スター・ウォーズ・シリーズ

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スター・ウォーズのロゴ

スター・ウォーズ』(英語Star Wars)シリーズは、ジョージ・ルーカスが温めていた構想を元に映画化された、スペースオペラ作品である。

辺境の惑星奴隷の身分であった一人の少年アナキン・スカイウォーカーとその子供達の成長、銀河系[1]の自由と正義の守護者ジェダイと銀河系の悪と恐怖の信奉者シスの攻防、そして、銀河規模の共同国家体銀河共和国から銀河帝国へ変わり、そして、帝国の圧制に対する反乱により再び復活した「新共和国」への変遷を描いた物語である。

シリーズ構成

(エピソード番号はアラビア数字で表記している)

本シリーズは、サーガの形式をとっている。製作順第1作にあたるエピソード4が成功した後、9部作として発表されたが、エピソード6公開時のジョージ・ルーカスへのインタビュー時に否定され、公式見解では6部作ということになっていた。2012年10月、ルーカスフィルムウォルト・ディズニー・カンパニーに買収されたことを機にエピソード7の製作(ジョージ・ルーカスはストーリー監修のみ)が発表され、9作目までが予定されている[2]

エピソード1以前や6以降、各作品の間を埋める物語はルーカスフィルム公認の数々のスピンオフ作品として小説やコミック、アニメ、ゲーム等で発表されている。しかしルーカス本人はそういった他人が作った「外伝」については全く関心がなく、ほとんどの作品を読んですらいない[3]

ただ、エピソード2とエピソード3の間に起きたクローン大戦を描いたアニメ作品(スター・ウォーズ クローン大戦スター・ウォーズ/クローン・ウォーズスター・ウォーズ/クローン・ウォーズテレビアニメシリーズ」)はルーカスの要望によって作られ、同時に本人の公認も受けているので、スピンオフ作品でありながらシリーズを補填する正統の作品であると考えられる。

  1. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
  2. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
  3. クローン・ウォーズ(スピンオフ作品)
  4. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
  5. スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
  6. スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
  7. スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(*2004年までの旧邦題:「ジェダイの復讐」)
  8. スター・ウォーズ エピソード7/未定(2015年12月公開予定[2]
  9. スピンオフ作品/タイトル未定(2016年公開予定)
  10. スター・ウォーズ エピソード8/未定(2017年公開予定)
  11. スピンオフ作品/タイトル未定(2018年公開予定)
  12. スター・ウォーズ エピソード9/未定(2019年公開予定)

ストーリー

遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。

人類をはじめ多くの異星人種が共存する世界で、銀河共和国の下での平和を数万年に渡り保っていたのは、万物を司る力・フォースを操り、交渉や時には光剣ライトセーバーを振るって争いを解決する者達「ジェダイ騎士団」の存在だった。

しかしその共和国にも停滞と腐敗が蔓延し、銀河系の秩序と平和は少しずつ崩れつつあった。そしてその裏で暗躍し、ジェダイへの復讐の機会を狙っていたのが、フォースの暗黒面の力で自らの野望を実現しようとする者達「シス」であった。

そんな中、銀河辺境の惑星タトゥイーンにおいて、伝説の「フォースにバランスをもたらす者」として一人の少年がジェダイにより見出された。その名はアナキン・スカイウォーカー。師オビ=ワン・ケノービの許でジェダイとして成長し、銀河を二分するクローン大戦を戦い抜いたアナキンだが、元ナブー女王の元老院議員パドメ・アミダラとの禁断の愛、そして全ての黒幕であったシスの暗黒卿ダース・シディアスこと最高議長パルパティーンの奸計とによって、彼自身がフォースの暗黒面に墜ちてシスの暗黒卿ダース・ベイダーと化してしまう。シスの陰謀によりジェダイは壊滅し、落ち延びたオビ=ワンと高師ヨーダは、パドメの遺したアナキンの子供達と共に姿を隠す。

