赤ずきんチャチャ
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Mangaテンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Cast テンプレート:Infobox animanga/OVA テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『赤ずきんチャチャ』(あかずきんチャチャ)は、彩花みんによる日本の少女漫画作品。またこれを原作にしたテレビアニメ。漫画の原作は、魔法の国のうらら学園を舞台に見習い魔法使いのチャチャが仲間たちと巻き起こす(巻き込まれる)ドタバタを描いた学園ギャグ作品である。略称は「チャチャ」。[1]
目次
概要
- 原作漫画は『りぼん』(集英社)にて、1992年10月号から2000年8月号までにかけて連載された。全94話、単行本全13巻、文庫版全9巻。
- アニメは1994年1月7日から1995年6月30日まで、テレビ東京系列にて毎週金曜夕方6:00 - 6:30放送。全74話。スポンサーの意向で原作漫画にない要素が追加されている。
- アニメ化当初はアニメ雑誌等でも決して注目されていなかったが、キャラクターのぶつかり合いに加え、実験的ともいえるギャグ演出に急速に評判が高まり、3度にわたってアニメ雑誌の表紙を飾るまでになった。
- 辻初樹監督のもとにスタッフとして参加した若手演出家の大地丙太郎、佐藤竜雄、桜井弘明らがキャラクターを暴走させ独特のギャグ演出を作り出した。その後の大地演出のギャグ路線はここから始まった。佐藤、桜井もこの作品で自信を深め監督に昇格していく。
- 『Cookie』(集英社)2011年5月号(2011年3月25日発売)にて、約11年振りの新作読切『赤ずきんチャチャN(エヌ)』が掲載された[2]。『N』はその『2』という意味である。
- 『Cookie』2012年1月号(2011年11月26日発売)の別冊付録『笑納ギャグ劇場』に、『赤ずきんチャチャN』の第2弾が掲載された。
- 『Cookie』2012年8月号(2012年6月26日発売)から『赤ずきんチャチャN』が約12年振りに連載開始された[3]。
ストーリー
チャチャは赤いずきんがトレードマークの、魔法使いのたまご。もちもち山の小さな家で、世界一の魔法使い・セラヴィーの弟子として生活している。魔法の腕は未熟で、とんでもない失敗を引き起こしてばかりだが、セラヴィーや幼馴染でボーイフレンド兼ペットの狼男・リーヤと共に、楽しく日々を過ごしている。
ある時、チャチャとリーヤはひょんなことから、うりずり山に住むセラヴィーから世界一の称号を奪うことを狙う魔女・どろしーの城を訪れた。どろしーの弟子・しいねはチャチャを見るなり彼女に一目惚れしてしまい、以来、チャチャ、リーヤと行動をともにするようになる。
原作とアニメとはストーリーが大きく異なるので、以下に2つに分けて記述する。なお、原作における巻数はコミック版によるものである。
原作
原作のストーリーでは、前半に師匠と魔法使いの試験として鬼ごっこをするといったストーリー性も見られたものの、その後突然うらら学園へ通うことになり、学園物の漫画になった。初期は32ページ連載であったが、中盤以降は16ページ連載となる。原作12巻で学園を卒業して新展開も迎えたが、あまり活かされることなく、最終回を迎えることになった。なお、アニメ版は原作の1話から30話まで(欠話あり)が元となっている。
- パート1(1話 - 10話)
- 元々読み切りの漫画として始まった『赤ずきんチャチャ』は、第2話より鬼ごっこによる検定が始まり、チャチャはセラヴィー、しいねはどろしーを追いかけるため、リーヤも加えた3人で師匠達を捜す旅に出る。この旅が幕を下ろした後、チャチャ達は魔法の国へと引っ越す。コミックス1巻と2巻に収録。
- パート2(11話 - 78話)
- 魔法の国に引っ越したチャチャ達は、本格的に魔法を勉強をするためうらら学園に入学する。原作のストーリーはほとんどはこの学園に通っている時の出来事である。このパートは最も長く、3巻から11巻まで続いた。
- アニメ化された範囲を過ぎた6 - 7巻辺りを境として、登場キャラクターの性格やギャグの持ち味が初期とは異なるものに変化していく。
- パート3(79話 - 94話)
- うらら学園を卒業したチャチャ達は、正義のヒーローになれるという広告を見つけて就職。その名も、「貴方のマジカルレンジャー」。チャチャも服を改め、襲いかかる敵や、迷惑な人たちを食い止める……のだが、更に迷惑を広めてる感も否めなかった。そんな中、突然セラヴィーが実は魔界の大魔王の第一子、つまり次期大魔王だということが分かり、それらにまつわるストーリーが12巻と13巻(完結)に描かれている。
- 赤ずきんチャチャN
- 最終回で魔界に行ったチャチャ達が、帰ってきた後を描いた続編。番外編で描かれた大人になったチャチャの話より、時系列は前である。登場人物一同が、現代の東京に遊びに来たが、異世界ワープの瓶が壊れて帰れなくなり、都内のアパートで暮らし始める。チャチャは東京のお嬢様中学校、リーヤとしいねちゃんは公立の中学校に通う。おなじみのキャラ達も続々と東京へやってくる。
