M-1グランプリ
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『M-1グランプリ』(エムワングランプリ)は、島田紳助が企画し、吉本興業が主催する10年間続いた漫才のコンテストである。通称「M-1」。2001年から2010年まで毎年12月に開催されていた。オートバックスセブンが特別協賛(冠スポンサー)となり、朝日放送 (ABC) が制作し、テレビ朝日系列が放送していた。
特別協賛会社の名をとり、正式名称は「オートバックス 〜M-1グランプリ〜」である。決勝戦開催日がクリスマスに重なった2001年の第1回大会と2005年の第5回大会の2度の正式名称は「オートバックス・クリスマス・M-1グランプリ」であった。
目次
概要
創設理由
大会実行委員長は島田紳助。紳助は、「自身の現在のタレント生活が成立しているのはデビュー当時から8年間続けた漫才(島田紳助・松本竜介)があってこそ」と考えており、またその漫才を途中で辞めた罪悪感から「何か恩返ししなければ」と常々考えていた。また、「松紳」(日本テレビ系)放送内で紳助と共に9回審査員を務めた松本人志と「単純におもろい奴を決めるコンテストがしたい」と話をする中でその構想は具体化していった[1]。
また、当時は、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ネプチューンなど、漫才で活躍した芸人を含め、コントの方が人気があったため、漫才の人気は下がっていた時期であり、お笑い芸人になってから、コントから始める芸人が多かった。この影響から、コントでブレイクした芸人は多いが、この大会を前後して漫才を始めた芸人も多く、コントでは評価されなくても、漫才では高評価を受けた芸人も少なくなく(実際にコントで人気が出た芸人でも、漫才を始めた芸人は多い)、一例を挙げるとおぎやはぎ、トータルテンボス、品川庄司、スリムクラブなどがコントではブレイクしなかったが、漫才で高評価を受けることになった。また、TBSは、コント版のM-1として松本人志に企画を持ちかけた結果、松本は、「キングオブコント」の設立にも関わっている。
大会の概要
結成10年目までのコンビ、グループを対象とした漫才のコンクールである(詳細は、#参加資格を参照)。
「M-1」という名称は、「漫才」(MANZAI) の「M」の頭文字を取ったもので「F1グランプリ」「K-1グランプリ」等に倣ったもの[2]。しかし、漫才に限らずコント[3]・トーク・歌(ただし、ピンマイクは使用不可能。使えるのはセンターマイク1本のみ。ただし指向性マイクは向けられているので、マイクから外れても問題はない。多少の小道具やギター等の持ち込みは許される)等の芸が許されている。しかし、第2回大会では審査員の松本人志がテツandトモのネタに対して「これを漫才ととっていいのかは難しい」と言っており、漫才以外の芸は評価されにくい傾向がある。
M-1の出囃子に使われている曲は、決勝ファーストラウンドはFatboy Slimの「Because We Can」、最終決戦はSam Spenceの「Salute to Courage」である。
大会の位置づけ
全国規模としては「NHK新人演芸大賞」や「爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」と並ぶ新人漫才コンクールである。上方の各新人漫才コンクールなどと比べると歴史的には浅い大会ではあるものの、「漫才の頂点を決める」という大会理念から若手漫才コンビ(またはグループ)にとって最高の栄誉として広く認識され、審査員がお笑い界で大きな影響力を持つ芸人などで構成されていることもあって、既存の新人漫才コンクールよりも重要視する芸人や関係者も多い。一例を挙げると、80年代に漫才ブームを起こしたビートたけしは「漫才が進化している。見ているこっち(たけし自身)が緊張してくる」と絶賛した。
また、M-1グランプリの決勝に進出がきっかけでブレイクするコンビも数多く存在し、優勝者は「スターへの階段が用意される」というほど脚光を浴びる。また、お笑い業界としては決勝に行けなくても準決勝進出も一種のステータスとして評価され、イベントなどの出演が増えることも多いという[4]。当大会で優勝したことによりCM、番組出演が急激に増えることを「M-1バブル」「M-1効果」という[5]。ただし、優勝しなかった場合でも出演機会が増えるコンビも多く(第4回準優勝の南海キャンディーズ、第8回準優勝のオードリー、第10回準優勝のスリムクラブなど特にダークホースと呼ばれたコンビが決勝戦で好成績を収めた際にこの傾向がある)、優勝したコンビ以上にテレビ出演等の仕事が増える場合もある。
なお、これとは逆にファイナリストとなっても決勝での成績が振るわなかった場合、世間によからぬ印象をあたえたり、仕事が減少する例もあり、これを「M-1逆効果」という[6]。これについて決勝進出を3回経験したトータルテンボスは、「本当は日本9位なのに、あそこ(決勝戦)でビリになると、まるで日本で一番面白くないやつみたいに言われちゃう。恐ろしいですよ。」と語っている[6]。しかし、それでも前年のM-1で決勝進出を果たしたか、果たしていないかで仕事量に変化があるコンビも存在する[7]。中にはカナリアのように、決勝に進出したにもかかわらず、レギュラー番組が存在しないコンビもある。
第10回で大会終了へ
主催の吉本興業と朝日放送は2010年12月12日の準決勝終了後、M-1グランプリの開催を第10回となる2010年で終了し、後継のプロジェクトを発足することを発表した。大会終了の理由として、吉本興業は「大会を通じて、漫才が隅々まで広まった。10年の節目をもって発展的解消することが、次につながる」と説明している[8]。M-1グランプリをきっかけに、漫才を始めた芸人も少なくなく、コントなどで、評価されなくても、漫才で評価され、出世する芸人も少なくなかった。
しかし、M-1グランプリの終了をきっかけに目標を失い辞めてしまう若手芸人が続出してしまったため、2011年より後継プロジェクトとして、フジテレビ系列で「THE MANZAI」が開催されることが2011年4月26日決定し、同じく島田紳助が大会実行委員長を務めることとなった。司会はナインティナイン[9]。しかし、紳助がこの年の8月に自らの不祥事の責任を取って芸能界を引退してしまい、一時期は大会開催も危ぶまれたが、大会を続行する形になった[10]。
なお、M-1の放送・主催を務めた朝日放送と吉本はそのM-1の後継番組として「KAMIWAZA〜神芸〜」を11月29日に発表、2012年1月8日に第1回の決勝をゴールデンタイム (18:56-20:54) で放送した。決勝のMCは「M-1」と同様、今田耕司を起用。また、番組ゼネラルマネージャーにビートたけしが決定している[11]。
復活へ
2014年7月30日に、朝日放送の脇阪聰史社長が2015年の夏にM-1を復活させる事を発表した[12]。
出場資格
出場資格は、開催年の4月30日現在で、結成若しくは現在のコンビ名での活動開始から満10年未満のグループであった(第1回は1991年5月以降結成、第2回は1992年5月以降結成、…、第10回は2000年5月以降結成)。その為、5月以降に結成し、8月のエントリーに間に合わせれば、1年目~11年目として計11回の出場が可能であった。ただし、第10回で終了した為、現実に11回出場したグループは存在しない。出場条件はグループの芸歴のみであり、年齢、個人の芸歴、プロ契約の有無、国籍等は一切不問であった。また、即興で結成されたコンビにも門戸を開いていた。ただし、結成年は自己申告であり、何を以って(本人達の合意日、プロ契約日、初舞台等)結成日とするかも不明であった為、出場資格は厳密なものではなかった。カンニング等、結成から優に10年を超えた出場者も存在した。また、デビューした年は同じでも、ラストイヤーが異なるコンビも多々存在した[13]。
過去に解散経験があり再結成した場合は解散から再結成の間の年月は含まれない。これによりジャリズムは1991年結成であるが1998年に7年目で一度解散した為、再結成した2004年は8年目という扱いになり2006年まで出場権があった。
さらに、2008年ではエルシャラカーニが結成より11年以上経過したコンビではあるが、「現在のコンビ名での活動が10年以下」であったため出場が認められた(2005・2006年の丁半コロコロも同様の処置、前述のカンニングも「とんこつなんこつ」という名前で参加したため、出場が認められた)。しかし、ザ・パンチは現在のコンビ名での活動は2003年からであるが、2008年がラストイヤーとされていた。
島田紳助は構想時に、出場資格を若手に限定したことについて、「昔の司法試験のように、30代になっても結果が出ない場合は、止めないと不幸である」と発言していたものの、大学を卒業してからコンビ結成した場合や、コンビを再結成した場合は、30代以降でも優に出場が可能であった。第1回大会は、大学生や会社員を経由して芸人になったますだおかだやDonDokoDonらを除けば、決勝進出者の大多数は20代であったが、大会後期では、決勝進出者の多数がキャリアを積んだ30代の芸人であった。一例として、第10回大会では、銀シャリ鰻・ハライチ・ジャルジャルの5人だけが20代であり、他の決勝進出者15人は30代であった。決勝進出者の高齢化に伴い、第1回大会では結成2年・21歳のキングコングに「脅威のルーキー」というキャッチフレーズが付いていたが、第10回大会では、結成7年・27歳のジャルジャルに「スーパールーキー」というキャッチフレーズが付いていた。また、歴代最多となる9回の決勝進出を果たし、当大会の象徴的存在であった笑い飯は26歳になる年に結成している為、ラストチャンスで優勝した頃には、36歳になっていた。ちなみに、松本人志は2001年に38歳3ヶ月で、南原清隆は38歳10ヶ月で決勝審査員を務めている。
2人組のコンビだけでなく3人以上のグループでも出場できる。2006年にザ・プラン9が2人組以外のグループとして初の決勝進出を果たしている。
また、2006年には現役OLの変ホ長調がアマチュアとして初めて決勝進出を果たし、2007年からアマチュアの参加者が増加したと言われる。決勝進出まではいかないまでも、アマチュアで準決勝まで進出するコンビも毎年数組見受けられる。
歴代の優勝者
回 | 大会期間 | グループ名 | 通過順位 | 最終得票 | 結成年月 | 挑戦可能最終年 | 受賞当時の所属事務所 | 出場組数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2001年9月9日-12月25日 | 中川家 | 1位 | 6票 | 1992年4月 | 2001年 | 吉本興業(大阪) | 1,603組 |
2 | 2002年8月24日-12月29日 | ますだおかだ | 2位 | 5票 | 1993年1月 | 2002年 | 松竹芸能 | 1,756組 |
3 | 2003年8月30日-12月28日 | フットボールアワー | 1位 | 4票 | 1999年7月 | 2009年 | 吉本興業(大阪) | 1,906組 |
4 | 2004年9月4日-12月26日 | アンタッチャブル | 1位 | 6票 | 1994年 | 2004年 | プロダクション人力舎 | 2,617組 |
5 | 2005年9月3日-12月25日 | ブラックマヨネーズ | 1位 | 4票 | 1998年4月 | 2007年 | 吉本興業(大阪) | 3,378組 |
6 | 2006年9月2日-12月24日 | チュートリアル | 1位 | 7票 | 1998年5月 | 2008年 | 吉本興業(大阪) | 3,922組 |
7 | 2007年9月1日-12月23日 | サンドウィッチマン | 1位 | 4票 | 1998年9月 | 2008年 | フラットファイヴ | 4,239組 |
8 | 2008年8月30日-12月21日 | NON STYLE | 2位 | 5票 | 2000年5月 | 2010年 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 | 4,489組 |
9 | 2009年8月29日-12月20日 | パンクブーブー | 2位 | 7票 | 2001年4月 | 2010年 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 | 4,629組 |
10 | 2010年8月21日-12月26日 | 笑い飯 | 2位 | 4票 | 2000年7月 | 2010年 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 | 4,835組 |
- 大会期間の最終日が決勝戦開催日および放送日。最終得票が太字のグループは満票、挑戦可能最終年が太字のグループはラストイヤー。
- 歴代優勝組のファーストラウンドの出番順は第7回まで重複することはなかったが、第8回以降6番手(第6回のチュートリアル、第10回の笑い飯)、7番手(第3回のフットボールアワー、第8回のNON STYLE)、8番手(第4回のアンタッチャブル、第9回のパンクブーブー)からは2組の優勝組が出ている。なお、出場組の出番順は下記の歴代の決勝結果を参照のこと。
チャンピオン決定までの道のり
予選(1回戦・2回戦・3回戦・準々決勝・準決勝)
毎年8月末または9月上旬から12月にかけて予選が行われる。1回戦は全国各地の主要都市(東京22・大阪14・名古屋2・札幌1・仙台1・新潟1・広島1・松山1・福岡1)で開催され、その後は東京と大阪のみで2回戦(東京7・大阪4)、3回戦(東京5・大阪3)、準々決勝(東京1・大阪1)、準決勝(東京1)が開催される(数字は2010年の各会場の開催日数)。
以前は横浜、高松、浜松でも1回戦が開催されていた。また、2001年には長野でも1回戦が開催予定だったがエントリーが0だったため開催中止となっていた。
1回戦は前年度準決勝以上に進出したコンビにはシード権があり免除される[14](第2回大会のみ、第1回大会の準決勝以上に進出したコンビは1回戦と2回戦が免除されていた)。また、歴代優勝者は無期限でシード権が与えられる[15]。予選1回戦のみ複数回受ける(一度1回戦で敗退した芸人が再び1回戦にエントリーする場合など)ことが可能で、マンスリーよしもとのM-1特集にも「(1回戦で落ちた)リベンジ組にも期待」などと記載されることがある。
3回戦では第5回大会からネタの順番などにより敗退した芸人の中から数組が審議によって追加枠として準決勝に進出できる(進出者が出ない可能性もある)追加合格制度も行われている。第8回大会では2回戦からも追加合格制度が導入された。
第10回大会には3回戦と準決勝の間に準々決勝が新設された。準々決勝は東京、大阪各1回ずつの開催。準々決勝敗退組も敗者復活戦に参加できる。
準決勝は12月中旬(決勝の2週間前頃、2004年までは4週間前頃)に東京会場(例年はルミネtheよしもとだが第8回大会はメルパルクホール、第9回大会はよみうりホール)、大阪会場(なんばグランド花月)で2日続けて行われていたが(順序は年により異なる)、第10回大会は準々決勝が追加され、今までの準決勝開催地では準々決勝の開催となったため、東京・両国国技館で1日だけの開催となった。準決勝終了後、決勝進出8組(第1回大会のみ10組)に絞られる。準々決勝以降で敗れた組は敗者復活戦に挑むことになる。
予選のネタの制限時間は1回戦は2分(第5回大会までは3分)、2・3回戦は3分、準々決勝以降は4分。これらの経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに一定時間が経つと強制終了となる。ただし、強制終了になっても即失格にはならない(タイムオーバーになったが合格した例もある)。
参加費(エントリー料)として自腹で1組2000円を支払う。予選1回戦で複数回受ける場合は、その度に2000円を支払う。
敗者復活戦
決勝進出できなかったコンビは、敗者復活戦に参加することができる。第9回大会までは準決勝敗退組の中から、第10回大会は準々決勝・準決勝敗退組の中から1組だけ決勝の舞台に上がることができる[16]。
