行け!ゴッドマン
テンプレート:複数の問題 『行け!ゴッドマン』(いけ ゴッドマン)は、東宝が制作し、1972年10月5日から1973年9月28日まで、日本テレビ系の子供番組『おはよう!こどもショー』内で放送された、東宝企画製作の特撮コーナードラマで、「ゴッドマン」はその番組に登場するヒーローの名前。放映時間は1回当たり5分間、1週間・6回または3日・3回で1話完結のスタイル。全52話・260回。
目次
概要
子供たちに襲い掛かる怪獣や宇宙人に対して、ファイヤーゴッド星からやってきた超人「ゴッドマン」が現れ救い出すというストーリー。
制作コンセプトは前番組『レッドマン』と同様であるが、円谷プロダクション制作であった『レッドマン』ではウルトラシリーズの登場怪獣が中心となっていたが、本作品では制作が東宝に変わったことでゴジラシリーズなどの東宝特撮作品の怪獣が登場している[1][2]。また予算も上がったことで新作怪獣やミニチュア特撮も用いられた[1][2]。
ゴッドマンの武器が怪獣の着ぐるみに引っかかってしまう、本来怪獣がゴッドマンに向けて吐いた毒ガスが風向きの関係で見当違いの方向に飛んでしまう、怪人のコスチュームの隙間からスーツアクターの背中が見えてしまう、登場人物がレフ板に当たっている、など特撮としてはかなり粗雑である。
また、ゴッドマンがピンチになった状態で終わったのに、次話では何事も無かったかの様に仕切り直しになっている事が多々あるなど、構成上の矛盾も散見された。
主な登場人物
ゴッドマン
銀白色の髪、サングラス状の青いゴーグル、銀色の顔、燃える炎のような赤い身体。拡大により、身長1.8→38メートル、体重70キロ→2万5千トンになる。ファイアーゴッド星出身。
「ゴッドマン 拡・大!」のかけ声で巨大化する。ただし、両足首にはめられている一対の金属のアンクレットが外されてしまうと、巨大化が出来なくなり、元の大きさに戻ってしまう。そのせいで怪獣の目の前で巨大化が解けてしまい、しばしばピンチに陥る事もあったが、子供たちに投げ渡してもらったり予備のアンクレットをはめたりして危機を乗り越えた。
敵の股間を攻撃したり、敵同士が仲間割れをしている隙に襲いかかったり、怪獣に対して命乞いをするなどしばしばヒーローらしからぬ言動が見られた。
必殺技・武器
- ゴッドスパーク
- 右手の指の間から出すエネルギー弾。着弾すると爆発する。稀にではあるが、止めを刺すことに使われる。
- ゴッドサークル
- 着弾すると爆発するフリスビー状の円盤。不発弾が多い。
- ゴッドシャワー
- ゴッドマンから噴射される溶解液。
- ゴッドクラッシュ
- 棘の付いたフレイル状の武器。最も多用する武器だが、逆に怪獣に奪われてしまう事も。確率は低いが、これで敵に止めを刺すこともある。棘が取れたこともある。色が違うタイプも有り、後期は前のより明るい青。
- ゴッドマン超音波
- 渦状の超音波を発生させ、敵を爆破する。主に止めを刺す時に使われた。
関係者
ほぼ毎回、月曜日(もしくは、木曜日)に怪獣に襲われ逃げていき、(いつも同じような声で)ゴッドマンに助けを求める。 ストーリー(といってもほとんど殴り合いなのだが)に積極的に関わる事は殆ど無く、たまに心配そうに戦いを覗き込んだり、ゴッドマンが優勢になった事を(無言で)喜んだりする。
本放送時の番組前後に解説役をしていた怪獣おじさんが本編に登場した話も数話あり、それらの回は怪獣おじさんや子供たちにちゃんとセリフが有る一応のドラマ仕立てな内容となっている。
登場怪獣一覧
怪獣はオリジナルのもの以外に東宝特撮映画の怪獣も登場した。 テンプレート:Col
スタッフ
主題歌
- 主題歌:「行け! ゴッドマン」
- サブテーマ:「僕らのゴッドマン」
- 歌:山本一郎(水木一郎)とグリーン・ピース/作詞:藤公之介/作曲:山下毅雄/編曲:広瀬雅一
- 山本一郎という本作と『学級王ヤマザキ』の挿入歌「戦え!ぼくらの学級王戦士Yマン」限定の変名は、山本又一朗からとられたものであると水木一郎は語っている。
放映リスト
- このリストは2001年に再放送されたCS、ファミリー劇場での放映順であり、本放映時のものに必ずしも準じてはいない
- ゴッドマン対キンガー その1 - その6
- ゴッドマン対ガバラ その1 - その6
- ゴッドマン対ヤスゴン その1 - その6
- ゴッドマン対ツノケラー その1 - その6
- ゴッドマン対ツノシルバー その1 - その6
- ゴッドマン対ゴロザウルス その1 - その6
- ゴッドマン対マダラン その1 - その6
- ゴッドマン対ギャットラー その1 - その6
- ゴッドマン対モモングラー その1 - その6
- ゴッドマン対カメーバ・フォルゴン その1 - その6
- ゴッドマン対ボルペス その1 - その6
- ゴッドマン対イモゴラス その1 - その6
- ゴッドマン対ブルマン その1 - その6
- ゴッドマン対ドンゴラー その1 - その6
- ゴッドマン対スケルトマンNo.1・スケルトマンNo.2 その1 - その6
- ゴッドマン対サンダ その1 - その6
- ゴッドマン対ガイラ その1 - その6
- ゴッドマン対トランカー その1 - その6
- ゴッドマン対ホッター その1 - その6
- ゴッドマン対グリーンマスク その1 - その3
- ゴッドマン対フントラー その1 - その3
- ゴッドマン対バットマン その1 - その3
- ゴッドマン対カッパルゲ その1 - その3
- ゴッドマン対ティボラス星人 その1 - その3
- ゴッドマン対オストタム その1 - その3
- ゴッドマン対ツノジラス その1 - その3
- ゴッドマン対エレファンダー その1 - その3
- ゴッドマン対トットザウルス その1 - その3
- ゴッドマン対シラージ その1 - その3
- ゴッドマン対ウルフラー その1 - その3
- ゴッドマン対ゲジルバ その1 - その3
- ゴッドマン対トリローン その1 - その3
- ゴッドマン対イボギラー その1 - その3
- ゴッドマン対ステゴジラス・アクモン その1 - その6
再放送
2001年11月15日より、CSのファミリー劇場で再放送が行われた。放送形式は「ゴッドマン対○○・その1 - 6」を一度に放送するというものだった。
映像ソフト化
2008年5月23日に『行け! グリーンマン』とともに東宝から初ソフト化となる傑作選DVDが発売された。
グリーンマン傑作選とのセットには手塚昌明監督によるゴッドマンの新作が映像特典として加えられる。登場怪獣はツノジラス、シラージ、ガイラ、本作オリジナルの怪人のグリーンマスクとカッパルゲやグリーンマン(当時の着ぐるみ)も登場。このときもグリーンマンは紙を破って登場した。キャストは、『超星神グランセイザー』のキャストが占めている。
2008年2月に閉鎖されたスタジオ東宝ビルトの最後の撮影となった。
スタッフ
キャスト
脚注
参考文献
- テンプレート:Cite book
- テレビマガジンヒーロー大全集
関連項目
テンプレート:前後番組 テンプレート:おはよう!こどもショー
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