アニメ
平和な世界が続いていたある時、魔界に強力な魔力を持つ大魔王が現れ、国王と王妃を石像に変え、その娘・チャチャをも倒そうとしたが、国王の父、大王であるジーニアスによって城に結界が張られ大魔王は城に封じ込められた。しかし、ジーニアスは大魔王の魔力によって小さな宝石にされてしまった。国に仕えていた若きセラヴィーは、まだ幼い赤ん坊のチャチャと、ジーニアスである小さな宝石を手に、安全な山奥へ逃げ込んだのである。それから、数年後、チャチャの居所を掴んだ大魔王は次々とチャチャに刺客を送り、王家の血を絶やそうとする。
- パート1(1話 - 23話)
- 物語の始まり、チャチャが魔法学校へ通い出す頃、セラヴィーよりプリンセスメダリオンというアイテムを託される。また同時にブレスレット、リングを最も信頼できる2人に渡せと言われていた。それからすぐ、ピンチが訪れた。師匠セラヴィーが捕まり、やられそうになった時である。チャチャはそばにいたリーヤとしいねちゃんにそれぞれ1つずつ、アイテムを渡すと、突然それぞれのアイテムに秘められた宝石が共鳴し合い、「愛よ」「勇気よ」「希望よ」というかけ声のもと、チャチャはマジカルプリンセスに変身し、ビューティーセレインアローで敵の悪い心を射抜く。
- パート1では、原作の作品にマジカルプリンセスという要素を加え、ビューティーセレインアローを使い、うらら学園卒業までの刺客との戦いを描いている。
- またアニメオリジナルのストーリーも卒業に近づくにつれ増えた。
- パート2(24話 - 50話)
- うらら学園を卒業していくらかした頃、ある敵が現れた。魔界の魔力によって支配されたしいねちゃんの父、アクセスである。彼はビューティーセレインアローを手で受け止め、その力を示した。これにより、チャチャ達はより強力な武器が必要であると悟り、不死鳥の剣・ウィングクリスを探すことになる。その後チャチャ達は、敵の強力な攻撃にやられそうになり、防御の為に、バードシールドを探す。これらの武器を携え、大魔王と戦い、ついにチャチャは国の平和を守った。
- パート2では、ストーリーは一部を除いて完全オリジナルとなった。
- パート3(51話 - 74話)
- 大魔王を倒し、国王、王妃、祖父が元に戻って魔法の国に平和が訪れる。チャチャたちは最初はお城に暮らすがそれに馴染めず、中等部が開設されたうらら学園に再入学し、チャチャもセラヴィーのもとでの生活に戻った。しかしその後に、「国王の印」であるホーリーバードが悪の心を持つモンスターに強奪されて暗黒魔界の封印が解かれる危機が訪れ、プリンセスメダリオンは暗黒魔界に通じる穴を塞ぐため封印された。同時にマジカルプリンセスも封印された。その後、チャチャはジーニアスよりお助けアイテムとして、「おたすけブーメラン」を貰う。
- 中等部に入った時、あまりに魔法の勉強に熱が入らないチャチャを見越してセラヴィーは世界一の魔法使いの座をチャチャに譲る。しかし、チャチャは次第に戦いばかりの毎日、不自由な生活に世界一を辞めたい気持ちになり、他の人に譲ろうとする。だがそれを察したセラヴィーは世界一の魔法使いの座が他の人の手に渡る前に、チャチャを氷付けにし、奪還する。それ以降はモンスターも世界一戦もない世界でチャチャたちのドタバタ劇が展開された。そしてついにどろしーとの結婚を決意したセラヴィーだったが……。
- パート3では、マジカルチャンピオン、最終回のストーリー、その他数本を除き、原作のストーリーにおたすけブーメランを追加した作品である。
登場人物
テレビアニメ
アニメに登場する魔法アイテムと武器
- プリンセスメダリオン
- 第一話で、チャチャがセラヴィーから貰ったペンダント。これとリーヤのブレスレット、しいねちゃんのリングを合わせ、3人の愛・勇気・希望の力を合わせる時、チャチャはマジカルプリンセスに変身することが出来る。また、中央の宝石には大王であるジーニアス(チャチャの祖父)が封じ込められていた。なお当初の設定名は「フォルセティメダリオン」。
- ビューティーセレインアロー
- チャチャが初めてマジカルプリンセスに変身した時に持っていた聖なる弓矢。「ビューティーセレインアロー マジカルシュート!」というかけ声とともに、矢を放ち、邪悪な心を討つ。パート1では主に戦闘に、パート2、3では主に後述するウィングクリスの元である、不死鳥を呼び出すことに使用する。呼び出す呪文は「セイント・フェアリー・ナビゲーション!」。
- ウィングクリス
- 伝説の不死鳥の剣。飛べない、なんだか情けない鳥・ピー助(声:島本須美)が不死鳥として目覚め、変身した姿である。「ウィングクリス・バーニングフラッシュ!」と唱えてバーニングフラッシュを放つ。ウィングクリスは邪悪な心を破壊するため、人を殺傷する能力はない。邪悪な心を持たないものが当たってもダメージを受けないという特徴を持つ。パート2、3で使用。剣使用時は「ビューティーセレインアロー・セイントフェアリーナビゲーション」とビューティーセレインアローを天に向けて放ち、不死鳥を召喚する。そして「ライトニングフェザースキルアップ」と唱え、ウィングクリスへと変化させる。ちなみにウィングクリスを持つと、マジカルプリンセスのブレスレットがフェニックスの模様を浮き立たせる様に変化する。