決勝戦当日の正午から第9回大会までは準決勝[17]、第10回大会は準々決勝・準決勝で敗退した出場者が漫才を披露、そこでの審査において「敗者復活枠」で1組だけが敗者復活戦勝者として決勝に進むことができる。例年、敗者復活戦勝者は決勝戦のテレビ生放送中の2番目のコンビのネタ終了後に発表されている。また、敗者復活戦の模様は第4回大会よりスカイ・A sports+で生放送されている。これに加え第8回大会はABC、テレビ朝日、メ〜テレ、HTB、KBCのワンセグ独立編成、Yahoo!プレミアム会員向けのインターネット中継でも放送された。第9回大会は、ABC、テレビ朝日系全国ネットで放送された[18]。第10回大会も同様に放送され、前年よりは漫才の模様が放送されたり、スカイ・エーでの中継が地上波開始後も継続されるなど多少は改善されたが、それでもインターネット中継は地上波開始後打ち切られるのは変わらず、半分ほどが今までのダイジェストや舞台裏紹介であった。また第10回大会は、舞台袖の控室から出番待ちしている芸人の様子を伝える内容のUSTREAM中継が行われた。
敗者復活戦の審査方法は抽選で選出された100名の一般審査員とプロの審査員5名が審査を行い、得点を総合して1組が選出される。ネタ順は抽選で、持ち時間は4分間である。4分を経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに一定時間が経つと強制終了となり、合図となる爆破音のBGMが鳴る。敗者復活戦が初めて導入された第2回大会にて、トップバッターの麒麟がこのルールによりネタの途中で強制終了となった。しかし、第6回大会ではわざと失格をねらって5分前後までネタを披露しつづけたコンビもあったが、退場するまで強制終了とはならなかった。
敗者復活戦勝者は、発表後即座に敗者復活戦が行われた会場から決勝のスタジオに車で向かう。第5回大会まではワゴンカー、第6回大会は特製の装飾が施されたオープンカー、第7回大会は競走馬輸送用のトラックで決勝スタジオまで向かう予定だった。だが第6回大会は開催日がクリスマス・イヴだったため渋滞により途中から自転車に[19]、第7回大会もやはり渋滞でバイクに乗り換える事態になった。なお、第8回大会からは東京無線のタクシーで移動した。第8回大会に敗者復活戦司会である藤井隆が「6年間模索してきてようやくたどり着いた手段」と評価していたタクシーであったものの、それでも第9回大会は混雑のため途中でバイクに乗り換える事態となった。
第8・10回大会以外は敗者復活戦の出場を辞退するコンビが出ている。
敗者復活戦は12月の屋外でのネタ披露であるため、決勝の放送では敗者復活戦を「地獄」、敗者復活戦勝者は「地獄よりの生還者」とアナウンスしているが、若手芸人にとって同じ世代が一堂に会するこの機会を「天国」と評する向きもある[20]。また、第7回大会でサンドウィッチマンが敗者復活から優勝したためか、第8回大会からは紹介VTRが長くなった。さらに、2年連続でファーストラウンドを1位通過したため、第9回大会には「下克上の時が来た。」とまで言われた。
第10回大会は予選の順位が低い順に敗者復活戦でネタを披露した(つまり、最後にネタを披露したパンクブーブーが予選9位)。コンビ名のテロップとともに順位も表示されていた。
歴代の敗者復活戦出場(準決勝敗退)コンビ
第1回は敗者復活制度がないので準決勝敗退コンビ、敗者復活戦勝者と復活者の決勝での結果は下表に記載。 テンプレート:Hidden
敗者復活戦勝者
回(年) | グループ名 | 決勝1回戦の結果 | 最終決戦の結果 |
---|---|---|---|
第1回(2001年) | (敗者復活戦なし) | ||
第2回(2002年) | スピードワゴン | 7位・535点 | - |
第3回(2003年) | アンタッチャブル | 3位・616点 | 3位・0票 |
第4回(2004年) | 麒麟 | 3位・634点 | 3位・0票 |
第5回(2005年) | 千鳥 | 6位・607点 | - |
第6回(2006年) | ライセンス | 6位・609点 | - |
第7回(2007年) | サンドウィッチマン | 1位・651点 | 優勝・4票 |
第8回(2008年) | オードリー | 1位・649点 | 2位・2票 |
第9回(2009年) | NON STYLE | 3位・641点 | 3位・0票 |
第10回(2010年) | パンクブーブー | 1位・668点 | 3位・0票 |
- 敗者復活戦勝者で最初に最終決戦に進出したのは第3回のアンタッチャブル。
- 最終的に9組中6組が最終決戦に進出した。
- 敗者復活戦勝者の最低順位は2002年のスピードワゴンの7位。また、スピードワゴン以外の全組が600点以上を記録している。
決勝戦
12月下旬に決勝大会と最終決戦が開催、テレビ生放送(ABC制作、テレビ朝日系全国列ネット)が行われる。ABCが日曜日のゴールデンタイムに制作枠を持っている関係で、決勝戦の放送枠は同月の第4又は第5日曜日の夜に設定されることが多い(2005年からテレビ朝日が独占放送する「フィギュアスケート・グランプリファイナル」の翌週に放送されることが多くなっており、後の提供クレジットの後に来週の予告で表示している)が、第8回以降は第3日曜日に放送されている。第1回はこの年の最終火曜日で放送された(ABCが火曜日にゴールデンタイムに制作枠を持っていたためでもある)。
決勝ファーストラウンド
準決勝で選ばれた決勝進出者8組+敗者復活戦勝者1組の計9組全員の漫才が披露され、決勝戦審査員の採点を総合しての得点で上位3組が最終決戦に進出する。ネタ順は敗者復活戦勝者が9番手と決められており、敗者復活戦勝者を除いた8組が決勝進出者発表の翌日に抽選で決定される。持ち時間は4分でそれを超えると減点の対象となる。第5回大会では4分30秒以上超えてしまうと1秒につき1点の減点となるルールがアナウンスされた。
4組目からは終了後の採点で1組ずつ脱落者が発生し、7組目からそれに加え最終決戦に進む組が1組ずつ出る。4位以下の公式順位はここで確定する。
最終決戦
決勝ファーストラウンドで勝ち残った上位3組(第1回のみ2組)が順位に関係なく決勝ファーストラウンドとは別のネタを披露し、決勝戦審査員が3組で一番おもしろいと思ったコンビに投票する「指名投票制」で行われ、最も多く票を集めたコンビが優勝となる。なお、同じ得票数になった場合には決勝ファーストラウンドの順位が高かった方が上位に認定されるのだが(下記例参照)、2位と3位を決めたことしかなかった[21]。最終決戦進出組の公式順位は最終決戦での順位が優先される。
- (例)コンビA…650点/1票、コンビB…640点/3票、コンビC…630点/3票の場合は優勝・コンビB、2位・コンビC、3位・コンビAとなる。
最終決戦のネタ順は第4回までは進出した3組で再抽選で決定していたが、第5回からはファーストラウンド1位から順に任意で選択できるようになった。
また、第2回以降は前述の通り3組が最終決戦に進出するが、3組とも得票があったのは第7回のみで他の回では3位は0票で終わっている。
歴代の優勝コンビのうち、ファーストラウンド1位通過のコンビが6組、2位通過のコンビが4組であり、3位通過のコンビが優勝したことはない(3位通過のコンビの最高成績は第5回の笑い飯、第7回のトータルテンボス、第10回のスリムクラブの2位である)。
この最終決戦の制度は後に『ABCお笑い新人グランプリ』や『R-1ぐらんぷり』など他の演芸コンテストの決勝大会でもM-1にならって採用された[22]。
チャンピオンが決定すると、キャノン砲から大量の銀の紙吹雪がステージいっぱいに降る[23]。
決勝戦の会場と放送内容
回 | 決勝会場 | 敗者復活戦会場 |
---|---|---|
1 | レモンスタジオ | (敗者復活戦なし) |
2 | パナソニックセンター有明スタジオ | パナソニックセンター東京前特設会場 |
3 | ||
4 | ||
5 | テレビ朝日本社第1スタジオ | 神宮球場 |
6 | 有明コロシアム | |
7 | 大井競馬場 | |
8 | ||
9 | ||
10 |
出場者がネタを披露する際にはその芸人の経歴や特徴、意気込みなどをまとめた紹介VTRが流れ(一部大会の敗者復活組を除く)、「Zurg's Planet」(下記参照)が流れ、舞台に上がる出囃子として「Because We Can」(下記参照)が流れる。
2004年の第4回から放送時間も2時間半に増大、またステレオ放送となった。翌2005年の第5回から、第4回まで使用されたセットから電飾が多い派手なものに大幅にチェンジされた。審査員の点数は審査員席上の大型スクリーンに映されるようになり、第1回大会で設けられた「チャンピオンズシート」同様の「暫定ボックス」なる、暫定上位3組が着席して後続のコンビの審査を待つスペースが設けられた。さらに、CM前のジングル・提供表示時のBGMが変更され、ハイビジョン制作として放送された。またほぼ同時期に2006年の第6回では前年のセットの大まかな形態はそのままで、さらに派手な装飾が施された。
第5回より会場がキー局・テレビ朝日本社に変更になったのは、ほぼ同時期に有明地区で行われているコミックマーケット参加者による混雑を避けるためにとられた措置だとの俗説があるが[24]、実際はパナソニックセンター有明スタジオにおける松下グループ(当時)と吉本興業の共同運営の契約が継続されず、吉本興業が同スタジオの運営から離れたことが直接的な理由である。また、この変更以後、テレビ朝日が企画協力という形で制作に関与している。ただし、漫才に使用されるスタンドマイクはABCのロゴ入りのものが使用されている。
優勝者に贈られる賞品
- 優勝トロフィー(優勝者の名が刻まれる)
- 優勝賞金1000万円
- 特別協賛のオートバックスセブンからカー用品券(100万円相当)
- オートバックスセブンのCM出演権(第1回大会のみの副賞だったが第6回大会から復活)
審査方法の変遷
第2回以降では現行の審査方法となったが、第1回では第2回以降と審査方法が異なる点がいくつかある。
第1回(2001年)
東京会場の審査員(7人)には1人100点の持ち点が与えられる[25]。このほか、札幌・大阪・福岡の吉本興業の劇場に集まった各100人の一般客が1人1点で審査する(合計300点)。東京会場の審査員と合計すると満点は1000点。ただ、唯一関東出身のコンビであったおぎやはぎ、松竹芸能所属のますだおかだとアメリカザリガニ、すでに大阪から東京に進出し東京吉本に所属のDonDokoDon等に対して大阪会場の得票が低い(下記参照)など公平性に欠けるとの意見が出たり[26]、この方式になることが大会直前になって出場者に伝えられるなど、混乱を招いた。
10組のうち、得点上位2組が決勝と異なるネタを披露し、東京会場の審査員がステージ上で1人ずつ順番にどちらが面白かったかボタンを押して投票して優勝コンビを決定[27]。
ちなみに優勝者決定後の表彰でも賞金贈呈後はトロフィーや花束など贈呈者の名前が呼ばれてからステージに立ったり、司会の赤坂泰彦が中川家を「石川家」、ハリガネロックを「アメリカンロック」(アメリカザリガニと混同したと思われる)と、コンビ名を言い間違えたりと円滑に進まなかった為、審査員の松本人志が「もう滅茶苦茶ですやん!」と発言、赤坂はその場で謝罪した。以後、赤坂はM-1グランプリに一度も出演していない。
第2回以降と同様の方式が採られた場合
もし一般客の得点が排除された場合、以下の順位となる(カッコ内は公式順位との比較)。
- 中川家 596点(順位変動なし)
- ますだおかだ 575点(2ランクアップ)
- アメリカザリガニ 568点(順位変動なし)
- ハリガネロック 567点(2ランクダウン)
- 麒麟 542点(順位変動なし)
- フットボールアワー 535点(順位変動なし)
- キングコング 528点(順位変動なし)
- DonDokoDon 520点(1ランクアップ)
- おぎやはぎ 497点(1ランクアップ)
- チュートリアル 483点(2ランクダウン)
第2回以降
第1回の審査の欠陥から根本的に見直し現在のルールに至った。一般客の審査が排除され、7人の審査員(メンバーについては決勝戦審査員欄を参照)が1人100点の持ち点(満点:700点)で審査する。得点上位3組が最終決戦に進出し、決勝と異なるネタを披露、審査員が一斉に最も面白かったコンビをボタンで判定して優勝コンビを決める。ただし最終決戦の票が同じ場合、決勝1回戦の得点が高いほうが優勝コンビとなる。
- ファーストラウンド
第4回ではタカアンドトシと笑い飯が同点になった。このときは審査員7人のうち3人が点数が割れており、2人が笑い飯よりタカアンドトシに高い点数をつけていたため、タカアンドトシを上位に認定した。この2組は最後に敗者復活枠で披露した麒麟がその点数を上回り、最終決戦に残らなかったため特に混乱はなかったものの、実は4組以上が1位、3組以上が2位、2組以上が同点で3位になるというような場合を想定していなかった。第5回大会以降しばらくはこのような事態は起きていなかったが、第10回でパンクブーブーと笑い飯が再び1位で同点になった。両者とも最終決戦に残ったものの、ネタ順決めに影響する関係で、4人が高い点数をつけていたパンクブーブーを1位とした(ただしテロップには両者1位と表示されている)。
さらに第1回大会からあくまで目安程度で「ネタは4分以内」と定められていたが、第3回大会では麒麟が約5分半、第4回大会で笑い飯が約6分半と持ち時間を大幅に超えてネタをやってしまったため、第5回以降は持ち時間が厳守されることとなった。持ち時間の4分を超えると減点の対象となり、4分30秒以上超えてしまうと1秒につき1点の減点となるため、出場者はまず持ち時間以内に終わることが目標となる。
- 最終決戦
第2回-第4回までは審査員のモニターで一斉に表示したが、決勝会場を移した第5回以降は大型スクリーンで発表され、左から1人ずつ順に開票する形式となり、決勝コンビがこの時点で決定したところで間をおいて開票していく形になった。
歴代の決勝結果
- 順位は最終決戦の順位による順序、最終決戦が同票数の場合もしくは最終決戦に残らなかったグループはファーストラウンドの順位による順序。
- 最終決戦に残ったグループの出番順・得点は「(ファーストラウンド)/(最終決戦)」で表記。
- 所属事務所は出場当時。
- 敗者復活戦勝者は番組キャッチフレーズが無いので(敗者復活)とした。
- 最終決戦での投票先(最終得票)については「得点詳細」における数字を太字して示す。
第1回(2001年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|
優勝 | 中川家 吉本興業(大阪) |
笑いのDNA | 1番/1番 | 829点/6票 |
2位 | ハリガネロック 吉本興業(大阪) |
武闘派 | 10番/2番 | 809点/1票 |
3位 | アメリカザリガニ 松竹芸能 |
3オクターブの衝撃 | 4番 | 796点 |
4位 | ますだおかだ 松竹芸能 |
実力主義 | 8番 | 770点 |
5位 | 麒麟 吉本興業(大阪) |
無印(ノーマーク) | 7番 | 741点 |
6位 | フットボールアワー 吉本興業(大阪) |
奇跡の顔面 | 2番 | 726点 |
7位 | キングコング 吉本興業(大阪) |
驚異のルーキー | 6番 | 707点 |
8位 | チュートリアル 吉本興業(大阪) |
お笑い陰陽師 | 3番 | 637点 |
9位 | DonDokoDon 吉本興業(東京) |
無冠の帝王 | 9番 | 614点 |
10位 | おぎやはぎ プロダクション人力舎 |
東京の星 | 5番 | 540点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
特別審 査員計 |
一般審 査員計 |
紳助 |
松本 |
鴻上 |
石井 |
小朝 |
青島 |
西川 |
札幌 |
大阪 |
福岡 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中川家 | 6 | 829 | 596 | 233 | 80 | 70 | 85 | 90 | 90 | 90 | 91 | 65 | 89 | 79 |
ハリガネロック | 1 | 809 | 567 | 242 | 75 | 60 | 85 | 92 | 70 | 90 | 95 | 85 | 85 | 72 |
アメリカザリガニ | - | 796 | 568 | 228 | 74 | 65 | 84 | 92 | 80 | 85 | 88 | 84 | 57 | 87 |
ますだおかだ | - | 770 | 575 | 195 | 78 | 70 | 84 | 88 | 80 | 80 | 95 | 75 | 52 | 68 |
麒麟 | - | 741 | 542 | 199 | 75 | 75 | 83 | 90 | 65 | 75 | 79 | 54 | 82 | 63 |
フットボールアワー | - | 726 | 535 | 191 | 66 | 55 | 82 | 82 | 80 | 80 | 90 | 62 | 83 | 46 |
