寺田文行

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寺田 文行(てらだ ぶんこう、1927年1月5日 - )は、日本数学者早稲田大学名誉教授静岡県出身。

来歴・人物

東北帝国大学理学部数学科卒業。28歳で博士号を取得し、東北大学教養部助教授になる。1965年に早稲田大学理工学部教授に就任。数学科の主任も務めた。その傍ら代々木ゼミナール、C.A.P.特訓予備校(現・C.A.P.予備校 宮城県仙台市)などにも出講した。また、大学受験ラジオ講座講師も務めた。高校及び中学の数学教育について詳しい。

大学受験ラジオ講座内では「寺田の鉄則」に出演。毎回「やぁ、こんにちは!鉄則の時間です。」というフレーズで講義がはじまった。自らが考案した「鉄則」を使用し、わかりやすい解説で受験生の人気を博した。「問題は解けるように出来ている。解けるから解けなんです、成り立つから示せなんです。」「書いて考えること。」「条件は翻訳。」「数学は、書くこと、覚えること、まねること」など、数々の名言を残している。アクロバット的な解答方法は好まず、基本に忠実に問題を解くスタイルを好まれた。

専門の数学書の他にも大学受験生向けの参考書「鉄則シリーズ」や、問題集を多く著し、複雑な数学の体系を最小限の「鉄則」にまとめて教えるスタイルは多くの受験生の好評を博した。

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