幌向駅
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幌向駅(ほろむいえき)は、北海道岩見沢市幌向南1条にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はA11。電報略号はムイ。
駅構造
ホームは2面3線で島式ホームと相対式ホーム向かい合わせに設置されている。なお、苗穂~幌向駅間のダイヤ上には試運転列車用のスジが用意されており、この駅で折り返す試運転列車の姿が見受けられる。橋上駅舎化される前は、1番線と2番線の間に中線が存在した。
業務委託駅(北海道ジェイ・アール・サービスネット)。みどりの窓口(営業時間6時00分~0時40分)、自動券売機、簡易自動改札機、簡易Kitaca改札機、キヨスクが設置されている。
- Horomui-sta ticket-gate.jpg
改札口(2009年3月25日)
- Horomui-sta track1.jpg
ホーム(2009年3月22日)
- のりば
1 | ■函館本線(上り本線) | 江別・札幌・手稲・小樽方面 |
2 | ■函館本線(上下折返し・待避線) | |
3 | ■函館本線(下り本線) | 岩見沢・滝川方面 |
駅名の由来
アイヌ語のポロ・モイに当て字をしたもので、意味は「大きな淀み(のある川)」という説が有力。その他「大いなる薮」や「大きな渦(ができて鮭や鱒のよく集る場所)」説などがある。 幌向川が石狩川へ合流する辺りは、古来からポロ・モイ・プトと呼ばれるアイヌのコタンがあった場所で、当初のフラグステーション名「幌向太」はこれに当て字をしたもの。明治16年より幌向村が設置されたが、駅名も同時期に「幌向」と改称されている[2]。
駅周辺
周りには鉄道防風林と住宅が広がっている。札幌市のベッドタウンとして大規模住宅開発が進み、市の人口の10分の1にあたる8,000人近くの人口を抱える街となった。
- 国道12号
- 岩見沢市役所幌向サービスセンター
- 岩見沢警察署幌向駐在所
- 岩見沢幌向郵便局
- 空知信用金庫幌向支店
- いわみざわ農業協同組合(JAいわみざわ)幌向支所
- 北海道中央バス・岩見沢市営バス「幌向駅前」停留所
歴史
- 1882年(明治15年)11月13日 - 官営幌内鉄道の幌向太フラグ・ステーションとして開業。位置は現在より約800m江別寄りの幌向川右岸近くで、駅舎は現在とは反対の北側に設置された。
- 1883年(明治16年)4月以前 - 幌向駅に改称、およびフラグステーションから一般駅となる[3]。
- 1889年(明治22年)12月11日 - 北海道炭礦鉄道に譲渡。
- 1893年(明治26年)3月21日 - 停車場移転による改キロ(岩見沢側に約800m移転)[4]。
- 1895年(明治28年)
- 7月14日 - 駅舎及び貨物庫類焼。
- 下期 - 駅舎改築。
- 1900年(明治33年)11月 - 停車場類焼。
- 1901年(明治34年)下期 - 駅舎新築。
- 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1962年(昭和37年)8月18日 - 駅舎改築。
- 1974年(昭和49年)9月5日 - 貨物取扱い廃止。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - 業務委託化。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。
- 1998年(平成10年)3月20日 - 駅舎改築。地上駅舎から橋上駅舎に[1]。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 駅業務を北海道ジェイ・アール・サービスネットに委託。
- 2007年(平成19年)10月 - 駅番号設定。
- 2008年(平成20年)10月25日 - ICカードKitaca使用開始。
利用状況
北海道旅客鉄道によると、2011年度の1日平均の乗車人員は1,420人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 1,602 |
2002 | 1,595 |
2002 | 1,561 |
2003 | 1,575 |
2004 | 1,560 |
2005 | 1,571 |
2006 | 1,538 |
2007 | 1,480 |
2008 | 1,505 |
2009 | 1,478 |
2010 | 1,452 |
2011 | 1,420 |
2012 | 1,394 |
脚注
隣の駅
関連項目
テンプレート:北海道ジェイ・アール・サービスネット業務受託駅- ↑ 1.0 1.1 “新駅舎はホーム上 幌向駅橋上化が完成”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年3月21日)
- ↑ 岩見澤市史 昭和38年8月発行。
- ↑ 北海道立図書館 北方資料デジタルライブラリー 幌内鉄道敷地並用地図 第4巻 自江別至幌内 明治16年4月発行 において、副本線を有し、「幌向停車場」と記載されている。一方、第3巻 自札幌至江別 では白石を「白石休泊所」と記述しており、「停車場」と「休泊所(フラグステーション)」を明確に区別している事から、既にこの時点で正式な駅になっていたと判断される。
- ↑ 北海道炭礦鉄道会社 営業報告では、第四回報告に明治24年8月19日内務大臣より移転許可が出されたことのみ記載。