カメヤマ (ローソク会社)
テンプレート:Infobox カメヤマ株式会社は、大阪府大阪市北区大淀中に本社を置くろうそくを専門に扱う企業である。一般には亀山ローソク、カメヤマローソクの名で知られ、ろうそくの国内シェアは約5割を占める。なお社名は創業地・三重県亀山市に由来するものである。
概要
1927年、亀山で谷川兵三郎(ひょうさぶろう)がローソクの製造を目的に、谷川蝋燭製造所を創業。1946年、法人組織となり、亀山蝋燭株式会社を設立。1977年、亀山ローソク株式会社に、1983年、カメヤマローソク株式会社に、それぞれ社名変更。1993年、関連会社を合併を機に、現社名のカメヤマ株式会社に社名変更した。スパイラルキャンドルを生み出した国内最大手メーカーであるとともに、世界でも有数のキャンドルメーカーでもある。
1995年、キャンドルを中心とした生活雑貨を扱う『キャンドルハウス事業部』を設置。2000年、東京・青山に『キャンドルハウス事業本部』を設置し、全国7箇所(東京、大阪、名古屋、広島、福岡、札幌、新潟)にショールームを設け、アロマキャンドルなど様々なキャンドル、そして、メッシュ製品などのインテリアアイテムまで幅広いアイテムを取り扱っている。
結婚式において定番となっているキャンドルサービスを1959年に生み出し、2002年からパーティースタイルウエディングを提唱し、様々な流行に添ったウエディングスタイルを発表し続けている。2002年には、キャンドルサービスのホスピテリティを引継ぎ、新たなキャンドルセレモニー「キャンドルリレー」を発表した。詳しくは次項を参照。
2001年、本社機能を大阪に移転したが、創業の地・亀山には『亀山本社工場』を設けている。
キャンドルリレー
キャンドルリレーというスタイルは1990年代初頭にカジュアルスタイルの披露宴で登場した。ただし現在のキャンドルリレーとスタイルは異なり、最初の入場時とお色直しの再入場時に入口から新郎新婦の席まで列を作り、リレー形式によって灯すほか様々なスタイルがあった。その時点でキャンドルリレーがまだ定着しなかったのは、キャンドルの灯火をリレーをする意味合いが薄く、一方で点火するキャンドルがスパイラルやテーパーなど流蝋を伴うリスクがあったことが要因と推測される。 カメヤマは5年の歳月をかけて2002年に独自の「キャンドルリレー」を提唱し、手に持って安全な透過型のリレー専用のキャンドルを開発した。
2007年からは、コーディネートに最も必要とされるカラーに着目、自在にカラーリングが可能なリキッドキャンドルを用いたスタイルを発表した。 取り扱う商品は仏事用のローソク以外に、線香、生活雑貨用や装飾用のキャンドルの他、メッシュ製のインテリア、窓や鏡をキャンバスに様々なデザインを描けるジェルジェムなどがある。
その他、同社はCHA青山店(Candle House Aoyama)というブランド名でキャンドルやインテリア雑貨を数多く取り揃えた直営アンテナショップを運営している。2007年(平成19年)4月には東名阪自動車道の亀山パーキングエリアのエリア内にあるハイウェイオアシス館の運営開始とあわせカメヤマ株式会社がCHAオアシス店と称してキャンドル雑貨を販売しており、多くの観光客で賑わっている。
故人の好物シリーズ
カメヤマでは、異業他社とのコラボレーションによる「故人の好物シリーズ」を展開している。日々親しまれている食品そっくりのパッケージによる、ろうそく・線香などを企画・販売している。
コラボレーションの例
- 菓子
- 丸川製菓「オレンジフーセンガム」キャンドル
- チロルチョコキャンドル
- 森永製菓「森永ミルクキャラメル」線香
- 酒類
- カップ麺
- ペットフード
- 黒缶キャンドル