キングコング | - | 707 | 528 | 179 | 74 | 55 | 83 | 76 | 70 | 75 | 95 | 64 | 55 | 60 |
チュートリアル | - | 637 | 483 | 154 | 60 | 50 | 75 | 68 | 75 | 75 | 80 | 38 | 67 | 49 |
DonDokoDon | - | 614 | 520 | 94 | 64 | 65 | 84 | 82 | 65 | 85 | 75 | 47 | 18 | 29 |
おぎやはぎ | - | 540 | 497 | 43 | 50 | 60 | 73 | 82 | 75 | 80 | 77 | 22 | 9 | 12 |
- 備考
- ファーストラウンドで1番目と最後(10番目)にネタをしたコンビが同時に最終決戦に進出したのはこの回が最初で最後である。
- 第2回以降の方式に合わせた場合、決勝の中川家の596点は歴代最低の決勝1位通過点数であり、チュートリアルの483点は歴代最低点数である。
- 歴代のチャンピオンが4組出場していた(歴代最多)。
第2回(2002年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | ますだおかだ 松竹芸能 |
2年連続 | 打倒吉本を合言葉に今年も決勝へ | 2番/3番 | 612点/5票 |
2位 | フットボールアワー 吉本興業(大阪) |
2年連続 | 漫才新人賞を総なめにしてきた若手実力派 | 5番/1番 | 621点/2票 |
3位 | 笑い飯 吉本興業(大阪) |
初出場 (ノーシード) |
今年もM-1予選にノーシードの新星が現れた | 6番/2番 | 567点/0票 |
4位 | おぎやはぎ プロダクション人力舎 |
2年連続 | 前回東京からはただ1組の決勝進出 | 7番 | 561点 |
5位 | ハリガネロック 吉本興業(東京) |
2年連続 | 前回準優勝 リベンジだけに燃えたこの1年 | 1番 | 545点 |
6位 | テツandトモ ニチエンプロダクション |
初出場 (ノーシード) |
現代版音楽漫才がM-1に新風を吹き込む | 4番 | 539点 |
7位 | スピードワゴン M2カンパニー |
初出場 (ノーシード) |
(敗者復活) | 9番 | 535点 |
8位 | ダイノジ 吉本興業(東京) |
初出場 | 大分県出身の重量級コンビが涙の初出場 | 3番 | 534点 |
9位 | アメリカザリガニ 松竹芸能 |
2年連続 | 前回は高熱をおして堂々の第3位 | 8番 | 525点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
大竹 |
石井 |
洋七 |
中田 |
談志 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ますだおかだ | 5 | 612 | 89 | 70 | 92 | 90 | 96 | 95 | 80 |
フットボールアワー | 2 | 621 | 89 | 85 | 91 | 95 | 94 | 97 | 70 |
笑い飯 | 0 | 567 | 86 | 80 | 80 | 84 | 84 | 83 | 70 |
おぎやはぎ | - | 561 | 76 | 80 | 79 | 79 | 85 | 82 | 80 |
ハリガネロック | - | 545 | 75 | 65 | 83 | 81 | 86 | 85 | 70 |
テツandトモ | - | 539 | 76 | 65 | 77 | 82 | 79 | 90 | 70 |
スピードワゴン | - | 535 | 73 | 75 | 80 | 86 | 86 | 85 | 50 |
ダイノジ | - | 534 | 83 | 60 | 78 | 78 | 81 | 84 | 70 |
アメリカザリガニ | - | 525 | 73 | 60 | 78 | 78 | 83 | 83 | 70 |
- 備考
- この回から現行ルールとなり、敗者復活戦が導入された。
- 吉本興業所属コンビの決勝進出が過半数割れ(吉本4、吉本以外5)だったのはこの回のみ。
- 2組目のますだおかだが、初めて600点以上の点数を獲得した。
- 初めてファーストラウンド2位のコンビが優勝した。
- 松竹芸能からの優勝者は唯一。
- この回は、漫才以外のネタをしたコンビ(テツandトモ)が出場した唯一の回である。
- 笑い飯が初のノーシードからの最終決戦進出を達成した。また、笑い飯の567点は最終決戦に進出したコンビの中では最も低く[28]、500点台で最終決戦進出を果たした唯一のコンビでもある。
- ハリガネロックの審査発表時に一瞬洋七の評点が遅れたため「6点」と表示され、会場が騒然となり、後に「86点」になるというハプニングがあった。
- 最終決戦進出の3組は、全組が歴代のチャンピオンである。
第3回(2003年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | フットボールアワー 吉本興業(大阪) |
3年連続3回目 | 悲願 | 7番/3番 | 663点/4票 |
2位 | 笑い飯 吉本興業(大阪) |
2年連続2回目 | ∞(インフィニティ) | 4番/1番 | 656点/3票 |
3位 | アンタッチャブル プロダクション人力舎 |
初出場 (ノーシード) |
(敗者復活) | 9番/2番 | 616点/0票 |
4位 | 2丁拳銃 吉本興業(東京) |
初出場 | ラストチャンス | 5番 | 608点 |
5位 | りあるキッズ 吉本興業(大阪) |
初出場 | 最年少 | 8番 | 601点 |
6位 | スピードワゴン ホリプロコム |
2年連続2回目 | 正門突破 | 3番 | 574点 |
7位 | アメリカザリガニ 松竹芸能 |
3年連続3回目 | 3度目の正直 | 6番 | 564点 |
8位 | 麒麟 吉本興業(大阪) |
2年ぶり2回目 | 返り咲き | 2番 | 554点 |
9位 | 千鳥 吉本興業(大阪) |
初出場 | 無印(ノーマーク) | 1番 | 552点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
南原 |
洋七 |
石井 |
大竹 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フットボールアワー | 4 | 663 | 98 | 97 | 89 | 97 | 95 | 89 | 98 |
笑い飯 | 3 | 656 | 99 | 95 | 90 | 95 | 92 | 90 | 95 |
アンタッチャブル | 0 | 616 | 92 | 84 | 85 | 90 | 92 | 87 | 86 |
2丁拳銃 | - | 608 | 91 | 80 | 87 | 95 | 86 | 83 | 86 |
りあるキッズ | - | 601 | 90 | 85 | 81 | 93 | 85 | 83 | 84 |
スピードワゴン | - | 572 | 85 | 74 | 81 | 85 | 86 | 82 | 79 |
アメリカザリガニ | - | 564 | 80 | 70 | 84 | 90 | 83 | 76 | 81 |
麒麟 | - | 554 | 84 | 75 | 76 | 84 | 78 | 75 | 82 |
千鳥 | - | 552 | 82 | 70 | 82 | 75 | 84 | 79 | 80 |
- 備考
- この回から参加資格が結成10年未満から結成10年以内に変更となる。
- フットボールアワーが2年連続でファーストラウンドを1位通過した。ファーストラウンドを1位通過を複数回しているコンビはフットボールアワーのみである(第2・3回)。
- 4組目の笑い飯が、初めて650点以上の点数を獲得した。それまでの最高点であった第2回フットボールアワーの621点を35点も更新するものであり、島田紳助の99点も相俟って、場内は騒然となった。しかし、3組後に出て来たフットボールアワーが、再度最高点を更新した。
- 上述のフットボールアワーと笑い飯に加え、敗者復活戦から勝ち上がったアンタッチャブルの対戦は、公式DVDで「史上最強の三つ巴」と謳われている。
- この回から全ての審査員の最高点が90点以上になり、最低点も70点以上になった。
- アンタッチャブルが初めて敗者復活からの最終決戦進出を果たした(結果は3位)。
- 最終決戦進出の3組は、全組が歴代のチャンピオンである。
- この回から今田耕司が司会に起用された。
第4回(2004年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | アンタッチャブル プロダクション人力舎 |
2年連続2回目 | 悲願の正面突破 | 8番/1番 | 673点/6票 |
2位 | 南海キャンディーズ 吉本興業(大阪) |
初出場 | 初物尽くし | 5番/3番 | 639点/1票 |
3位 | 麒麟 吉本興業(大阪) |
2年連続3回目 | (敗者復活) | 9番/2番 | 634点/0票 |
4位 | タカアンドトシ 吉本興業(東京) |
初出場 | 直球勝負 | 2番 | 615点 |
5位 | 笑い飯 吉本興業(大阪) |
3年連続3回目 | 予測不能 | 7番 | 615点 |
6位 | POISON GIRL BAND 吉本興業(東京) |
初出場 | 支離滅裂のアーティスト | 6番 | 603点 |
7位 | トータルテンボス 吉本興業(東京) |
初出場 | The渋谷系 | 4番 | 587点 |
8位 | 東京ダイナマイト オフィス北野 |
初出場 (ノーシード) |
"ビート"の遺伝子 | 3番 | 583点 |
9位 | 千鳥 吉本興業(大阪) |
2年連続2回目 | リベンジ | 1番 | 582点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
西川 |
南原 |
大竹 |
洋七 |
小朝 |
石井 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アンタッチャブル | 6 | 673 | 97 | 96 | 95 | 97 | 95 | 96 | 97 |
南海キャンディーズ | 1 | 639 | 90 | 92 | 86 | 92 | 90 | 95 | 94 |
麒麟 | 0 | 634 | 89 | 88 | 89 | 92 | 88 | 92 | 96 |
タカアンドトシ | - | 615 | 86 | 86 | 82 | 91 | 85 | 90 | 95 |
笑い飯 | - | 615 | 84 | 89 | 82 | 91 | 85 | 89 | 95 |
POISON GIRL BAND | - | 603 | 87 | 85 | 83 | 81 | 88 | 89 | 90 |
トータルテンボス | - | 587 | 80 | 84 | 79 | 84 | 84 | 88 | 88 |
東京ダイナマイト | - | 583 | 82 | 80 | 76 | 83 | 87 | 86 | 89 |
千鳥 | - | 582 | 83 | 83 | 81 | 78 | 82 | 82 | 93 |
- 備考
- アンタッチャブルが、決勝で、「審査員全員からの単独1位評価」を達成した。これはM-1で歴代唯一の快挙である。
- アンタッチャブルが、決勝で得た673点はM-1の歴代最高得点であり、各審査員の点数で最も低い点数が95点であったことも歴代最高である。
- 決勝1位と2位の差(34点)は歴代最大である。
- 第2回以降、唯一最終決戦で1番目にネタを披露したコンビが優勝した。
- ファーストラウンドで笑い飯とタカアンドトシが615点で同点となったが、審査員の得点がより高い点数がつけられたタカアンドトシを4位、笑い飯を5位とした(タカアンドトシ2票(きよし、石井)、笑い飯1票(南原)、同点4票(大竹、洋七、小朝、カウス)でタカアンドトシを4位認定。詳しくは上記を参照)。
- 初めて関西出身でないコンビが優勝した。人力舎所属の優勝者は唯一。また、関東地方出身の優勝者は山崎弘也(埼玉)のみ、中部地方出身の優勝者は柴田英嗣(静岡)のみである。
- 千鳥1位→タカアンドトシ1位→東京ダイナマイト2位→トータルテンボス2位→南海キャンディーズ1位→POISON GIRL BAND3位→笑い飯3位→アンタッチャブル1位→麒麟(敗者復活)3位、と全組がネタ終了時点では3位以内に入った為、全組が暫定ボックスの椅子に座った(歴代唯一の珍事)。
- 南海キャンディーズ・山崎静代が初の女性決勝進出者となった。最終決戦にも進出し、女性で唯一の最終決戦進出者である。
- 敗者復活戦勝者の麒麟を含め9組中この回ラストイヤーで初出場だったタカアンドトシを除く8組は決勝に複数回進出している。
- 初めて大阪からの決勝進出者が東京からの決勝進出者を下回った(東京5、大阪4)。
第5回(2005年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | ブラックマヨネーズ 吉本興業(大阪) |
初出場 | モテない男たちの逆襲 | 5番/3番 | 659点/4票 |
2位 | 笑い飯 吉本興業(大阪) |
4年連続4回目 | 予測不能のWボケ | 1番/2番 | 633点/3票 |
3位 | 麒麟 吉本興業(大阪) |
3年連続4回目 | M-1チルドレン | 8番/1番 | 646点/0票 |
4位 | 品川庄司 吉本興業(東京) |
初出場 | 不屈のお調子者 | 6番 | 626点 |
5位 | チュートリアル 吉本興業(大阪) |
4年ぶり2回目 | 暴走するイケメン漫才[29] | 4番 | 622点 |
6位 | 千鳥 吉本興業(大阪) |
3年連続3回目 | (敗者復活) | 9番 | 607点 |
7位 | タイムマシーン3号 アップフロントエージェンシー |
初出場 | DVD版:アキバ系カリスマデブ 再放送版:秋葉系カリスマ芸人[30] |
7番 | 571点 |
8位 | アジアン 吉本興業(大阪) |
初出場 | 肉と骨のハーモニー | 2番 | 564点 |
9位 | 南海キャンディーズ 吉本興業(大阪) |
2年連続2回目 | 相方以上恋人未満 | 3番 | 552点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
渡辺 |
大竹 |
洋七 |
石井 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブラックマヨネーズ | 4 | 659 | 95 | 95 | 93 | 90 | 96 | 94 | 96 |
笑い飯 | 3 | 633 | 85 | 95 | 90 | 85 | 91 | 92 | 95 |
麒麟 | 0 | 646 | 88 | 90 | 91 | 90 | 95 | 95 | 97 |
品川庄司 | - | 626 | 85 | 90 | 87 | 89 | 95 | 91 | 89 |
チュートリアル | - | 622 | 85 | 95 | 86 | 84 | 86 | 95 | 91 |
千鳥 | - | 607 | 82 | 80 | 89 | 88 | 86 | 89 | 93 |
タイムマシーン3号 | - | 571 | 76 | 75 | 83 | 82 | 82 | 85 | 88 |
アジアン | - | 564 | 75 | 70 | 80 | 82 | 81 | 86 | 90 |
南海キャンディーズ | - | 552 | 72 | 75 | 79 | 79 | 79 | 80 | 88 |
- 備考
- 得点、投票の発表方法が第4回までは審査員全員同時に行われていたが、今大会から1人ずつ(審査員席左側から)発表されるようになった。
- 準決勝の日程が決勝の4週間前の土・日曜から2週間前の土・日曜に変更された。
- 笑い飯が連続決勝進出回数の新記録(4年連続)を樹立した。
- 今大会から会場が変わった為か、演出面でのトラブルがいくつか見られた。
- 笑い飯のジャッジを開票する際に島田洋七の得点のみが開票されず、表示された合計点に洋七が口頭でジャッジした得点を加えて正式な合計点を発表した。
- タイムマシーン3号のジャッジを開票する際に、1組前にネタを披露した品川庄司のジャッジがもう1回出てきてしまった。ミスが発覚したとき、タイムマシーン3号は崩れ落ちるほど落ち込んでいた。