- バードシールド
- 王家筆頭鍛冶屋ムーラ・マーサがエンジェル砂鉄から作った伝説の盾。その防御性能は特に優れており、ほぼすべての魔族の攻撃はバードシールドを貫いてチャチャにダメージを与えることはなかった。非常に重い。パート2、3で使用。既にエンジェル砂鉄は採掘され尽くしてしまっていたため、エデン鉱山出身の冒険家クラウドの希望により、彼の持っていたエンジェル砂鉄で昔作られたトランペットを溶かし、この武器が作られた。バードシールド装着&発動の際、「バードシールド・ビルドアップ!」と叫んでいた。
- クレッセント・オーロラ・ブレスレット
- 国王、チャチャの父が若い頃に旅をしていた時の拠り所にしていたアイテム。ボタンを押して呪文を唱えるとブレスレットに付いている三日月がブーメランとなり、なんらかの役に立つアイテムが帰って来る。パート3で登場。アイテムにならずにブーメランのままチャチャ達を追いかけたことや、そのまま帰って来なかったりする時もあったが、最終的には役に立つことをしてくれる、頼りになるブレスレットである。掛け声は「クレッセントオーロラブレスレット、お助けブーメラン!」。
- 魔法の通信コンパクト
- 王妃、チャチャの母がチャチャに渡したアイテム。これを開くとチャチャのお母さんと顔を見ながら通信できる。これによりチャチャは遠くにいても頻繁に母親と連絡を取ることが出来るようになった。
- なんでも詰め込みプローチ
- 大王、チャチャの祖父の秘蔵品。呪文を唱えると、大きなものでも小さなものでもなんでも詰め込み持ち運びが出来る。巨大なパンや、岩穴、そして人が入ったままの家でさえ小さなブローチの中に詰め込める。海坊主を取り込んだ時にその中の様子が映し出されたが、それによると、岩、家、車、テーブル、ドライヤー、布団、カバン、ティッシュペーパー、ヤシの木、パン(?)、おばあさん(?)、水が入っていた。
- ホーリーバード(国王の印)
- マジカルキャッスルに祀られている聖なる彫像。心正しき人がこれを奏でる時、世界中に花が咲き、汚れた血を清められる一方、心悪しき者が奏でると、世界は醜悪と恐怖に満ちた世界となってしまうという王家に伝わる秘宝。大魔王に城を襲撃された時に見つからない場所へ逃げさせる魔法をかけ、静かに眠っていた。しかし、そんな宝と知らない魔族の手に渡り、暗黒魔界へ通じる穴をあけてしまった。が、その魔族はチャチャ達により倒され、穴も塞がれ、平和がまた守られた。
- ニャンダバーシリーズ
- ミケネコ博士が開発した巨大ロボット。「ニャンダバーZ」は原作に登場するが、後継機はアニメオリジナルである。
- 機動メカ ニャンダバーZ(ゼット)
- 初代ロボット。ロケットパンチを備える。アニメは9話で登場。
- 究極最強超無敵機動合体ロボ ニャンダバーZZ(ダブルゼット)
- ゴニャンジャー(ミケネコ博士とその兄弟)の5人が操縦する合体ロボ。17話登場。
- グレート・ニャンダバー(ウルトラスーパースペシャルバージョン)
- 山よりも大きい超巨大ロボット。但し大きすぎて動かない。35話登場
- 究極最終これでおしまい機動メカ ニャンダバーWXYZ(ダブルエックスワイゼット)
- 頭頂高:28.52m 自重:54.3t 全備重量:93.7t 最大出力:3800000hp 飛行速度:M9.99 水中速度:400kt
- ニャンダバーシリーズ最終最強ロボ。しかし倒す相手のマジカルプリンセスはすでにおらず、使い道がなくなってしまったため、国王に譲られた。65、74話登場。
- その他の設定アイテムとして「ウイングクラウン」「エメラルドクラスプ」「シャインネックレス」「ミラクルバックル」「バードリング」等が有る(番組未使用、食玩のみ)。
スタッフ
- 原作 - 彩花みん
- 企画 - 片岡義朗(ASATSU)
- 演出協力 - 高橋良輔
- 監督 - 辻初樹
- キャラクターデザイン/総作画監督 - 渡辺はじめ
- 美術監督 - 小林七郎
- 撮影監督 - 羽山泰功
- 音楽 - 佐橋俊彦、手塚理
- 音響監督 - たなかかずや(当時は田中一也)
- プロデューサー - 小林教子(テレビ東京)・松下洋子(NAS)・若菜章夫(スタジオぎゃろっぷ)
- 美術監督補 - 加藤賢司、高橋久嘉
- 背景 - 小林プロダクション
- 動画チェック - 池沼有美、金田武、佐藤行援、中村紀、和西研治、岡英和、手島典子、原鉄夫、沢田恒、弓納持幸子
- 動画 - 亜細亜堂、同友動画、ムッシュオニオン、OH!プロダクション、ハンジンプロ、チャンユンプロ、じゃんぐるじむ、ゆめ太カンパニー、上海朝陽動画、D.R.MOVIE、スタジオコクピット、夢弦館、李スーヨン、馬良動画
- 色指定 - 一瀬美代子、永浜由紀子、横井正人、村上智美、瀧尾奈都子
- 特殊効果 - 西山誠、完甘幸隆、大野嘉代子、前川孝、千葉豊
- 仕上 - ビジュアル・ワーク・ショップ、遠東動画、スタジオエムアイ、同友動画、ムッシュオニオン、スタジオステップ、スタジオルンルン、上海朝陽動画、ST.Toys、ハンジンプロ、チャンユンプロ、梵谷、D.R.MOVIE、馬良動画、スズキ動画企画、馬良動画
