途中トンネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Ja Route Sign テンプレート:Ja Route Sign 途中トンネル(とちゅうとんねる)は、国道367号(国道477号と重複)の滋賀県大津市伊香立途中町地内にあるトンネル。1988年4月5日に開通した。
かつては、滋賀県道路公社が途中トンネル有料道路として管理していた。
概要
- 路線名 : 国道367号
- 起点 : 滋賀県大津市伊香立途中町西山
- 終点 : 滋賀県大津市伊香立途中町坊出
- 延長 : 0.5km
- 事業費 : 約15億円
- 償還完了予定日(当初) : 2018年4月4日
- 無料開放 : 2010年10月1日
有料当時の通行料金
- 軽自動車等 : 100円
- 普通車 : 150円
- 大型車(1) : 260円
- 大型車(2) : 570円
- 軽車両等 : 20円
- 歩行者・自転車等 : 無料
※夜間22:00 - 6:00は通行無料。
早期無料化へ向けた取り組み
途中町の集落を避けるようにして建設されたトンネルが有料道路のため、通過交通であるにも関わらず集落内にある側道(無料)を通行する車両が少なくないことから、滋賀県や大津市などではトンネルの早期無料化を検討していた。
大津市などが主体となった「途中トンネル有料道路社会実験協議会」が2008年11月25日から6日間、通行料金を無料とする社会実験(平日は大型車のみ、週末は全車種を対象)[1]を行った結果、側道を通行する車両は約7割減少したとされ[2][3]、同市は県への働きかけを強めていくとした。これらの意見に対し県は県議会の答弁で、予定を前倒しして2010年3月までに無料化を含め何らかの方針を示す旨を表明した[4]のち、2010年2月の議会に無料化のための議案が提出されることとなり、無料化が事実上決定した。なお、建設費のうち未償還額は約2億2,500万円となっていたが、滋賀県と大津市が折半して負担することとしている[5][6]。
2010年10月1日から無料開放された。
脚注
- ↑ 25~30日、大津市伊香立途中トンネルで =車輌無料化の実験開始= - 滋賀報知新聞(2008年11月12日付)
- ↑ 途中トンネル無料化で迷惑迂回激減 滋賀・大津市 - MSN産経ニュース(2008年12月9日付)テンプレート:リンク切れ
- ↑ テンプレート:PDFlink - 滋賀県土木交通部道路課(2009年3月6日付)
- ↑ 途中トンネル、無料化か否か 滋賀県、年度内に方針 - 京都新聞(2009年7月3日付)テンプレート:リンク切れ
- ↑ 途中トンネル有料道路の無料化について、農の就業相談会開催について(知事定例記者会見) - 滋賀県(2010年2月9日付、2011年1月23日閲覧)
- ↑ 「途中トンネル道路」無料化に 滋賀県、2月県議会に提案テンプレート:リンク切れ - 京都新聞(2010年2月9日付、同月10日閲覧)
関連項目
- 近畿地方の道路一覧
- 無料開放された道路一覧
- 途中越
- 京都バス高野営業所#比良線 - トンネルを走行する唯一の定期路線バス。
外部リンク
- 途中トンネル有料道路 - 滋賀県道路公社テンプレート:Asbox