- 放送中の時間にテロップが出ないトラブルが起きた。また、番組冒頭で本来は司会者のテロップを出すべきだったところを「南海キャンディーズ・最終決戦」と表示するハプニングもあった。その為、2000年での「ミュージックステーション」で番組中に字幕スーパーが出ないお詫びがあったが、番組中での字幕スーパーが出ないお詫びはなかった。
- 初めて女性のみのコンビ(アジアン)が決勝進出を果たした。
第6回(2006年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | チュートリアル 吉本興業(大阪) |
2年連続3回目 | 華麗なる妄想族 | 6番/3番 | 664点/7票 |
2位 | フットボールアワー 吉本興業(東京) |
3年ぶり4回目 | 帰ってきた王者 | 2番/2番 | 640点/0票 |
3位 | 麒麟 吉本興業(大阪) |
4年連続5回目 | 空腹のファンタジスタ | 4番/1番 | 627点/0票 |
4位 | 笑い飯 吉本興業(大阪) |
5年連続5回目 | 予測不能のWボケ | 8番 | 626点 |
5位 | トータルテンボス 吉本興業(東京) |
2年ぶり2回目 | ハンパねぇ渋谷系漫才 | 5番 | 613点 |
6位 | ライセンス 吉本興業(東京) |
初出場 | (敗者復活) | 9番 | 609点 |
7位 | ザ・プラン9 吉本興業(大阪) |
初出場 | 5人の漫才革命児 | 3番 | 597点 |
8位 | 変ホ長調 (アマチュア) |
初出場 | 史上最強のアマチュア | 7番 | 576点 |
9位 | POISON GIRL BAND 吉本興業(東京) |
2年ぶり2回目 | 暴走する異次元漫才 | 1番 | 570点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
南原 |
渡辺 |
洋七 |
大竹 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チュートリアル | 7 | 664 | 97 | 95 | 95 | 90 | 98 | 92 | 97 |
フットボールアワー | 0 | 640 | 90 | 90 | 94 | 90 | 91 | 89 | 96 |
麒麟 | 0 | 627 | 88 | 87 | 91 | 89 | 92 | 86 | 94 |
笑い飯 | - | 626 | 89 | 89 | 92 | 85 | 90 | 89 | 92 |
トータルテンボス | - | 613 | 87 | 90 | 88 | 85 | 90 | 83 | 90 |
ライセンス | - | 609 | 85 | 85 | 90 | 88 | 89 | 83 | 89 |
ザ・プラン9 | - | 597 | 83 | 80 | 89 | 80 | 90 | 82 | 93 |
変ホ長調 | - | 576 | 82 | 75 | 84 | 79 | 85 | 83 | 88 |
POISON GIRL BAND | - | 570 | 76 | 85 | 85 | 75 | 81 | 83 | 85 |
- 備考
- 初のアマチュアや5人組が決勝進出と過去優勝者の再挑戦、吉本以外の事務所の芸人がいない等が大会開催前から報じられていた。
- チュートリアルが、決勝で、「審査員全員からの1位評価(決勝)」及び「審査員全員からの投票(最終決戦)」を達成した為、パーフェクト優勝と言われる。ただし、渡辺がフットボールアワーにも同点1位評価をしている為、審査員全員からの単独1位評価(決勝)ではない。
- 最終決戦に決勝初出場組、敗者復活組のいずれも進出しなかったのはこの回のみ(初出場勢の最高位はライセンス(敗者復活組)の6位)。
- 麒麟が最終決戦連続進出回数の新記録(3年連続)を樹立した。また、麒麟は今大会で最後の決勝進出となった(準決勝には第8回まで進出)。
- ファーストラウンドの順位が最終決戦を経ても変わらなかったのはこの回が最後である。
- 最終決戦進出かファーストラウンド敗退かを分ける3位と4位の点差が1点と歴代最小であった。
- この回から第9回(2009年)まで敗者復活組の紹介VTR(歴代の敗者復活組の映像をまとめたもの)が披露されるようになった。
第7回(2007年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | サンドウィッチマン フラットファイヴ |
初出場 | (敗者復活) | 9番/3番 | 651点/4票 |
2位 | トータルテンボス よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京[31] |
2年連続3回目 | ハンパねぇラストチャンス | 5番/1番 | 646点/2票 |
3位 | キングコング よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
6年ぶり2回目 (ノーシード) |
帰ってきたスーパールーキー | 6番/2番 | 650点/1票 |
4位 | ハリセンボン よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
初出場 (ノーシード) |
(デブ+ヤセ)×ブサイク=爆笑 | 7番 | 608点 |
5位 | 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
6年連続6回目 | 予測不能のWボケ | 1番 | 604点 |
6位 | ザブングル ワタナベエンターテインメント |
初出場 | 奇跡の顔面 | 3番 | 597点 |
7位 | ダイアン よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
初出場 | お笑い月見草 | 8番 | 593点 |
8位 | 千鳥 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
2年ぶり4回目 | オレ流漫才 | 4番 | 580点 |
9位 | POISON GIRL BAND よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
2年連続3回目 | 屈辱からの脱出 | 2番 | 577点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
上沼 |
石井 |
巨人 |
大竹 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サンドウィッチマン | 4 | 651 | 98 | 95 | 95 | 95 | 92 | 84 | 92 |
トータルテンボス | 2 | 646 | 96 | 93 | 95 | 95 | 90 | 84 | 93 |
キングコング | 1 | 650 | 96 | 93 | 97 | 95 | 88 | 90 | 91 |
ハリセンボン | - | 608 | 86 | 88 | 93 | 84 | 86 | 85 | 86 |
笑い飯 | - | 604 | 85 | 85 | 89 | 85 | 83 | 85 | 92 |
ザブングル | - | 597 | 86 | 90 | 92 | 84 | 79 | 84 | 82 |
ダイアン | - | 593 | 86 | 85 | 89 | 86 | 81 | 82 | 84 |
千鳥 | - | 580 | 86 | 80 | 85 | 80 | 87 | 81 | 81 |
POISON GIRL BAND | - | 577 | 75 | 90 | 81 | 82 | 84 | 80 | 85 |
- 備考
- サンドウィッチマンが史上初の敗者復活からの優勝を達成した。
- フラットファイヴ所属の優勝者は唯一(吉本興業所属でないコンビの優勝はこの回が最後)。また、東北地方出身(伊達、富澤共に宮城)のコンビが優勝したのも唯一である。
- 3組が最終決戦に進出するようになった第2回以降で唯一、最終決戦進出の3組全てに得票があった。
- 笑い飯が決勝進出回数の単独最多記録を樹立した。
- ハリセンボンが女性のみのコンビとしては最高位の4位を記録した。
- 最終決戦進出かファーストラウンド敗退かを分ける3位と4位の点差が38点と歴代最大であった。一方、最終決戦進出の上位3組の点差は5点と歴代最小であった。
- 敗者復活戦会場がこの回から大井競馬場になった。
- ファーストラウンド1位のコンビがそのまま優勝するのはこの回が最後である(この回までは第2回を除き全て1位通過のコンビが優勝)。
第8回(2008年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | NON STYLE よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
初出場 | ストリート系漫才 | 7番/2番 | 644点/5票 |
2位 | オードリー ケイダッシュ |
初出場 | (敗者復活) | 9番/3番 | 649点/2票 |
3位 | ナイツ マセキ芸能社 |
初出場 | 浅草の星 | 4番/1番 | 640点/0票 |
4位 | 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
7年連続7回目 | 孤高のWボケ | 2番 | 637点 |
5位 | U字工事 アミー・パーク |
初出場 | I ♥ とちぎ | 5番 | 623点 |
6位 | ダイアン よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
2年連続2回目 | お笑い月見草 | 1番 | 619点 |
7位 | モンスターエンジン よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
初出場 | 変幻自在の高性能漫才 | 3番 | 614点 |
8位 | キングコング よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
2年連続3回目 | 逆襲のスーパールーキー | 8番 | 612点 |
9位 | ザ・パンチ よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
初出場 | ラストチャッチャチャーンス | 6番 | 591点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
上沼 |
渡辺 |
巨人 |
大竹 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NON STYLE | 5 | 644 | 94 | 93 | 95 | 90 | 91 | 90 | 91 |
オードリー | 2 | 649 | 89 | 95 | 92 | 92 | 91 | 92 | 98 |
ナイツ | 0 | 640 | 89 | 93 | 95 | 91 | 89 | 89 | 94 |
笑い飯 | - | 637 | 95 | 89 | 95 | 91 | 91 | 88 | 88 |
U字工事 | - | 623 | 91 | 85 | 93 | 90 | 84 | 88 | 92 |
ダイアン | - | 619 | 89 | 85 | 90 | 90 | 86 | 86 | 93 |
モンスターエンジン | - | 614 | 91 | 83 | 85 | 88 | 89 | 88 | 90 |
キングコング | - | 612 | 88 | 86 | 90 | 89 | 86 | 87 | 86 |
ザ・パンチ | - | 591 | 87 | 80 | 88 | 85 | 83 | 83 | 85 |
- 備考
- 第1回を除き唯一、最終決戦進出の3組が全て決勝初出場組となった(それに伴い前回に引き続き2年連続で最終決戦進出組はいずれも最終決戦初進出である)。
- 決勝初出場が6組と第2回以降では最多。
- 2年連続で敗者復活組がファーストラウンド1位になった。
- ファーストラウンド1位から最下位の点数差58点は過去最小の点差。また、初めて全ての審査員の最低点が80点以上になった(最低点は松本人志がザ・パンチに評点した80点)。
- NON STYLEは第5回大会のブラックマヨネーズ以来となる、決勝初選出初優勝(第7回のサンドウィッチマンは敗者復活)。
- 初めて最終決戦で2番目にネタをやったコンビが優勝した。
- 第2回以来、6年ぶりにファーストラウンド2位のコンビが優勝した。
- 初めて東京吉本所属のコンビが優勝した[32](優勝後、東京吉本所属となったコンビはいる[33])。
- 初めてどちらもNSC卒業生ではない吉本所属のコンビが優勝した(第6回優勝のチュートリアル福田もNSCに入学していないが、両方ともNSC出身でないのは初)。
- オードリーはファーストラウンド1位通過を経験したが優勝を経験していない唯一のコンビである[34]。
- ザ・パンチは、7人中6位の審査員から、単独最低点を得てしまった(歴代最多)。
- 第3回以来、5年ぶりに女性の決勝進出者がいなかった。
- 最終決戦進出の3組が全て異なる事務所に所属しているのはこの回のみ。
第9回(2009年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | パンクブーブー よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
初出場 | 9年目の正直 | 8番/2番 | 651点/7票 |
2位 | 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
8年連続8回目 | 孤高のWボケ | 5番/3番 | 668点/0票 |
3位 | NON STYLE よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
2年連続2回目 | (敗者復活) | 9番/1番 | 641点/0票 |
4位 | ナイツ マセキ芸能社 |
2年連続2回目 | 浅草の星 | 1番 | 634点 |
5位 | ハライチ ワタナベエンターテインメント |
初出場 | 原市生まれM-1育ち | 6番 | 628点 |
6位 | 東京ダイナマイト よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
5年ぶり2回目 | 逆襲の異端児 | 3番 | 614点 |
7位 | モンスターエンジン よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
2年連続2回目 | ネタの精密機械 | 7番 | 610点 |
8位 | 南海キャンディーズ よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
4年ぶり3回目 | 漫才という名の赤い糸 | 2番 | 607点 |
9位 | ハリセンボン よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
2年ぶり2回目 | 恋する漫才師 | 4番 | 595点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
上沼 |
東国原 |
巨人 |
渡辺 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パンクブーブー | 7 | 651 | 94 | 93 | 98 | 88 | 90 | 91 | 97 |
笑い飯 | 0 | 668 | 100 | 95 | 98 | 92 | 93 | 92 | 98 |
NON STYLE | 0 | 641 | 90 | 92 | 98 | 89 | 87 | 90 | 95 |
ナイツ | - | 634 | 91 | 85 | 93 | 88 | 90 | 91 | 96 |
ハライチ | - | 628 | 90 | 88 | 91 | 86 | 89 | 89 | 95 |
東京ダイナマイト | - | 614 | 85 | 88 | 90 | 85 | 86 | 90 | 90 |
モンスターエンジン | - | 610 | 89 | 83 | 90 | 85 | 87 | 89 | 87 |
南海キャンディーズ | - | 607 | 85 | 83 | 90 | 89 | 84 | 88 | 88 |
ハリセンボン | - | 595 | 82 | 80 | 87 | 87 | 85 | 85 | 89 |
