宮本政於

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宮本 政於(みやもと まさお、1948年 - 1999年7月18日)は、日本の医学者精神科医厚生省医系技官。元厚生省課長補佐、検疫所検疫課長。専門は精神分析学集団心理学

略歴

人物

横浜検疫所に在職中、マゾヒスティックで非合理的思考な役人・官庁の体質を痛烈に批判した『お役所の掟』を出版し、ベストセラーとなる。

1995年に無断欠勤などを理由に懲戒免職となり、厚生大臣に処分の取消しを求めて東京地裁に提訴したが、「阪神・淡路大震災被災者救援などのため待機している時期と知りながら私的な目的で海外に無断渡航し、上司の帰国命令にも従わなかった」として敗訴した。

懲戒免職後はフランスで暮らしていたが、パリ郊外の病院にて結腸がんのため死去。

著書

単著

  • 『お役所の掟』、講談社、1993年。 ISBN 978-4062064279
    • 文庫版、講談社、[講談社+α文庫]、1997年。 ISBN 978-4062562058
  • 『在日日本人』、ジャパンタイムズ、1993年。ISBN 978-4789007085
  • 『お役所の掟―英文版』、講談社インターナショナル、1994年。ISBN 978-4770019950
  • 『お役所のご法度』、講談社、1995年。ISBN 978-4062075053
  • 『官僚の官僚による官僚のための日本』、講談社、[講談社+α文庫]、1996年。ISBN 978-4062561532
  • 『お役所の精神分析』、講談社、1997年。ISBN 978-4062086387
  • 『危機日本の「変われない病」』、講談社、1998年。ISBN 978-4062094740
  • 『「弱い」日本の「強がる」男たち』、講談社、[講談社+α文庫]、1998年。ISBN 978-4062562522

共著

  • 佐高信)『官僚に告ぐ!』(朝日新聞社、1996年/講談社[講談社文庫]、2000年 )