桐 (データベース)

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(きり)は管理工学研究所が開発・販売しているデータベース管理システム (DBMS) 。1986年の初版リリース以降着実にユーザー層を広げ、1991年には日経BP社の「読者が選ぶベストソフト賞」を受賞している。現在では、2002年10月に発売された桐9を下敷きとして、ほぼ年度ごとに無償のアップデートが行われている。2013年10月にリリースされた桐9sが最新版となる[1]

リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) に近い操作が可能なため、個人レベルでは高機能のデータベース管理システムとしてMS-DOS時代から広く使用された。他方で、新規に表を作成する場合においても、自動作成によってとりあえず使える表が作れ、その後に定義の変更が可能と、初心者にも扱いやすいものとなっていた。また、そのような表のままでも高度な操作が可能であり、個人や小さな事務所、学校の教務や事務等では重宝された。

桐はMS-DOS用のソフトとして長く販売され、Windowsへの対応が遅れたが、その間も使われ続けた数少ないソフトでもある。たとえばナツメ社の「ハンディ・リファレンス」シリーズでは1994年段階で『桐Ver.5操作ハンドブック』など複数の解説書が出版されている。

インターネットが普及する以前、パソコン通信としてPC-VANNIFTY-ServeのフォーラムにK3UGや桐タンスなどユーザー同士のQ&Aやお披露目など交流が有った。

参考文献

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外部リンク

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