油壺
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油壺(あぶらつぼ)は、神奈川県三浦半島に存在する湾(油壷湾)とその付近(三浦市三崎町小網代の一部)を指す地名。古くから観光地や別荘地として、また日本水準原点の標高を検定するための国土地理院の油壺験潮所があることで有名[1][2]。
由来
1516年新井城に籠もった三浦一族は北条早雲の大軍を相手に3年間にわたって奮戦するも、三浦義同(道寸)を始め将兵は討死に、残る者は油壺湾へ投身し、湾一面が血汐で染まりまるで油を流したような状態になったので後世「油壺」と言われるようになったとされる。また、湾内の水面が油を流したように静かだからという説もある。
旧跡・観光スポット・祭事・催事
ハイキングコースが整備され、荒井城址や三浦道寸の墓など三浦の歴史にふれることができる。5月最終の日曜日に、かつての三浦一族を偲び、道寸祭り(供養祭・笠懸)が行われる。また水族館や植物園などがあり、ヨットハーバーとしても利用されている。
施設等
交通
このほか1963年以来、三崎観光により城ヶ島と油壺の間に定期観光船が運航されていたが、2007年12月15日をもって休航となった。
参照
関連項目
- 油壺駅 - 当地付近に設置が計画されていた。