- 編集 - 松村正宏→山森重之(JAY FILM)
- タイトル - マキ・プロ
- 現象 - IMAGICA
- アニメーション制作協力 - ジャパンタップス、タカハシスタジオ、フィルムマジック、東京キッズ
- 録音制作 - ビーライン
- 調整 - たなかかずや、堀内唯史
- 演技事務 - 吉田秀之
- 音響効果 - 神保大介(スワラプロダクション)
- 録音スタジオ - 代々木アニメーション学院原宿スタジオ
- プロデューサー補 - 和崎伸之(スタジオぎゃろっぷ)
- 番組宣伝 - 伊藤真理→門司玲子(テレビ東京)
- 制作進行 - 小島恵、小林功治、緒方和英、小山洋司、松橋厚至、笠森恒郎、伊藤公視、中川聡、山本晴子、高山昌義、荒川勇人、道下直樹、今村秀成
- 協力 - 代々木アニメーション学院
- アニメーション制作、撮影 - ぎゃろっぷ
- 製作 - テレビ東京・NAS
主題歌
- オープニングテーマ
なお、同じくSMAPが主題歌を担当した前番組『姫ちゃんのリボン』のビデオソフトは、SMAPの契約会社であるビクターからの発売だったため、オリジナル版がそのまま使われている。
- エンディングテーマ
- 挿入歌
- 「今日が大好き」
- 作詞 - 大地丙太郎 / 作曲 - 佐橋俊彦 / 編曲 - 手塚理 / 歌 - 鈴木真仁・並木のり子・赤土眞弓・桜井智
- 「Chance!! 〜いつも君のそばに〜」
- 作詞・作曲・編曲 - 松浦有希 / 歌 - 鈴木真仁・桜井智・赤土眞弓
- 「友達のテーマ〜皆でできること〜」
- 作詞 - 織田ゆり子 / 作曲・編曲 - 佐橋俊彦 / 歌 - 島本須美・本多知恵子・柏倉つとむ・冨永みーな・松野太紀
- 「初恋物語」
- 作詞 - 織田ゆり子 / 作曲・編曲 - 松浦有希 / 歌 - 桜井智・赤土眞弓・並木のり子
- 「迷子の猫〜何とかなるわ、頑張るもん〜」
- 作詞 - 大地丙太郎・佐藤竜雄 / 作曲・歌 - 鈴木真仁 / 編曲 - 手塚理
- 「MY DEAR」
- 作詞・作曲・編曲 - 松浦有希 / 歌 - 鈴木真仁
- 「夢を忘れない」
- 作詞・作曲・歌 - 沢田聖子 / 編曲 - 戸塚修
備考
- マジカルプリンセス
- アニメ版で設定された、チャチャの変身した戦闘形態で、元のチャチャよりも年齢が高い姿をしている。チャチャが成長した姿かどうかは作中で明確にされなかった。また、魔法の国の初代の女王「ジョアン1世」と酷似した姿でもあり、マジカルプリンセスの用いる3種類の武器はジョアン1世が使ったとされるものである。この姿は大魔王が差し向ける刺客(最終的には大魔王本人)を倒すためのものだった。変身は、チャチャ・リーヤ・しいねが分け持ったアイテムによってなされ、3人が揃っていなければ変身できない。「愛と勇気と希望の名のもとに、マジカルプリンセス・ホーリーアップ」の掛け声と共に変身する。古代ギリシアの服装をモチーフとしたミニスカート姿だが、下着の露出などは一切なく、変身シーンも当時の変身少女アニメでは多かったボディラインの露出が避けられている。これらも含め清楚なイメージが貫かれた。監督の辻初樹はアニメ雑誌のインタビューで「とにかく『カッコよければいいでしょう』という感じでやっていた」「色気とか何かで媚びを売らないキャラクターにもしたかった」と述べている[4]。
- 演出面では、前半の2クールほどの間はほとんど感情を見せることがなく、変身後の人格がチャチャと同一であるのかどうかすら明確ではなかった。辻初樹は、「小チャチャ(変身前のチャチャ)と大チャチャ(マジカルプリンセス)の棲み分け」を当初から言われていたこと(「水戸黄門スタイルをやってみた」とも)と、明確に棲み分けずに本来の『チャチャ』の世界が圧迫されてしまうことだけは避けたかったからとその理由を語っている[4]。また、感情描写を抑制した理由については、憧れの持てるキャラクターとするため、あえて性格には踏み込まなかった(その方が見ている側が思い入れを作れる)と述べている[4]。</br>シリーズ後半にはチャチャ自身の人格を持つことがはっきりし、大魔王を倒した時には自らチャチャと名乗った。
- アニメ版の改変
- アニメ化にあたって行われたストーリー・設定の変更は番組スポンサーだったタカラの意向とされている。原作には玩具化できそうなアイテムが皆無だったことや、その当時対象とされた視聴者層に『美少女戦士セーラームーン』が大人気だったこともあり、魔法の国の学校を舞台に悪ガキどもが騒動を起こすという舞台設定を基本としつつ、美少女変身ヒロイン冒険活劇の要素が加えられた。人物設定はそのまま流用しながら、魔法の国を乗っ取り支配する大魔王を討つため、王女チャチャが変身して戦うというストーリーに変更された。異例とも言える改変だった。