- 備考
- パンクブーブーが、最終決戦で、第6回チュートリアル以来2組目となる「審査員全員からの投票」を達成した。
- 第7回から3年連続で決勝初出場組が優勝した。
- 初めて福岡吉本出身および九州出身(佐藤は大分、黒瀬は福岡)のコンビが優勝した。ただし、優勝当時は東京吉本に所属していた。
- 笑い飯がM-1史上初の審査員個人の最高点である100点(紳助)を獲得した[35]。
- 笑い飯が、決勝で、第4回アンタッチャブル、第6回チュートリアル以来3組目となる「審査員全員からの1位評価」を達成した。ただし、上沼がパンクブーブーとNON STYLEにも同点1位評価をしている為、審査員全員からの単独1位評価ではない。
- 初めてファーストラウンド1位のコンビが最終決戦で票を獲得できなかった。
- 前年王者のNON STYLEが敗者復活戦で大井競馬場にいたため、第2回以降番組冒頭で毎回行われていた前年度優勝者によるトロフィー返還が行われなかった。またNON STYLEが挑戦者であることを考慮し、番組中のオートバックスのCMにはNON STYLEを起用したものは放送されなかった。
- 提供読みは従来のABCのアナウンサーではなく、ナレーションの畑中フーが担当。提供クレジットのうちAflacとP&Gはカラー表示した。
- 第5回から5年連続で最終決戦初進出組が優勝した(うち決勝初出場優勝は4組)。
- 第8回以降、大阪からの決勝進出者が東京からの決勝進出者をさらに下回った(東京7、大阪2)。
- 決勝初出場が2組と過去最少。
- 決勝進出した9組が全組2000年以降結成になったのはこの回が初。また、パンクブーブーは21世紀になってから結成したコンビの中で唯一の優勝組となった。
- 吉本以外のコンビ(ナイツ)がトップバッターだったのは、全大会を通じてこの回が唯一。また、女性コンビ(ハリセンボン)が最下位になったのもこの回のみ。
- 最終決戦進出の3組は、全組が歴代のチャンピオンである。
第10回(2010年)
順位 | グループ名 所属事務所 |
決勝出場回数 | 番組キャッチフレーズ | 出番順 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
優勝 | 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京[36] |
9年連続9回目 | 孤高のWボケ | 6番/2番 | 668点/4票 |
2位 | スリムクラブ よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
初出場 | 無印(ノーマーク)島人(しまんちゅ) | 3番/1番 | 644点/3票 |
3位 | パンクブーブー よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
2年連続2回目 | (敗者復活) | 9番/3番 | 668点/0票 |
4位 | ピース よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
初出場 (ノーシード) |
笑いのアーティスト | 8番 | 629点 |
5位 | 銀シャリ よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
初出場 | 昭和をまとった新世代 | 4番 | 627点 |
6位 | ナイツ マセキ芸能社 |
3年連続3回目 | 浅草の星 | 5番 | 626点 |
7位 | ハライチ ワタナベエンターテインメント |
2年連続2回目 | 進化するムチャぶり漫才 | 7番 | 620点 |
8位 | ジャルジャル よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪 |
初出場 | スーパールーキー | 2番 | 606点 |
9位 | カナリア よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京 |
初出場 | 羽ばたけ!ラストイヤー[37] | 1番 | 592点 |
グループ名 | 最終 得票 |
一回戦 得点計 |
紳助 |
松本 |
南原 |
大竹 |
渡辺 |
宮迫 |
中田 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
笑い飯 | 4 | 668 | 96 | 96 | 98 | 97 | 90 | 95 | 96 |
スリムクラブ | 3 | 644 | 91 | 96 | 93 | 91 | 88 | 91 | 94 |
パンクブーブー | 0 | 668 | 97 | 97 | 94 | 91 | 95 | 98 | 96 |
ピース | - | 629 | 88 | 89 | 87 | 89 | 89 | 92 | 95 |
銀シャリ | - | 627 | 87 | 90 | 89 | 89 | 87 | 93 | 92 |
ナイツ | - | 626 | 92 | 88 | 90 | 90 | 88 | 91 | 87 |
ハライチ | - | 620 | 87 | 86 | 89 | 90 | 90 | 90 | 88 |
ジャルジャル | - | 606 | 86 | 87 | 88 | 89 | 87 | 90 | 79 |
カナリア | - | 592 | 81 | 85 | 86 | 87 | 85 | 88 | 80 |
- 備考
- 第3回の千鳥以来、7年ぶりに決勝初出場組(カナリア)がファーストラウンドで1番目にネタをした。
- 第7回のキングコングとハリセンボン以来、3年ぶりにノーシードのコンビ(ピース)が決勝に進出した(ただしピースはシード経験があり、かつ最後のノーシードからの決勝進出組となった)。
- 第6回のチュートリアル以来、4年ぶりに決勝経験者が優勝した。また、笑い飯は初出場から優勝まで最も時間がかかった(9年)。
- 第8回から3年連続でファーストラウンド2位および最終決戦ネタ順2番目および2000年以降結成のコンビが優勝した。
- 第7回から4年連続で敗者復活組が最終決戦に進出した。また、第8回以来、2年ぶりに敗者復活組がファーストラウンド1位になった。
- ファーストラウンドで笑い飯とパンクブーブーが668点で同点となったが、より高い点数をつけた審査員が多かったパンクブーブーを1位通過、笑い飯を2位通過とした(パンクブーブー4票(紳助、松本、渡辺、宮迫)、笑い飯2票(南原、大竹)、同点1票(カウス)でパンクブーブーを1位認定。詳しくは上記を参照)。
- 前年のNON STYLEと同様、前年王者パンクブーブーが敗者復活戦で大井競馬場にいたため、前年度優勝者によるトロフィー返還が行われなかった。またパンクブーブーが挑戦者であることを考慮し、番組中のオートバックスのCMにはパンクブーブーを起用したものは放送されなかった。そのことについてパンクブーブー黒瀬が敗者復活者発表前のインタビューで触れ、抗議した。
- スリムクラブはファーストラウンドで3番目にネタをして最終決戦に進出した唯一のコンビである。
- 初めてファーストラウンド1位のコンビが最終決戦で3位になった。
- 第7回以来、3年ぶりに70点台の得点が出た(中田カウスがジャルジャルに評点した79点[38])。
- 第3回以来、7年ぶりに松本人志が96点以上の評点をした(スリムクラブ、笑い飯に96点、パンクブーブーに97点[39])。
- 出場者のネタ披露中、画面左下に審査員の表情がワイプ画像で映し出されていた。
- 敗者復活組であるパンクブーブーのファーストラウンドでの668点は、歴代の敗者復活組の中で過去最高得点(歴代でも2位タイ)である。
- 出場9組の平均点は過去最高の631.1点[40]であった。
決勝でのネタ披露順番の決定方法
ファーストラウンドのネタ披露順番は進出者8組の代表者がエントリーナンバーの順に抽選[41]を行い決定する(第4回のみゲストの吉田沙保里を迎えての代理人抽選で決定した)。番組中に決定する敗者復活戦勝者は自動的に最後の9番目に登場することになっている。
ちなみに第1・4回は決勝のテレビ放送の番組冒頭で、第3回はABC・テレビ朝日などの一部の系列局で直前特番の放送で、第5-9回は決勝進出者決定の翌日に行われる記者会見の場で、第10回は準決勝終了後即抽選会を行い決定した。
最終決戦のネタ順は第1-2回・第4回はファーストラウンドの得点順に抽選になっていたが、第5回からファーストラウンドの得点順に自由に選ぶことになった。第3回のみファーストラウンドのネタ順で抽選となっている。なお、第5回以降はファーストラウンドを1位通過したコンビは必ず3番を選んでおり、2位通過したコンビは第5回の麒麟が1番を選んだ以外は必ず2番を選んでいる。
また、ABCが製作したM-1関連特集番組(ナンバ壱番館、速報!M-1への道など)ではネタ披露順について以下のように分析している。本項では最終決戦進出コンビとファーストラウンド最下位のコンビを記載する。また、優勝コンビは太字で記載する。
- 1番は以降の出演コンビの基準点を作る上に会場の空気が暖まっていないため当たり外れが大きく、通常芸人が最も嫌がる順番とされている。特に個性派や初出場のコンビは不利であり[42]、最下位で終わるコンビも多く最終決戦へは過去2組しか進出しなかった。
- 会場の空気が暖まってきた中頃の3-5番が最も有利[43]。最終決戦進出率が高い順番であり、殆どの出場コンビがこの順番を希望する傾向にある[44]が、最下位で終わるコンビが出ることもあった。
- 8・9(第2回以降敗者復活組)・10番(第1回のみ)は観客が中弛みして食傷気味になるため正統派のコンビには不利だが個性派のコンビに有利。ただし、手前に個性派のコンビが続くと逆転することもある。
- ネタ順について、王者であるチュートリアルとサンドウィッチマンはともに「トップバッターを引くぐらいなら敗者復活から行った方がよっぽどいい」と述べている。[6]サンドウィッチマンは実際に敗者復活枠から優勝している。
出番順 | 最終決戦進出組(回、順位) | 最下位に終わった組(回) | 平均点 | 平均順位 |
---|---|---|---|---|
1 | 中川家(第1回、1位通過・最終優勝) 笑い飯(第5回、3位通過・最終2位) |
千鳥(第3・4回) POISON GIRL BAND(第6回) カナリア(第10回) |
592.7点 | 6.0位 |
2 | ますだおかだ(第2回、2位通過・最終優勝) フットボールアワー(第6回、2位通過・最終2位) |
POISON GIRL BAND(第7回) | 594.7点 | 5.9位 |
3 | スリムクラブ(第10回、3位通過・最終2位)[45] | (チュートリアル)(第1回)[46] 南海キャンディーズ(第5回) |
579.2点 | 7.0位 |
4 | 笑い飯(第3回、2位通過・最終2位) 麒麟(第6回、3位通過・最終3位) ナイツ(第8回、3位通過・最終3位) |
ハリセンボン(第9回) | 604.1点 | 5.1位 |
5 | フットボールアワー(第2回、1位通過・最終2位) 南海キャンディーズ(第4回、2位通過・最終2位) ブラックマヨネーズ(第5回、1位通過・最終優勝) トータルテンボス(第7回、3位通過・最終2位) 笑い飯(第9回、1位通過・最終2位) |
おぎやはぎ(第1回)[47] | 620.0点 | 3.7位 |
6 | 笑い飯(第2回、3位通過・最終3位) チュートリアル(第6回、1位通過・最終優勝) キングコング(第7回、2位通過・最終3位) 笑い飯(第10回、2位通過・最終優勝) |
ザ・パンチ(第8回) | 608.9点 | 4.6位 |
7 | フットボールアワー(第3回、1位通過・最終優勝) NON STYLE(第8回、2位通過・最終優勝) |
(該当者なし) | 601.0点 | 5.0位 |
8 | (ますだおかだ)(第1回・2位)[46] アンタッチャブル(第4回、1位通過・最終優勝) 麒麟(第5回、2位通過・最終3位) パンクブーブー(第9回、2位通過・最終優勝) |
アメリカザリガニ(第2回) | 613.1点 | 4.4位 |
9 | アンタッチャブル(第3回、3位通過・最終3位) 麒麟(第4回、3位通過・最終3位) サンドウィッチマン(第7回、1位通過・最終優勝) オードリー(第8回、1位通過・最終2位) NON STYLE(第9回、3位通過・最終3位) パンクブーブー(第10回、1位通過・最終3位) |
(該当者なし) | 613.0点 | 3.9位 |
10 | ハリガネロック(第1回、2位通過[48]・最終2位) | (該当者なし) | 567.0点 | 4.0位 |
- 2・3・4・10番からはファーストラウンド1位通過のコンビは出ておらず、3・4・10番からは優勝コンビは出ていない。
- 7・9・10番からは最下位のコンビは出ていない。
- 表の平均点及び平均順位は第1回に関しては特別審査員のみの得点に限定した。
決勝戦司会・進行・審査員
司会・進行
回 | 司会 | その他 |
---|---|---|
1 | 島田紳助、赤坂泰彦、菊川怜 | |
2 | 西川きよし、山寺宏一、中山エミリ | 芸人へのインタビュー:木村祐一 |
3 | 今田耕司、西川きよし、小池栄子 | |
4 | 今田耕司、井上和香 | 芸人へのインタビュー:木村祐一 抽選会スペシャルゲスト:吉田沙保里 |
5 | 今田耕司、小池栄子 | 芸人へのインタビュー:木村祐一 |
6 | 今田耕司、眞鍋かをり | |
7 | 今田耕司、小池栄子 | |
8 | 今田耕司、上戸彩 | |
9 | ||
10 |
審査員
順番は観客席側から舞台袖への順。太字は最終決戦で優勝組に投票した審査員。
回 | 審査員 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 西川きよし | 青島幸男 | 春風亭小朝 | ラサール石井 | 鴻上尚史 | 松本人志 | 島田紳助 |
2 | 立川談志 | 中田カウス | 島田洋七 | ラサール石井 | 大竹まこと | 松本人志 | 島田紳助 |
3 | 中田カウス | 大竹まこと | ラサール石井 | 島田洋七 | 南原清隆 | 松本人志 | 島田紳助 |
4 | 中田カウス | ラサール石井 | 春風亭小朝 | 島田洋七 | 大竹まこと | 南原清隆 | 西川きよし |
5 | 中田カウス | ラサール石井 | 島田洋七 | 大竹まこと | 渡辺正行 | 松本人志 | 島田紳助 |
6 | 中田カウス | 大竹まこと | 島田洋七 | 渡辺正行 | 南原清隆 | 松本人志 | 島田紳助 |
7 | 中田カウス | 大竹まこと | オール巨人 | ラサール石井 | 上沼恵美子 | 松本人志 | 島田紳助 |
8 | 中田カウス | 大竹まこと | オール巨人 | 渡辺正行 | 上沼恵美子 | 松本人志 | 島田紳助 |
9 | 中田カウス | 渡辺正行 | オール巨人 | 東国原英夫 | 上沼恵美子 | 松本人志 | 島田紳助 |
10 | 中田カウス | 宮迫博之 | 渡辺正行 | 大竹一樹 | 南原清隆 | 松本人志 | 島田紳助 |
- 島田紳助は審査委員長及び大会実行委員長を兼務。
- 審査員人選の基準は、出場者が「この人になら芸を評価されても異存はない者」とされている。漫才はもちろん、コントや落語をメインに活躍した人物も選出されている。
- 第1回大会の西川きよしは、歴代唯一の現役国会議員であった。西川は第4回にも審査員を務めたが、この時は既に国会議員を引退していた。
- 青島幸男、立川談志は国会議員経験者であり、談志は政務次官も経験している。東国原英夫は、審査員を務めた後に国会議員を経験した。
- 第9回大会では、東国原が大会史上初の現職の都道府県知事として審査員を務めることになった(経験者を含めた場合第1回の青島以来2人目)。
- 大竹まこと、ラサール石井、渡辺正行は兄弟番組の「R-1ぐらんぷり」でも審査員経験がある。加えて石井と大竹はABC主催の「ABCお笑い新人グランプリ」での審査員経験もある。
- オール巨人は高校生版M-1「M-1甲子園」及び「ハイスクールマンザイ」でも審査員を務めている。
- 第10回大会では紳助自らが上田晋也、名倉潤、明石家さんまに審査員として参加するよう依頼したが、上田には「勘弁して下さい」、名倉には「紳助さんの頼みならなんでも聞きますけど、それだけは勘弁して下さい。10年早いですわ」、さんまには「俺がつけたら全員0点や」と言われ断られた。
- 歴代最年少審査員…松本人志(38歳3ヶ月、第1回大会)
- 歴代最年長審査員…青島幸男(69歳5ヶ月、第1回大会)
