鎌田道隆
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鎌田 道隆(かまだ みちたか、1943年 - )は歴史学者。専攻は日本近世史。奈良大学名誉教授。 鹿児島県屋久島(屋久島町楠川[1])生まれ。1966年立命館大学文学部史学科卒、69年同大学院文学研究科日本史学科満期退学。2001年「近世京都の都市と民衆」で立命館大文学博士。奈良大学助教授、教授、2002年学長。2011年同大学退任。平城遷都1300年記念事業協会評議員。
著書
- 「近世都市 京都」(角川書店 1976)
- 「京 花の田舎」(柳原書店 1977)
- 「渡辺崋山 洋学開花期の芸術と思想(日本を創った人びと)」(平凡社 1979)
- 「近世京都の都市と民衆」(思文閣出版 2000)
- 『お伊勢参り 江戸庶民の旅と信心』中公新書、2013
共編著
- 『京の道』林屋辰三郎,川嶋将生共編 創元社 1974
- 「京都町名ものがたり」川嶋将生共著 京都新聞社 1979
- 「江戸時代で遊ぶ本 カラクリ玩具をつくろう」安田真紀子共著(河出書房新社)1998
- 『お伊勢参り 伊勢本街道の旅』安田真紀子共著 伊勢神宮崇敬会 2007
近年の活動記録など
- 2004.7-2004.8 『NHK 趣味悠々 「作って遊ぶ! からくり玩具」』(計 9 回)に出演。車だん吉、宮内美穂らにからくり玩具の何たるかを教授。車に「先生、女性に甘いでしょう!」と指摘されても彼の作ったからくりには 95 点や 100 点満点をあげるという、仏のようなやさしい一面をみせた。(後半が分かりにくいし、テレビ番組なのだから演出があるのが当然)
江戸末期に奈良奉行に就いていた川路聖謨にも詳しく、講演や顕彰会の顧問などを務める。NHK朝の連ドラ「まんてん」の方言監修を担当する。実験歴史学としてお伊勢参り「宝来講」を行う。