出屋敷駅
出屋敷駅(でやしきえき)は、兵庫県尼崎市竹谷町にある、阪神電気鉄道本線の駅。駅番号はHS 10。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は2階、ホームは3階にあり、ホームは線路部分も含め完全に天井に覆われている。改札口は東西に各1か所。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color本線 | 上り | 尼崎・大阪(梅田)・難波・奈良方面 |
2 | テンプレート:Color本線 | 下り | 神戸(三宮)・明石・姫路方面 |
※実際には構内にのりば番号表記はないが、公式サイトの構内図では上りホームが1番のりば、下りホームが2番のりばとされている。ホーム有効長は阪神車両8両編成分で、近畿日本鉄道車両の6両編成は停車可能。ただし停車する営業列車は4両編成のみである。 テンプレート:駅配線図
利用状況
2012年(平成24年)度の1日平均乗降人員は10,865人である[1]。
各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
2002年 | 11,059 | 5,550 | [2] |
2003年 | 10,534 | 5,275 | [2] |
2004年 | 10,101 | 5,000 | [2] |
2005年 | 9,810 | 4,897 | [2] |
2006年 | 9,611 | 4,755 | [3] |
2007年 | 9,802 | 4,853 | [4] |
2008年 | 10,235 | 5,036 | [5] |
2009年 | 11,129 | 5,454 | [6] |
2010年 | 11,184 | 5,515 | [7] |
2011年 | 11,146 | 5,508 | [8] |
2012年 | 10,865 | 5,358 | [1] |
駅周辺
当駅から東方の尼崎駅にかけては尼崎市の中心部であり、駅北の「出屋敷商店街」は、1990年に再開発され阪神本線が高架化されるまでは、尼崎駅まで線路際に露天商が立ち並び、駅周辺は南部工業地帯の労働者向けの簡易宿所や飲み屋、パチンコ店など歓楽施設が雑居する、アーケードつきの商店街であった。1980年代に入るまでの最盛期は、南部工業地帯の労働者に支えられ、不夜城のごとき賑わいぶりであった。
1990年の再開発後は、ほとんどの商店は立ち退き、バスロータリーとなった。残る商店は後段の「リベル」に入居したが、2000年代以降も営業している店舗は一割程度である。
立ち退きにかからなかった商店によって、規模は縮小したものの北・東方へ商店街が残存し、尼崎中央・三和・出屋敷商店街として繋がっている。ただし、当駅周辺は不況と商店主の高齢化で賑わいを失い、シャッター通り化が著しく、往年の賑わいは見る影もない。
- リベル(再開発ビル) - 駅北の出屋敷商店街を、「三和本通商店街」から移転したダイエー(旧三和店→出屋敷店)が中心となり、出屋敷駅ごと再開発したもの。1990年3月21日オープン。
- 出屋敷公園
- 尼崎天満座(大衆演劇) - かつて出屋敷駅の南に位置し、のち1980年代に北側の映画館跡へ移転。1990年代にビル化して南側へ移転。現在は出屋敷駅から離れ、2004年に三和本通商店街(旧ニチイ尼崎店 → 尼崎サティ → 尼崎ビブレ → NAC尼崎の建物2Fに、パチンコ店と同居)へ移転、2006年には阪神尼崎駅近くの神田新道周辺へ移転している。
- 尼宝館 - 駅の南にあった、選抜高校野球・全国高校野球選手権大会の出場校御用達の老舗旅館(2010年廃業)。
- 貴布禰神社
- 尼崎市消防局 中消防署三和分署
- 尼崎出屋敷郵便局
- 尼崎竹谷郵便局
- サンゲツ大阪店
バス
テンプレート:Double image aside 尼崎市営バス
- 1番標柱
- 80-1番 道意→八幡橋→元浜→武庫川→大庄西→阪神出屋敷(循環)
- 85番 パナソニックPDP前 行(道意・鶴町経由)
- 2番標柱
- 3番標柱
- 4番標柱
- 80-2番 琴浦神社→大庄西→武庫川→元浜→道意→阪神出屋敷(循環)
- 南行
- 北行
- 尼崎スポーツの森線・西宮尼崎線(臨港線) 阪神尼崎 行(尼崎スポーツの森線は竹谷小学校と昭和南通七丁目を通過)
歴史
- 1905年(明治38年)4月12日 - 阪神本線の開業と同時に開業。
- 1929年(昭和4年)4月14日 - 今津出屋敷線の一部として尼崎海岸線(当駅 - 東浜間1.7km)開業。
- 1951年(昭和26年)7月19日 - 尼崎海岸線の高洲 - 東浜間(0.7km)が運転休止。
- 1962年(昭和37年)12月1日 - 国道43号(第二阪神国道)建設にあたり尼崎海岸線全線(1.0km)廃止。その補償として尼崎センタープール前駅を常設化、待避線設置。
- 1994年(平成6年)1月23日 - 尼崎市内連続立体交差事業により高架化(下り線は1991年(平成3年)7月より)。
- 2009年(平成21年)3月20日 - 本線準急の設定消滅により、全優等列車通過駅となる。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 駅番号導入。
隣の駅
- 阪神電気鉄道
- 本線
- テンプレート:Colorテンプレート:Color直通特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color区間特急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行
- 通過
- テンプレート:Color普通
- 尼崎駅 (HS 09) - 出屋敷駅 (HS 10) - 尼崎センタープール前駅 (HS 11)
- テンプレート:Colorテンプレート:Color直通特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color区間特急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行
かつて存在した路線
- 阪神電気鉄道
- 尼崎海岸線
- 出屋敷駅 - 高洲駅