天神南駅
天神南駅(てんじんみなみえき)は、福岡県福岡市中央区渡辺通五丁目[1]にある福岡市交通局(福岡市地下鉄)七隈線の駅。駅番号はN16。
駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークをデザインした西島伊三雄が2001年に死去したため、それ以前に描かれていた原案を元に、息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させた。モチーフは通りゃんせで遊ぶ子どもたち[2]。駅識別カラーはテンプレート:ColorboxDIC-50(系統色名:明るい紫みの赤)で、梅林駅・桜坂駅と共通[3]。
利用可能な他の鉄道路線
空港線や箱崎線へは一旦改札を出て、天神地下街を介して天神駅で乗り換えとなる。当駅の改札内を出場してから120分以内に天神駅の改札内に入場する場合に限り、天神駅と当駅を同一駅扱いとし、営業キロを通算した運賃で乗車することができる。
ただし、普通乗車券で乗車する場合は、乗り換えのために天神南駅で出場する際に緑色に塗られた乗り換え専用改札機から出場しないと、乗車券が改札機により回収されてしまう。ICカード式乗車券や定期券で乗車する場合は、どの改札機でも営業キロの通算が可能である。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。渡辺通り4丁目交差点東側の国道202号(国体道路)直下に位置し、コンコースの西端が天神地下街と接続している。橋本駅とは異なり、当駅行きの列車は到着ホームでは折り返し列車にならず、駅の東側の引き上げ線で折り返し、すべて2番のりばから発車する。
出入口は6ヶ所に設けられている。
1 | テンプレート:Color七隈線 | 降車専用ホーム |
2 | テンプレート:Color七隈線 | 六本松・福大前・橋本方面 |
各階の面積は、地上251平方メートル、地下1階5,601平方メートル、地下2階5,836平方メートル[1]。七隈線の各駅は、利用者の目に留まる箇所に駅ごとに異なる材質の「個性化壁」が用いられているが、天神南駅は特別主要駅として駅全体の個性化が図られており、素材は透明なガラス[4]。
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は19,968人である[5]。七隈線の駅では第1位で、福岡市交通局全線では天神駅、博多駅、西新駅、福岡空港駅に次ぐ第5位である。
- 空港線天神駅からの1日平均乗継人員は8,305人で、乗継人員をのぞいた1日平均乗車人員は11,663人である。
開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗継人員 |
合計 |
---|---|---|---|
[6] 2004年(平成16年) | 16,110 | ||
2005年(平成17年) | 8,514 | 4,967 | 13,481 |
2006年(平成18年) | 10,170 | 5,325 | 15,495 |
2007年(平成19年) | 11,046 | 5,652 | 16,698 |
2008年(平成20年) | 11,513 | 6,014 | 17,527 |
2009年(平成21年) | 11,646 | 6,587 | 18,233 |
2010年(平成22年) | 11,422 | 7,424 | 18,846 |
2011年(平成23年) | 11,351 | 8,152 | 19,503 |
2012年(平成24年) | 11,663 | 8,305 | 19,968 |
駅周辺
テンプレート:雑多な内容の箇条書き 当駅は天神地区の南端部に立地しており、駅設備は国道202号(国体道路)の直下にある。駅のすぐ西にある渡辺通4丁目交差点で国体道路と渡辺通りが直交している。
- 福岡市役所 - 5番出口から北へ約200m
- 西日本渡辺ビル - 3番出口前
- 大丸エルガーラ東館 - 3番出口前
- 福岡三越 - 2番出口から渡辺通りを横断
- 岩田屋 - 2番出口から北西へ約500m
- ソラリアプラザ - 2番出口から北西へ約400m
- ソラリアステージ - 2番出口から北西へ約400m
- 西鉄バス天神1丁目バス停 - 3番、4番出口近く
- ミーナ天神 - 天神地下街を北へ約600m
- 福岡パルコ - 天神地下街を北へ約500m
- 天神コア - 天神地下街を北へ約350m
- イムズ - 天神地下街を北へ約300m
- 天神ビブレ - 天神地下街を北へ約350m
- 天神ツインビル - 天神地下街を北へ約300m
- セブン・イレブン福岡渡辺通5丁目店 - 1番出口から南東へ約100m
- エディー・バウアー天神店 - 1番出口から西へ約100m
- ビックカメラ天神1号館 - 1番出口から西へ約150m
- ビックカメラ天神2号館 - 1番出口から北西へ約350m
- 天神ロフトビル - 1番出口から南へ約200m
- リッチモンドホテル福岡天神 - 1番出口から南へ約250m
- 天神中央公園 - 5番出口から北東へ約100m
- 済生会福岡総合病院 - 5番出口から北東へ約150m
- 福岡中央警察署 - 5番出口から北西へ約100m
- Apple Store福岡天神 - 2番出口を出て、渡辺通を横断してから、ないしは一旦天神地下街側へ進み、三越の入口そばにある地上直行用エレベータないしは階段で外に出てから、国体道路を西へ約400m
- 西鉄天神バスセンター - 天神地下街を通り北西へ約300m
歴史
- 2000年(平成12年)12月26日 - 2001年(平成13年)10月21日 : 設計期間(実施設計者:葉デザイン事務所)[1]
- 2002年(平成14年)11月27日 - 2005年(平成17年)1月31日 : 施工期間(施工者:大林・大日本・松本・志多 建設工事共同企業体)[1]
- 2005年(平成17年)2月3日 : 開業
隣の駅
- 福岡市交通局
- テンプレート:Color七隈線
- 渡辺通駅 - 天神南駅
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、139頁。
- ↑ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、73頁。
- ↑ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、81頁。
- ↑ 『公共交通機関のユニバーサルデザイン』、68頁。
- ↑ 経営状況 運輸実績 1日平均駅別乗車人員 - 福岡市交通局
- ↑ 2005年2月3日開業。開業日から同年3月31日までの計57日間を集計したデータ。
参考文献
- 福岡市交通局監修、地下鉄3号線JVグループ編著『公共交通機関のユニバーサルデザイン 福岡市営地下鉄七隈線トータルデザイン10年の記録』日本デザイン協会(発行)・セプト(発売)、2005年。