- このようなアニメ化に際してのストーリー・設定の変更は、原作者が了解した上で行われるのが前提であり、本作に関しては、コバルト文庫『赤ずきんチャチャ』10巻において、作者(アニメ版脚本)の山田隆司によるあとがきに、打ち上げパーティーに原作者の彩花みんが駆けつけ、スタッフを労ったエピソードが紹介され、同書籍の作者のインタビューでは、アニメ版のネタを原作漫画に使った件を含めて、よくできた作品だと好意的であり、マリンとやっこちゃんはアニメ版の方が気に入っているとしている。放映中のアニメ雑誌における取材に対しても、(マジカルプリンセスの退場について)「かっこいい変身シーンがなくなっちゃうのが残念です」、(アニメ化されたことへの感想として)「幸せです」、「アニメのチャチャはおもしろいです。どんどん応援して下さい」とコメントしている[5]。また、アニメオリジナルのキャラ(チャチャとしいねの両親)や台詞などが原作に逆輸入されている。
- 声優の起用
- アニメ版のもう一つの特徴は、経験が少ない声優をレギュラーキャラクターに起用したことである。アイドルグループ「SMAP」のメンバーで声優は未経験の香取慎吾の起用に加え、主人公にあてられた鈴木真仁やお鈴ちゃん役の並木のり子はまったく無名の新人だった。代々木アニメーション学院出身の彼女らは番組放映開始の頃は演技の未熟さが明らかだったが、鈴木については驚愕した場面などでのつぶれた声など独特の発声は、パソコン通信などの媒体では「な゛ん゛な゛の゛よ゛〜」などと濁点を付けて表現され「濁点ボイス」とも呼ばれた。香取慎吾の、子供の頃雑草にマヨネーズをかけて食べた事が有るという経験は、そのままリーヤの過去の体験という設定で作品に反映された。
- 放送延長
- 当作品のアニメ版は4クール(1年間)の予定で放映開始されたものの、制作サイドの予想以上の人気を集めて放映続行の要望も強かった事から、2クール延長して放映されるという措置がとられた。
- 大魔王との戦いは4クール目までで決着してしまったことから、マジカルプリンセスは5クール目の数話に登場した後、「変身アイテムの封印」という形で退場となり、それ以後は原作に近い単発エピソードが主になった。
- 演出
- 演出を担当した桜井弘明・佐藤竜雄・大地丙太郎の3人は本作で才能を発揮させ「チャチャ三羽烏」とも呼ばれた。
- 上記の3名などが本作で定着させた演出技法のひとつに、その場面に登場する人物の会話を本筋と関係がなくても余さず収録するというものがある。これはアフレコ台本にもそれぞれのセリフが段を分けて記載されており、その結果台本が厚くなるという現象もあった。本作はステレオ放送だったため、この演出の効果は大きかった[6]。
- 原作で検討され中止になった展開及び設定もある。
- チャチャは木になった巨大な実だった(つまり木から生まれた)のをセラヴィーが見つけたという設定。
- アニメに登場した「チャチャの母親」と同じ容姿の「チャチャの父親(ニューハーフ)」の登場。
- ラスカルは(アニメ化決定以前の時期に)元々ラスボスの大魔王として用意したキャラデザイン。
ネット局
- 同時ネット(TXN系列局のみ)
時差ネット | |
---|---|
●=日本テレビ系、△=TBS系、■=フジテレビ系、☆=テレビ朝日系、◎=独立UHF系
なお宮城県の仙台放送にて日曜朝9時30分からの時差ネットだったが、高視聴率をマークしていた。広島県の広島ホームテレビ☆でも平日の夕方5時に再放送が行われた。
放映リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | お騒がせ魔法使い登場 | 山田隆司 | 辻初樹 | 小西洋子 | |
2 | ライバルは黒ずきん | 柳川茂 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
3 | ぶりっこ人魚マリン! | 三井秀樹 | 佐藤竜雄 | 木村文代 | |
4 | 必殺!三匹の子ぶた攻撃 | 戸田博史 | 大地丙太郎 | 小西洋子 | |
5 | きゅーちゃんとデート | 山田隆司 | 石山タカ明 | 棚橋一徳 | 木下和栄 |
6 | 赤ちゃんは魔法がお下手 | 三井秀樹 | 佐々木和宏 | 海谷敏久 | |
7 | 寒さ爆発!先生は雪女 | 金春智子 | 松本佳久 | 小西洋子 | |
8 | 私のケーキは一番ざんす | 柳川茂 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
9 | 発進!ニャンダバーZ | 山田隆司 | 青木佐恵子 | 生野裕子 | |
10 | きゅーちゃんの逆襲! | 戸田博史 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
11 | 決定!?すしチャンピオン | 柳川茂 | 石山タカ明 | 下司泰弘 | 小西洋子 |
12 | お鈴ちゃんの初恋 | 三井秀樹 | 佐々木和宏 | 木村文代 生野裕子 | |
13 | がんばれ お留守番! | 金春智子 | 渡辺慎一 | 棚橋一徳 | 木下和栄 |
14 | 大魔王様はお怒りでゲス | 高橋良輔 | 辻初樹 | 渡辺はじめ | |
15 | 誕生!フランケンちゃん | 山田隆司 | 鈴木卓夫 | 久米一成 | |
16 | 出た!海坊主の妹 | 戸田博史 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
17 | 帰ってきたニャンダバー | 三井秀樹 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
