西谷修
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西谷 修(にしたに おさむ、1950年3月4日 - )は、日本のフランス哲学者。立教大学大学院文学研究科(比較文明学専攻)特任教授。
愛知県生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学大学院、パリ第8大学(指導教官はアンリ・メショニック)で学ぶ。明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院地域文化研究科国際協力講座教授を経て、同大学総合国際学研究院(先端研究部門)教授。東京外国語大学を2013年限りで辞し、2014年より現職。バタイユ、ブランショ、レヴィナス、ルジャンドルらに影響を受けた。
著書
単著
- 『不死のワンダーランド』(青土社 1990年 / 講談社学術文庫 1996年)
- 『戦争論』(岩波書店 1992年 / 講談社学術文庫 1998年)
- 『夜の鼓動にふれる――戦争論講義』(東京大学出版会 1995年)
- 『離脱と移動――バタイユ・ブランショ・デュラス』(せりか書房 1997年)
- 『世界史の臨界』(岩波書店 2000年)
- 『「テロとの戦争」とは何か――9.11以後の世界』(以文社 2002年 / 「〈テロル〉との戦争」増補新版 2006年)
- 『理性の探求』(岩波書店 2009年)
- 『アフター・フクシマ・クロニクル』ぷねうま舎、2014年
共著
- (鵜飼哲、港千尋)『原理主義とは何か』(河出書房新社 1996年)
- (酒井直樹)『「世界史」の解体――翻訳・主体・歴史』(以文社 1999年)
- (酒井啓子・臼杵陽・NHKイスラム・プロジェクト)『アメリカはなぜ狙われたのか――徹底討論・同時多発テロ事件の底流を探る』(岩波書店 2002年)
- (鵜飼哲、宇野邦一)『アメリカ・宗教・戦争』(せりか書房 2003年)
- (酒井直樹、遠藤乾、市田良彦、酒井隆史、宇野邦一、尾崎一郎、トニ・ネグリ、マイケル・ハート)『非対称化する世界――『〈帝国〉』への射程』(以文社 2005年)
- (石田英敬、中山智香子、港千尋)『アルジャジーラとメディアの壁』(岩波書店 2006年)
- 『3・11以後 この絶望の国で 死者の語りの地平から』山形孝夫共著 ぷねうま舎、2014年
編著
- 『グローバル化と奈落の夢』(せりか書房, 2006年)
共編著
- (石田英敬、鵜飼哲、坂元ひろ子)『「日の丸・君が代」を超えて』(岩波書店 1999年)
- (坂口ふみ、小林康夫、中沢新一)『宗教への問い(全5巻)』(岩波書店 2000年)
- (仲里効)『沖縄/暴力論』(未來社 2008年)
訳書
- ジャン=リュック・ナンシー『無為の共同体――バタイユの恍惚から』(朝日出版社 1985年)
- ジョルジュ・バタイユ『非-知――閉じざる思考』(哲学書房 1986年)
- エマニュエル・レヴィナス『実存から実存者へ』(朝日出版社 1987年 / 講談社学術文庫 1996年 / ちくま学芸文庫 2005年)
- アラン・フィンケルクロート『思考の敗北あるいは文化のパラドクス』(河出書房新社 1988年)
- ミシェル・シュリヤ『G・バタイユ伝』(河出書房新社 1991年)
- アレクサンドル・ジノヴィエフ『余計者の告白』(河出書房新社 1992年)
- フェティ・ベンスラマ『物騒なフィクション――起源の分有をめぐって』(筑摩書房 1994年)
- パトリック・シャモワゾー, ラファエル・コンフィアン『クレオールとは何か』(平凡社 1995年 / 平凡社ライブラリー 2004年)
- モーリス・ブランショ『明かしえぬ共同体』(筑摩書房 1997年)
- ピエール・ルジャンドル『ロルティ伍長の犯罪――「父」を論じる・ピエール・ルジャンドル第VIII講』(人文書院 1998年)
- ミシェル・フーコー『ミシェル・フーコー思考集成(5)権力/処罰――1974-1975』(筑摩書房 2000年)
- ピエール・ルジャンドル『ドグマ人類学総説――西洋のドグマ的諸問題』(平凡社 2003年)