アンガラ川
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アンガラ川(テンプレート:Lang-ru)は、ロシア、シベリア南東部を流れる全長1,779kmの川である。エニセイ川の支流で、バイカル湖から流れ出す唯一の川である。
アンガラ川はバイカル湖の南西端、リストヴャンカの集落の近くから流れ出し、北に向かいイルクーツク、ブラーツクを流れ、オカ川を合わせる。イリム川を合わせた後、西向きに流れを変えてストレルカ近くでエニセイ川に合流する。
イリム川との合流地点より下流は上トゥングースカ川(Верхняя Тунгуска)と呼ばれる。イルクーツク、ブラーツク間は船の航行が可能である。ブラーツクより下流は早瀬が多い。
河川施設
ブラーツクにはブラーツク人造湖を伴ったブラーツクダムと4,500 MWの世界最大の水力発電所、ブラーツク水力発電所(Братская ГЭС)がある。また、イルクーツクに660 MWのイルクーツク水力発電所(Иркутская ГЭС)、ウスチ=イリムスクにウスチ=イリムスク水力発電所(Усть-Илимская ГЭС)がある。
関連項目
- アンガラ(1957 Angara) - 1970年に発見された小惑星。アンガラ川に因んで名づけられた。