デロス島
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デロス島(Δῆλος)は、エーゲ海・キクラデス諸島に所在するギリシャの島。古代ギリシャにおいて聖地とされた島で、ヘレニズム文化の宗教的・芸術的・商業的な中心地として栄えた。島内には遺跡が数多く残っている。歴史的にはデロス同盟が結ばれたことで知られている。
なお、今日の発音では「ディロス島」(現代ギリシャ語:Δήλος)が近い。
文化・観光・施設
ギリシャ神話によればアポローンとアルテミスはこの島で生誕したとされる。女神レートーはデロス島のキュントス山(Mount Kynthos)でアポローンを産んだという。
主な遺跡
- コンピターレスのアゴラ(Agora of the Competaliastae)
- アポローン神殿
- アルテミス神殿
- ライオンの回廊
- デロスの神殿
- 聖なる湖:現在は埋め立てられ草原になっている
交通
船・・・ミコノス島より
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/core
デロス島を扱った作品
参考文献
- 『世界の歴史2 ギリシアとヘレニズム』講談社、1976年
- P・プティ/A・ラロンド著(北野徹訳)『ヘレニズム文明』文庫クセジュ(白水社)、2008年