18 | ゾンビ警報!うらら学園 | 柳川茂 | 佐藤竜雄 | 生野裕子 | |
19 | 恐怖!どろしーの妹? | 松本佳久 | 沢田正人 | ||
20 | 怪盗ネズミキッドの挑戦 | 戸田博史 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
21 | 危険がいっぱい露天風呂 | 柳川茂 | 佐山聖子 | 久米一成 | |
22 | びっくり!いけにえ初体験 | 戸田博史 | 松本佳久 | 小西洋子 | |
23 | 戦え!卒業試験 | 三井秀樹 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
24 | 私が伝説の王女様? | 山田隆司 | 佐藤竜雄 | 木村文代 | |
25 | なぜなぜ!アロー破れる | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | ||
26 | どけどけ恋のおじゃま虫 | 高橋良輔 | 辻初樹 | 渡辺はじめ | |
27 | 火事場のチャチャパワー | 柳川茂 | 佐山聖子 | 鈴木卓夫 | 久米一成 |
28 | 不死鳥の沼探検隊 | 戸田博史 | 桜井弘明 | 下司泰弘 | 沢田正人 |
29 | ようこそ!不死鳥の里へ | 金春智子 | 松本佳久 | 鄭順子 | |
30 | これが噂の不死鳥の剣(ウイングクリス) | 三井秀樹 | 佐藤竜雄 | 生野裕子 | |
31 | 特訓がいっぱい! | 柳川茂 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
32 | 危険な恋のトライアングル | 山口宏 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
33 | しいねちゃん宿命の対決 | 戸田博史 | 村橋しま子 | 飯田宏義 | |
34 | 再会!涙の子守歌 | 義野利幸 | 下司泰弘 | 小西洋子 | |
35 | しつこいぞ!ニャンダバー | 金春智子 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
36 | 真実の鏡はウソツキだ! | 三井秀樹 | 佐藤竜雄 | 生野裕子 | |
37 | 花咲か先生バラバラマン | 柳川茂 | 義野利幸 | 松本佳久 | 松崎一 |
38 | みんなでアニマル! | 山口宏 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
39 | 竜宮城でカッパ巻き | 戸田博史 | 細田雅弘 | 石川修 | |
40 | ニャンコハウスで朝食を | 高橋良輔 | 辻初樹 | 渡辺はじめ | |
41 | ねぶそく魔人大噴火! | 三井秀樹 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
42 | 伝説のシールドを探せ! | 柳川茂 | 佐藤竜雄 | 生野裕子 柳田義明 | |
43 | 完成!バードシールド | 戸田博史 | 松本佳久 | 松崎一 | |
44 | 輝け!うらら学園同窓会 | 金春智子 | 義野利幸 | 下司泰弘 | 小西洋子 |
45 | 本物はだれなのー! | 山口宏 | 原征太郎 | 津田義三 | 石川修 |
46 | 進め!マジカル忍者部隊 | 三井秀樹 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
47 | 熱き友情の橋を渡れ! | 柳川茂 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
48 | 狸合戦!ぶんぶく茶がま | 戸田博史 | 佐藤竜雄 | 生野裕子 | |
49 | ゆけ!伝説の戦士たち | 松本佳久 | 松崎一 | ||
50 | 愛と勇気と希望の大決戦 | 桜井弘明 | 下司泰弘 | 小西洋子 | |
51 | プリンセスの休日 | 高橋良輔 | 辻初樹 | 渡辺はじめ | |
52 | 脱走!脱走!大しっぱい | 三井秀樹 | 原征太郎 | 石川修 | |
53 | 世界一になっちゃった! | 山口宏 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
54 | 挑戦者ゾロゾロ | 柳川茂 | 桜井弘明 | 音地正行 | |
55 | 忘れちゃだめよ国王の印 | 三井秀樹 | 佐藤竜雄 | 生野裕子 | |
56 | さよならホーリーアップ | 戸田博史 | しぎのあきら | 桜井弘明 | 桜井木ノ実 |
57 | 世界一に向ってすべろ! | 津田義三 | 石川修 | ||
58 | エリザベスSOS! | 柳川茂 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
59 | すっごく小さな恋物語 | 山口宏 | 桜井弘明 | 下司泰弘 | 小西洋子 |
60 | すきすきやっこちゃん! | 三井秀樹 | 佐藤竜雄 | 根岸宏樹 | 生野裕子 |
