東鳴尾駅
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|} 東鳴尾駅(ひがしなるおえき)は、兵庫県西宮市東鳴尾町一丁目にある、阪神電気鉄道武庫川線の駅。駅番号はHS 53。
駅構造
交換設備を持つ島式ホーム1面2線の地上駅で無人駅である。出入口はホーム北端の1か所のみで、武庫川方面の線路と交差する乗降客専用の構内踏切で駅の西側と連絡している。
この構内踏切は、阪神の駅では唯一の存在である。
ICカード(PiTaPa・ICOCA)専用簡易改札機・チャージ機以外の自動券売機や自動改札機、自動精算機などはない。下車する際に普通乗車券や精算券などの回収が必要な乗車券類は、駅出口に設置の集札箱に投入する。かつては乗車駅証明書発行機が設置されていた。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
西側(入口側) | テンプレート:Color武庫川線 | 上り | 武庫川方面 |
東側(反対側) | テンプレート:Color武庫川線 | 下り | 武庫川団地前行き |
※のりば番号は設定されていない。
- Higashi-naruo stn. (1).JPG
当駅での列車交換。手前の列車が武庫川行き。
- Higashi-naruo stn. (2).JPG
駅南側の陸橋から。
運賃について
ICカード用を除き、当駅には自動券売機や自動精算機がないので、運賃の支払い(乗車券の購入)については、以下のような扱いとなっている。
(注)ここでは「スルッとKANSAI対応の磁気式プリペイドカード」を「磁気カード」、PiTaPaやICOCA等の対応ICカードを「ICカード」と呼ぶ。
- 阪神本線・阪神なんば線方面へ乗り継ぐ場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に設置されている自動券売機で乗車券を購入する(ここで乗車券ではなく磁気カードを購入することもできる)。その後、中間改札→本線ホームへと進む。
- 磁気カードの場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に磁気カードを直接投入→本線ホームへと進む(磁気カード裏面の乗車駅欄には「阪神 武庫線」と印字される)。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。武庫川駅の中間改札ではICカード対応改札機にカードをタッチする→本線ホームへと進む。
- 武庫川駅まで乗車する場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に設置の自動券売機で乗車券を購入する(ここで乗車券ではなく磁気カードを購入することもできる)。その後、中間改札→出口改札口へと進む。
- 磁気カードの場合 - そのまま乗車し、武庫川駅の中間改札に磁気カードを直接投入→出口改札口へと進む(出口で残額不足の場合は精算するか、不足分を満たす他の磁気カードとともに2枚投入する)。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。武庫川駅の中間改札ではICカード対応改札機にカードをタッチする→出口改札口へと進む(チャージ残額不足の場合は追加チャージが必要)。
- 洲先駅まで乗車する場合
- 現金の場合 - そのまま乗車し、運転士に申し出て、乗車券を購入する。
- 磁気カードの場合 - 対応しておらず、この区間の乗車に磁気カードは使用できない。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。洲先駅での下車時、ICカード専用改札機にタッチして下車情報を記録する。なお、チャージ残額不足となる場合は、下車時にICカード専用改札機でチャージすると同時に精算する。
- 武庫川団地前駅まで乗車する場合
- 現金または磁気カードの場合 - そのまま乗車し、武庫川団地前駅に設置の自動精算機で現金または磁気カードにより運賃を支払い、乗車券を購入する。その後、出口改札口へ進む。
- ICカードの場合 - 乗車前にICカード専用改札機にタッチして乗車情報を記録する。下車時は、出口改札口のICカード対応改札機にタッチすればよい。なお、チャージ残額不足となる場合は、下車時にまずICカードにチャージ機でチャージしてから、出口改札口へ進む。
- 本線・阪神なんば線方面から乗り越し、当駅での下車時に運賃精算が必要な場合
- 現金または磁気カードの場合 - 武庫川駅での乗り換え時、中間改札に設置の自動精算機で精算する(精算しないと中間改札を通れない)。
- ICカードの場合 - チャージ残額不足で武庫川駅の中間改札を通れない場合は、中間改札に設置のチャージ機でチャージしてから中間改札を通る。
駅周辺
駅の東方を武庫川が流れている。駅周辺は住宅地で、駅から徒歩5分のところにみやこ商店街がある。またすぐ近くにバッティングセンターがある。
- 西宮市立鳴尾東小学校
- 西宮笠屋郵便局
- 鳴尾東公民館
- 布谷整形外科病院
バス路線
駅南西方(臨港線沿い)に東鳴尾停留所がある。ただし土曜日・休日に西行・東行が1日各1便のみの運行であり、平日の運行はない。
※ かつては尼崎市営バスも運行されていたが、廃止されている。
歴史
- 1943年(昭和18年)11月21日 - 武庫川線開業と同時に設置。
- 1946年(昭和21年)1月5日 - 旅客営業休止。
- 1948年(昭和23年)10月10日 - 旅客営業を再開。
- 1984年(昭和59年)4月3日 - 洲先駅 - 武庫川団地前駅間開業に伴い、列車交換設備が新設され、平日ラッシュ時に上り・下り列車の交換を行うようになる。
- 1995年(平成7年)
- 2014年(平成26年)4月1日 - 駅番号導入。