20年後、銀河帝国皇帝パルパティーンの恐怖政治に対し、オルデラン王女レイア・オーガナらの率いる反乱同盟軍が自由と平和のための苦難の戦いを続けていた。彼女の密命を受けてタトゥイーンに降り立った2体のドロイドR2-D2C-3POは、そこで志を抱く青年ルーク・スカイウォーカーと出会う。老オビ=ワンから自分がジェダイの末裔である事を知らされたルークは、密輸ハン・ソロチューバッカと共に同盟軍に加わる。ベイダーの手によって師オビ=ワンを失いながらも、フォースに覚醒したルークは帝国の究極兵器デス・スターを破壊する武勲を挙げる。さらなる帝国軍との戦いとヨーダとの修行を経て、遂に宿敵ベイダーの正体が父アナキンである事を知ったルークは、父を暗黒面から解放すべく、ベイダー、そしてパルパティーンとの宿命の対決へと赴く。

登場人物と出演者

テンプレート:See

登場人物 作品名
ファントム・メナス クローンの攻撃 シスの復讐 新たなる希望 帝国の逆襲 ジェダイの帰還
アナキン・スカイウォーカー / ダース・ベイダー ジェイク・ロイド ヘイデン・クリステンセン ヘイデン・クリステンセン
ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダーの声)
デヴィッド・プラウズ
ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダーの声)
ベイダー: デヴィッド・プラウズ
ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダーの声)
アナキン: セバスチャン・ショウ
ヘイデン・クリステンセン(2004年発売のDVD版)
オビ=ワン・ケノービ ユアン・マクレガー アレック・ギネス
R2-D2 ケニー・ベイカー
C-3PO アンソニー・ダニエルズ
ヨーダ フランク・オズ(声) フランク・オズ(声)
ダース・シディアス/ パルパティーン イアン・マクダーミド クライヴ・レヴィル(声)[4]
イアン・マクダーミド(2004年発売のDVD版)
イアン・マクダーミド
クワイ=ガン・ジン リーアム・ニーソン リーアム・ニーソン(声)
ヌート・ガンレイ サイラス・カーソン
パドメ・アミダラ ナタリー・ポートマン
パナカ隊長 ヒュー・クァーシー
シオ・ビブル オリバー・フォード・デイビス
ジャー・ジャー・ビンクス アーメド・ベスト(声)
ボス・ナス ブライアン・ブレッスド(声) himself
サーベ キーラ・ナイトレイ
ダース・モール レイ・パーク
ピーター・セラフィノウィッツ(声)
ワトー アンドリュー・セコーム(声)
セブルバ ルイス・マクロード(声)
シミ・スカイウォーカー ペルニラ・アウグスト
ジャバ・ザ・ハット Himself ラリー・ウォード(声) ラリー・ウォード(声)
ビブ・フォチューナ アラン・ラスコー
マシュー・ウッド(声)
エリック・バウアスフェルド
マイケル・カーター(声)
ヴァローラム最高議長 テレンス・スタンプ
メイス・ウィンドゥ サミュエル・L・ジャクソン
キ=アディ=ムンディ サイラス・カーソン
タイフォ隊長 ジェイ・ラガイア
ベイル・オーガナ ジミー・スミッツ
ザム・ウェセル リーアナ・ウォルスマン
ジャンゴ・フェット テムエラ・モリソン
デクスター・ジェッスター ロナルド・フォーク(声)
ボバ・フェット ダニエル・ローガン himseif ジェレミー・ブロック
ジェイソン・ウィングリーン(声)
テムエラ・モリソン(2004年発売のDVD版)
オーウェン・ラーズ ジョエル・エドガートン フィル・ブラウン
ベル・ホワイトスン ボニー・ピーシー シェラー・フレイザー
クリーグ・ラーズ ジャック・トンプソン
ドゥークー伯爵 クリストファー・リー
グリーヴァス将軍 マシュー・ウッド(声)
チューバッカ ピーター・メイヒュー
ルーク・スカイウォーカー エイダン・バートン マーク・ハミル
レイア・オーガナ エイダン・バートン キャリー・フィッシャー
グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン ウェイン・パイグラム ピーター・カッシング
ハン・ソロ ハリソン・フォード
ウェッジ・アンティリーズ デニス・ローソン
ピエット提督 ケネス・コリー
ランド・カルリシアン ビリー・ディー・ウィリアムズ
アクバー提督 ティモシー・M・ローズ
アニー・アーボガスト(声)
ウィケット ワーウィック・デイヴィス