- 西川きよし、渡辺正行、大竹一樹、オール巨人、大竹まことはM-1の後継企画「THE MANZAI」でも審査員を務めた。
ゲスト
第5回からゲスト席が設けられていて、前回王者も出演していた。ただし、第9回と第10回は前回王者(NON STYLE、パンクブーブー)が敗者復活戦に出場していたため、番組開始時には会場に来ておらず、優勝トロフィーの返還も行われなかった。
回 | ゲスト | 備考 |
---|---|---|
5 | 田丸麻紀、丸山和也、安田美沙子、三倉茉奈・佳奈、アンタッチャブル(前回王者) | |
6 | 北島康介、大林素子、生稲晃子、三倉茉奈・佳奈、大沢あかね、岩佐真悠子、ブラックマヨネーズ(前回王者) | |
7 | 中澤佑二、三倉茉奈・佳奈、ギャル曽根、安倍麻美、ピエール瀧、チュートリアル(前回王者) | |
8 | 中澤佑二、矢口真里、岡田唯、青島あきな、大林素子、ミッキー・カーチス、サンドウィッチマン(前回王者) | |
9 | 中澤佑二、浦沢直樹、三倉茉奈・佳奈、ピエール瀧、桜庭和志、石川梨華、吉澤ひとみ、優木まおみ、松嶋初音、misono、神戸蘭子、ANI、東ちづる |
各種記録等
各記録
- 「決勝進出」は「敗者復活枠」による敗者復活組も含む。
- 第1回の決勝1回戦は上記の問題点があったことを考慮し、特別審査員による得点に限ることとする。
- 最多回数の記録保持者で太字で記載されているのは最多連続記録も兼ねている保持者を指す。
項目 | 記録 | 記録保持者 | 放送回 |
---|---|---|---|
コンビ結成から優勝までの最長記録 | 10年5ヶ月 | 笑い飯 | 第10回 |
コンビ結成から優勝までの最短記録 | 4年8ヶ月 | フットボールアワー | 第3回 |
コンビ結成から決勝進出までの最短記録 | 1年6ヶ月 | 南海キャンディーズ | 第4回 |
決勝進出最年長記録 | 41歳[49] | 小田ひとみ(変ホ長調) | 第6回 |
決勝進出最年少記録 | 18歳99日[49] | 安田善紀(りあるキッズ) | 第3回 |
最年長優勝記録 | 36歳212日[49] | 西田幸治(笑い飯) | 第10回 |
最年少優勝記録 | 28歳9日[49] | 岩尾望(フットボールアワー) | 第3回 |
決勝進出最長芸歴 | 17年 | なだぎ武(ザ・プラン9) | 第6回 |
決勝進出最短芸歴 | 2年[50] | キングコング(梶原雄太、西野亮廣) | 第1回 |
優勝時の最長芸歴 | 15年 | 佐藤哲夫(パンクブーブー) | 第9回 |
優勝時の最短芸歴 | 8年7ヶ月 | NON STYLE (石田明、井上裕介) | 第1回 |
最多決勝進出回数 | 9回 | 笑い飯 | 第2-10回 |
最終決戦最多進出回数 | 5回 | 笑い飯 | 第2,3,5,9,10回 |
最終決戦連続進出回数 | 3回 | 麒麟 | 第4-6回 |
決勝1回戦1位通過回数 | 2回 | フットボールアワー | 第2,3回 |
決勝1回戦最下位回数 | 2回 | 千鳥 | 第3,4回 |
POISON GIRL BAND | 第6,7回 | ||
決勝1回戦最高得点 | 673 / 700点 | アンタッチャブル | 第4回 |
決勝1回戦最低得点 | 483 / 700点 | チュートリアル | 第1回 |
最終決戦進出最低得点 | 567 / 700点 | 笑い飯 | 第2回 |
決勝1回戦敗退最高得点 | 637 / 700点 | 笑い飯 | 第8回 |
決勝1回戦1位通過最低得点 | 596 / 700点 | 中川家 | 第1回 |
決勝1回戦最下位最高得点 | 595 / 700点 | ハリセンボン | 第9回 |
決勝1回戦審査員最高得点 ※()内は評点した審査員 |
100点(満点) | 笑い飯(島田紳助) | 第9回 |
決勝1回戦審査員最低得点 ※( ) 内は評点した審査員 |
50点 | チュートリアル(松本人志) | 第1回 |
おぎやはぎ(島田紳助) | |||
スピードワゴン(立川談志) | 第2回 | ||
決勝1回戦での審査員からの1位評価数 | 7人(全員) | アンタッチャブル[51] | 第4回 |
チュートリアル[52] | 第6回 | ||
笑い飯[53] | 第9回 | ||
決勝1回戦での審査員からの最下位評価数 | 6人 | ザ・パンチ | 第8回 |
決勝1回戦1位と最下位の最大得点差 | 113点 | 1位 - 中川家(596点) 最下位 - チュートリアル(483点) |
第1回 |
決勝1回戦1位と最下位の最小得点差 | 58点 | 1位 - オードリー(649点) 最下位 - ザ・パンチ(591点) |
第8回 |
優勝コンビの最終決戦最多得票 | 7票(満票) | チュートリアル | 第6回 |
パンクブーブー | 第9回 | ||
優勝コンビの最終決戦最少得票 | 4票 | フットボールアワー | 第3回 |
ブラックマヨネーズ | 第5回 | ||
サンドウィッチマン | 第7回 | ||
笑い飯 | 第10回 | ||
決勝初出場での優勝(第1回を除く) | 4組 | ブラックマヨネーズ | 第5回 |
サンドウィッチマン | 第7回 | ||
NON STYLE | 第8回 | ||
パンクブーブー | 第9回 | ||
ノーシードでの最終決戦進出 | 3組 | 笑い飯 | 第2回 |
アンタッチャブル | 第3回 | ||
キングコング | 第7回 | ||
準決勝最多出場回数 | 9回 | 笑い飯 | 第2-10回 |
千鳥 | |||
敗者復活戦最多出場回数 | 8回 | チャド・マレーン | 第2-9回 |
磁石 | 第3-10回 | ||
とろサーモン | |||
最年少エントリー記録 | 0歳11ヶ月 | もこちゃんず(アマチュア)[54] | 第8回 |
最年長エントリー記録 | 86歳 | (不明) | 第6回 |
歴代王者に関する特記事項
- 中川家・ますだおかだ・アンタッチャブル・笑い飯はラストイヤーでの優勝、サンドウィッチマン・パンクブーブーは1回、ブラックマヨネーズ・チュートリアル・NON STYLEは2回、フットボールアワーは6回の挑戦可能回を残しての優勝であった。NON STYLEは優勝の翌年、フットボールアワーは優勝の3年後に出場するも、ラストイヤーは出場せず。パンクブーブーはラストイヤーである優勝翌年に出場した。ブラックマヨネーズ・チュートリアル・サンドウィッチマンは優勝後に出場しなかった。
- 学年は、1974年度生まれが5人(フットボールアワー後藤・サンドウィッチマン・笑い飯)、1975年度生まれが6人(フットボールアワー岩尾・アンタッチャブル・チュートリアル・パンクブーブー黒瀬)であり、この2学年だけで、王者20人のうち過半数の11人が集まっていることになる。1976年度生まれのパンクブーブー佐藤も含めると、3学年に12人が集中している。この世代は、1989年度に中学生だった世代である。
- 最年長はますだおかだ岡田の1968年度生まれであり、1969年度生まれの増田と合わせて、1960年代生まれの王者は2人だけである。
- 最年少のチャンピオンはNON STYLEの1979年度生まれである為、ますだおかだを除けば全組が1970年代生まれである(NON STYLEは1980年生まれであるが、早生まれである為、1979年度生まれである)。
- メンバーが同学年のグループは、アンタッチャブル・ブラックマヨネーズ・チュートリアル・サンドウィッチマン・NON STYLE・笑い飯の6組である。
- 中川家は実の兄弟、ますだおかだは短大の同級生(1学年上の岡田が1浪している為)、アンタッチャブル・チュートリアル・サンドウィッチマン・NON STYLEは学校の同級生であり、この6組は2人で一緒にお笑いを始め、解散等を経験していない。
- 島田紳助は構想時に、出場資格を若手に限定したことについて、「昔の司法試験のように、30代になっても結果が出ない場合は、止めないと不幸である」と発言していたものの、大学を卒業してからコンビ結成した場合や、コンビを再結成した場合は、30代以降も出場が可能であり、優勝時に満29歳以下だったチャンピオンは中川家礼二・フットボールアワー・アンタッチャブル・NON STYLEの7人に留まる。残り13人は30代での優勝であり、笑い飯は、実に36歳での優勝であった。
- 中川家・ますだおかだ・フットボールアワー・ブラックマヨネーズ・チュートリアル・NON STYLE・笑い飯がいわゆる関西芸人であり、アンタッチャブル・サンドウィッチマン・パンクブーブーがいわゆる関東芸人である(ただし、サンドウィッチマンは仙台での活動後、パンクブーブーは福岡での活動後に上京した)。ただし、ますだおかだ、NON STYLE、笑い飯は優勝時に既に東京進出を済ませており、中川家、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアルは優勝後に東京進出をした。
- 優勝時の所属事務所はよしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪(大阪吉本)が4組、よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京(東京吉本)が3組、松竹芸能が1組、プロダクション人力舎が1組、フラットファイヴが1組である。ただし、大阪吉本の4組は優勝後に東京吉本へ移籍。東京吉本の3組は移籍組である(大阪吉本から2組、福岡吉本から1組)。また、フラットファイヴから優勝したサンドウィッチマンは、優勝後にグレープカンパニーへと移籍している。
- 中川家・フットボールアワー・ブラックマヨネーズ・チュートリアル徳井はNSC出身、ますだおかだは松竹芸能の養成所出身、アンタッチャブルはスクールJCA出身である。チュートリアル福田・サンドウィッチマン・パンクブーブー・笑い飯は養成所を出ていない。
- ますだおかだの増田は大阪府守口市立梶小学校及び梶中学校卒業であり、中川家の剛は1年後輩、礼二は2年後輩に当たる。すなわち、同じ小中学校が3人のM-1王者を輩出したことになる。しかし、この逸話を、増田がアッコにおまかせ!で披露したが、和田アキ子に「何にも凄い話じゃないわ」と一蹴された。
- ますだおかだ増田(関西外国語大学)・フットボールアワー岩尾(関西大学)・チュートリアル福田(大阪学院大学)・NON STYLE井上(神戸学院大学)・パンクブーブー佐藤(九州産業大学)・笑い飯哲夫(関西学院大学)の6人は大卒である。チュートリアル徳井は大学中退(花園大学)、ますだおかだ岡田は短大卒、中川家礼二は高専卒である。
視聴率
ビデオリサーチ調べ
- 歴代最高の平均視聴率
- 関西地区 35.0%(第8回)
- 関東地区 23.7%(第8回)
- 名古屋地区 22.8%(第6回)
- 福岡地区 25.6%(第9回)
- 歴代最高の瞬間最高視聴率
- 関西地区 43.1%(第8回)
- 関東地区 30.3%(第8回)
平均視聴率
回 | 関東 | 関西 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 9.0% | 21.6% | |
2 | 10.9% | 17.5% | |
3 | 10.7% | 20.6% | |
4 | 11.0% | 18.0% | |
5 | 12.6% | 22.4% | |
6 | 18.0% | 31.1% | [55] |
7 | 18.6% | 30.4% | [56] |
8 | 23.7% | 35.0% | [57] |
9 | 20.6% | 30.3% | [58] |
10 | 18.7% | 23.4% | [59] |
- 第8回で初めて関東で視聴率20%以上、関西地区は第6回大会から第9回大会まで4年連続で30%以上を記録。
M-1用語
麒麟枠(ダークホース)
ときには優勝候補をも脅かす、ノーマークで決勝まで勝ち上がってきた無名のコンビでいわゆるダークホースのこと。下馬評などでは注目度が低く、面白ければ通常よりも高い点数がつけられる(その理由は、審査員が「つまらないコンビだろう。」と思い込み、期待をしないからである[60])。名称の由来は第1回に出場した当時決勝進出者で一番無名と言われていた麒麟からきている。基本的に麒麟枠は毎年1組だが、年によっては複数組の時もある。
ちなみに麒麟枠で決勝進出したコンビが獲得した最高得点は、番組内で明記されたコンビに限定した場合は第10回のスリムクラブの644点、根拠が後日談によるコンビも含めた場合は第5回のブラックマヨネーズの659点である。
主催者側から「麒麟枠」と明確に表現されたのは第5回のタイムマシーン3号が最初。
具体的には番組内の紹介VTRもしくは出場者キャッチコピーで「ダークホース」「無印(ノーマーク)」「謎のコンビ」などと呼ばれたコンビを指す(カッコ内は決勝の順位で、太字は優勝コンビ、斜字はダークホースであるという根拠が後日談などによるものであるコンビ)。
- 第1回(2001):麒麟(5位・542点)[61]
- 第2回(2002):笑い飯(3位・567点)
- 第3回(2003):千鳥(9位・552点)[61]、アンタッチャブル(敗者復活・3位・616点)[62]
- 第4回(2004):南海キャンディーズ(2位・639点)
- 第5回(2005):タイムマシーン3号(7位・571点)、ブラックマヨネーズ(優勝・659点)[63]
- 第6回(2006):変ホ長調(8位・576点)
- 第7回(2007):ダイアン(7位・593点)[64]、サンドウィッチマン(敗者復活・優勝・651点)[65]
- 第8回(2008):モンスターエンジン(7位・614点)[66]、U字工事(5位・623点)[67]、オードリー(敗者復活・2位・649点)[68]
- 第9回(2009):ハライチ(5位・628点)
- 第10回(2010):スリムクラブ(2位・644点)[69]
なお、「麒麟枠」の明確な定義はなく、事実上その大会で最も知名度がなく初出場の正規決勝進出組が「麒麟枠」に含められているということになる。そのため、敗者復活枠のうちの何組かは麒麟枠候補であったといえる[70]。大会後期はあまり「麒麟枠」とは言わず、「ダークホース」「無印(ノーマーク)」「謎のコンビ」などと呼ぶことが多くなった。</div>
その他の用語
ラストイヤー
- 結成10年目でM-1優勝がラストチャンスであること(太字は優勝コンビ、斜字は決勝初出場)。2009年の第9回以外は毎回1組以上いた[71]。
- 第1回(2001):中川家(優勝)
- 第2回(2002):ますだおかだ(優勝)
- 第3回(2003):2丁拳銃(4位)
- 第4回(2004):アンタッチャブル(優勝)、タカアンドトシ(4位)
- 第5回(2005):品川庄司(4位)
- 第6回(2006):ライセンス(敗者復活・6位)
- 第7回(2007):トータルテンボス(2位)
- 第8回(2008):ザ・パンチ(9位)
- 第9回(2009):(該当者なし)
- 第10回(2010):笑い飯(優勝)、パンクブーブー(敗者復活・3位)、ナイツ(6位)(最後の大会のため、厳密にいえば全組)
返り咲き
- 決勝戦への返り咲きのことを指す。決勝進出を経験したがその後の大会では予選落ちまたは欠場し、さらに後の大会で再度決勝戦に勝ち上がること。第4・8・10回以外は毎回1組以上いた。返り咲きの最長ブランクはキングコングの6年(2001年-2007年[72])。
- 第3回(2003):麒麟(第1回から2年ぶり)
- 第5回(2005):チュートリアル(第1回から4年ぶり)
- 第6回(2006)
- トータルテンボス、POISON GIRL BAND(ともに第4回から2年ぶり)
- フットボールアワー(第3回から3年ぶり。ただし第4-5回は欠場)
- 第7回(2007)
- キングコング(第1回から6年ぶり。ただし第5-6回は欠場)
- 千鳥(第5回敗者復活から2年ぶり)
- 第9回(2009)
- ハリセンボン(第7回から2年ぶり)
- 南海キャンディーズ(第5回から4年ぶり。ただし第6-7回は欠場)
- 東京ダイナマイト(第4回から5年ぶり)
- 敗者復活による返り咲きと返り咲きからの優勝は全大会を通じて出なかったが、第5回で返り咲き決勝進出をしたチュートリアルは翌年も決勝進出し優勝した。
最終決戦返り咲き
- 優勝をかけた最終決戦への返り咲きをのことを指す。最終決戦進出を経験したがその後の大会では最終決戦進出を逃し(予選落ち及び欠場も含む)、さらにその後の大会で再度最終決戦に進出すること。最長ブランクは笑い飯2度目の返り咲きの4年(2005年-2009年)が最長。
- 第5回(2005):笑い飯(第3回から2年ぶり)
