ホンダ・ライフステップバン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Otheruseslist テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 ライフ ステップバン(Life step van)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたセミキャブオーバー型の軽規格ライトバン(軽ボンネットバン)である。「ステップバン」の通称で親しまれた。
概要
同社の軽乗用車であるライフのプラットフォームの上に、セミキャブオーバー型の背の高いボディを被せて成り立っている。このような形は、現代の軽トールワゴンにおいて主流のパッケージングではあるが、1972年当時、少なくとも軽自動車では唯一のものであった。前輪駆動の軽自動車であるライフをベースとしたおかげで、これまでの軽バンよりも圧倒的に床が低かったのが大きな特徴である(『絶版日本車カタログ』三推社・講談社80頁参照)。
コストダウンのためか、左前ドアと右後ドア、右前ドアと左後ドアで(サッシ、ドアハンドルを除き)同じ形をしているのが特徴である。ダッシュボード上面はデスク代わりとして使え、伝票整理などもしやすく、営業マンには好評だった。
ステップバンは1代限りで販売を終了したが、販売終了から24年後に、ステップワゴンや、S-MXの愛称「ステップ・バーン」の形で名称が復活している。
初代 VA型(1972-1974年)
- 1972年9月19日に発表された(発売は翌9月20日)。発売時の価格は東京地区店頭渡し標準現金価格で「スタンダード」37万6,000円であった。型式はVA。
- 1973年8月20日にピックアップトラックのライフピックアップ(PA型)が追加された。
- 1974年にライフピックアップと共に生産が終了された。
関連項目
- 本田技研工業
- ホンダ・ライフ - ベース車
- ホンダ・ライフピックアップ - 姉妹車
- ホンダ・ステップワゴン - ステップバンが名称の源流であり、中には両者を混同してかステップワゴンのことをステップバンと呼ぶ作品まで存在した。
- ホンダ・S-MX - ステップバンへのオマージュとして、「ステップ・バーン」という愛称が与えられた。
- ホンダ・N-BOX - 背の低い軽自動車用シャシに、ハイルーフボディを載せるというコンセプトで発売されている車両。
外部リンク
テンプレート:ホンダ車種年表 (初期) テンプレート:Honda テンプレート:Car-stub テンプレート:自動車en:Honda_Life