シリーズの歴史

ファイル:Séville Place d'Espagne 22.JPG
映画スター・ウォーズ エピソード2でアナキン達が惑星ナブーに着いた直後のシーンの撮影はこのスペイン広場で行われた。[5]
この後ルーカスは当時のSFX技術が自分の想像する世界を表現できないとして制作を中断。しかし1993年スティーヴン・スピルバーグの映画『ジュラシック・パーク』におけるCGの技術革新を見て、まず、旧3部作をCG技術を用いて化粧直しとシーンの追加を行い、1997年に「特別篇」として再発表した。その時に培われた技術を応用、発展させて新たにエピソード1・2・3の制作を開始。
本作の成功を受けてスピンオフ作品群の制作、発表が本格化。

作品解説

経緯

『スター・ウォーズ』第1作目が制作された1970年代中盤のアメリカ映画は、ベトナム戦争終結等の社会風潮を受け、内省的なアメリカン・ニューシネマが代表であった。ベトナム戦争以前の「古きよきアメリカ」を描いた『アメリカン・グラフィティ』で一定の成功をおさめた[7]ジョージ・ルーカスは、かつてのアメリカ娯楽映画復権を意図し、古典コミック『フラッシュ・ゴードン』の映画化を企画する。しかし、様々な問題が絡みこの企画の実現が不可能となり、その設定を取り入れて自ら「スター・ウォーズ」の脚本を執筆した。

その流れが結果として、原作を持たないオリジナル企画作品である「スター・ウォーズ」を画期的なシリーズとした。それまで普通であった、文芸作品などの原作からの「映画化」という流れを逆転させ、オリジナルである映画からほかのメディアへ展開し、商業的に世界的規模で大成功した最初の映画となったのである。

影響

ジョージ・ルーカスは特撮映画の巨匠レイ・ハリーハウゼンに受けた影響について「僕達のほとんどが子供の頃から彼(ハリーハウゼン)の影響を受けてきた。その存在なくして『スター・ウォーズ』は生まれなかった。」と語るほどスター・ウォーズへの影響は大きい[8]

ルーカスは「普遍的な物語」を求めて、エドガー・ライス・バローズE・E・スミスフランク・ハーバートなどのSF作品、グリム童話C・S・ルイスJ・R・R・トールキンなどのファンタジー、『金枝篇』や各地の神話などを読み込んだ。なかでも大きな影響を与えたのが、神話学者ジョセフ・キャンベルが神話の構造を分析した書である『千の顔をもつ英雄』だったという。また、「フォース」の概念については、カルロス・カスタネダの書から影響を受けたという。

『スター・ウォーズ』(エピソード4)は、ルーカス自身が最も影響を受けた人物の一人であると語る黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』に、ストーリーの影響を受けていると言われる。ダース・ベイダーのデザインには日本の鎧兜とかつてのドイツ軍のヘルメットを、アミダラ女王の服装や化粧などには日本をはじめ、アジア圏の着物芸者の風貌も取り入れ、ジェダイ達の服装にも着物の影響が見られる。

日本の時代劇をリスペクトし本シリーズに登場する機械や建物は歴史感および生活感のある「汚れ(ウェザリング)」がほどこされており、黒澤明は「この映画は汚れがいいね」と評価したほどである。このように徹底してリアリティーを追求しており、その手法はCGが多く使われた新3部作でも見ることができる。

SFX

本シリーズを語る上で欠かせないのがSFX(特殊効果)である。ルーカスは自分のイメージを映像化するには従来の撮影技術では不足と感じ、自ら新たな特殊撮影専門の会社を設立したが、それこそが後にハリウッドSFXの代名詞的存在となったインダストリアル・ライト&マジック(ILM)である。

精密無比なプロップモーション・コントロール・カメラを多用した宇宙船の描写、ストップモーション・アニメーションによるAT-ATの重量感ある動き、光輝く剣ライトセーバーによる剣劇、特殊メイクによる様々なエイリアン(異星人)の表現など、従来の子供向けなチープなSF映画の常識を打ち破る斬新な映像は多くの観客を熱狂させた。

しかしルーカス自身にとっては決して完全に満足できる出来ではなく、旧3部作完結後は映像技術的な限界を理由に長い空白が生じた。しかし『ターミネーター2』、『ジュラシック・パーク』などの作品で培われたILMのCG技術によりその限界が払拭され、旧3部作特別編におけるトライアルを経て、全編にCGキャラクターが跋扈する新3部作が製作されることとなった。