61 | ヤングセラヴィーの冒険 | 戸田博史 | 大地丙太郎 | 桜井弘明 | 音地正行 |
62 | スクープ!ピンクの秘密 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | ||
63 | とげとげ二人三脚 | 金春智子 | 細田雅弘 | 石川修 | |
64 | びっくり!リーヤママ? | 柳川茂 | しぎのあきら | 下司泰弘 | 鄭順子 |
65 | 懐かしいぞニャンダバー | 高橋良輔 | 辻初樹 | 渡辺はじめ | |
66 | 武闘派先生まやちょん | 三井秀樹 | 木村哲 | 林桂子 | |
67 | 恐怖!12日の金曜日 | 山口宏 | 桜井弘明 | 小西洋子 | |
68 | 海坊子!初恋大バトル | 柳川茂 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
69 | 必勝!ダンスパーティー | 戸田博史 | 木村哲 | 細田雅弘 | 石川修 |
70 | やっこちゃんの初恋談義 | 山口宏 | 桜井弘明 | 下司泰弘 | 音地正行 |
71 | 再び!殿のおな〜り〜 | 戸田博史 | しぎのあきら | 桜井弘明 | 小林一幸 |
72 | しいねちゃん最大の失敗 | 三井秀樹 | 木村哲 | 生野裕子 木村文代 | |
73 | どろしー城の謎 | 柳川茂 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
74 | お騒がせ!結婚宣言? | 戸田博史 | 辻初樹 | 桜井弘明 | 小西洋子 |
※最高視聴率15.8%(1994年1月28日放映の第4話、関東地区)
ミュージカル
テレビアニメ放映中の1994年12月と放映終了後の1995年8月に東京・新橋の博品館劇場で上演された。再演時は大阪でも1日だけ上演あり。全2幕。ストーリーはマジカルプリンセスの登場するアニメ前半のいくつかのエピソードを取り入れながら、全体としてはオリジナルのストーリーとなっており、オリジナルの敵役が登場する。演出は三ツ矢雄二、主役のチャチャは入絵加奈子、リーヤは秋山純が演じた。櫻井智はアニメでの持ち役であるマリン役で出演している。お鈴ちゃん役は、初演時は樋口智恵子、再演時にはアニメのお鈴役である並木のり子とチャチャ役の鈴木真仁のダブルキャストだった。他におゆき先生もアニメの冨永みーなが演じている。また声だけで登場する大魔王はアニメと同じ小村哲生だった。
1995年2月、マジカルプリンセス退場後(56話と57話の間)の3週にわたって初演時のダイジェスト版がアニメの放映枠で放映された。下記はその際のサブタイトルである。
- 第1話 チャチャをつかまえろ
- 第2話 友達以上になりたい
- 第3話 みんなが一番優等生
なお、アニメの3代目のエンディングである「ようこそマジカルスクールへ」は、このミュージカルで歌われる曲でもあった。ミュージカルである関係で、舞台で使用された歌詞にはCDとしてリリースされたものにはないフレーズが含まれている。
OVA
- Vol.1『ポピィくんがやってきた!』
- 発売日: 1995年12月6日
- Vol.2『温泉旅行をつかまえろ!』
- 発売日: 1996年2月3日
- Vol.3『さよならチャチャ!涙の花いちもんめ』
- 発売日: 1996年3月6日
主題歌
- オープニングテーマ「Make me SMILE」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - 松浦有希
- エンディングテーマ「願いはひとつ」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - 松浦有希
関連商品
CD『聖・まじかるレビュー』
聖(セント)・まじかるレビューは赤ずきんチャチャのBGMと、オリジナルのストーリーのボイスアニメが収録されたサントラCDである。VOL.4で、VOL.5の発売を示唆していたが現在まで発売されておらず、全4枚。また他の項目にもあるように、リーヤの声優、香取慎吾は権利関係により出演は出来ず、犬のサウンドエフェクトが代用してある。ドラマパートの脚本は、VOL.1はアニメの演出協力である高橋良輔、VOL.2 - 4はアニメの脚本を執筆した山口宏が担当している。
- 赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVOL.1
- サントラ第一弾として1994年4月21日に発売。収録されたストーリーは全4作。リーヤは山の中で狩りを行っているため、出演はせず遠吠えの声しか聞こえない。中には珍しく大魔王とソーゲスを焦点に置いたコメディも収録されている。収録されている楽曲はマジカルプリンセスへの変身シーンの曲など、主にパート1から登場する曲が用意されている。音楽は佐橋俊彦によるものだけを収録。
- 赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVOL.2 うらら歌劇団・お披露目公演
