栄生駅
テンプレート:駅情報 栄生駅(さこうえき)は、愛知県名古屋市西区栄生二丁目にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。駅に隣接して名鉄病院があることから、駅名標には名鉄病院前の副表記がある。
利用可能な鉄道路線
- 名古屋鉄道
駅構造
8両編成対応の島式ホーム1面2線を有する高架駅で、終日駅員配置駅である。名鉄名古屋方と名鉄岐阜方の2箇所に改札口があり、岐阜方の改札口は「名鉄病院口」と称される。名鉄病院口の営業時間は平日・第一土曜日が8時から19時まで、第一土曜日を除く土曜日・休日は10時から19時までである。名鉄病院口には自動改札機はあるが自動券売機はなく、乗車券は有人窓口での購入となる。
ホーム上には清涼飲料水自動販売機と空調完備の待合室が設置されている。売店は設置されていない。
発車標は反転フラップ式2段表示を使用しており、「備考」欄はなく括弧書きで表示される。
バリアフリー対応として、名古屋方の改札口とホームを連絡するエレベーターと名古屋方改札内に多目的トイレが設置されている。
駅自動放送導入済み。
この他岐阜方に折返し設備があり、名鉄名古屋駅や当駅発着の列車の折り返し(日中は中部国際空港 - 名鉄名古屋のミュースカイが折り返す)、名古屋本線 - 犬山線の回送列車等に使用され、名鉄名古屋駅を補完する機能を持っている。また、岐阜方に限り折返し線の一部を用いて回送列車の待避が可能であり、まれに団体列車が待避する場合もある。このような理由から、下り方面で名鉄名古屋駅を終着とせず当駅を終着とする列車が設定されることがあるが、2013年現在のダイヤではそのような定期列車は存在しない(2011年3月のダイヤ改正時に消滅)。
ホーム | 方向 | 路線 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 下り | テンプレート:Color名古屋本線 | 一宮・岐阜方面 |
テンプレート:Color犬山線・広見線 | 犬山・新鵜沼・新可児方面 | ||
テンプレート:Color津島線・尾西線 | 津島・佐屋・弥富方面 | ||
2 | 上り | テンプレート:Color名古屋本線 | 名古屋・東岡崎・豊橋方面 |
テンプレート:Color豊川線 | 豊川稲荷方面 | ||
テンプレート:Color西尾線 | 西尾・吉良吉田方面 | ||
テンプレート:Color常滑線・空港線 | 太田川・中部国際空港方面 | ||
テンプレート:Color河和線・知多新線 | 河和・内海方面 |
- 急行以下の列車が停車する。
- 名古屋方面の時刻表は、次の名鉄名古屋駅での変更後の種別で表記されている。
- ホーム上屋根の支柱のうち階段付近を除く20箇所には古レールが再利用されているが、その大部分が1897年(明治30年)カーネギー製である。
- 当駅で犬山方面から一宮・岐阜・津島方面(逆も可能)の対面乗り換えが可能である。ただし、ただでさえ枇杷島分岐点~金山間は日中でも頻繁運転で列車本数が多いため、電車の接続待ち(連絡)は基本的に行われない。
配線図
利用状況
名古屋市統計年鑑によると、当駅の一日平均乗車人員は以下の通り推移している。
- 2005年度 4,845人
- 2006年度 4,814人
- 2007年度 4,866人
- 2008年度 4,960人
- 2009年度 4,860人
愛知県内の名古屋本線の駅では、55駅中15位。名鉄病院への通院客や、付近への通勤・通学などでの利用者が多い。
また急行・準急・普通列車により上小田井方面と須ヶ口方面とを行き来する場合は当駅で乗換となる。普通列車同士の場合は隣の東枇杷島駅でも乗り換えが可能だが、東枇杷島駅ではホームが別々で、乗換にはホームの移動を要するのに対し、栄生駅では同じホームで反対車線の列車への乗換が可能であり、栄生駅の改札を通らない(この数字に含まれない)利用者も多い。枇杷島分岐点から乗換駅(東枇杷島駅、栄生駅、名鉄名古屋駅)までの区間は重複乗車となるが、料金は同分岐点で乗り換えたものとして計算され、乗換駅で途中下車しない限り重複区間の料金は不要。
駅周辺
駅名である「栄生」は、川に挟まれたせまい場所を示す「狭所」(サコ)が語源である(小字「佐古前(サコマエ)」が語源とする説もある)。周辺の住民の意思によって、縁起の良い文字である「栄」と「生」の文字が充てられ、現在のような表記になった(自治体名としては「栄(さこ)村」とされた)[1]。
名鉄病院や、名鉄百貨店の配送施設などがある。この駅は西区に位置するが、駅南側は中村区である。
- 名鉄病院(名鉄病院口)
- 産業技術記念館
- コンビニエンスストア2軒と、南に1軒(いずれも大手・名古屋寄り出口)
- 99円・100円ショップ(名古屋寄り出口)
- フィール栄生店(名古屋寄り出口、高架下)
- ブックオフ名古屋栄生駅南店(名古屋寄り出口、高架下)
- ゲオ(名古屋寄り出口)
- 名古屋栄生郵便局
- 名古屋上更通郵便局
- 名古屋モスク
- ヤマナカ則武店
- ヨシヅヤ名古屋名西店(名古屋寄り出口から上更交差点方面へ。徒歩10分ほどかかる)
- 名古屋市営地下鉄東山線 亀島駅 本陣駅
バス路線
歴史
- 1941年(昭和16年)8月12日 - 開業。
- 1996年(平成8年) - 駅舎改築。ホームを6両編成から8両編成対応に延伸。
- 2005年(平成17年)1月29日 - ダイヤ改正により、急行・準急停車駅[注釈 2]に昇格する[注釈 3]。
- 2008年(平成20年)12月27日 - 快速急行が平日朝の上りの一部を除いて急行に統合されたため、停車本数が大幅に増加。同時に多くの急行で見られた「栄生停車」の備考も消滅。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 名古屋本線
脚注
注釈
- ↑ 名古屋本線一宮方面に向かう場合では、次の名鉄名古屋駅で乗り換えた方が目的地まで早く着くケースが多い(急行は当駅到着時点で既に前後駅や堀田駅で特急(快速特急を含む。以下同じ)に追い越されており、名鉄名古屋駅まで行けば追い越した特急にも乗り換えることができるため。また普通や準急の一部は西枇杷島駅や二ツ杁駅で特急や急行に追い越されて須ヶ口駅や一宮方面への到着が遅くなるため)。名古屋本線豊橋方面や常滑線へ急行や普通で向かう場合も本笠寺駅や鳴海駅や大江駅や聚楽園駅で特急などに追い越されて知立駅や太田川駅への到着が遅くなるため名鉄名古屋駅や金山駅、神宮前駅で乗り換えた方が目的地まで早く着くケースが多い。
- ↑ それまでは本来急行の通過駅であったが、日中ほとんどの急行が停車していたため当駅を通過する列車のほうが少ない(当時通過していたのは豊橋 - 岐阜間の毎時2本のみだった)という状況であった。
- ↑ しかし西尾 - 佐屋間の急行が快速急行に格上げとなったため、停車本数は改正前より毎時1本減少した。