権利

ルーカスは、配給会社である20世紀フォックスとの交渉において、監督としての報酬を抑える代わりに、作品に関わるすべての権利(商品化権など)を確保。これによって、登場するキャラクター・メカなどの関連グッズを大々的に製造・発売した初めての映画となり、ルーカスに莫大な利益と、映画作家としての自由を与えることとなった。

特に新3部作では制作費を自ら出資、製作において絶対的な権限を握った事から「世界で最も贅沢なインディーズ映画」と言われていた。これは、メディアミックスによって版権ビジネスが確立した2012年現代では、とうてい実現不可能な出来事であり、ジョージ・ルーカスを「究極の自主映画作家」と見る向きもある。

2012年のディズニーによるルーカスフィルム買収に伴い、スター・ウォーズ関連の権利も全てディズニーの管理下に移った。

音楽

新3部作の各エピソードで流れるそれぞれのテーマ音楽は新鮮味に溢れているが、その他のBGMに関しては過去の作品で使用された音楽の使い回しも多い。この傾向は旧3部作にも見られるが[9]、これはリヒャルト・ワーグナーが用いたライトモティーフ(示導動機)という手法を利用しているためである。

人物や場面毎にテーマ曲が与えられており、その人物が登場するとその動機の音楽が流れるようになっている。2人登場すれば各人の動機が交錯したり、場面によってオーケストレーションを変更したりするなど、音楽にも物語を表現する意味が含まれている。「帝国のマーチ」はダース・ベイダーの動機として扱われており、このテーマが流れる場面はダース・ベイダーが関わっていることを意味している。

1977年には『スター・ウォーズ』のテーマをミーコディスコアレンジでカバーした「スターウォーズのテーマ〜カンティーナ・バンド(酒場のバンド)」が発売され、Billboard Hot 100で1位を獲得した。

日本公開時(1978年)にはイメージソングとして子門真人が歌った[10]「スター・ウォーズのテーマ~カンテナ・バンド[10]」が発売された(ポリドール DR6186)。これは『スター・ウォーズ』のメインテーマをもとに有川正沙子による日本語詞をつけたもの(厳密にはミーコの「スターウォーズのテーマ〜カンティーナ・バンド」の再カバー)であったが、アレンジ自体が作曲者であるジョン・ウィリアムズの許可を得ず無断で行われていたため、ルーカスフィルム側から抗議を受け、発売中止になった。

スピンオフ

ほかには主なスピンオフとしてエピソード2とエピソード3の間を描いたカートゥーン ネットワーク共同制作のアニメ『スター・ウォーズ クローン大戦』がある。独特の絵柄で、大量の動画枚数による動きの滑らかさとテンポの良いストーリーは一定の評価を受けている。

さらにこの続編の形で3Dアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』が製作された。

またエピソード3とエピソード4の間を描いた1時間×100話の実写による連続ドラマをつくることを2007年に発表している[11]

エピソード3とエピソード4の間を描く物語としては、2013年にスター・ウォーズ/クローン・ウォーズが打ち切られた後の新たなプロジェクトとして『テンプレート:仮リンク』の制作が発表された。新作アニメシリーズは反乱同盟軍の活躍を描くもので、2014年秋からの放送開始が予定されている。

反響

エピソード4公開当初は、評論家から「スター・ウォーズは子供騙しの映画」と酷評されることが多かったが、その後「親子の絆を描いた叙事詩的映画」、「現代の神話」と高い評価を受けるようになった。また、『エピソード1』『2』公開時ファンや各メディアの反応はあまり良くなかったが、エピソード3が公開されると、逆にエピソード1、エピソード2のまとまり具合が評価されるようになり、新3部作全体の評価も見直されている。

また、このシリーズで上映が終わっても「次の回を見るために居残る」観客があまりに多く発生した。そのため、このシリーズを切っ掛けに、アメリカの映画館で「上映ごとの客の入れ替え」制が導入された。

エピソード4をはじめとした旧3部作がSFであるかどうかについて、当時の日本のSF関係者の間で大論争があった。とりあえずの結論は出ているが、この結論が普遍的かつ客観的なものかという疑問も未だに提示されている。

