南宿駅
南宿駅(みなみじゅくえき)は、岐阜県羽島市足近町南宿北出にある、名古屋鉄道竹鼻線の駅である。列車の交換が行われる。かつて急行運転が行われていた際は、この駅で運転停車が行われていた。駅集中管理システム(名鉄岐阜駅管理)導入済の無人駅。
駅構造
相対式2面2線ホームを持つ地上駅で、上下列車の交換が可能である。(新羽島方面が直線、左側通行) 2007年にトランパス対応化工事が行われて駅舎が上下線それぞれに建設されたが、スペースの関係上、笠松方面のホームは駅舎がホーム中央にあるという珍しい構造となった。この笠松方面の駅舎は入口が2つあり、中には1台自動改札機(東芝製)が設置されており、電車に乗るときは左側の入口から入って自動改札機を通ることで入場したことになり、降りるときは右側の入口から入ることで改札機が出場処理を行う。
manacaを使用して当駅笠松方面行きホームを利用する場合には必ず改札機を利用し入出場処理を受けておかないと後で面倒なことになる。特に当駅で出場処理を忘れると次回の利用に大きな支障が生じるので注意が必要である。また、2008年6月29日に導入された乗車券確認システムは乗車駅の記録を必要としており、毎日のように利用する乗客(主に定期券利用者)は習慣的に改札機を通らないため、さらに注意が必要となる(入場処理をし忘れると下車駅で自動改札機を通れなくなる)。 こういった風変わりなつくりのため駅舎には多数の掲示があり、改札機の利用を促している。
また、笠松方面行きホームには自動精算機は設置されているがmanacaチャージ機は設置されていない。下車時にmanacaが残高不足だった場合にはインターホンで係員に連絡し指示を仰ぐことになるが「無人駅のため対応に時間がかかる」旨の掲示がされている。そのため、当駅笠松方面行きホームでmanacaのチャージ額を利用して下車しようとする場合には予め十分な金額をチャージしておいた方が無難と考えられる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■竹鼻線 | 下り | 新羽島方面 |
2 | ■竹鼻線 | 上り | 笠松・名鉄岐阜方面 |
配線図
利用状況
2010年度の1日平均乗車人員は、382人である。竹鼻・羽島線内では最も少ない。
駅周辺
- 羽島市立足近(あぢか)小学校
- 足近コミュニティーセンター
- 太洋乳業協同組合
歴史
- 1921年(大正10年)6月25日 - 開業。
- 開業当時は駅東側(現在の駐輪場→トランパス対応駅舎)に駅舎があったが、昭和後期に解体された。
- 1972年(昭和47年)3月24日 - 無人化。
- 2007年(平成19年)12月14日 - トランパス導入。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。