熊本県民総合運動公園陸上競技場
テンプレート:Pathnav テンプレート:Mboxテンプレート:スタジアム情報ボックス 熊本県民総合運動公園陸上競技場(くまもとけんみんそうごううんどうこうえん・りくじょうきょうぎじょう)は、熊本県熊本市東区平山町の熊本県民総合運動公園内にある陸上競技場。球技場としても使用される。熊本県が所有し、熊本県スポーツ振興事業団が指定管理者として運営管理を行っている。愛称はKKWING(ケー・ケー・ウイング)。
なお、熊本市北区に本社を置く山田青果卸売市場が命名権を取得しており、2013年2月1日から「うまかな・よかなスタジアム」の呼称を用いている(後述)。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)加盟のロアッソ熊本のホームスタジアムとして知られる他、ジャパンラグビートップリーグの試合、駅伝や各種陸上競技大会なども開催される。
目次
歴史
1999年に開かれた国民体育大会(くまもと未来国体)の主会場として建設された、日本陸上競技連盟第1種公認競技場である。愛称「KKWING」は地元出身のマラソン選手・金栗四三をはじめ、「九州」「熊本」の頭文字からとった「KK」と、スタンドの屋根が鳥の羽根をイメージした「WING」から合成した造語である。1998年に竣工し、同年の日本陸上競技選手権大会の会場となった。
2001年には、ひのくに新世紀総体(インターハイ)の総合開会式と陸上競技の試合が開催された。なお、熊本県の夏は非常に暑く、この競技場も例外ではなかった。競技場内気温は連日37℃前後に、トラック表面温度は50℃前後にまで上昇した。
2002 FIFAワールドカップではベルギー代表のキャンプ地となった。また同じ2002年には横浜F・マリノス、2003年にはジェフ市原のキャンプ地として利用された。2005年には浦和レッズ(当初タイでキャンプを行う予定だったが、鳥インフルエンザの流行やキャンプ地のグラウンド状態の問題などから代替地として利用された)、2006年からはコンサドーレ札幌がキャンプを行っている。
2004年からは、ジャパンラグビートップリーグの試合が開催されている。
2005年11月には、北朝鮮で開催が予定されていたAFCユース選手権2006 (予選)(N組)が代替開催された。
2009年1月20日に、サッカー日本代表の公式戦(AFCアジアカップ2011 (予選))が初めて開催された。
施設概要
隣接する補助競技場(第3種公認)と併せて、日本陸上競技連盟の第1種公認を受けている。
32,000人を収容するスタンドは1層式で、メインスタンドとバックスタンドにテフロン製の屋根が架設されている。屋根の両端に立つ鉄塔(計4本)は、最上部に縦長の照明設備を持つ他、屋根の支持構造を兼ねた独特の設計となっている。またアウェイ側(メインスタンドから右手側)に、三菱電機製のオーロラビジョンが1基設置されている。
スタンド外縁部の2階相当部分にはコンコースがあり、スタジアムを一周できる構造となっている。スタジアムの敷地に標高差があるため、メインスタンド側にある3か所のゲートは橋になっている一方、バックスタンド側は地平面から階段またはスロープを上ることになる。コンコースからスタンドへの入り口は52か所あり、それぞれトランプのカードになぞらえた番号が付けられている(これとは別に、車椅子で出入りできる入り口がメインスタンドに2つ、バックスタンドに10ある)。
陸上用トラック9レーンを持ち、内部のフィールド部分は天然芝で長さ107m、幅70mである。
施設命名権
熊本県は、熊本県民総合運動公園陸上競技場に施設命名権を導入する決定をし、2008年12月3日から2009年1月16日までの期間で募集したが応募企業は現れず、熊本県では「期間を定めず、引き続き募集を受け付けたい」としていた。
2012年11月23日、熊本市北区に本社を置く山田青果卸売市場が熊本県民総合運動公園陸上競技場の命名権を取得し、12月14日に熊本県とネーミングライツに関する基本合意書に調印をした。2013年2月1日から4年間(年額2,500万円)の契約で、「うまかな・よかなスタジアム」(うまかな:美味果菜、よかな:良果菜は同社の商標登録名)の呼称を使用している[1][2]。略称はうまスタが使用されている[3][4]。
開催実績
Jリーグ
- 2005年よりロアッソ熊本(2005年から2007年まではロッソ熊本)がホームスタジアムとして使用している。
- ロアッソの母体となったNTT熊本サッカー部→アルエット熊本が日本フットボールリーグに所属していた2001年と2002年は熊本市水前寺競技場がメインでKKWINGでの試合は少なかった。また、ロアッソもJFL所属時期の2005・2006年は水前寺をメインで使用していた。
- 2010年は4 - 5月の全面改修工事実施に伴い、18試合中11試合の開催にとどまる。(残りは水前寺競技場での開催)以後も芝生の管理の観点から年4-5試合程度は水前寺で開催している。
- 2003年から2007年は大分トリニータが使用していた。
- 2007年はロッソとトリニータの試合を10月20日に同日開催で行なわれた(13時からロッソ対Honda FC。その後観客・看板入れ替え作業を行い、19時30分からトリニータ対柏レイソルの試合を開催)。
サッカー日本代表戦
年 | 日時 | 年代 | 勝敗 | スコア | 相手 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | 5月11日 | U-20 | ○ | 1-0 | テンプレート:CMRf | |
11月23日 | U-18 | ○ | 5-0 | チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ | AFCユース選手権2006 (予選) | |
11月27日 | U-18 | ○ | 1-0 | テンプレート:PRKf | ||
2006年 | 5月7日 | 女子 | ● | 1-3 | テンプレート:Fbw | |
2007年 | 2月21日 | U-22 | △ | 0-0 | テンプレート:Fbw | キリンチャレンジカップ |
2009年 | 1月20日 | A代表 | ○ | 2-1 | テンプレート:YEMf | AFCアジアカップ2011 (予選) |
ジャパンラグビートップリーグ
※太字が勝利チーム
年日時 | ホーム | スコア | アウェー |
---|---|---|---|
2004年10月31日 | サントリーサンゴリアス | 19-27 | NECグリーンロケッツ |
2005年12月11日 | 福岡サニックスブルース | 10-48 | サントリーサンゴリアス |
2006年12月3日 | コカ・コーラウエストレッドスパークス | 10-43 | サントリーサンゴリアス |
福岡サニックスブルース | 13-7 | NECグリーンロケッツ |
野外ライブ
- Mr.Children - 2011年8月27日開催[5]。
交通
- 鉄道
- バス
- 自動車
- 熊本市中心部より約40分
- 九州自動車道熊本インターチェンジより約10分
- 熊本空港より約15分
- ロアッソ戦時には頻繁に、隣接する木材工業団地や熊本県運転免許センターの駐車場が臨時駐車場として開放される。
- パークアンドライド(シャトルバス)
脚注・出典
- ↑ 新愛称は「うまかな・よかなスタジアム」 - 熊本日日新聞 2012年11月23日
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 2013 J1J2リーグ戦 ホーム開幕カード決定! - Jリーグ公式サイト 2013年1月22日
- ↑ Jリーグ スタジアム情報 - Jリーグ公式サイト 2013年2月1日閲覧
- ↑ ミスチル、4年ぶりのスタジアムツアー決定 40万人動員 - オリコン 2011年5月15日閲覧
外部リンク
テンプレート:Jリーグスタジアム
テンプレート:S-start
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
横浜国際総合競技場
(横浜市)
|style="width:40%; text-align:center"|国民体育大会
主競技場
くまもと未来国体
|style="width:30%"|次代:
県総合運動公園陸上競技場
(富山市)
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