麻倉あきら

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麻倉 あきら(あさくら あきら、1968年11月19日 - )は、日本歌手である。本名:斉藤 さおり(さいとう さおり)。愛称は、本名にちなみ「さお」。愛知県出身。MUV RINOIE所属。170cmの高い身長が特徴。

概要

1984年、第3回ミス・セブンティーンコンテストで応募総数歴代最大18万325人の中から、準グランプリを受賞し、本名の斉藤さおりでデビュー。コンテストでは渡辺美里と最優秀歌唱賞を最後の最後まで競いあった。中原めいこの「君たちキウイパパイヤマンゴーだね」を歌う。メジャーデビュー前からライブ活動を行い、1986年CBS/SONYよりシングル『サバンナの熱風』でレコードデビュー。

1989年、プラッツにレコード会社を移籍する。移籍第一弾アルバム「LADY」を発売する。また、サウンド面では、今までのアメリカンロックのスタイルからハードロックへと転向する。

1993年麻倉晶(あさくら あきら)に改名してシングル『ベイビーリップス』で再デビュー。1995年にボイストレーニングのため渡。帰国後、1996年に結成されたROmantic Modeにもボーカルとして参加している。

麻倉晶、ROmantic Modeと度々再デビューする際に営業戦略上過去の楽曲との繋がりを断ち切らざるを得ず、好きな歌を歌えないジレンマに悩んでいたという。さらにROmantic Mode東芝EMIへの移籍とその後の活動休止が加わり、音楽業界との付き合いに疲れ2000年ごろから活動を休止。その後親交のあった潮崎裕己にミュージカルのオーディションを受ける相談をしたことがきっかけとなり音楽活動の再開を勧められ、2003年からSAORIとしてライブ活動を再開した。[1]

2005年6月1日に、自身のウェブサイト麻倉あきらに改名して音楽活動を再開することを発表、6月18日に開催されたOVA最終兵器彼女 Another love song」完成披露試写会において『真夜中の虹 ~everlasting love~』を披露し、復活を果たした。なおこの曲は、ミラクル・バスの社長が故・井上大輔(元ジャッキー吉川とブルーコメッツ)のマネージャーを生前務めていた関係から井上大輔の未発表楽曲も管理もしており、その未発表楽曲の中から「最終兵器彼女 Another love song」の音楽プロデューサーが選曲したものであるという。

2007年春、森川美穂とユニットを組み、テレビ東京系アニメ「史上最強の弟子ケンイチ」のオープニングテーマ曲「ヤッホー」を担当した。

2011年10月19日デビュー25周年記念アルバム『i 』(アイ) を本名の斉藤さおり名義で発売。アルバム収録曲である「SAYONARA」と「ケレド望ム」がiTunes Storeレコチョクmu-modwangoなどでシングルとして9月14日に先行配信された。 

2012年4月、ボーカルスクール『SPACEY Artist Academy.』を設立。

現在は営業上のしがらみから解放され全名義の楽曲を自身のライブで披露している。歌手活動に加えスタジオコーラスボイストレーナーとしても活動している。また「スーパーアニソン魂2008“夏の陣”」への出演を皮切りにアニソン関連のライブイベントへも出演するようになった。

略歴

  • 1984年 - ミスセブンティーンコンテストで応募総数18万325人の中から準優勝
  • 1986年 - 斉藤さおりとして「サバンナの熱風」でデビュー
  • 1993年 - 麻倉晶として「ベイビーリップス」で再デビュー
  • 1995年 - ボイストレーニングのため渡米
  • 1996年 - ROmantic Mode結成
  • 2005年(3~5月頃?) - spacey produce所属
  • 2005年12月 - 麻倉あきらとして「真夜中の虹 ~everlasting love~」(OVA『最終兵器彼女 Another love song』主題歌) で再デビュー
  • 2005年7月 - 麻倉晶として活動していた頃の担当マネージャーが社長を務める芸能事務所ミラクル・バスに所属
  • 2007年1月1日 - MUV RINOIEに移籍
  • 2007年4月 - DIVA×DIVA (ディーバディーバ)を森川美穂と結成。ユニット名は公募された。
  • 2007年7月 - DIVA×DIVAとして「ヤッホー」(テレビ東京系アニメ『史上最強の弟子ケンイチ』オープニングテーマ曲)で再デビュー

作品

ここでは「斉藤さおり」名義、「麻倉晶」名義および「麻倉あきら」名義の作品について取り上げる。 「ROmantic Mode」名義の作品についてはROmantic Modeの項を、「DIVA×DIVA」名義の作品についてはDIVA×DIVAの項を参照のこと。

シングル

斉藤さおり

  • サバンナの熱風 (1986年9月5日発売・CBS/SONY)オリコン最高位91位
  • 涙をGET AWAY (1987年3月21日発売・CBS/SONY)オリコン最高位99位
  • MR. MORNING SUN (1987年6月21日・CBS/SONY)オリコン最高位111位
  • I NEED YOUR LOVIN' (1987年11月1日・CBS/SONY)オリコン最高位114位
  • JUST FOR TODAY (1988年7月21日・CBS/SONY)
  • DREAMES COME TRUE 〜この街のどこかで〜(1988年8月1日・CBS/SONY)オリコン最高位122位
  • ONLY IN YOUR HEART (1988年11月2日・CBS/SONY)オリコン最高位117位
  • 目がすべて (1989年9月21日PLATZ
  • サソリスト (1990年7月21日・PLATZ)