- 第6回(2006):フットボールアワー(第3回から3年ぶり。ただし第4-5回は欠場)
- 第9回(2009):笑い飯(第5回から4年ぶり。2度目の返り咲き)
- 最終決戦返り咲きからの優勝は全大会を通じて出なかったが、第9回で返り咲き最終決戦進出をした笑い飯は翌年も最終決戦に進出し優勝した。
正面突破
- 敗者復活を制し、その1年後に準決勝を合格して正規の決勝進出すること。
- 第3回(2003):スピードワゴン
- 第4回(2004):アンタッチャブル
- 第5回(2005):麒麟(第1・3・6回でも決勝進出しており、決勝進出は4年連続通算5回になる)
- これとは逆に前年の正規決勝進出組が翌年敗者復活で決勝進出した例が以下の4例ある。
- 第4回(2004):麒麟
- 第5回(2005):千鳥(第3・7回でも決勝進出しており、決勝進出は3年連続通算4回になる)
- 第9回(2009):NON STYLE
- 第10回(2010):パンクブーブー
過去の王者の再出場
- 過去3度、過去に優勝した組が再度決勝に出場したことがあり、いずれも最終決戦進出を果たしたが優勝することはできなかった。
- 第6回(2006):フットボールアワー(2003第3回優勝、2位)
- 第9回(2009):NON STYLE(2008第8回優勝、敗者復活・3位)
- 第10回(2010):パンクブーブー(2009第9回優勝、敗者復活・3位)
R-1ぐらんぷり、キングオブコントとのダブル出場
- M-1と同じ吉本興業が主催するR-1ぐらんぷり、キングオブコントにおいて、過去のM-1決勝進出者が出場したり、逆にこれらを経てM-1の決勝に出場したケースがいくつかある。これらの大会で複数回決勝に出場しているコンビは最高位のみを記載する。
- R-1ぐらんぷり
- 第1・5・6回(2001・05・06):チュートリアル(第6回優勝)
- 第5・10回に徳井義実が出場(最高順位2位)
- 第1・3・4・5・6回(2001・03・04・05・06):麒麟(第4-6回3位)
- 第8回に川島明が出場(4位)
- 第3・4・5・7回(2003・04・05・07):千鳥(第5回6位)
- 第10回に大悟が出場(ファーストラウンド敗退)
- 第6回(2006):ザ・プラン9(7位)
- 第2・4回に浅越ゴエ(第2回優勝)、第2・10回にヤナギブソン(第10回ファーストラウンド敗退)、第5・6・8回になだぎ武(第5・6回優勝)が出場
- 第10回(2010):スリムクラブ(2位)
- 第9回に真栄田賢が出場(ベスト4)
- 第1・5・6回(2001・05・06):チュートリアル(第6回優勝)
※余談だが、R-1の第6回大会ではなだぎと徳井という前年のM-1ファイナリストの2人が同点となり、決戦投票の結果4-1でなだぎが勝利。M-1での順位を逆転する結果になった。
- キングオブコント
- 第7回(2007):サンドウィッチマン(優勝)
- 第2回に出場(2位)
- 第8・9回(2008・09):モンスターエンジン(共に7位)
- 第2・4回に出場(第4回3位)
- 第10回(2010):ジャルジャル(8位)
- 第2・3回に出場(第3回4位)
- 第10回(2010):ピース(4位)
- 第3回に出場(2位)
- 第10回(2010):銀シャリ(5位)
- 第5回に出場(7位)
- 第7回(2007):サンドウィッチマン(優勝)
問題点
- 予選審査の不透明性が指摘されており、松本人志が自身のラジオ番組で予選審査に対する疑問点について発言している。2006年にアマチュア漫才コンビ、変ホ長調が決勝進出したことについて松本は、「彼女たちに罪はないけれど」と前置きしたうえで「(彼女たちのネタについて)過去にああいう手合いの漫才を数多く見てきたし、ココに出たからといって高得点をつけるとなると、それも違うと思った」と語っている。多くの本気のプロをあえてはずし、ちょっと毛色の違うものを入れたいという予選審査員のいやらしい面があると指摘。「本当なら75点(松本が本番でつけた点数)でも高すぎる」「M-1グランプリの舞台の決勝では正直見たくなかった」と辛口の意見を述べた。
- 2007年大会ではサンドウィッチマンが敗者復活から優勝となったが、そのとき審査員だったオール巨人から「なぜ彼ら(サンドウィッチマン)が敗者復活なしに勝ちあがれなかったのか(理由が)わからない」という意見が出たり、番組終了後の記者会見では、島田紳助が「松本人志となぜ彼らが準決勝で落ちたのか?と話しあっていた」と発言している。最終決戦では紳助、松本、巨人ともにサンドウィッチマンに投票している。
- 「吉本興業主催による大会なので基本的に吉本の芸人以外は優勝しにくい。吉本枠があり、他事務所の芸人はその残された枠を争うしかないであろう」と北野誠は自身のラジオ番組『誠のサイキック青年団』の中で述べている。
- その後、キングオブコント、R-1ぐらんぷりといった高額賞金賞レースが立ち並ぶようになり、現在芸人志望者の嗜好がネタ芸を磨き、一攫千金を夢見るようになった一方で、体を張った企画でテレビに出てコツコツ知名度を上げたり、ヨゴレ、リアクション芸人を目指すものがいなくなってしまったとの不満も一部に存在する。[73]
- また、上記に上げたコンテストの優勝者は大抵オーソドックスな芸や基本的なネタで安定感のある芸人に対し、準優勝者はキャラクターや特徴などで勝ち上がるケースが多く、結果的には優勝者よりも準優勝者の方が人気が出て「準優勝者の方がブレイクする」というジンクスができつつある[74]。
その他
- 決勝放送で1組目が採点されたあと、司会の女性が「ただいまの順位は第1位です!」というと失笑が起こり、「当たり前や!」と今田がツッコミを入れる掛け合いが恒例になっている。それに1組目のコンビ(おもにボケ)が「おっしゃ!」など喜ぶポーズをとり便乗することも多い。
- 2002年から2004年の決勝での舞台の床はTHE MANZAIと同じ模様が使用された。
- 2007年および2008年は、読売テレビ・日本テレビから放送中に挿入するVTRの提供を受けた。そのため、エンドロールに「映像提供 ytv' 日テレ」と両社共公式ロゴでクレジットされていた。また2008年にはU字工事が司会を務める番組の映像を提供したとちぎテレビもエンドロールにクレジットされた。
予選で話題を集めたコンビ
決勝に残るほどの実力はなかったものの、予選に挑戦する様子がスポーツ新聞の記事等で紹介される話題性の高いコンビが毎年登場する。代表的なグループは以下の通り。
- 2001年・第1回大会
- 2002年・第2回大会
- 2003年・第3回大会
- 2004年・第4回大会
- 2005年・第5回大会
- 2006年・第6回大会
- 2007年・第7回大会
- 「座長座長」(小籔千豊、川畑泰史)
- 「ザ☆健康ボーイズ」(なかやまきんに君、八木真澄)
- 「まえだまえだ」(前田航基、前田旺志郎):8歳と6歳の兄弟コンビで最年少準決勝進出記録を樹立
- 「なちのん」(佐藤夏希、野呂佳代):AKB48メンバー
- 「Wあやの」(太田彩乃、大網亜矢乃):グラビアアイドル
- 「ファイヤーブラザーズ」(大仁田厚、二瓶一将、アントニオ「メタボ」渡辺)
- 「いとう★教授」(いとうあさこ、大輪教授):ピン芸人
- 「10」:「雷電為右衛門」の記録を抜いたM-1史上最多人数 11人漫才
- 「Wフリンズ」:実際に不倫をしている男女コンビ
- 「ぴっかり高木とR藤本」(ドラゴンボールのベジータとナッパでネタ)
- 2008年・第8回大会
- 2009年・第9回大会
- 2010年・第10回大会
このM-1グランプリで作られる限定ユニットに関して、お笑い評論家のラリー遠田は否定的であり、2006年に登場した「たむらけんじと竹山崎」を予選で拝見した際、練習不足の上に制限時間をオーバーし、しかもめちゃくちゃな漫才をしたので準決勝には進出できないだろうと思っていたが、しっかりと3回戦に進出しており、これはM-1ひいては吉本興業の話題作りに利用されたと著書には書かれている。
また、10年を超えると出場資格が無くなるのを逆手に取り、名前や姿を変えて出場するコンビも登場している。例えば、第1回の時には11年目だった博多華丸大吉は、ある作家に「改名すれば、芸歴は1年目にリセットされ、出場できる」といわれて出場している。そして、コンビ「カンニング」も、「とんこつなんこつ」というコンビ名で、しかも覆面をして出場した(完全にばれていた)。これらに関しては、どう考えても汚い手で出場しているとして、ほとんどの芸人は行なわない。
DVD
全てYOSHIMOTO WORKS (R and C) から発売。主なものとして、その年の大会の決勝戦や優勝記者会見、敗者復活などの特典映像を収録した『完全版』と、決勝戦で披露されたネタを3年分収録した『ベスト版』がある。『完全版』は2枚組となっている(レンタル専用では両A面の1枚になっている)。
そのほか2007年に初回限定生産でリリースしたDVD-BOXや、2011年にリリースしたM-1グランプリ10年を記念したDVDがある。
完全版
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2003年12月17日 | M-1グランプリ2001完全版 〜そして伝説は始まった〜 | YRBY-50010 - 11 |
2003年12月17日 | M-1グランプリ2002完全版 〜その激闘のすべて〜 | YRBY-50012 - 13 |
2004年7月14日 | M-1グランプリ2003完全版 〜M-1戦士の熱き魂〜 | YRBY-50017 - 18 |
2005年4月27日 | M-1グランプリ2004完全版 〜いざ! M-1戦国時代へ "東京勢の逆襲"〜 | YRBY-50025 - 26 |
2006年4月26日 | M-1グランプリ2005完全版 〜本命なきクリスマス決戦! "新時代の幕開け"〜 | YRBY-50040 - 41 |
2007年3月19日 | M-1グランプリ2006完全版 史上初! 新たなる伝説の誕生〜完全優勝への道〜 | YRBY-50074 - 75 |
2008年3月19日 | M-1グランプリ2007完全版 敗者復活から頂上(てっぺん)へ〜波乱の完全記録〜 | YRBY-90032 - 33 |
2009年3月31日 | M-1グランプリ2008完全版 ストリートから涙の全国制覇!! | YRBY-90116 - 17 |
2010年3月31日 | M-1グランプリ2009完全版 100点満点と連覇を超えた9年目の栄光 | YRBY-90216 - 17 |
2011年3月30日 | M-1グランプリ2010完全版 〜最後の聖戦! 無冠の帝王vs最強の刺客〜 | YRBY-90367 - 68 |
2010年版の初回限定特典には2円還元。これは、笑い飯が最終決戦で披露したネタ「小銭の神様」にちなんだもの。
ベスト版
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2007年12月10日 | M-1グランプリ the BEST 2001〜2003 | YRBY-90010 |
2007年12月10日 | M-1グランプリ the BEST 2004〜2006 | YRBY-90011 |
2010年07月21日 | M-1グランプリ the BEST 2007〜2009 | (通常版)YRBY-90266 (初回限定生産版)YRBY-90264 - 5 |
DVD-BOX
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2007年12月10日 | M-1グランプリ the BEST 2001〜2006 DVD BOX | YRBX-602(初回限定生産) |
PREMIUM COLLECTION
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2011年3月9日 | M-1グランプリ the FINAL PREMIUM COLLECTION 2001-2010 | YRBY-90369 - 70 |
DVDでのカット箇所
基本的に放送された内容はすべて収録されているが、一部の芸人のネタは著作権や表現の問題で編集されている。また、基本的にネタ前の芸人の紹介映像や登場する際のBGMは放送時とは異なる[75]。以下にDVDでカットされた内容を示す。グループ名の右の数字は、ファーストラウンドの場合は (1)、最終決戦の場合は (2) である(最終決戦進出組のみ)。右端の列は、該当部分の映像・音声が完全にカットされている場合は「完全」、音声がカットされて映像のみが流れている場合は「音声」とした。
第7回以外は毎年必ず1組はネタの一部をカットされている。
ちなみに、「CM前のあおりで次に出番が来る芸人がポーズを決める部分」と「『最終審査結果の発表は、CMのあとで!!』と女性司会者が言い、上位3組がずっこけるリアクションを取る部分」は毎年カットされている(DVD版では、CMがカットされていて整合性がとれなくなるため)。また、2009年はこれに加えて、「芸人がネタを終え、舞台裏を通って司会の今田耕司・上戸彩がいる司会席まで移動するまでにする今田耕司のコメント」と「今田耕司が審査員に合図を出してから審査員が悩みながらも得点をつける様子を映した部分」もカットされていた。
回 | グループ名 | カットされた内容 | |
---|---|---|---|
1 | アメリカザリガニ | サラダバーのネタ | 完全 |
ハリガネロック(2) | TOKIOの山口達也のネタ マッチ売りの少女のネタ 近藤真彦のネタ 傘地蔵のおじいさんが薬物中毒であるという旨の発言をした部分 薬物を打つジェスチャー |
完全 | |
2 | ますだおかだ(1) | DREAMS COME TRUEの西川隆宏のネタ CHAGE and ASKAのCHAGEのネタ 藤木直人のネタ 尾崎豊の「15の夜」の替え歌 |
完全 |
ますだおかだ(2) | 鈴木宗男のムネオハウスのネタ | 完全 | |
3 | 麒麟 | 川島が「サンバ・デ・ジャネイロ」を歌った部分 | 完全 |
スピードワゴン[76] | 「サッちゃん」の曲名及び替え歌部分の大半 (ネタの意味が全くわからなくなるため、一部字幕テロップが付けられた) |
音声 | |
「グリーングリーン」の替え歌 | 完全 | ||
4 | トータルテンボス | 「Le Couple」という言葉を発した部分及びそれを派生させた動詞を使用した部分 (該当部分で放送禁止用のピー音が鳴る) |
音声 |
5 | タイムマシーン3号 | 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレードのメロディを使った替え歌 「両国デブニーランド」、「ニックーマウス」という言葉を発した部分 |
音声 |
スタッフの手違いで品川庄司のジャッジが出てから、タイムマシーン3号の本当の得点が出るまでの部分 今田耕司が前述のミスについて言及した部分 |
完全 | ||
6 | ザ・プラン9 | 鈴木つかさがクマのプーさんの物真似をした部分 | 完全 |
麒麟(1) | 川島がロッキーのテーマ「Gonna Fly Now」を歌った部分 | 音声 | |
変ホ長調 | 漫才中に発言した有名人の氏名(蛯原友里、高橋英樹・真麻親子、藤山直美、橋田壽賀子など) | 音声 | |
8 | ナイツ(1) | 塙が下ネタ(スタジオシャブリなど)を発言した部分 塙が「風の谷のナウシカ」のメロディを歌った部分 |
完全 |
ザ・パンチ | パンチ浜崎が「ミッキーマウスマーチ」を歌った部分 | 完全 | |
オードリー(1) | 春日が若林の住所(永福町の「かねじゅうそう」)を発言した部分 若林の住みたい場所を「北の湖部屋でいいだろ!!」と春日がボケた際に「今、日本で一番住みにくい場所」と若林が言った部分 |
完全 | |
9 | ハライチ | 澤部がCMについて言及した部分 | 完全 |
10 | カナリア | 全体に渡って「ドレミのうた」を使用したネタであったため、ネタ自体が全てカットされた[77] | 完全 |
関連番組・イベントなど
- 速報!M-1グランプリへの道 (2003, 2004)
- ABCの「百万馬力」枠で放送されたドキュメント番組。
- M-1グランプリ公式ガイドブック (2005)
- 前項の番組の代わりにM-1グランプリの楽しみ方を紹介した。
- M-1グランプリ2005セミファイナル
- 決勝直前の昼に放送された。準決勝全組の模様がダイジェストで紹介された。
- M-1グランプリ前夜祭 (2008, 2009)
- 決勝前日深夜に放送された。決勝進出者が出演。2009年は過去9年間の秘蔵映像を紹介された。
- M-1グランプリへの道 まっすぐいこおぜ!