- サントラ第二弾。この作品では、CD一枚すべてを通してチャチャ達、うらら学園の卒業生がミュージカルをやるという設定で話が流れる。リーヤは大道具係兼王子役で出演するが、声は本物の犬の鳴き声となっている。ストーリーとストーリーの間に流れる、本来のサウンドトラックも、チャチャ達が「開演までの間、すばらしい音楽をお聴きください」などと指示をしていることなどから、完全に一つの作品としてまとめられていることが分かる。収録されている楽曲はパート1からパート2にかけての曲が多い。ウィングクリスのテーマや、アイキャッチの音楽などが収録されている。音楽は手塚理作曲のものが加わる。
- 赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVOL.3 帰ってきたうらら歌劇団
- サントラ第三弾。基本的にVOL.2の内容を踏襲し、ミュージカルを行うという設定。収録されている楽曲は9曲と、どのシリーズよりも少ないが、パート2の後半あたりで使われた曲が多く、大魔王との戦いに行き着くまでの感動的なシーンで使われた曲、チャチャらしいおちゃらけシーンでもよく使われた曲などが収録されている。
- 赤ずきんチャチャ 聖・まじかるレビューVOL.4 お昼のバナナアワー
- サントラ第四弾。「この作品は、うらら学園に放送室が出来たことを記念し、バナナ組の生徒のチャチャ、しいねちゃん、お鈴ちゃん、やっこちゃんが放送を行う」という設定である。リーヤはクラスで給食を食べていることになっている。収録されている楽曲は今までの中で最多の17曲で、パート3で使われた楽曲が多い。セラヴィーのテーマ曲「赤ずきんちゃん気をつけて」や、不思議の国のチャチャ(その2)など、全体的に使われていた曲もある。全体的に落ち着いて平和な曲が多い。
ゲーム
- 赤ずきんチャチャ
- ゲームボーイ用ソフト。1995年4月28日にトミーより発売。ジャンルはRPG。6人の登場人物でペアを組み、うらら学園の卒業試験に挑む。
- 赤ずきんチャチャ
- スーパーファミコン用ソフト。1996年8月9日にトミーより発売。ジャンルはRPG。
- 赤ずきんチャチャ お騷がせパニックレース
- PC-FX用ソフト。1996年10月25日に日本電気ホームエレクトロニクスより発売。ジャンルは双六RPG。
データ集ソフト
パソコンデータ集ソフトとして以下の商品が発売された。スクリーンセイバーや壁紙の他、音声やMIDI音源も収録されている。Microsoft Windows版・Macintosh版の両方が存在するが、現在では古い環境でないと本来の動作をしない。
- まるごと赤ずきんチャチャ
- かんぺき赤ずきんチャチャ
- かると赤ずきんチャチャ
- 赤ずきんチャチャかれんだぁ
備考
本作は大韓民国でも放送された。ただし、11話、12話、16話、21話、39話、46話、48話、62話、71話はカットされており、全65話である。寿司、忍者、竜宮城、殿様といった日本のイメージが全面に出たエピソードを避けるためだと思われる。同様に、第6話でチャチャが魔法で出現させたうさぎの怪獣が日の丸扇子を持って踊るシーンなどもカットされている。また、一部のグッズは韓国で未放送の『姫ちゃんのリボン』のものから転用して販売されていた[7]。
脚注
関連項目
- アニメ『こどものおもちゃ』で、21話から24話にかけて、やっこちゃん役の声優の赤土眞弓が白コウモリ「ばびっと」役の声優の代わりを務めていたが、その24話に一度だけ、ばびっとがやっこちゃんの変装をして登場するシーンがある。
- 小説版『DEATH NOTE』で、作中のキャラが本作について語るシーンがある。原作の話だけでなく、アニメ版についても語っていた。
- 主題歌の「君色思い」は、SMAPのコンサートでよく使われている。イントロをソロで担当している中居正広いわく「恥ずかしい」との理由からテレビでは流さない様に言っているらしいが、時々使われている。
- ゲーム『テイルズ オブ ファンタジア』(SFC版)開発時、スタッフ間でブームになり、本編に関わるところではお鈴をモデルにしたノンプレイヤーキャラクター・服部すずが、本編に一切関わらないところでは魔法使いを目指す赤い頭巾の少女、「俺は犬じゃねぇ〜!」と話す犬などが登場する。
- テレビドラマ『古畑任三郎 vs SMAP』で、古畑任三郎(田村正和)が香取慎吾(本人役、ただし設定は一部本人と異なる)との会話の際に本作を話題に挙げ、「いい作品でした」と語っている。
- ↑ ネット掲示板などで「赤チャ」という略称が使われることも稀にあるが、一般的ではない(「チャチャ」とする方が言いやすく、主人公名でもあることから、こちらが自然に使われる)。
- ↑ コミックナタリー - 彩花みん「赤ずきんチャチャ」復活!読み切りがCookieに
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 4.0 4.1 4.2 『アニメージュ』1995年4月号、徳間書店、pp.11
- ↑ 『アニメージュ』1995年4月号、pp.14 - 15
- ↑ フィルムネットの遅れネット局及び再放送では、フィルム焼き込みの光学録音によるモノラル放送となった例がある
- ↑ 19840704 네이버 블로그(韓国語)現在該当記事は削除されている。