愛/覇王別姫}}
* {{Movielink|allmovie|131112|Farewell, My Concubine}}
* {{Movielink|imdb|0106332|Ba wang bie ji}}

{{チェン・カイコー監督作品}}
{{英国アカデミー賞作品賞 1981-2000}}
{{パルム・ドール 1980-1999}}

{{DEFAULTSORT:さらはわかあい はおうへつき}}
[[Category:1993年の映画]]
[[Category:北京を舞台とした映画作品]]
[[Category:中国のLGBT関連映画]]
[[Category:香港のLGBT関連映画]]
[[Category:中国のドラマ映画]]
[[Category:香港のドラマ映画]]
[[Category:中国の恋愛映画]]
[[Category:香港の恋愛映画]]
[[Category:パルム・ドール受賞作]]
[[Category:日本の舞台作品]]
[[Category:2008年の舞台作品]]
[[Category:京劇]]
[[Category:女装映画]]
[[Category:演劇を題材とした作品]]
[[Category:中国史の映画]]
[[Category:小説を原作とする映画]]
[[Category:チェン・カイコーの監督映画]]