レスキューポリスシリーズ
レスキューポリスシリーズは、1990年(平成2年)2月から1993年(平成5年)1月までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放送された、東映制作の特撮ヒーローアクションドラマのシリーズ。
概要
宇宙刑事シリーズ以来の世界観を共有した作品であり、本シリーズの作品は通常の特撮ヒーロー作品と違い「人を犯罪や災害から守る、或いは救出するヒーロー」というコンセプトの元に制作されており、このためヒーローと敵対する側も従来のような大規模かつ明確な敵組織ではなく、民間の犯罪や災害等がそのポジションとして位置付けられており、従前のヒーロー番組とは一線を画したものとなっている。それに伴い作劇面でも、一般の刑事ドラマに近い現実的なストーリーが主体となっており、エピソードによっては戦闘より事件の捜査に割かれる割合が多い回も存在する。
また、それまで主に単体のヒーローとして描かれてきたメタルヒーローシリーズであるが、本シリーズでは全編を通して3〜4人編成のグループヒーローとして企画されており、以後のメタルヒーローにもこれが引き継がれている。
シリーズとして一まとめにされているが、当初より正式に世界観が連続したものとして制作されているのは『ウインスペクター』と『ソルブレイン』の2作品のみである。『エクシードラフト』も後付で世界観が連続した作品とされているが、当初は前2作とは異なる世界観が設定されていた。
本シリーズの作品タイトルの英字表記には3作とも「Rescue(レスキュー)」の単語が使われている[1]。この内、『ウインスペクター』と『エクシードラフト』はタイトルロゴにも英字表記が記載されている。
テレビシリーズ
DVD情報
- シリーズ放送20周年を記念して、全3部作全てのDVD化が2010年~2011年にかけて行われた。
音盤について
2005年に「ANIMEX1200」シリーズとして番組放映中に発売された各作品の音楽集CDを復刻、発売。その後2007年4月18日には、当時のCDに未収録だった劇伴や挿入歌のインストゥルメンタルを多く収録した、新規構成の2枚組サウンドトラック盤が発売された。
脚注
- ↑ 「Special Rescue Police Winspector(特警ウインスペクター)」、「Super Rescue Solbrain(特救指令ソルブレイン)」、「Special Rescue Exceedraft(特捜エクシードラフト)」
関連項目
全シリーズ共通
- 警察庁
- 国際刑事警察機構(ICPO)
- 宮内タカユキ(シリーズ3作の主題歌をすべて担当)
シリーズ別
- 東京工科大学(ソルブレイン本部のロケ地として使用)
- 晴海客船ターミナル(エクシードラフト本部のロケ地として使用)
- 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z(ドラフトレッダーが登場(ゴーカイレッドのゴーカイチェンジ)。本シリーズ内で映画初出演となった)