中井侍駅
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テンプレート:駅情報 中井侍駅(なかいさむらいえき)は、長野県下伊那郡天龍村平岡にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。標高289m。県内で最も海抜の低い駅[1]。
長野県で最も南にある駅で、「信州ワイド周遊券」のあった時代は、自由周遊区間の南限の駅であった。
駅構造
単式ホーム1面1線を持つ地上駅。飯田駅管理の無人駅である。秘境駅に数えられることもあるが、周辺には民家が散在し、道幅は狭いものの駅前まで車道が通じており、自動車での到達も可能である。
駅周辺
駅前眼下に茶畑が広がる。急傾斜地に位置し、ホームには切り立った斜面があり、コンクリートで被覆されている。駅前には民家が2軒あり、坂道を徒歩3~5分ほど登っていくと民家が連続する集落に出る。
- 天竜川
- 平神橋
- 水神橋
歴史
- 1936年(昭和11年)12月30日 - 三信鉄道の小和田 - 満島(現・平岡)間延伸時に中井侍停留場として開業。旅客駅。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 三信鉄道線が飯田線の一部として国有化され、国鉄の駅となる。同時に中井侍駅に昇格。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 東京都区内と長野駅を発着する旅客も利用可能となる。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 旅客発着制限撤廃。業務委託終了、無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 1998年(平成10年)7月31日 - 待合室解体。
都市伝説
ネットなどで、飯田線のある駅で、通学する女子高校生1人のために毎朝、快速が臨時停車し、卒業式の朝、「卒業おめでとう。列車は明日から駅を通過しますがこれからもがんばって下さい」という車内アナウンスが流れた、という噂があり、それが当駅の話であるとされるが、JR東海は「事実関係を確認できない」とし、村役場職員などはその噂自体を知らなかったという[2]。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 飯田線
- テンプレート:Color快速
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速