自分の名前をダース・ベイダーに改名したり、車を反乱同盟軍の戦闘機風に改造する等の多くのコアなファンがいることでも有名である。映画に登場するものの設定が非常に細かい[12]こともコアなファンが多い一因となっている。

音楽

作中で用いた音楽はジョン・ウィリアムズによるもので、これは当時の映画のBGMで廃れつつあった管弦楽の復活にも作用した[13]。これらの印象的なBGMは、今日でも様々なTV番組などで耳にすることができる。

この映画をきっかけに音響のドルビーステレオシステムを導入する劇場が増えた。その縁もあって、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』がドルビーデジタルサラウンドEX第一作目になった。

興行成績

作品名 公開日 興行収入 順位
北米 北米以外 全世界 インフレ調整
(北米)
北米
歴代
全世界
歴代
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望[14] 1977年5月25日 $460,998,007 $314,400,000 $775,398,007 $1,416,050,800 #4 #30
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲[15] 1980年5月21日 $290,475,067 $247,900,000 $538,375,067 $780,536,100 #38 #62
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還[16] 1983年5月25日 $309,306,177 $165,800,000 $475,106,177 $747,772,300 #29 #80
旧3部作合算 $1,060,779,251 $728,100,000 $1,788,879,251 $2,944,359,200
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス[17] 1999年5月19日 $431,088,301 $493,229,257 $924,317,558 $674,365,200 #7 #11
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃[18] 2002年5月16日 $310,676,740 $338,721,588 $649,398,328 $425,074,300 #27 #42
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐[19] 2005年5月19日 $380,270,577 $468,728,238 $848,998,815 $471,630,400 #11 #20
新3部作合算 $1,122,035,618 $1,300,679,083 $2,422,714,701 $1,571,069,900
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ[20] 2008年8月15日 $35,161,554 $33,121,290 $68,282,844 $35,020,908 #1,557
映画『スター・ウォーズ』シリーズ合算 $2,217,976,423 $2,061,900,373 $4,279,876,796 $4,384,857,465

批評家の反応

作品名 Rotten Tomatoes Metacritic
Overall Cream of the Crop
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 94% (63レビュー中)[21] 88% (17レビュー中)[22] 91 (13レビュー中)[23]
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 97% (66レビュー中)[24] 88% (16レビュー中)[25] 78 (15レビュー中)[26]
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 78% (63レビュー中)[27] 76% (17レビュー中)[28] 52 (14レビュー中)[29]
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 62% (158レビュー中)[30] 40% (47レビュー中)[31] 52 (35レビュー中)[32]
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 66% (215レビュー中)[33] 40% (40レビュー中)[34] 53 (39レビュー中)[35]
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 80% (252レビュー中)[36] 67% (43レビュー中)[37] 68 (40レビュー中)[38]
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 19% (152レビュー中)[39] 15% (26レビュー中)[40] 35 (30レビュー中)[41]
平均 71% 59% 61

アカデミー賞

部門 結果
新たなる希望 帝国の逆襲 ジェダイの帰還 ファントム・メナス クローンの攻撃 シスの復讐
助演男優賞 テンプレート:Nom
アレック・ギネス
美術賞 テンプレート:Won テンプレート:Nom テンプレート:Nom
衣裳デザイン賞 テンプレート:Won
監督賞 テンプレート:Nom
ジョージ・ルーカス
編集賞 テンプレート:Won
メイクアップ賞 テンプレート:Nom
作曲賞 テンプレート:Won テンプレート:Nom テンプレート:Nom
作品賞 テンプレート:Nom
脚本賞 テンプレート:Nom
音響編集賞 テンプレート:Nom テンプレート:Nom
録音賞 テンプレート:Won テンプレート:Won テンプレート:Nom テンプレート:Nom
視覚効果賞 テンプレート:Won テンプレート:Nom テンプレート:Nom
特別業績賞 テンプレート:Won
(ベン・バート)
テンプレート:Won
(視覚効果)
テンプレート:Won
(視覚効果)

日本におけるテレビ放映

初放映

本シリーズの日本におけるテレビ初放映作品は、初回作である『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。1983年10月5日午後8時より日本テレビ系の「水曜ロードショー」(現「金曜ロードSHOW!」)にて日本語吹替版が放送された。

