藤川駅
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藤川駅(ふじかわえき)は、愛知県岡崎市藤川町松本にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。manacaが使用可能である(無人駅)。
概要
準急と普通が停車する。かつては平日朝に急行も数本停車していたが、下りの当該列車は準急に変更され、また東岡崎駅での接続が改善されたため、急行は停車しなくなった。近隣の高校にあわせて、テスト期間中や半日授業時などには、下校時間に合わせて昼間の急行の臨時停車がよく行われている。
駅西側には踏切があったが、上下ホームを行き来するにはこの踏切を通るしかなく、反対ホームに止まっている電車に乗ろうとした高校生が閉まっている踏切に無理矢理進入することがしばしばあり、それによって電車に轢かれ死亡する事故も過去に何度も発生していた。このため、2011年(平成23年)10月に踏切が廃止され歩道橋が設置された。これは岡崎市の事業として近隣の国道1号線沿いに「道の駅藤川宿」ならびに「岡崎市東部地域交流センター むらさきかん」を整備する「藤川地区整備事業」の一環として行われた。
駅構造
6両編成対応の相対式2面2線の地上駅(駅集中管理システム:管理駅は東岡崎駅)。 かつては駅の東側に古い駅舎と構内踏切が存在したが、トランパス導入時に西側に新しい駅舎が完成したため解体された。立地としては小規模な盆地の中の直線区間上に位置する。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■名古屋本線 | 下り | 東岡崎・名古屋・岐阜・犬山方面 |
2 | ■名古屋本線 | 上り | 豊橋・豊川稲荷方面 |
当駅から豊橋駅へは直通列車がないため最低1回乗り換えが必要。豊川稲荷駅へは朝や夕方以降に準急が停車するため乗り換えなしで行ける。
配線図
利用状況
岡崎市の統計によれば、1日平均の乗車人員は、平成20年度2,382人、平成21年度2,259人である。
当駅は駅周辺に学校が多数存在することから、近隣の同規模の駅に比べて乗降者数は圧倒的に多いが、昼間は普通列車しか停車しない。
駅周辺
- 国道1号近接
- 旧東海道 藤川宿松並木
- 道の駅藤川宿(隣接)
- 岡崎市東部地域交流センター むらさきかん(隣接)
- 一畑山薬師寺
- 愛知県道327号市場福岡線(旧東海道)
- 株式会社レッドバロン 本社
- アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 岡崎工場
- 岡崎市立藤川小学校
- 愛知産業大学・短期大学
- 愛知産業大学三河中学校・高等学校、三河歯科衛生専門学校
- 愛知県立岡崎東高等学校
歴史
- 1926年(大正15年)4月1日 - 愛知電気鉄道により開業。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 2005年(平成17年)12月14日 - 駅集中管理システム開始およびトランパス導入。
- 2008年(平成20年)12月27日 - ダイヤ改正により準急停車駅に昇格。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」の供用を開始する。
- 2012年(平成24年)2月29日 - 「トランパス」の供用を終了する。