- 2004年に公開されたM-1グランプリを題材にした映画。主演は大谷ノブ彦(ダイノジ)・佐田正樹(バッドボーイズ)。
- M-1リターンズ
- 前年のM-1決勝進出コンビや、今年決勝進出が期待されるコンビなどが出演するライブイベント。1月末になんばグランド花月で開催され、2月に朝日放送で放送され(関西ローカル)他の系列局でも順次放送される。
- M-1グランプリツアースペシャル
- 「 - リターンズ」同様に前年の決勝進出コンビを中心に、過去の決勝進出組や今後の決勝進出が期待されるコンビなどが出演するライブイベントツアー。夏場、主に地方都市を回ってのツアーが繰り広げられる。
- M-1グランプリ プレゼンツ MANZAIカバーズ(2010年9月26日)
- 歴代M-1決勝進出コンビが往年の名作の漫才師のネタをカバーするという企画、尚メンバーによる新作も放送。出演者(カバーしたコンビ)はパンクブーブー (B&B)、ナイツ(青空球児・好児)、笑い飯(Wヤング)、ダイアン(中田ダイマル・ラケット)、東京ダイナマイト(ダウンタウン)、モンスターエンジン(夢路いとし・喜味こいし)、NON STYLE(人生幸朗・生恵幸子)、ハリセンボン
これ以外に決勝進出者発表直後や決勝前に2時間の特集番組が毎年放送されている(タイトルは毎年異なる)。2005年までは決勝進出者のインタビューや予選の模様などを主にしていたが、2006年以降は前年大会の短縮版を再放送している。また、2007年はテレビ朝日制作の「アメトーーク」で紹介された。
スタッフ
2010年(最終回)時点
- 企画:島田紳助、谷良一
- オートバックスM-1グランプリ事務局:立田喜嗣、近松真、白仁田佳恵、橋本雄一、石井英亮、原田恵子、中川貴史、田中千賀、櫻井久仁子、吉村有起、荒井陽介、梅林修、プランニングオフィス、エスエムエス、アーチェリープロダクション、トラッシュ
- 構成:倉本美津留、前田政二、長谷川朝二、石原健次
- 予選審査員(50音順):浅利哲也、内田真理苗、尾浦一哉、大池晶、大倉利晴、オパヤン、かわら長介、佐藤かんじ、澤田隆治、下田雄大、大工富明、高見孔二、田中直人、谷口聡、寺本覚、東京コウ塀、中島たもつ、パジャマとりや、水野しげゆき、村上健治、村上太、元木すみお、森、和田義浩
- 編成:上田博一・園部充・石橋義文・今村俊昭・板井昭浩 (ABC)、菊池寛之(テレビ朝日)
- 総合演出:田中和也 (ABC)
- プロデューサー:栗田正和・竹島和彦・西尾理志 (ABC)、三瀬章裕(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)/本岡豊基・風見昌弘・堀脇慎志郎・高井孝平・寺澤英浩 (WINSWIN)、黒木明紀 (NONPRO)
- チーフプロデューサー:辻史彦 (ABC)、片岡秀介(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
- 技術:河村成仁 (ABC)
- 協力:よしもとクリエイティブ・エージェンシー/テイクシステムズ、テレビ朝日クリエイト、テレビ朝日映像、テルミック、共立、ロッコウ・プロモーション、共立ライティング、プロジェクト80、テレビ朝日サービス、大井競馬場、サイバード、ノンプロダクション、ニュークリアス、俳優座劇場、東京美術、SJP、トラッシュ、日放、関西東通、アイネックス、KDDI、さがみ、ONS、テレフィット、ヤマモリ、京葉レヂボン、東京特殊効果、NK特機、つむら工芸、東京衣裳、川口カツラ店、GPA、glow、COURIER、東京無線タクシー、シンテイトラスト、タカハシレーシング
- 企画協力:テレビ朝日
- 制作協力:ウインズウイン
- 制作著作:ABC、吉本興業
これまでのスタッフ
- オートバックスM-1グランプリ事務局:橋本卓、松田永浩、片山勝三、加地信之、松本裕嗣、垂水愛、西澤嘉洋、田中亮輔、崔勝行、尾北有子/萩原芳樹、前田政二
- 構成:福原フトシ(2001年)、北本かつら(2001年)、松田敬三(2001年)/天野慎也(2005-2007年)/本多正識(2006年)
- 予選審査員(50音順):相羽秋夫(2001-2007年)、小倉マサシ、鹿島我、片山義文、勝木友香、京都市行
- チーフプロデューサー:柴田聡(ABC)、水谷暢宏(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
- プロデューサー:山村啓介・市川寿憲・岩城正良・柴田聡・吉川知仁・河村成仁(ABC)、藤井智久・岩崎浩(テレビ朝日)、谷良一(吉本興業)、坂内光夫・河内俊昭(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、簾畑健治・下田かおる(日本テレワーク)
- 演出→プロデューサー:井口義朗(日本テレワーク)
- チーフディレクター:花苑博康(日本テレワーク)
- 協力:ニユーテレス、日本テレビアート、フジアール、vic、スタジオMIC、KBC映像、オムニバス・ジャパン、アクロスザユニバース、本多芸能スポーツサービス、ジー・マックス、ダントー、松谷化学、レモンスタジオ、六本木ヒルズ森タワー、明治神宮野球場、東邦航空、シミズオクト、日本VTRスタジオ、digidelic、マエダオート、有明コロシアム、すきな、アイ・ティ・エス、HIBINO、インターナショナルクリエイティブ、榊原テレビ機配
番組使用曲
- 大会テーマ曲:Smoke On The Water/Deep Purple
- 出囃子:Because We Can/Fatboy Slim(ファーストラウンド)、Salute to Courage/Sam Spence(最終決戦)
- 演者舞台登場時ファンファーレ(Because We Canの前に流れる曲):Zurg's Planet/トイ・ストーリー2サントラ
遅れネット局
- 山梨放送(日本テレビ系列)
- 北日本放送(日本テレビ系列・2009年のみ)
- 富山テレビ放送(フジテレビ系列・2003年・2007年のみ)
- 山陰中央テレビジョン放送(フジテレビ系列)
- テレビ高知(TBS系列)
- テレビ宮崎(テレビ朝日系列であるがフジテレビ、日本テレビ両系列も兼ねているため遅れネット)
脚注
外部リンク
テンプレート:島田紳助- ↑ 松本が決勝戦の審査員を務めているのはこの番組で紳助に誘われたため。
- ↑ 紳助はR-1ぐらんぷり優勝を果たした佐久間一行に対して「R-1って何やねん。M-1からパクりやがって。ま、M-1もK-1からパクったんやけどな」と語ったことがある。
- ↑ ショートコントのようにセットを使用しないものに限る。
- ↑ 南海キャンディーズが第3回に準決勝進出してから、吉本のイベントやライブなどの出演が増えたと語っており、スピードワゴンもM-1決勝出場前の給料は3000円だったが出場後はテレビ出演が増えたため、給料は3000倍になったと語っている(「中居正広の金曜日のスマたちへ」より)。
- ↑ 2007年8月号「日経エンタテインメント!」(日経BP社)
- ↑ 6.0 6.1 6.2 「M-1完全読本2001-2010」より。
- ↑ 第7回の千鳥の紹介VTRの本人達の発言より。
- ↑ M-1グランプリは今年がラスト - 日刊スポーツ、2010年12月12日
- ↑ 2011年7月24日放送の27時間テレビ内で紳助がナインティナイン(矢部は100kmマラソンのため厳密には岡村に対してのみ)に直々に発表した。
- ↑ 「THE MANZAI 2011」でも大会実行委員長を務める予定だった紳助の引退に伴い紳助の代役的ポジションとしてビートたけしが大会最高顧問という名目で起用された。
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 来年夏、M-1グランプリ復活 2014年7月30日付 日刊スポーツ
- ↑ 例として、同じ2000年デビューのコンビでも、ダイアン、U字工事、オードリーは2009年がラストイヤー、笑い飯、NON STYLEは2010年がラストイヤーとされていた。
- ↑ シード権は翌年の大会のみ有効。当年準決勝進出以上の成績を収めても翌年準決勝に進出できなかったり欠場した場合は優勝組以外はシード権は無効になる。また準決勝を欠場しても翌年のシード権は認められていた。
- ↑ この制度が適用されたのは優勝した翌年も出場したNON STYLEとパンクブーブーを除けば第6回大会に3年ぶりに出場したフットボールアワーのみである。
- ↑ 敗者復活戦が導入されたのは第2回大会からで、第1回大会では敗者復活戦の枠は無かったため、第1回大会は9組ではなく10組で決勝を行っていた。
- ↑ 準決勝に不参加でも敗者復活戦の出場権はある。2007年のザ・プラン9は浅越ゴエが準決勝直前に体調不良を起こし準決勝に出場しなかったが、敗者復活戦の出場権はあったものの、大事をとり敗者復活戦も辞退した。
- ↑ 「スカイ・A」では例年通り12:00から放送。「スカイ・A」の放送終了時刻の16:00からリレーで生中継。ただし、地上波放映分は各組のダイジェストと決勝進出者紹介がほとんどで、漫才の模様が生放送されたのはキングコングのネタ冒頭ぐらいであった。
- ↑ 敗者復活したライセンスのライブやトーク番組での証言によると、まず地下鉄で移動し最寄り駅から六本木ヒルズまで急遽用意された自転車が使われた模様である。
- ↑ 『敗者復活』 サンドウイッチマン著
- ↑ 第6回はチュートリアルの満票優勝で2位・3位が0票だったため、決勝ファーストラウンドを2位通過したフットボールアワーが2位、3位通過した麒麟が3位と認定された。同様に第9回はパンクブーブーの満票優勝だったため、決勝ファーストラウンドを1位通過した笑い飯が2位、3位通過したNON STYLEが3位と認定された。
- ↑ 『キングオブコント』でも第1回では最終決戦を採用していたが、第2回では全組ネタを2回披露する形式に変更されたため、同大会での最終決戦は撤廃された。
- ↑ 兄弟番組でもある「R-1ぐらんぷり」、「キングオブコント」と同様
- ↑ 第4回(2004年)はコミックマーケット(12月29,30日開催)との日程重複がなかった。会場変更後も、同日に開催された例はない。
- ↑ ラサール石井の著書「笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで」(角川SSC新書、2008年)によると、島田紳助から出番前の打ち合わせで「各審査員とも、最低でも100点満点で50点は入れて欲しい」という提案があったという。その理由は「誰か1人が極端に低い点数をつけると、その影響で他の審査員が高得点でも脱落が決定してしまう。それではダメージが強烈過ぎる」。この採点基準は、第2回以降も、ある種の暗黙の了解として守られ続けているとのこと。
- ↑ ちなみになぜここまで極端な結果になったのかについて審査員の松本人志は番組内で「(特別審査員は100点も持ち点を与えられているのに対して)むこう(一般審査員)は(1点を与える)ボタンを押すか押さないかなんだから難しいのだろう。」と発言していた。
- ↑ 投票順は紳助→松本→鴻上→西川→小朝→石井→青島。
- ↑ 第1回のハリガネロックも特別審査員のみの得点に限定すれば同点になるが、その場合は彼らは4位になるため、仮に第1回で第2回以降と同様の方式が取られていた場合は最終決戦に進出できていないことになる。
- ↑ テロップでは「暴走する…」であったが、ナレーションは「暴発する…」になっていた。
- ↑ テロップは生放送ではミスで流れなかったが、DVDで「アキバ系カリスマデブ」、再放送で「秋葉系カリスマ芸人」とテロップで流れた。
- ↑ 2007年11月より吉本興業所属タレント先の新事務所。
- ↑ 優勝したNON STYLEは大阪吉本の出身であり、東京進出後の優勝。元から東京吉本所属のコンビの優勝は出なかった。
- ↑ 優勝時大阪吉本所属だったコンビは全組東京進出をしている。
- ↑ 第2回のフットボールアワー、第9回の笑い飯、第10回のパンクブーブーもファーストラウンドを1位通過するも優勝を逃しているが、いずれもその前後の大会(それぞれ第3回、第10回、第9回)で優勝している。
- ↑ それ以前の最高得点も同じく笑い飯。紳助の審査で獲得した99点(第3回)。
- ↑ 2010年春に大阪から移籍
- ↑ 結成年は2003年だが、最後の大会のため、ラストイヤー扱いとなっている
- ↑ これは中田カウスの評点の中では第3回のスピードワゴンと並んで歴代最低得点でもある。
- ↑ これは松本人志の評点の中では第3回のフットボールアワーと並んで歴代最高得点でもある。
- ↑ ちなみにそれ以前の回の平均点(小数点1桁まで)は、第1回541.1点、第2回559.9点、第3回598.7点、第4回614.6点、第5回608.9点、第6回613.6点、第7回611.8点、第8回625.4点、第9回627.6点。
- ↑ 第8回は島田紳助が指名した順にくじを引き、第9回は決勝進出者の中でじゃんけんでくじ順を決めた。ちなみにくじ順は第8回は笑い飯、キングコング、ダイアン、ナイツ、NON STYLE、U字工事、ザ・パンチ、モンスターエンジンの順でくじを引いた。第9回は南海キャンディーズ、ナイツ、ハリセンボン、ハライチ、東京ダイナマイト、モンスターエンジン、笑い飯、パンクブーブーの順でくじを引いた。決定したネタ順は過去の決勝結果の項目を参照のこと。
- ↑ 特に初出場でトップバッターになったコンビ(第3回の千鳥と第10回のカナリア)はいずれも最下位で終わっている。
- ↑ ただし、1・2番目のコンビが不調だと暖め役にならなければならないので、1・2番と同様に不利な場合もある。
- ↑ ただし、第6回以降の優勝者の出番は全て6番目以降であり、そのため近年は後半(6-8番目)の出番が好まれる傾向にあった。
- ↑ ネタ順3番からは第10回でスリムクラブが最終決戦に進出するまで唯一最終決戦進出組が出ておらず、第9回までの最高順位は第3回のスピードワゴン、第7回のザブングル、第9回の東京ダイナマイトが記録した6位だった。
- ↑ 46.0 46.1 特別審査員のみの得点に限定した場合。
- ↑ 特別審査員のみの得点に限定した場合は9位。
- ↑ 特別審査員のみの得点に限定した場合は4位。
- ↑ 49.0 49.1 49.2 49.3 決勝戦放送日を基準とする
- ↑ 第6回の変ホ長調はアマチュアであるため、彼女らを含めるとすれば0年が最短となる。
- ↑ 全員から単独1位かつ95点以上の評価
- ↑ 渡辺正行のみフットボールアワーと同点1位
- ↑ 上沼恵美子のみパンクブーブー、NON STYLEと同点1位
- ↑ M-1グランプリ2008完全版DVDの特典Diskに収録
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 第7回のDVD特典の優勝記者会見より
- ↑ 61.0 61.1 出場者キャッチコピーが「無印(ノーマーク)」だった。
- ↑ M-1決勝進出するまで「逆週休2日制」と言われるほど仕事がなかった。
- ↑ 第8回のモンスターエンジンの紹介VTRで歴代のダークホースのうちの1組とされていた。
- ↑ 番組内ではナレーションで「謎のコンビ」と呼ばれていた。
- ↑ キングオブコント2009の紹介VTRにおいて、「M-1に突如舞い降りた無名の2人が…」と言われており、その他にも第8回のキングコングの紹介VTRにおいて「突如現れた謎の刺客が…」と言われるなど、ダークホースであったという根拠が多数ある。
- ↑ 番組内では出場者の紹介VTR内で「ダークホース」と呼ばれていた。その際にダークホースとして紹介されていた過去の決勝出場コンビは麒麟、千鳥、南海キャンディーズ、ブラックマヨネーズの4組でタイムマシーン3号はVTRに登場しなかった。
- ↑ 番組内では出場者の紹介VTR内で「謎のコンビ」と呼ばれていた。
- ↑ 予選の段階で麒麟枠候補と呼ばれていた。
- ↑ 番組内では出場者の紹介VTR内で「ダークホース」および「謎のコンビ」と呼ばれていた。また出場者キャッチコピーが「無印(ノーマーク)島人(しまんちゅ)」だった。
- ↑ ただし、敗者復活枠ではっきりと「ダークホース」といわれたのはアンタッチャブル、サンドウィッチマン、オードリーの3組だけである。
- ↑ 当初は笑い飯とNON STYLEがラストイヤーと言われていたが、この年から10年目の定義が1月結成から4月結成に変わり、両者とも2000年4月以降に結成されたので2010年がラストイヤーとなった(しかし、同年にデビューした、ダイアンとU字工事はラストイヤーとされていた)。
- ↑ ただし途中欠場を含む。欠場なしでの最長ブランクは東京ダイナマイトの5年(2004年-2009年)が最長。
- ↑ 電波少年がレギュラーで復活か!
- ↑ スギちゃん、2700他 大会準優勝芸人は優勝芸人より売れる説-NEWSポストセブン
- ↑ スピードワゴン、タイムマシーン3号、麒麟は該当部分の音声を消して映像のみ流しているため、チャプターの冒頭部分に「著作権の関係で音声をカットしている」旨の表示がなされる。
- ↑ DVD-BOX版などではネタ自体がカットされているものもある。また、後述のカナリアとは違い、彼らが披露したのは準決勝ネタであったため、その場合、何も収録されていない(ただし、順位の欄には名前のみある)。
- ↑ 代わりに準決勝ネタが収録されている。ちなみにDVD収録時にこのような措置をとられるのはR-1ではよくあるが、M-1では彼らが唯一である。