ラウターブルンネン
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ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)はスイスのベルン州に属する基礎自治体 ( アインヴォーナー・ゲマインデ ) 。一時、ドイツの文学者ゲーテはこの村のシュタウプバッハ滝(落差300m)の近くに住んで作品を執筆していた。地名は、「音の鳴り響く泉」の意で、この滝から由来したものである。
地勢
氷河に削られてできたU字谷の底に位置する村。村の付近で72の滝を眺めることができる。インターラーケンからユングフラウヨッホへと向かう際の中継地点となる。近隣の都市や集落としては、北のインターラーケン、東のグリンデルヴァルトまで約10キロ程度。
登山鉄道
ベルナーオーバーラント鉄道(Berner Oberland-Bahn)でインターラーケンへと下りることができる。また、ここでヴェンゲルンアルプ鉄道(Wengernalpbahn)に乗り換え、クライネ・シャイデック(海抜2061メートル)まで登れば、ユングフラウ鉄道(Jungfraubahn)に乗り換えてヨーロッパ最高地に位置するユングフラウヨッホ駅(海抜3454メートル)まで向かうことができるほか、ラウターブルンネン-ミューレン山岳鉄道(Bergbahn Lauterbrunnen–Mürren)の索道と山岳鉄道でU字谷の縁のミューレン(海抜1639m)まで向かうことができる。その他、バスでシュテッヘルベルクまで移動すると、そこからシルトホルン登山鉄道の索道ででミューレンを経由して、女王陛下の007の舞台ともなったシルトホルン(標高2970メートル)まで登ることができる。