麻倉晶

麻倉あきら

アルバム

斉藤さおり

  • Kiss me, Good bye (1986年09月21日・CBS/SONY LP:28AH-2079/CD:32DH-496) オリコン最高位48位
  • BETTER DAYS (1987年05月21日・CBS/SONY LP:28KH-2192/CD:32DH-676/CT:28KH-2192) オリコン最高位36位
  • I NEED YOUR LOVIN' (1987年11月01日・CBS/SONY LP:28KH-2254/CD:32DH-828/CT:28KH-2336) オリコン最高位 (LP)39位 (CD)38位
  • FOLLOW MY HEART (1988年・CBS/SONY 32DH-5078) オリコン最高位 (LP)46位 (CD)51位
  • LADY (1989年9月21日発売・PLATZ P32G-10) オリコン最高位64位
  • Loose (1990年7月21日発売・PLATZ PLCP-17) オリコン最高位91位
  • Love' Less (1991年・PLATZ PLCP-33)
  • i (2011年10月19日発売・Letty-r LRS-1001)

麻倉晶

  • SPREAD COLORS(1993年5月25日発売・ロックイットレコード ROCL-2001) オリコン80位

映像ソフト

斉藤さおり

  • I NEED YOUR LOVIN'(1988年・CBS/SONY 32VH-2011、CDビデオ

麻倉あきら

参加アルバム

斉藤さおり

麻倉あきら

コンサート

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

楽曲タイアップ

斉藤さおり

麻倉晶

麻倉あきら

  • 真夜中の虹 〜everlasting love〜
    • OVA『最終兵器彼女 Another love song』主題歌

出演

映画

テレビ

ラジオ

サポートメンバー

関連項目

備考

  • ミスセブンティーン84のオーディションの頃から、女優の網浜直子とはいまだに大親友。本人は家族といっても過言ではないといっている。1988年発売アルバム「FOLLOW MY HEART」収録曲「Ammie」は網浜直子との友情を描いた彼女の自作詞。
  • デビュー時期の近い宮原学とは親交が長く、お互いのライブにも観客として顔を出している[1]。ただし宮原がアルバムジャケットの撮影時に着ていたGジャンと偶然同じものを着用してステージに立ったところ、元々仲が良かったこともあり宮原のファンに男女の仲であると誤解されバッシングにあったという。[2]
  • デビュー前は、地元名古屋でモデルとして活動をしていた。
  • ナインティナインの岡村隆史の大ファンで、常にレギュラー番組を録画しているらしい。
  • デビューアルバム「Kiss me, Good bye」収録の浜田麻里のカバー曲「KEEP ON DREAMS」は、デビュー前ボイストレーニングで本人が練習曲として使用していた曲で、あまりにもすばらしい歌いっぷりからアルバム収録となった。
  • 麻倉晶の名で活動していた頃に、ホンジャマカ恵俊彰司会のラジオにゲスト出演し、恵からマリリン・モンローマドンナ (歌手)に顔が似ていると言われていた。
  • 幼い頃から歌が好きであったため、音楽の道へ進めようと両親も考えていた。ミス・セブンティーンコンテスト参加以前にジャズシンガーとしてプロデビューする機会があったものの、父親の急逝により立ち消えとなってしまった。[3]
  • 自身のライブの際にはバンドメンバーに手弁当を振舞っている。[2][3]
  • 愛猫家であり拾い猫の「空」を飼っており[4]、blogも書いている[5]。また友人から里親探しを頼まれた猫をジョー・リノイエに譲っている。[6]
  • 本人の弁によると英語は得手としていない。S.S.Sのライブの際には洋楽のカバーを演目に取り入れていたが、「素面ではとても唄えない」とジャックダニエルの200ml瓶を空けてしまったという。その結果ステージ上でふらふらになり、その上潮崎裕己には「さお、酒臭い」と言われる有様であったという。[3]
  • ガンダム関連イベント等で共演した川添智久はかつて斉藤さおりバンドのオーディションを受け不合格になっていたことがある。また鵜島仁文やMIQとは飲み仲間になっている。[4]

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ

テンプレート:ROMANTIC MODE
  1. 2010年11月19日のライブでのMCにおいて、麻倉晶として再デビューした際には斉藤さおりとしての過去は話してはいけないと釘を刺されていたことを明かした。音楽活動の再開のきっかけについても同日のMCにて明らかにされた。
  2. 2010年11月19日、20日のライブのMCにてエピソードを披露。20日のライブには宮原も観客として顔を出していた。
  3. 3.0 3.1 2010年11月19日のライブのMCにてエピソードを披露。
  4. 2011年9月19日のライブのMCにてエピソードを披露。