東生駒駅
|} 東生駒駅(ひがしいこまえき)は、奈良県生駒市東生駒一丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線の駅。副駅名は、帝塚山大学前。
この駅のホームからは生駒山が一望できる。特に夜になると生駒山を走る生駒ケーブルの灯りが数珠のように連なる。
目次
駅構造
通過線2線の間に島式1面2線のホームを持つ地上駅。ホームは築堤の上にある。
駅周辺施設は別記参照のこと。
1階
2階(改札階)
自動改札機は東芝製が設置されている。赤い自動改札機(EG-2000)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
のりば(3階・奈良線のりば)
2 | テンプレート:Color奈良線(下り) | 学園前・大和西大寺・奈良・天理・京都方面 |
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3 | テンプレート:Color奈良線(上り) | 生駒・布施・大阪難波・尼崎・甲子園・三宮方面 |
1番線・4番線はホームのない通過線(通過列車が使用)のため、ホームとしては欠番となっている。これらの通過線が主本線のため、停車列車が入る2番線と3番線は副本線である。
ホーム有効長は8両。但し、八戸ノ里駅同様に回送列車等は10両でも停車可能。
駅奈良寄りにY字形の引き上げ線(有効長6両・かつては4両)が設置されている。なおこの引き上げ線2両分の増設については、今でもその痕跡を垣間見る事が出来る(外柵を繋ぎ合わせた痕跡や、柵の色や形状が若干異なっている)。
朝晩を中心に通過列車が追い越しを行なう。2006年の改正までは平日の昼間にも東生駒始発終着の普通列車があったため(現在は大阪難波 - 東花園間に短縮)昼間でも急行系列車の追い抜きが行なわれていた。
利用状況
- 2012年11月13日の調査結果によると、1日の乗降人員は18,135人。
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は18,948人[1]。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅の中では287駅中35位。
- 奈良線・難波線の駅(大阪線複々線区間や他線接続駅含む)としては24駅中15位。
- 奈良県内の近鉄の駅としては93駅中12位。
- 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は19,357人、2005年11月8日の調査では24,548人であった。
- 新しく小瀬、壱分地区からの路線バスが設立され、生駒線より若干シフトされている。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2005年(平成17年) | 12,982 |
2006年(平成18年) | 11,074 |
2007年(平成19年) | 10,698 |
2008年(平成20年) | 10,545 |
2009年(平成21年) | 10,228 |
2010年(平成22年) | 9,924 |
2011年(平成23年) | 9,581 |
駅周辺
住宅地を基に形成された街が広がっている。
駅北側
駅南側
- 奈良交通バスターミナル※詳細は下記参照のこと。
- 近鉄ケーブルネットワーク(KCN)本社
- 奈良生駒高速鉄道本社
- ミスタードーナツ東生駒ショップ(2013/3/31に閉店)
- ファミリーマート近鉄東生駒駅前店
- 宮脇書店・チャプターワン生駒店
- 南都銀行東生駒支店
- 市営東生駒駅前自転車駐車場
- 国道168号
駅東側
駅西側
バスターミナル
- 1番のりば(帝塚山住宅方面)
- [67] 帝塚山住宅 行(さつき台住宅経由)(深夜バス1便のみ・普通運賃の2倍)
- [74] 帝塚山住宅 行(帝塚山大学経由)
- [75] 帝塚山住宅 行
- [文] 帝塚山大学 行
- 2番のりば(さつき台・小瀬方面)
- [62]・[63] 小瀬保健福祉ゾーン 行(さつき台住宅経由)
- [76] さつき台住宅 行
- [76] 翠光台 行(さつき台住宅経由)
- 3番のりば(生駒駅南口・国道168号線北行き方面)
- [63]・[64]・[165]・[168]・[文] 生駒駅南口 行
- [64] あすか野センター 行
- [165] 白庭台駅 行(あすか野センター経由)
- [168]・[172] ひかりが丘 行(あすか野センター・白庭台駅経由)
けいはんな線と東生駒駅
2006年3月27日に近鉄東大阪線の延伸区間(けいはんな線・生駒 - 学研奈良登美ヶ丘間)が開業した。
生駒駅 - 東生駒駅間が複々線となり、けいはんな線と奈良線は並走している。当初はけいはんな線にも東生駒駅を設置する予定であったが、京阪奈丘陵の宅地開発が予想したほど伸びず、思惑通りの乗客増が見込めないことと、駅を設置した場合は生駒駅 - 東生駒駅間が戸籍上、奈良線の複々線扱いとなり、新線建設の補助金が得られないため、建設費の削減目的から駅設置を見送った。駅北東側にけいはんな線の車両基地である東花園検車区東生駒車庫があるので、車庫線分岐の為の信号所は設置されている。なお、同様の理由によって同線は当初計画の京都線高の原駅までの敷設をやめ、途中の学研奈良登美ヶ丘駅までの開業としている。計画としての高の原までの延伸案は残っている。
歴史
もともと奈良線は15m級小型車両3 - 4連の編成で運転され、大阪側の区間運用は上本町(現・大阪上本町) - 生駒間を基本としていた。やがて乗客増による輸送力増強のため、1964年7月23日車両限界を拡幅した新生駒トンネルを開通させ、同区間に20m級大型車両4連が運行されるようになると、従来の生駒駅の設備・用地では列車の折り返し運用をさせることが困難になった。そこで生駒駅の東側約1.2km付近に折り返し設備設置可能な新「東生駒」駅を建設したものである。この時に富雄までの線路を南側に付け替え、また東生駒駅付近は嵩上げされている。かつては駅西側を南北にくぐる道路から小型車時代の線路の構造物を見ることができた。付近には新向谷トンネル(近鉄奈良寄り)もある。
その他
- 東生駒 - 難波間の区間列車(普通)が主にラッシュ時に運転されている。かつては昼間も運転されていたが、区間準急の新設にともない東花園駅発着に変わった。
- 方向幕としては「普通 東生駒」の他に「準急 東生駒」も存在するが、東生駒を終点および始発とする準急は1本も設定されていない(過去に臨時列車として「聖天号」の愛称で準急の同駅始終着はあった)。
- 東生駒駅から東生駒車庫へ続く連絡線がある。
- 列車案内表示機は阪神なんば線開業に合わせて奈良線の大部分の駅で液晶式に更新されていく中、平成23年12月現在もソラリー式が引き続き使用されている。但し、行先の横に乗車位置(番号はなく○[近鉄車両]または△[阪神車両]でのみ表示)が案内されている。菖蒲池駅も同様である。
- 大阪生駒霊園の最寄り駅に指定されており、当駅から無料送迎バスが運行されている。特に春・秋の彼岸には増発が行なわれ、墓参客が多数利用する。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- テンプレート:Color奈良線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
- 通過
- テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行