広島高速交通
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テンプレート:Infobox 広島高速交通株式会社(ひろしまこうそくこうつう)は、広島県広島市で新交通システム路線「アストラムライン」を運営している鉄道事業者。広島市などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道の一つである。本社所在地は広島県広島市安佐南区長楽寺二丁目12番1号。
2009年8月8日よりアストラムラインでもIC乗車券『PASPY』が導入され、西日本旅客鉄道(JR西日本)の発行するICOCAも利用できるようになった。またかつては、磁気券式乗車カードとしてアストラムカードを発行していた。
PASPY導入会社の中では唯一、自動改札機を導入している。中四国地方の鉄道会社で、初めて自動改札機を導入した会社であり、当時は地元メディアで話題となった。
愛称とマーク
路線の愛称は「アストラムライン」。「明日」と電車を意味する「トラム」からの造語である。一般には、「広島高速交通」という正式名称よりは「アストラムライン」または略して「アストラム」と言う。一部ではさらに略して「アトム」「アスト」といった呼び名もあるが一般的ではない。
16個の丸が規則正しく並んだマークを採用している。丸は「生命、地球、平和」を、丸の規則正しい配列は「ひと・こころの集まり」および「安全、快適」を表している[1]。色は使用場所により異なり、たとえば地下駅の入り口は黒の丸、高架駅の駅舎の外壁や車体には橙色の丸が描かれる。
歴史
- 1987年(昭和62年)12月1日 - 設立。
- 1988年(昭和63年)3月14日 - 特許と免許を申請。
- 1988年(昭和63年)8月22日 - 県庁前‐長楽寺間の特許と本通 - 県庁前間の免許が交付。
- 1989年(平成1年)2月28日 - 工事着手。
- 1990年(平成2年)10月8日 - 長楽寺 - 広域公園間の特許を申請。翌年3月5日特許が交付。
- 1991年(平成3年)3月14日 - 広島市安佐南区の高架橋建設工事現場で15人が死亡、8人が負傷する橋桁落下事故(詳細は広島新交通システム橋桁落下事故を参照)。
- 1991年(平成3年)10月 - 長楽寺 - 広域公園間の工事着手。
- 1994年(平成6年)8月20日 - 広島新交通1号線 本通 - 広域公園前間が開業。
- 2004年(平成17年)8月22日 - 総輸送人員が2億人を達成。
- 2007年(平成19年)4月2日 - 一番前と一番後ろの車両を終日「携帯電話電源オフ車両」に設定。
- 2008年(平成20年) - 11月よりIC対応の新型自動改札機に順次入れ替え開始。
- 2009年(平成21年)8月8日 - IC乗車券『PASPY』のサービス開始。
路線
駅の一覧・運行形態は以下の項目を参照のこと。
- 広島新交通1号線 本通 - 広域公園前 18.4km
車両
なお、長楽寺の車庫から本線への取り付け部がデルタ線となっており、入出庫時の向き(広域公園向き、または本通り向き)により、編成の向きは一定していない。
運賃
大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。2014年4月1日改定。
区数 | 運賃(円) |
---|---|
初乗り2km | 190 |
3 - 4 | 230 |
5 - 6 | 270 |
7 - 9 | 320 |
10 - 12 | 360 |
13 - 15 | 400 |
16 - 18 | 440 |
19km | 480 |
- アストラムラインの各駅で発売される乗車券は、多くの他の鉄道会社と同じく「本通→320円」というような金額式の表記であるが、PASPY対応自動券売機の導入以前は、「本通→大町」という発駅と着駅を示した表記になっていた。そのため、以前は運賃が同じでも下車駅が異なると出場時に自動改札機の扉が閉まるので注意を要していた(ただし自動精算機に通すと、0円券が返ってくるのでそれで出場できた)。