楢葉町

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テンプレート:Infobox 楢葉町(ならはまち)は、福島県浜通りにある双葉郡に属する。

東京電力福島第二原子力発電所の1号機 - 4号機が立地する。2011年3月11日福島第一原子力発電所事故の影響により、町の仮役場をいわき市にあるいわき市立中央台南小学校内に設置していたが[1]会津美里町に一時移転した後、現在はいわき市にあるいわき明星大学内に設置している。なお、前記のいわき市立中央台南小学校にも対策本部は存置されている[2]

地理

太平洋に面する。

  • 山 - 郭公山
  • 河川 - 木戸川、井出川
  • 湖沼 - なし

人口

テンプレート:人口統計

歴史

  • 北向遺跡天神原遺跡の発掘調査により、先土器時代(8000~13000年前)から人が住んでいたとされる[3]
  • 7世紀には大和朝廷支配下にあり、『和名類聚抄』に楢葉郷、白田郷が登場、現在の広野町から大熊町あたりまでが楢葉郷と呼ばれていたらしく、平安末期になって石城郡から独立して楢葉郡ができ、楢葉町はその中心地域だった[3]
  • 平安末期に浜通りを領有した岩城氏の一族楢葉太郎隆祐(たかすけ)が楢葉郡を支配し、以降300年楢葉一族が支配する[3]
  • 天正18年(1590)豊臣秀吉の天下統一による奥州仕置きの結果、楢葉郡は岩城領内におかれたが、慶弔5年(1600)の関が原合戦岩城貞隆が石田方(豊臣方)に組したため領地が没収され、のちに亀田藩(秋田県)に転封[4]
  • 江戸時代は幕府直轄の天領、私領と変遷支配が続いた[4]
  • 江戸末期1868年戊辰戦争では戦地となり、明治2年の版籍奉還により、白河県、平県、磐前県と管轄が変わったのち、明治9年に福島県に組み込まれる[5]
  • 明治22年の町村制施行によって複数の小村が合併して、木戸村、滝田村が成立。明治中期に木戸駅、竜田駅の開設により、石炭、粘土の採掘、富岡営林署の官行事業、民間の木炭生産、木戸川発電所の運転など農林鉱産物の輸送で発展するが、戦争、農村恐慌などに襲われる[5]
  • 1956年(昭和31年) - 木戸村、竜田村が合併し、楢葉町誕生。
  • 1971年東京電力福島第2原子力発電所の建設基地に決まり、交付金事業によってエネルギー都市として歩みはじめる[5]
  • 2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災が発生。楢葉町で震度6強を観測。地震に伴う津波による福島第一原子力発電所事故の影響で町の大部分が半径20km以内の警戒区域に指定され、区域内の立ち入りが出来なくなる。役場機能は会津美里町いわき市に移転。
  • 2012年(平成24年)8月1日 - 警戒区域が避難指示解除準備区域(立入可、宿泊不可)に再編される。

行政

教育

中学校

  • 楢葉町立楢葉中学校

小学校

  • 楢葉町立楢葉南小学校
  • 楢葉町立楢葉北小学校

交通

道路

鉄道路線

バス

  • 楢葉町民バス(震災以降運休中)
  • 広野町民バス(震災以降、町内に乗り入れる路線は運行されていない)
  • 新常磐交通(復興支援バス、高久三丁目-楢葉町役場線)[7]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

姉妹都市・友好都市

姉妹都市

友好都市

その他

脚注

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関連項目

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外部リンク

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  1. 楢葉町からのお知らせテンプレート:リンク切れNHK福島放送局 3月18日午後
  2. 楢葉町ホームページ
  3. 3.0 3.1 3.2 わたしたちの郷土楢葉町 楢葉町小学校社会科教師用資料1楢葉町教育委員会
  4. 4.0 4.1 わたしたちの郷土楢葉町 楢葉町小学校社会科教師用資料2楢葉町教育委員会
  5. 5.0 5.1 5.2 わたしたちの郷土楢葉町 楢葉町小学校社会科教師用資料3楢葉町教育委員会
  6. 常磐道の復旧工事 間近テンプレート:リンク切れ - 読売新聞、2012年2月24日、2012年2月29日閲覧。
  7. https://www.town.naraha.lg.jp/kurashi/c04/000371.html
  8. 姉妹都市 福島県 楢葉町