ワイルド・ハニー
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テンプレート:Infobox 『ワイルド・ハニー』(Wild Honey)は、1967年にリリースされたザ・ビーチ・ボーイズのアルバム。
前作『スマイリー・スマイル』から3ヶ月後に発表されたが、本作はカール・ウィルソンが主導権を握り完成させた。
ノイローゼ状態にあったブライアン・ウィルソンはグループのリーダーシップにもはや興味を持っていなかったが、アルバムの大半の曲はマイク・ラヴと共に作り出された。彼らが緊密に作曲を行ったのは『サマー・デイズ』以来のことであった。スタジオではブライアンに曲への見解が求められたが、他のメンバー達が録音に大きな役割を担い始めていたのが大きな変化であった。「すてきなブーガルー」は、ブライアンが作曲に関わらなかった初のヴォーカル入りオリジナル曲である。本作ではカール・ウィルソンが大半の曲のリード・ヴォーカルを担当した。興味深い曲は「ママ・セズ」である。これは『スマイル』用に録音された「ヴェジタブル」の一部であった。これが後に出回ることとなった『スマイル』セッションの最初であった。
ジャケット写真は、実際にステンドグラスを特注で製作して撮影されたものである。このステンドグラスはブライアンの自宅スタジオに設置され、DVD『アン・アメリカン・バンド』の「タイム・トゥ・ゲット・アローン」録音シーンのバックに登場している。
曲目
特筆無い限り作曲:ブライアン・ウィルソン、作詞:マイク・ラヴ。
- ワイルド・ハニー - Wild Honey 2:37
- うれしくないかい - Aren't You Glad 2:16
- 愛するあの娘に - I Was Made To Love Her (Henry Cosby/Sylvia Moy/Lola Mae Hardaway/ Stevie Wonder) 2:05
- カントリー・エアー - Country Air 2:20
- ア・シング・オア・トゥー - A Thing Or Two 2:40
- ダーリン - Darlin' 2:12
- アイド・ラヴ・ジャスト・ワンス・トゥ・シー・ユー - I'd Love Just Once To See You 1:48
- ヒア・カムズ・ザ・ナイト - Here Comes The Night 2:41
- 風を吹かせろ - Let The Wind Blow 2:19
- すてきなブーガルー - How She Boogalooed It (Mike Love/ Bruce Johnston/ Al Jardine/Carl Wilson) 1:56
- ママ・セズ - Mama Says 1:05
ボーナス・トラック
- 心には春がいっぱい - Their Hearts Were Full Of Spring