能町駅
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能町駅(のうまちえき)は、富山県高岡市能町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
駅構造
1面2線の島式ホームを持ち、列車交換が可能な地上駅である。ホームのある路線のほか、下り線の横にはホームのない待避線(下り1番線)があり、新湊線へはこの待避線からしか出発できない。また、留置線も多数敷設されている。駅舎からホームへの移動のために、構内踏切が設置されている。富山地域鉄道部管理の無人駅であるが、かつてはJR貨物が窓口業務を受託する業務委託駅であった。
旅客用とは別に、貨物用の駅舎やコンテナホームがあるが、使用されていない。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | テンプレート:Color氷見線 | 上り | 高岡方面 |
反対側 | テンプレート:Color氷見線 | 下り | 氷見方面 |
- 案内上、のりば番号は設定されていない(のりば番号標はなく、駅掲示時刻表にも番号は記載されていない)。
利用状況
「富山県統計年鑑」「高岡市統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。なお、氷見線内の駅では雨晴駅に次いで利用者が少ない。
- 1997年度(平成9年度) 230人
- 1998年度(平成10年度) 232人
- 1999年度(平成11年度) 220人
- 2000年度(平成12年度) 197人
- 2001年度(平成13年度) 186人
- 2002年度(平成14年度) 175人
- 2003年度(平成15年度) 172人
- 2004年度(平成16年度) 162人
- 2005年度(平成17年度) 153人
- 2006年度(平成18年度) 124人
- 2007年度(平成19年度) 131人
- 2008年度(平成20年度) 145人
- 2009年度(平成21年度) 142人
- 2010年度(平成22年度) 149人
- 2011年度(平成23年度) 166人
- 2012年度(平成24年度) 164人
駅周辺
- 万葉線 新能町停留場・荻布停留場
- 高岡市立能町小学校
- 富山県道244号能町停車場線
- 高岡能町郵便局
- JA高岡 能町支店
- 高新自動車学校
歴史
- 1900年(明治33年)12月29日 - 中越鉄道 高岡駅 - 伏木駅間開通と同時に開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1918年(大正7年)1月27日 - 中越鉄道 当駅 - 新湊駅間開通。
- 1920年(大正9年)9月1日 - 中越鉄道の国有化により鉄道省(国鉄)の駅となる。中越線の所属となり、新湊方面は新湊軽便線となる。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 軽便鉄道法廃止により新湊軽便線が新湊線に改称。
- 1942年(昭和17年)8月1日 - 線路名称改定。中越線の高岡駅 - 伏木駅間が氷見線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 新湊線の旅客営業を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本およびJR貨物が継承。
- 2002年(平成14年)12月1日 - 駅業務の一部を新設の高岡貨物駅に移譲。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 日本曹達高岡工場専用線が廃止。
- 駅から駅西側の工場へ続き、化学薬品などの輸送を行っていた。途中万葉線と平面交差をしていた。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- テンプレート:Color氷見線
- 日本貨物鉄道(JR貨物)
- 新湊線
- 能町駅 - 高岡貨物駅