ニワシドリ科
テンプレート:生物分類表 テンプレート:Sister テンプレート:Sister
ニワシドリ科 (ニワシドリか、学名 テンプレート:Sname) は、鳥類スズメ目の科である。ニワシドリ、あるいはコヤツクリ、アズマヤドリと呼ばれる[1]。
分布
形態
概して地味な羽色だが、一部の種の雄は派手な色の羽や飾り羽を持つ[1]。
生態
森林ないし疎林に住み、果実・種子など植食を主食とするが、昆虫なども食べる[1]。
バワー
雄は繁殖期が近づくと、直径1–3mほどの区域から落ち葉や枯れ枝などを除いて、ニワシドリの名の由来となった「コート (テンプレート:En、庭)」にし、さらにその中に大きな小屋型の構造物「バワー (テンプレート:En、あずまや)」を作る。なおこれは巣ではなく、巣はこれとは別に雌が単独で作る。
バワーにはさまざまな種類があるが、大きく「メイポール (テンプレート:En)」(「スピア (テンプレート:En)」を含む)と「アベニュー (テンプレート:En)」とに分かれる[2][3]。ニワシドリ科は伝統的に、メイポールビルダー、アベニュービルダー、バワーを作らないものの3つに分けられてきた[2]。
大きな分類 | 和名 | 学名 | バワー | コート |
---|---|---|---|---|
なし | ネコドリ属 | テンプレート:Snamei | なし | なし |
ハバシニワシドリ属 | テンプレート:Snamei | なし | 掃き清めたのみ | |
パプアニワシドリ属 | テンプレート:Snamei | なしか蘭の枝 | シダと枝 | |
メイポール | カンムリニワシドリ属 | テンプレート:Snamei | メイポール | コケ |
オウゴンニワシドリ属 | テンプレート:Snamei | 2本のスピア | なし | |
アベニュー | フウチョウモドキ属 | テンプレート:Snamei | 簡単なアベニュー | なし |
アオアズマヤドリ属 | テンプレート:Snamei | 簡単なアベニュー | 藁 | |
マダラニワシドリ属 | テンプレート:Snamei | 複雑なアベニュー | 2つのコート |
メイポール
チャイロニワシドリなどは、若木の周りに、水平にした小枝を積み上げた「メイポール」を作る。メイポールの高さは最大2.5メートルに達する[3]。
メイポ-ルの周囲はコケが円型に敷かれ、その周囲には小枝などさまざまな装飾品が積まれる[3]。
アベニュー
マダラニワシドリ、アオアズマヤドリなどは、乾燥した草の茎を多数立てて壁状にし、一対の壁で挟まれた「アベニュー」(道)を作る。アベニューの入り口には、小石、骨、貝殻、ガラス片など(どのようなものが好まれるかは種によって異なる)が散らばって置かれる[3]。
バワーを訪れた雌は、草に囲まれたアベニューの中に入る。雄はアベニューの外で、激しいディスプレイをする。草の壁はまばらなので、雌は壁を透かして雄のディスプレイを見ることができる[3]。
系統と分類
科間の系統関係は Ericson et al. (2002)[4]; Chesser & Have (2007)[5]、ニワシドリ科の内部系統は Kusmierski et al. (1997)[2]による。[M] はメイポールビルダー、[A] はアベニュービルダー。
アベニュービルダーは単系統だが、メイポールビルダーは単系統ではなく、バワーを作らないパプアニワシドリを内包している。パプアニワシドリは二次的にメイポールを作らなくなった可能性がある[2]。
ニワシドリ科全体はキノボリ科と姉妹群で、合わせてニワシドリ上科を形成する[6]。ニワシドリ上科は、スズメ亜目の中でコトドリ上科の次に分岐した系統である。Sibley分類では、ニワシドリ上科はコトドリ上科に含められていたが、系統的には分離される。
属と種
国際鳥類学会議 (IOC) の分類では8属20種からなる[7]。
- テンプレート:Snamei, ネコドリ属
- テンプレート:Snamei (テンプレート:Snamei から分離)
- テンプレート:Snamei
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, パプアニワシドリ (テンプレート:Snamei, テンプレート:En, トンバニワシドリ を含む)
- テンプレート:Snamei, カンムリニワシドリ属
- テンプレート:Snamei
- テンプレート:Snamei, フウチョウモドキ属
- テンプレート:Snamei
- テンプレート:Snamei, マダラニワシドリ属
出典
テンプレート:Reflist- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 テンプレート:Cite
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 テンプレート:Cite
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 テンプレート:Cite(原書: テンプレート:Cite)
- ↑ テンプレート:Cite
- ↑ テンプレート:Cite
- ↑ テンプレート:Cite
- ↑ テンプレート:Cite