テンプレート:Main

2度目の放映

2度目のテレビ放映も同じく日本テレビの「金曜ロードショー」枠(水曜から放送曜日移動)で『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。新しい吹替バージョンとして、番組内で水野晴郎にも紹介された。主な声優はルーク:水島裕、レイア:島本須美、ハン・ソロ:村井国夫という、その後のシリーズ作と同じ組合わせでなされた。

ただし、2005年6月-同年7月に行われた日テレTBSテレビ朝日の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』公開を控えた5作品一斉放送では一部の声優が変更された。ちなみにリレー形式での放送なので1(日テレ)-4(テレビ朝日)-2(日テレ)-5(テレビ朝日)-6(TBS)の順番で劇場公開順とは異なるものとなった。

ハイビジョン

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』公開30周年に当たる2007年には、WOWOWで旧3部作の「特別篇」及び新3部作がハイビジョン5.1chで放送されている。

2010年7月には、NHK-BShiにて全作の5.1chによる世界初のエピソード順での放送が行われた。特に2010年の放送では、6月末より関連番組や便乗CMをほぼ毎日放送するなどこれまでの日本におけるどの放送よりも力を入れて行われ、エピソード2の直後に外伝的作品の『スター・ウォーズ クローン大戦』を放送するなど時系列順を徹底し、果ては公認パロディの『ファンボーイズ』までもエピソード3の直後に同一のクオリティで放送している。ちなみに、同作の日本TV初放送でもあった。

データ放送ではそれら関連番組の視聴時間に応じて「フォースポイント」というポイントが溜まり、オリジナルグッズへの応募が可能だった。

特別篇

特別篇は製作時にテクノロジーの問題から映像化できなかったアイディアの実現と同時に、フィルムの修復という名目もあった。97年の第一回の修復ではフィルムの物理的な洗浄と、エピソード4では色落ちの無いテクニカラープリントに基づいた製作当時の色彩の復旧、素材フィルムまで戻った光学合成シーンのデジタル合成によるやり直し、音響効果もバラつきが統合され、サウンドトラック全体もヒスノイズ低減処理を経て再編集が行われた。

インデペンデンス・デイ』公開時(1996年-1997年)に、特別編の予告編が劇場で上映された。その主旨は「若い世代はビデオでしか『スター・ウォーズ』を観たことがない。しかし、スクリーンでなければ本当に『スター・ウォーズ』を観たことにはならない。」というものだった。そして、「最初に小さなテレビの画面の中にいたXウイングが、テレビを飛び出して大スクリーンの中を飛び回る。」という映像表現がなされていた。この予告編は後に旧3部作DVD-BOXの特典ディスクにも収録された。

DVDのために行われた二回目の修復はフィルムを全てデジタル化しデジタル上映に対応。物理的に除去できなかったキズやホコリを除去しさらなる高画質化を実現した。

3D版

2005年3月、ラスベガスで開催された映画関係者向け展示会ショーウェストにて、ルーカスはロバート・ゼメキスジェームズ・キャメロンら著名監督と共に、デジタルシネマ普及の伸び悩みと観客の劇場離れ問題についてシンポジウムを行い、打開策のひとつとしてデジタル3D映画の推進を提唱、同年に『スター・ウォーズ』全6作の3D映画化を表明した。

しかし『アバター』のように最初から3Dで撮影した映画と異なり、従来の手法で撮影された映画の3D化は大変な困難が伴う。特にエピソード4はカメラの振動など撮影状態が劣悪で、特別編のデジタルリマスターやCG合成も非常に困難な作業であった。

そのための3D化技術の開発がイン・スリー社において行われたが、これは人物や背景などのシーン中の全対象物の3次元形状を3DCGモデルで再現し、そこに元映像をマッピングして3Dレンダリングするという非常に手間のかかるもので[42]、コストの問題が解決出来ずキャンセルされ、結局はルーカスとILMの監修のもとでインドのプライム・フォーカス社において3D変換が行われることになった[43]

2012年には第一弾となるエピソード1の3D版が公開され、以後エピソード順に年一作のペースで順次3D版を公開する予定であったが2013年、エピソード7の制作に注力するため、エピソード2以降の3D版の制作は中止となった。[44]

