塩屋埼灯台
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テンプレート:灯台 塩屋埼灯台(しおやさきとうだい)は、福島県いわき市平薄磯に建つ大型灯台。
立地と、白亜の美しい外観から「日本の灯台50選」にも選ばれ、地元では「豊間の灯台」とも呼ばれている。周辺は、磐城海岸県立自然公園に指定され、太平洋に臨んで、北に薄磯海岸、南に豊間海岸と海水浴の適地に恵まれ、マリンスポーツファンにも人気がある。
歴史
- 一帯は潮の流れが激しく暗礁も多い、海上交通の難所として古くから知られていた。このため江戸時代から狼煙台がつくられた。
- 1899年(明治32年)12月15日 - 煉瓦石造で建てられ、初点灯した。
- 1926年(大正15年)8月15日 - 霧信号所(モーターサイレン)設置。
- 1932年(昭和7年)11月1日 - 無線方位信号所(中波)設置。
- 1938年(昭和13年)11月5日 - 福島県沖地震のため破損。
- 1940年(昭和15年)3月30日 - 鉄筋コンクリート造に改築。
- 1945年(昭和20年) - 太平洋戦争末期に度々米軍の標的となり、飛行機や潜水艦からの攻撃を受けて破壊され、灯台としての機能を喪失。灯台職員も殉職した。
- 1950年(昭和25年)4月7日 - 戦災復旧工事によってレンズや灯器を修復。
- 1957年(昭和32年) - 映画「喜びも悲しみも幾歳月」(松竹映画作品、木下惠介監督)が公開され、主題歌共々日本国内で全国的ヒット。灯台職員とその家族が日本全国の辺地の灯台勤務で積み重ねる、長い人生の哀歓を描いた映画作品である。本作は当時の塩屋埼灯台長夫人・田中きよの手記「海を守る夫とともに20年」(雑誌「婦人倶楽部」寄稿、1956年8月号に掲載)から原案を得た内容で、映画には塩屋埼灯台もロケーションで登場した。
- 1977年(昭和52年)3月29日 - 霧信号所モーターサイレンからダイヤフラムホーンへ変更。
- 1992年(平成4年)10月31日 - 無線方位信号所(中波)廃止。
- 1993年(平成5年)2月 - 無人化。
- 2011年(平成23年) - 3月11日の東北地方太平洋沖地震により消灯(3月26日発表 航行警報 11-0915 テンプレート:リンク切れ )。
- 2011年11月30日 - 約9ヶ月ぶりに再点灯。
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塩屋埼灯台(北方からの遠景)
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塩屋埼灯台より北側を望む
付属施設
一般公開
一般公開(有料200円、小学生以下無料)されている参観灯台で、階段で上まで登ることができ、灯台資料展示室も見学できる。公開時間は、8:30 - 16:00(入館は30分前まで)。年中無休(但し荒天時は休み)。50台(大型10台)が停められる無料駐車場あり。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害の影響により、復旧工事のため一時参観中止となっていた。2014年2月22日再開。