洗濯屋ケンちゃん
テンプレート:性的 洗濯屋ケンちゃん(せんたくやケンちゃん)は、1982年に日本で発売された裏ビデオ作品。
解説
題名はかつての人気ドラマ『ケーキ屋ケンちゃん』のもじり。本作品の監督であり、俳優として『ケーキ屋ケンちゃん』に出演していた藤井智憲によりつけられた。「コメットさん」の監督でもある出口富雄ほかテレビ・映画関係者により作られた。日本での裏ビデオの代名詞になるほど有名な作品であるが、流通後に製作スタッフと男優がわいせつ物頒布等の罪等で逮捕される事態となっている。
藤井が2001年に著した本作の回顧録「さよなら、『洗濯屋ケンちゃん』」によれば、アメリカへの輸出が想定されており本格的な絡みの演出となった。また、キャスティングはスカウトではなく製作スタッフの伝手で揃えたものであり、男優はそれまでスタントマン的な出演が中心であった久野一之が起用され、本作後に「きたばやしけん」の芸名で劇映画「高野聖(1983年作品)」に主役の僧侶として出演している。
ラストにシャワーシーンが入るなど、複数のバージョンが存在する。
なお、このビデオは、家庭用ビデオデッキの普及に貢献したとも言われる[1]。
サザンオールスターズのシングル「東京シャッフル」のミュージック・ビデオには、ニュースキャスターに扮した桑田佳祐が、曲を紹介する時に「かつて日本中の若者達の人気を博しました、あの幻の“洗濯屋ケンちゃん”が…」と、他のニュース原稿と間違えて読む、というコントシーンがある。
また日本テレビ系バラエティ番組『カックラキン大放送!!』のメインコント「お笑いお茶の間劇場」では、沢田研二が“洗濯屋のケンちゃん”という役柄でゲスト出演している。ただしこの役柄の登場は1980年からなので、本作とは関係がない(むしろ本作が名称などを拝借した可能性がある)。
2001年12月に藤井が本作撮影の経緯と裏話を著した「さよなら、『洗濯屋ケンちゃん』」を官能小説専門の電子書籍サイト「おとなの本屋・さん」で発表している。
あらすじ
ケンちゃんは、お得意様の二号さんをデートに誘い、浦安の埋立地上の草むら(現在の東京ディズニーリゾートといわれている)で青姦し、友達の彼女を騙してラブホテルで強姦する。
キャスト
- ケンちゃん: 久野一之
- 女優2名については公表されていない。
スタッフ
関連項目
- 夜まで待てない
- SEX MACHINEGUNS - 人妻キラーのPVに「洗濯屋KENちゃん」のチラシが出てくる。