ソフト

2006年に発売された旧3部作の映画公開時バージョンのDVD BOXの日本限定版(特別篇とのカップリング)には日本での劇場初公開時の字幕も収録されている。

2011年に発売されたシリーズ全6作を収録したBlu-ray BOXには特典映像として、ルーカスフィルムに保存されている宇宙船モデルや衣装のアーカイブ映像、未公開のカットシーン、制作ドキュメントや傑作パロディ集などが収録されている。

スピンオフ

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映像作品

ゲーム

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テーマパーク・イベント

関連映画

パロディ

ドキュメンタリー

  • ピープルVSジョージ・ルーカス - 2010年公開。世界中のスター・ウォーズファンが語ったジョージ・ルーカスに対して否定的な意見をまとめたドキュメンタリー映画。

そのほか

  • ファンボーイズ - 2009年公開。スター・ウォーズファンが、末期ガンに侵された仲間に(当時はまだ公開前だった)エピソード1を見せようと奮闘する映画。

トリビア

  • 映画では全編にわたって、必ず登場人物の誰かが「嫌な予感がする」(原文はI have a bad feeling about this. 各作品によって微妙に違う)と発言する。
  • ルーカスが監督を担当しなかったエピソード5、エピソード6のライトセーバー戦で、俳優たちがフェンシングのような立ち回りをすると、それを知ったルーカスはそれを激しく否定したというテンプレート:要出典
  • 吹替え版では戦争映画、アクション、SFのジャンルを多く手がける平田勝茂の翻訳版がエピソード4だけ作られていない。平田は本作を除く5作品で吹替翻訳を担当した。

関連項目

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist


外部リンク

テンプレート:Sister


テンプレート:スター・ウォーズ

テンプレート:Link GA テンプレート:Link GA

  1. 銀河系の名前はエピソード4小説版の冒頭にて「ホイルス銀河」という名が登場しているが、作中では専ら銀河、銀河系と呼ばれている。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 テンプレート:Cite news
  3. スピンオフ作品は多数発表されているが、新3部作が公開される以前に書かれた作品も多くあり、設定などで矛盾している作品もある
  4. IMDB entry for Clive Revill
  5. 2 Suisses (et 1 Chat) à Séville
  6. ゲリー・ジェンキンス『ルーカス帝国の興亡 スター・ウォーズ知られざる真実』扶桑社
  7. ただし、ルーカスが「スター・ウォーズ」の企画を始めたのは『アメリカン・グラフィティ』の完成直後の1973年4月であり、映画会社側から「失敗作」と思われていた『アメリカン・グラフィティ』が公開されて「予想もしない大成功」をしたのは1973年8月1日からである。ゲリー・ジェンキンス『ルーカス帝国の興亡』扶桑社より。
  8. テンプレート:Cite news
  9. エピソード5で使用された「帝国のマーチ」がアレンジされて、後のエピソード6でも多用されているなど。
  10. 10.0 10.1 フジテレビトリビア普及員会編 『トリビアの泉 ~へぇの本~ 素晴らしきムダ知識』Ⅲ、講談社、2003年 18頁 ISBN 9784063527049
  11. [1]映画com. 映画ニュース 2007年9月5日
  12. 普通なら兵士A、兵士Bで済まされるキャラにもちゃんと名前と簡単な経歴がある。
  13. ちなみに当初のルーカスの構想では、『2001年宇宙の旅』のように既存のクラシック音楽を用いることになっていた。
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
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  42. 大口孝之『コンピュータ・グラフィックスの歴史 3DCGというイマジネーション』フィルムアート社 ISBN 978-4-8459-0930-8
  43. 「エピソード1」3D版劇場パンフレットのジョン・ノールのインタビューより
  44. ハリウッド情報サイト「Deadline」
  45. 映画「スター・ウォーズ」の“元祖”パロディ作品『ハードウェア・ウォーズ』 まさかの日本発売決定!EnterJam - エンタジャム 2012年10月31日
  46. スター・フォース~未知との遭遇~ DVDCDJournal.com
  47. 映画スペースボールallcinema
  48. 【告知】スター・ウォーズ エリアOPEN!キャンペーン開催中♪アメーバピグオフィシャルブログ