セック

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テンプレート:Otheruseslist セックは、マヤ文明で1周期ないし1年365日の暦として使用されたハアブ暦の5番目の月の名称。セックの祭りの日がやってくると、養蜂者たちは、祭りを催す家に集まって、今年も蜂蜜がたっぷり取れるようにと、蜂の神と4柱のバカブ神(とくにホブニル・バカブ)を敬う儀式を行った。蜂蜜を使って、神のご機嫌を取る偶像をつくり、それに香の小片に押し付けて、儀式の最中に燃やす。彼らは沢山の供物を献じたが、この祭りでは血を流すことはなかった。とくに4人の祭祀の補助をするチャクたちには、蜜を表す文様をぐるりと描いた4枚の皿の真ん中にそれぞれ円形の香を盛って渡した。それは、この祭りが蜂蜜が豊かなことを祈る祭りだったからである。そして祭りの最後には、蜂蜜をバルチェの木の樹皮と混ぜて作る発酵酒などたっぷり用意された酒が神を称えて飲み干された。