霙
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概要
地上の気温が0℃以上でかつ上空1500mで-6℃以上-3℃未満のときに霙として降ってくることが多い。雨が雪に変わるときや、その逆のときによく見られる。 霙は気象観測の分類上は雪と同じ扱いとして記録される。 ※例えば、雪より先に霙が初めて降ったときは、それが初雪となる。 ※ちなみに、雨が凍ったり雪が一部溶けて再び凍ったりするなどしてできた霰(あられ)が降ることがあるが、霰が降っているときは、雨と雪が降っていても天気記録は霰(あられ)となる。
1977年2月17日に久米島(気象庁沖縄気象台久米島測候所)で霙を観測しており、これは沖縄県で史上唯一となる公式の雪の記録である。
天気記号
テンプレート:国際式天気記号 国際式天気図の天気記号では、
- 23.前1時間内に、驟雨性でない霙または凍雨
- 26.前1時間内に、驟雪または驟雨性の霙
- 68.弱い霙または霧雨と、雪の混合
- 69.並または強い霙または霧雨と、雪の混合
- 83.弱い驟雨性の霙
- 84.並または強い驟雨性の霙
- 87.弱い雪霰または氷霰(雨か霙を伴ってもよい)
- 88.並または強い雪霰または氷霰(雨か霙を伴ってもよい)
- 89.弱い雹で、雷鳴はない(雨か霙を伴ってもよい)
- 90.強い雹で、雷鳴はない(雨か霙を伴ってもよい)
- 93.観測時に弱い雪、霙、雪霰、氷霰、雹(前1時間に雷電があったが観測時にない)
- 94.観測時に並または強い雪、霙、雪霰、氷霰、雹(前1時間に雷電があったが観測時にない)
- 95.弱または並の雷電で、雨、雪、霙を伴う
- 97.強い雷電で、雨、雪、霙を伴う
の14種類が霙を表す。
日本式天気図における霙の天気記号は、上半分が雪、下半分が雨の記号を足し合わせたものになっている。