茨城急行自動車
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テンプレート:統合文字 テンプレート:Infobox 茨城急行自動車(いばらききゅうこうじどうしゃ、IBAKYU Motor Corp.)は、東武鉄道系列のバス会社。社内・外共「茨急(いばきゅう)バス」の略称で呼ばれることが多い。
概要
1950年に内山運輸として創業。1963年に東武グループ入りし、現在の社名に改称した。
本社は埼玉県北葛飾郡松伏町にあり、同町の他、千葉県野田市及び茨城県古河市の3ヶ所に営業所を持つ。埼玉県東部、千葉県北西部及び茨城県南西部を中心に路線バスを運行し、一部路線は栃木県下都賀郡野木町にも乗り入れる。2001年9月の東武バス野田出張所閉所に伴い同所の路線を肩代わりし、営業エリアを拡大した。
昭和末期の時点では、東武鉄道と同系の阪東自動車が折半という株主構成であった。かつて茨急で阪東からの譲渡車が多かった(そのほとんどは後述の「富士重車体の日野車」だった)のは、かかる資本関係も要因であった。しかし、平成に入り東武グループ全体の資本関係を見直すこととなり、幾多の整理過程を経て、現在では東武鉄道グループ系の朝日自動車グループとしてバス事業を展開している。
事業所
- 本社(登記上で墨田区押上の東武鉄道本社内)
- 松伏営業所(実質上の本社)
- 野田営業所
- 古河営業所
- 岩井車庫(野田営業所から(へ)の回送で停泊はなし)
- 北茂呂車庫(現地出勤のみ、かつては営業所だったが古河に移転)
現行路線
松伏営業所
- 北越谷駅発着
- 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田三丁目 - 赤岩入口 - ゆめみの東 - エローラ
- 北越谷駅 - 東大沢橋 - 花田一丁目 - 松伏 - まつぶし緑の丘公園・大正大学入口・松伏給食センター・東埼玉テクノポリス南 ※一部野田営業所担当便あり
- 北越谷駅 - 老人福祉センター(くすのき荘)(開通当初は東武バス越谷営業所と共同運行)
※開通当初は途中止まりのさぎたか第二公園便も存在した。
- 吉川駅発着
- 吉川駅北口 - 松伏役場前 - ゆめみ野東 - エローラ
- せんげん台駅発着
- せんげん台駅 - 武里駅入口 - 平方郵便局 - 大泊入口 - 赤沼十字路 - 大正大学入口・まつぶし緑の丘公園(2007年4月1日新設)
- せんげん台駅 - 老人福祉センター(くすのき荘)
- せんげん台駅 - 大泊・平方循環
- せんげん台駅 - まつぶし緑の丘公園 - 松伏町役場(※2007年4月1日より大川戸折返場廃止)
- 東武動物公園駅発着
野田営業所
2008年2月16日に松伏営業所と共にPASMOを導入。
- 北越谷駅発着(一部松伏営業所担当便あり)
- 北越谷駅 - 東大沢橋 - 松伏 - 中野台 - 愛宕駅 - 野田市駅
- 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 松伏 - 中野台 - 愛宕駅 - 野田市駅
- 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 松伏 - 下町 - 愛宕駅 - 野田市駅 ※早朝の北越谷駅行き1便、深夜の野田市駅行き1便のみ
- 北越谷駅 - 大沢四丁目 - 赤岩入口 - 弥生橋 - ルネサンス吉川入口 - 吉川駅北口 ※朝一往復のみ
- 梅郷駅発着
- 梅郷駅 - 南部工業団地入口 - 野田梅郷住宅
- 岩井車庫発着
- 岩井車庫 - 辺田 - 自然博物館入口 - 愛宕駅 - 下町 - 野田市駅
- コミュニティバス
古河営業所
- 古河駅発着
- 古河駅東口 - 古河一高 - 中牛ヶ谷 - 友愛記念病院
- 古河駅東口 - 中牛ヶ谷 - 上大野 - 諸川 - 北茂呂車庫 / 古河市三和庁舎
- 古河駅東口 - 中牛ヶ谷 - 上大野 - 諸川 - 菅谷 - 八千代町役場
- 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 上大野 - 諸川 - 北茂呂車庫 / 古河市三和庁舎
- 古河駅東口 - 丘里工業団地 - 上大野 - 諸川 - 菅谷 - 八千代町役場
- 古河駅西口 - 古河支所入口 - 古河三高 - 中田 - 栗橋駅
- 古河駅西口 - 二高前 - 西大堤 - 中田 - 栗橋駅
- 古河車庫 - 古河駅西口 - 二高前 - 中田 - 栗橋駅
- ※(急行)古河駅東口 - 丘里工業団地 - 古河市三和庁舎は、2014年3月31日をもって廃止された。
- コミュニティバス
- 古河市「ぐるりん号」
- 特定許可
- 前橋競輪場・館林場外発売所送迎バス
車両
一般路線車両の塗装は白地に屋根部分を緑色とし、「IBAKYU」のロゴと3本の線が入る(青緑から緑、黄色、赤へとグラデーション)。いすゞ自動車製と日野自動車製の車両が配置されており、中型車の割合が高いが「まめバス」担当の関係で小型車が配置されている。